はーくろうりあさんじゅうよんせい
ロウリア王国第34代、かつ専制君主としては最後の王。
人から指図を受けるのは大嫌いであり、また作中で彼の本来の性格であれば(気味の悪い挙動をしていたとはいえ)
パーパルディア皇国の使者を即座に切り捨てていたと言及されているあたり、短気な人物のようだ。
と言っても、「王の器でない」わけでは決してないようで、臣下に対しては王たるにふさわしい器量と振る舞いを見せており、
パタジンからは彼なくしてロウリアは治められないと言われていた。
知性も充分あるらしく、
自衛隊の実力を目の当たりにした時は、「
日本の使者が訪れて来た時、安直な対応をしてしまったこと」を、ひどく後悔していた。
ロデニウス大陸の亜人の殲滅を先々代からの悲願にしており今回の戦争を引き起こしたが、国民や末端の兵にはそれを大々的に公表せず、自分たちの領土を取り戻す正義の戦争と印象操作を行っており、国民全体が
アデムのような過激な思想は持っていなかったと思われる。
コミカライズ版では、逮捕直前に亜人を排斥することで国を1つにまとめあげたと回想しており、完全な私情だけではなく富国強兵政策の一環であったことが判明している。
王都
ジン・ハーク攻防戦の際、
クワ・トイネ公国の都市
ギムでの虐殺を指示した罪で、日本国の警視庁に逮捕され、以後のロウリアでは王は象徴的な存在となり、実質的な共和制となる。以後の消息は不明。
レミールは裁判が長引いているらしいので、彼の裁判も長丁場になっている可能性がある。
コミカライズ版では大物然とした男前の偉丈夫として描かれているが、これは初期案が能動さに欠ける容姿であり、それを解決しようと変更した結果である模様。
その割には、やけに風呂のシーンが多く、軍事経過や報告すらも入浴中に行うほど。
彼の何よりの王としての風格は、自衛隊の実力を目の前にして、ジン・ハークから脱出することを考えず、自衛隊が迫ってくる中、恐怖に堪えつつ玉座に留まり続けたことだろう。だからこそ、精鋭の王都騎士団の士気を挫くことなく戦い続けることができた。この点に限っては、真っ先に自己保身に走った
ルディアス、自身の過ちで自国軍兵士に数十万の犠牲を強いながら逃げ出そうとした
レミール、責任転嫁の言葉を連ねながら憤死した
バンクスなどとは比べ物にならない。戦後のロウリアがすぐにまとまって再出発できたのも、日本国やクワ・トイネ公国が戦争犯罪行為について
「全部ハーク34世とアデムのせい」で終わらせることができたからである。
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〔最終更新日:2024年01月20日〕
最終更新:2024年01月20日 14:17