まーくよんじゅういち、まーくよんじゅうはちぶいえるえす
日本国海上自衛隊を始めとする各国海軍にて使用されている垂直発射装置。実在する。
本稿ではMk.41とMk.48の両方に触れる。
概要
両方とも
アメリカ合衆国にて開発された垂直発射装置(Vertical Launching System VLS)。
特にMk.41は西側諸国にて幅広く使用されており、対地、対艦、対空、対潜、対弾道ミサイル、対衛星など、搭載するミサイルによってありとあらゆる任務に投入可能な万能兵器である。
日本では三菱重工業がライセンス生産中。ただし、生産開始が2021年からなので作中日本では解析しないと生産出来ない。そろそろ防衛装備庁職員らが過労死しそうと思うのは筆者だけだろうか。
VLSとは?
時は冷戦真っ只中。対ソ戦を想定していた米海軍関係者にはとある大きな懸念があった。それが、第二次大戦後、急速に発展したミサイルによる飽和攻撃である。当時、ターター・システムなどと共に使用されていたミサイル発射装置Mk.13などの発射装置はいわゆる砲塔式の発射装置であり、一発撃つたびに最短でも4秒程度のリロードを挟まなければならず。後に連装式のMk.26が配備されたとはいえ、1秒が生死にかかわる戦場ではあまりにも致命的な弱点となっていた。
じゃあ、戦闘中にリロードという概念そのものを無くせばよくね?
……と、考えたのかどうかは定かでないが、一基のミサイル発射装置にミサイルを事前に装填しておき、それを大量に束ねて上向きにして、ついでに甲板に埋め込んだのがVLSである。イメージしにくい人はボレーガンか、チェスト種子島と検索してみよう。ぶっちゃけると、VLSとボレーガンは鉛玉がミサイルになっただけで、根本的なとこは一緒なのだ。ある意味原点回帰である。M61もだけど。
VLSの利点、欠点
利点
- 従来の発射装置と比べてリロードの手間がないため1秒に1発の高い連射速度を実現できる。
- 規格さえ合えば様々な種類のミサイルが装填可能であり、対地、対艦、対空、対潜、対弾道など、様々なミサイルに対応可能である。
- ミサイルが海風に触れないため腐食しづらく、一部のもの以外は可動部がせいぜい蓋の開閉しかないのでメンテナンス性が高い。
- 重心が下がるので艦の安定性が向上する。また、ステルス性も向上する。
欠点
- セル数を減らしても値段が下がりづらい。
- 甲板に背の高いVLSを埋め込むため、小型艦に搭載しづらい。戦後艦の大型化の原因の一つがコレ。
- 真上に打ち出してから目標の方向にミサイルを向ける時間が必要なため、近距離の目標に対して弱い。
- ミサイルのエンジンが何らかの要因で起動しなかった場合、発射機に落下してくる可能性がある。
Mk.41
元々は先進水上ミサイル・システム(ASMS)計画の派生品として設計されており1976年には原形が完成したもの、1~5番艦の起工には完成せず、バンカー・ヒル以前の姉妹艦はMk.26が装備され、Mk.41を装備することは無かった。
海上自衛隊では
こんごう型護衛艦から初装備され、その後の護衛艦における標準装備となった。
詳細な説明……。は、文章よりこっちの方が圧倒的に分かりやすいのでこちらからどうぞ。
Mk.48
Mk.48は簡単に言ってしまうと、Mk.41を小型、軽量化したものとなっている。小型化の恩恵としてMk.41では事実上不可能だった甲板上への設置が可能になっており、Mk.41を設置できない小型艦に搭載されることが多い。
ただし、代償として比較的小型なESSM、シースパローしか搭載できず、Mk.41で運用可能だったスタンダードミサイルやアスロック、トマホークなどと言った大型のミサイルは搭載できない。この柔軟性の低さからか、Mk.41と比べると搭載している艦艇数は圧倒的に少ない。
海上自衛隊では
むらさめ型護衛艦がMk.41とMk.48をそれぞれ16セル、計32セルを混載している。しかし、VLSの混載は合理的では無いと判断されたために次級の
たかなみ型護衛艦ではMk.41が32セルと一種に統一されている。
作中での活躍
ロデ二ウス沖海戦にてMk.41が初登場。
ロウリア王国東方征伐海軍と対峙した護衛艦「
みょうこう」が接近してくる
ワイバーン350騎の波状攻撃に対して搭載されたSM-2を発射し、150騎を撃墜する。
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〔最終更新日:2026年04月01日〕
最終更新:2026年04月01日 21:11