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投稿日:2010/01/28(木) 00:15:16 ガチャ。ノックもせずにドアを開ける。現在午前9時40分。 今日は土曜日。 普段なら休みだからとダラダラ寝てるところだが、今日は暖かい日差しの中 気持ち良く目を覚ますことができた。 そんでいつになく清々しい気分だったので朝から散歩がてら近所を歩いていたのだ。 そういや、休みでも澪はちゃんと起きてんだろうな~。 なんて考えると、ふいにそれを確かめたくなって澪の家へと直行した。 結果、私の予想は外れた。 いや半分ハズレ、半分正解? 澪はパジャマを脱ぎかけた状態でベッドに仰向けになっていた。 こいつ!なんちゅーカッコで寝とるんだ!! 露になった胸元は規則正しく上下している。 多分、一度起きて着替えてる途中に睡魔に負けて眠ってしまったのだろう。 しかし…、この状況はかなりアブない。 澪のお母さんに見られでもしたらあらぬ誤解を受けてしまいかねない…。 それよりなにより、私にとってかなり目の毒だ。 なんせパジャマの前を全開にしているので、くびれた腰回りや下着までもが露になっている。 「…こんな無防備な姿、襲ってくださいって言ってるようなもんだぞ」 呆れたように独りごちて、この状況をどうしようかと思案する。 しにてもこの格好はエロい。 パジャマははだけたまま、無防備に投げ出された手足はひどく扇情的だった。 澪は私に素肌を見せることをすごく恥ずかしがる。 だから実はこの光景はかなり貴重かもしれない。 …いっつも電気消してるし、布団かぶっちゃうもんなー。 たまにはちゃんと、『そういう顔』も見たいんだけど。 そんなことを考えたつつも薄明かりの中見える泣きそうな澪の顔が私は好きだった。 薄闇の中、荒い呼吸と恥ずかしそうに伏せられた濡れた瞳。 震えるように「りつ」と呼ぶ上ずった声。 * 「……ん」 澪の動く気配で意識を現実に引き戻される。 朝っぱらから何を考えてたんだ私は。 さっきまで脳内で振り返っていた情景を必死にかき消しつつ平静を装う。 「起きたかーみおー?そんなカッコじゃ風邪引いちゃうぞ」 パジャマの前を閉じてあげながら声をかける。 「んんぅー……りつ…?」 澪が緩慢な動作で私に触れようと腕を上げる。 こら、動くな。ボタンが止めらんないだろ。 もたもたとボタンと格闘していたら、ふいに澪の腕が首に回された。 「…どしたの?澪しゃん」 澪の胡乱な瞳が私を煽る。 なんか…、これじゃあまるで私が脱がしてるみたいじゃん…。 理性が焼き切れる前に早く着せてしまおう。 と再びボタンに手をかけようとしたら、突然澪に抱きしめられた。 「!!ちょっ!ちょっと、澪?」 想定外の出来事に動揺する。 澪の両腕はしっかりと私の背中に回されていて離れない。 今は私が澪に覆い被さっているような体勢。 顔が澪の鎖骨辺りに触れていてあったかい。 澪の匂いに包まれて、ジリジリと理性が焼けていく感覚がする。 なんとか体勢を整えながら顔を上げて声をかける。 「み、澪」 目の前には、穏やかに寝息を立てる澪の顔。 こっこいつ…、寝てやがる! 眠ってるというのに、この腕の力はなんなんだ…。 「つーか…私は生殺しかよ…。」 それに、誰かに見られたらもうなんの言い訳もできないなあ。 そんなことを考えた後、諦めて澪の温もりを堪能することにした。 ギュッと抱きしめ返して、密着する。 「澪しゃん、大好きだよ。」 …そういえば、やっぱ暫くは電気つけなくていいや。 明るい中で澪のエロい顔見てたら、私のほうがもたないかも。
投稿日:2010/01/28(木) 00:15:16 ガチャ。ノックもせずにドアを開ける。現在午前9時40分。 今日は土曜日。 普段なら休みだからとダラダラ寝てるところだが、今日は暖かい日差しの中 気持ち良く目を覚ますことができた。 そんでいつになく清々しい気分だったので朝から散歩がてら近所を歩いていたのだ。 そういや、休みでも澪はちゃんと起きてんだろうな~。 なんて考えると、ふいにそれを確かめたくなって澪の家へと直行した。 結果、私の予想は外れた。 いや半分ハズレ、半分正解? 澪はパジャマを脱ぎかけた状態でベッドに仰向けになっていた。 こいつ!なんちゅーカッコで寝とるんだ!! 露になった胸元は規則正しく上下している。 多分、一度起きて着替えてる途中に睡魔に負けて眠ってしまったのだろう。 しかし…、この状況はかなりアブない。 澪のお母さんに見られでもしたらあらぬ誤解を受けてしまいかねない…。 それよりなにより、私にとってかなり目の毒だ。 なんせパジャマの前を全開にしているので、くびれた腰回りや下着までもが露になっている。 「…こんな無防備な姿、襲ってくださいって言ってるようなもんだぞ」 呆れたように独りごちて、この状況をどうしようかと思案する。 しにてもこの格好はエロい。 パジャマははだけたまま、無防備に投げ出された手足はひどく扇情的だった。 澪は私に素肌を見せることをすごく恥ずかしがる。 だから実はこの光景はかなり貴重かもしれない。 …いっつも電気消してるし、布団かぶっちゃうもんなー。 たまにはちゃんと、『そういう顔』も見たいんだけど。 そんなことを考えたつつも薄明かりの中見える泣きそうな澪の顔が私は好きだった。 薄闇の中、荒い呼吸と恥ずかしそうに伏せられた濡れた瞳。 震えるように「りつ」と呼ぶ上ずった声。 「……ん」 澪の動く気配で意識を現実に引き戻される。 朝っぱらから何を考えてたんだ私は。 さっきまで脳内で振り返っていた情景を必死にかき消しつつ平静を装う。 「起きたかーみおー?そんなカッコじゃ風邪引いちゃうぞ」 パジャマの前を閉じてあげながら声をかける。 「んんぅー……りつ…?」 澪が緩慢な動作で私に触れようと腕を上げる。 こら、動くな。ボタンが止めらんないだろ。 もたもたとボタンと格闘していたら、ふいに澪の腕が首に回された。 「…どしたの?澪しゃん」 澪の胡乱な瞳が私を煽る。 なんか…、これじゃあまるで私が脱がしてるみたいじゃん…。 理性が焼き切れる前に早く着せてしまおう。 と再びボタンに手をかけようとしたら、突然澪に抱きしめられた。 「!!ちょっ!ちょっと、澪?」 想定外の出来事に動揺する。 澪の両腕はしっかりと私の背中に回されていて離れない。 今は私が澪に覆い被さっているような体勢。 顔が澪の鎖骨辺りに触れていてあったかい。 澪の匂いに包まれて、ジリジリと理性が焼けていく感覚がする。 なんとか体勢を整えながら顔を上げて声をかける。 「み、澪」 目の前には、穏やかに寝息を立てる澪の顔。 こっこいつ…、寝てやがる! 眠ってるというのに、この腕の力はなんなんだ…。 「つーか…私は生殺しかよ…。」 それに、誰かに見られたらもうなんの言い訳もできないなあ。 そんなことを考えた後、諦めて澪の温もりを堪能することにした。 ギュッと抱きしめ返して、密着する。 「澪しゃん、大好きだよ。」 …そういえば、やっぱ暫くは電気つけなくていいや。 明るい中で澪のエロい顔見てたら、私のほうがもたないかも。 #comment

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