あまの
外務省、[[パーパルディア皇国]]に「降伏する時は白旗を揚げるように通達しておいた」って言ってたよな?
日本国陸上自衛隊所属。階級は二等陸佐(中佐相当)。
ニシノミヤコにおける邦人観光客虐殺事件を受け
フェン王国へ派遣された、陸上自衛隊フェン王国邦人救出隊第1戦闘団の指揮官。
王国首都アマノキへ進軍する
ベルトラン(ウェブ版ではドルボ)率いるパーパルディア皇国軍陸戦部隊に対し攻撃を加え、これに大打撃を与える。
結果、皇国軍は降伏を決断、この世界における降伏の合図を行うが、日本側は皇国側から事前にこの世界における降伏方法を知らされていなかったため、天野率いる
自衛隊もその意味をつかむことができなかった。
部下からは「降伏の合図を送っているのではないか?」「大規模な攻撃魔法の準備を行っているのではないか?」という意見がそれぞれ送られる。
結局天野は
- 大規模攻撃魔法の準備である可能性が否定できない
- そうであった場合いつ魔法が発動するか不明である。そのため本隊へ問い合わせる時間もない
- 事前に外務省を通じて皇国に降伏方法(白旗の掲揚)は伝えてある
- ここで天野ら第1戦闘団が壊滅した場合、もはや皇国軍を阻むものはいなくなる。そうなっては未だフェン王国にいる邦人観光客約3000人を守れなくなる。
という理由から即時の総攻撃を決断。
全隊の全武装をもって皇国軍を殲滅した。
…というのがゴトク平野における戦闘の結末だが、真実はこれにもういくつか加わる。
天野の姪(妹の娘)夫婦は邦人観光客虐殺事件の犠牲者であり、実際のところ(無論上記の理由によるものもあったが)攻撃命令は彼の私怨によるものも大きかったのであった。
なお公式Tweitterによると、被害者遺族が隊員、それも指揮官として任命されていたのはそもそも大規模作戦のため事前の余裕がなかったためだったのが大きかったらしい。ただし、「あえて」見逃された側面もあったという。
戦後の処遇については不明。ただし特に言及されていない事や、上記のような経緯や攻撃に至った理由を見るに、特に更迭されたり降格等の処分を受けたりといったことはなさそうである。
コミカライズ版
漫画版では、パーパルディア皇国皇軍陸戦部隊の降伏を大規模攻撃魔法の準備と判断して攻撃命令をした点は小説版と同じである。
ところが、小説版では攻撃命令の直後に姪夫婦が邦人観光客虐殺事件の犠牲者であることを部下に打ち明けたのに対し、漫画版ではその描写が無くなっている。
このため漫画版では天野の姪夫婦が被害に遭ったのかどうかは不明。
そもそも、コミカライズ版では天野という名前が出てきていない。
その代わりに漫画版では、天野による攻撃命令が出された直後、
MLRS乗員とおぼしき特科隊の自衛隊員が
「なっちゃん…ニシノミヤコの敵討ちだッ」と呟きながら『FIRE』と書かれた発射ボタンを押し、ロケット弾が発射される中で
「安らかに…眠ってくれ─」と心中で呟く描写が追加された。
少なくともこの
MLRS乗員は親しい人間が邦人観光客虐殺事件の犠牲者になったと考えられる。
このように自衛隊の指揮官が報復の意図を持っていたことについてはかなりぼやかされているが、一方で「降伏の合図は白旗」と伝える際の
朝田の言い方が簡略化されており、端から
レミールがそれを伝達するとは思っていないようにしか見えなくなっている。実際、レミールが見事に逆ギレするシーンが付け加えられている。
※既存の[[コメント]]に返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。
過去のコメント
ここを編集
〔最終更新日:2023年08月23日〕
最終更新:2023年08月23日 21:49