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パンタグリュエル

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飛行戦艦《パンタグリュエル》

基本情報
飛行戦艦《パンタグリュエル》
Pantagruel
別名 《白銀の巨船》
技術種類 導力飛行船
兵器種類 軍用飛行船
艦種 戦艦
艦級 パンタグリュエル級飛行戦艦
性能
全長 約250アージュ
最高速度 不明 CE/h
運用
運用国 エレボニア帝国
運用組織 貴族連合軍ラマール領邦軍
皇族・アルノール家
ヴァイスラント決起軍
艦長 パンタグリュエル艦長
艦歴
建造 -1204年
就役期間 1204年-
開発
開発国 エレボニア帝国
開発元 ラインフォルト社
建造地 エレボニア帝国
登場作品

【閃】I・II・III・IV

関連 クロワール・ド・カイエン
貴族連合
パンタグリュエルPantagruel)は、エレボニア帝国導力飛行船。艦種は戦艦。別名、《白銀の巨船》

概要

エレボニア帝国が保有する飛行船の中で最も巨大な全長250アージュ級の飛行戦艦であり、帝国西部ラマール州の統括者であり貴族連合の総主宰クロワール・ド・カイエン公爵の発注で、ラインフォルト・グループによって秘密裏に建造された。(飛行船の建造なので少なくとも第三製作所だと考えられるが、建造場所はルーレではない模様。帝国西部の同社の造船所と考えられる)

その建造には主力戦車数千台分の莫大な資材と資金が費やされ、前者は貴族派のハイデル・ログナー取締役が管轄するラインフォルト・グループ第一製作所が運営するザクセン鉄鉱山からの鉄鉱石の意図的な横流しによって、後者は《四大名門》最大の権勢を誇るカイエン公爵家の資産によって賄われた。

帝国最大の貴族が建造した戦艦なだけあって、艦橋や貴賓区画は飛行船内とは思えない程豪華な内装で飾られている。また、貴族連合上層部の大貴族やその賓客などの重要人物が滞在することから、帝国でも最高峰の料理人が雇われている他、賓客の世話の為にカイエン公爵家の使用人も艦内に常駐しているなど、空飛ぶ宮殿といっても過言ではない。

パンタグリュエルが就役した七耀暦1204年の時点では、帝国内はもちろんカルバード共和国を含めた大陸諸国にパンタグリュエルの様な巨大艦は存在せず、本艦が表舞台に出る迄の公式的な世界最大の飛行船も帝国の保有する150アージュ級飛行客船の《ルシタニア号》であった。
ただし、一般に公表こそされていないものを含めると、結社《身喰らう蛇》が運用する戦闘飛行空母、《紅の方舟》グロリアス(全長約280アージュ)が世界最大の飛行船となる。

帝国の内戦期には貴族連合軍の旗艦として運用され、内戦終結後は帝国政府によってラマール領邦軍から没収され、皇室アルノール家に御座艦として献上、儀礼戦艦となった。
あまりの巨大さに帝国各地の空港・発着場では着陸することが出来ず、帝国政府に接収された後には帝都ヘイムダルの空港にパンタグリュエルの専用発着レーンが新設された程である。

1206年に帝国正規軍飛行艦隊に就役したガルガンチュア級飛行戦艦は、パンタグリュエルの姉妹艦と言うべき準同型艦であり基本設計を共有している。

閃の軌跡IIの間章、閃の軌跡IVの第II部の終盤など、物語の転換点となる重要な場面の舞台となった艦であり、VII組の母艦として拠点であった巡洋艦《カレイジャス》やその後継艦《カレイジャスII》と並んで、閃の軌跡シリーズを通して様々な場面で登場した印象深い船である。
また、アルフィン皇女と縁深い艦でもあり、続編でも何かと話題にされる内戦時の彼女との逃避行は、アルフィンがリィンへ想いを寄せるきっかけともなった。

武装

艦橋部分付近に主砲と思われる三連装の大型導力砲が2基左右に配置され、艦底面にも二連装の導力砲が2基、これも左右に配置されている。
その他にも、ある程度の追尾機能を有する対空ミサイルの垂直発射装置が甲板に多数配置されており、帝都決戦においては巡洋艦《カレイジャス》に向けて発射した。

また、艦内の発着場には護衛艦としての軍用飛行艇が数隻収容されている。

準同型艦のガルガンチュア級や共和国軍《バテン=カイトス》級と比べると、パンタグリュエルの武装は巨艦の割には控えめとも考えられる。

パンタグリュエルの活動

閃の軌跡

七耀暦1204年10月31日、貴族連合軍・総旗艦として帝都ヘイムダル上空から機甲兵部隊を帝都市街地へ展開。

閃の軌跡II

1204年12月、温泉郷ユミル上空に出現。貴族連合軍総参謀ルーファス・アルバレアらが降下しトールズ士官学院VII組およびその協力者と交戦した後、貴族連合総主宰カイエン公爵の意向でリィン・シュバルツァーを賓客として迎えた。

リィン・シュバルツァー、帝国皇女アルフィン・ライゼ・アルノールと共に艦から脱出を図るも寸前のところで阻止される。
しかし、巡洋艦《カレイジャス》で助太刀に来たオリヴァルト皇子とトールズ士官学院VII組およびその協力者達によって結果的に解放される。

12月31日、帝都上空にて防空の任についていたパンタグリュエルは、帝都空域に侵入した巡洋艦《カレイジャス》に対して警告無しで実弾によるミサイル攻撃を実施。
しかし、カレイジャスの機動性と巧みな操艦によって全弾回避され、ミサイルは帝都近傍のアノール河へと着弾した。

1205年1月、エレボニア帝国のクロスベル再侵攻においては、帝国正規軍と貴族連合軍の連合部隊によって構成されたクロスベル征討軍ガレリア峡谷を越えて運搬。この巨大飛行艦による電撃作戦は、迅速なクロスベル占領を成功させる大きな要因となった。

閃の軌跡III

七耀暦1206年5月、皇室御座艦の儀礼戦艦として、アルフィン皇女とオリヴァルト皇子ら視察団を帝国本土から帝国領・クロスベル州へ運んだ。
クロスベルにはパンタグリュエルが着陸出来る発着場が存在しなかったため、帝国総督府オルキスタワー至近の市街地上空にて停泊していたが、併合間もないクロスベル市民に帝国の圧倒的な国力の一端を見せつけ、更なる恭順を促すする事も目的の一つであったと考えられる。

1206年7月、帝都近郊のカレル離宮が《黒キ聖杯》へと変化したことに伴う、帝都ヘイムダル市街地での異変発生の最中に決起した反政府軍ヴァイスラント決起軍によって、帝都空港にて停泊中だったパンタグリュエルは奪われ、帝都から離脱する。
以後、ヴァイスラント決起軍の旗艦として決起軍主宰ミルディーヌ公女と決起軍司令官オーレリア・ルグィン将軍の指揮下に入る。

閃の軌跡IV

七耀暦1206年8月、オスギリアス盆地にてトールズ士官学院・VII組とセドリック皇太子率いるトールズ士官学院本校生徒らの交戦に、突然出現してこれに介入。パンタグリュエル自体は一部始終を上空で待機していたが、魔女ヴィータ・クロチルダの幻術によって隠匿されていた為、突然出現した様に演出された。

8月26日、帝国・王国共和国の3カ国の国境の緩衝空域にて《千の陽炎》作戦に関する各国首脳の会合が行われる。
会合の最中、セドリック皇太子率いる結社《身喰らう蛇》《紅の方舟》グロリアス擁する飛行艦隊の襲撃を受け、空中にてヴァイスラント決起軍の艦隊と空中戦となる。

随伴艦である決起軍の装甲軍用艇と共に防御に徹し善戦するものの、早々にパンタグリュエルには結社の強化猟兵部隊と《赤い星座》の猟兵の侵入を許し、エステル・ブライトロイド・バニングスリィン・シュバルツァーらが艦内にて迎撃。
その後、艦前方の甲板上にて乗り込んできたセドリック皇太子とその協力者らと交戦した。

しかし、結社の神機《アイオーン》の投入により戦況は一転、各国首脳らの空域からの脱出の隙を作る為にミルディーヌ公女らの判断によって、パンタグリュエルの巨体そのものを武器としたグロリアスへの体当たり攻撃計画(プランD)を発令したが、死亡したと思われていたオリヴァルト皇子が指揮する巡洋艦《カレイジャスII》が空域に乱入し、特攻は中止された。
また、オズボーン宰相らの帝都から映像通信にてセドリック皇太子が独断専行について窘められ、その協力者と共に撤退した事によって、戦闘は終了した。

1206年9月1日、帝国軍のカルバード共和国侵攻作戦《大地の竜》作戦と、その対となる連合軍による《千の陽炎》作戦の発動によって、パンタグリュエルもヴァイスラント決起軍の飛行戦艦として帝国正規軍と交戦。

ノルド高原方面に展開した帝国正規軍のガルガンチュア級飛行戦艦と艦砲での砲火を交えた他、ウォレス・バルディアス准将率いる機甲兵部隊を降下させた。


名称

パンタグリュエル(Pantagruel)は、フランスのフランソワ・ラブレーが執筆した「ガルガンチュワとパンタグリュエル物語」に登場する巨人。

パンタグリュエルに関連するキャラクター

クロワール・ド・カイエン(建造主導者・カイエン公爵)
ルーファス・アルバレア貴族連合軍総参謀として乗艦)
クロウ・アームブラスト貴族連合の協力者として滞在)
ヴァルカン(貴族連合の協力者として滞在)
スカーレット(貴族連合の協力者として滞在)
マクバーン(貴族連合の協力者として滞在)
アルティナ・オライオン(貴族連合の協力者として滞在)
デュバリィ(貴族連合の協力者として滞在)
ヴィータ・クロチルダ(貴族連合の協力者として滞在)
ゼノ(貴族連合の協力者として滞在)
レオニダス(貴族連合の協力者として滞在)
アルフィン・ライゼ・アルノール(一時身柄を軟禁されていた他、1206年には視察団として乗艦)
執事アルベルト(カイエン公爵家の執事)
シモーヌ(貴賓区画の使用人)
ミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエン(ヴァイスラント決起軍・総主宰)
オーレリア・ルグィン(ヴァイスラント決起軍・司令官)
ウォレス・バルディアス(ヴァイスラント決起軍の将官)


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