けいおん!澪×律スレ @ ウィキ内検索 / 「昼下がり」で検索した結果

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  • 昼下がり
    土曜の昼下がり。 部活が終わって、私と澪だけ残して 唯とムギと、梓が部室から居なくなって。 私と澪と、ふたりきり。 別にどーってコト無い時間だったし。 なんとナシに、一息つきがてら。カチューシャ外したら 私の恋人が慌てたモンだから。 イタズラ心に、火が点いた。 顔赤くして、なんでもない。とか言って顔背けたり、急々とエリザベス背負って先行こうとするし。 私は、そういう澪の素直じゃなくて‥でも、全っ然本音を隠し切れてない仕草が、滅茶苦茶ツボだった。 私はカチューシャをカバンに仕舞いつつ、恋人の背中を追った。 部室を出てすぐに、声を掛けて右手で澪の肩を掴んだ。 階段を降りようと足を踏み出した澪は、怪訝そうに振り向いた。 よし、イケる。 んちゅッ 私は澪に唇を奪い、右手に続いて左手も肩を捕らえた。 身体を捕獲して、すかさず右...
  • 28年目の昼下がり
    「んー…」 私は、目を覚ました。 ………暑い。 夏だからか‥または。私が、恋人の腕枕で寝ていたからか。 …とにかく、寝室のカーテン越しの日射しは強かった。 目の前には、恋人の湿った肌色。腕の、脇の下あたり。 香水と、汗の匂いが混じっていた。 ‥ちゅ 私は肌色におはよう、のキスをした。 「んん‥」 恋人は、少し応えた。でも、眠そう。 ぺろっ 私は、イタズラした。 「んーっ」 恋人は、身体を大きく動かして寝返りを打った。私は、恋人に覆い被された。 「………」 …目の前に、恋人の胸のピンク色……… まぁ、乳首が、現れた。 「すー‥すー‥」 寝息を立てて、気持ち良さそうに寝ている恋人。 私の目の前には、その恋人の‥、ピンク色…。 もう付き合って10年以上経つし。 体を重ねた回数なんて数知れないし。 裸で寝る、な...
  • 澪×律 別荘地 27
    ...ん、どうしたの?」 昼下がり 土曜の昼下がり。 青ジャージ 学校の帰り。私はちょっと恋人の家に寄ってCD借りて帰ろうと思って。 シンリャク者 日本列島、梅雨真っ只中!!! カンチガイ 最近、律が腑抜けている。 分かち合いたい痛み 大学生活も三ヶ月目を迎えようとしていた頃。 未成年の主張 「‥りっちゃん、緊張してるね!」 さいしょのころ 「…りつー」 普通の晩餐 今夜は、私が食事当番。 素敵な旦那様。 晩御飯食べて。ダラダラして。一緒にお風呂入って。ダラダラして。 梅雨前線 「みーおー?」 20110630 高校生活最後の文化祭。 短編214 「高い石垣など恋の翼で乗り越えてみせましょう」か。 ろくがつ 六月も最後の日。 SS226 今日はムギの誕生会。 百合色の未来 7月。 SS227 「はー…なにやってんだろ」 トップページ
  • 澪×律 別荘地 28
    ...覚めた。 28年目の昼下がり 「んー…」 彼女のスキなトコ 私と澪が付き合って、約半年。 ふたりのセカイ やけに、涼しい夏の夜。 彼女の好きな所 私は、真っ赤な顔をして。恋人に抱かれていた。 たなばた 時計の両針が頂点で重なって。 天の川とカラメルソース 7月の夜。 SS230 「私、明日から旅行でいないから」 ミルキー・ミルキー・ウェイ 低気圧が、天の川を隠して 気にしすぎ 七夕から、数日過ぎたある日の放課後。 短編215 私はキリギリッちゃん。 大好きをありがとう ブレザー越しの カチューシャと笑顔 お月さまのように半円を描いたカチューシャは SS229 「‥んー」 夏の胸騒ぎ 夏が近付く…ってか、この暑さはもう真夏だな。 イントゥ・ザ・ナイト どうしよう。 お泊りダイエット 最近、澪の様子がおかしい。 短編216 台風の季節。 まばたき 7月も、下旬。 不意打ち 「律‥?」 ...
  • 澪×律 別荘地 25
    ...215 とある休日の昼下がり、私の家に駆け込んできたのは半泣きの澪だった。 カレシ 最近、歌詞を書けなくなった。 ラブホ 大学生活にもだい}ぶ慣れた頃。 ローソン 大学入学間もなく。五月のある日。 休日 私と澪は、ローソンで買い物をした。 休日の夜 私がぼーっと部屋の天井を眺めていると ハジメテ 「…みお………いいか?」 SS216 中学時代 雨の日 日曜日。なのに雨。 シャボン 大学生活もだいぶ慣れてきた。 SS217 澪「なありつーオセロやらないかー?」 ツインテール 「みおー」 ポニーテール 律は、今日も私の髪で遊んでいる。 13日の金曜日 今日は、大学生活最初の13日の金曜日。 SS218 澪(律をギュっと抱きしめてみたい…) 14日の土曜日 14日の26時。 ペット わん! わん! おあずけ 高校三年の、春。 ごほうび 私と律わんは、おやつを食べていた。 ミドリ 花のゴール...
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    ... 昼下がり 青ジャージ シンリャク者 カンチガイ 分かち合いたい痛み 未成年の主張 さいしょのころ 普通の晩餐 素敵な旦那様。 ろくがつ SS226 百合色の未来 SS227 澪×律 別荘地 27 まとめ1 澪×律 ...
  • SS215
     とある休日の昼下がり、私の家に駆け込んできたのは半泣きの澪だった。 「りづうううう……」 「…………」  玄関を開けた先。  困り果てたような顔で涙を浮かべる澪の胸に抱かれていたのは、ひとりの赤ん坊だった。  薄黄色のベビー服を身にまとったその子は、澪の声をかき消さんばかりに声をあげて泣いている。  私は澪に抱かれた赤ちゃんの小さな手をつんつんとつつきながら澪の顔を見ると、 「……………………澪の子?」 「ばか!」  両手が塞がっていたので思いっきり頭突きされた。  リビングに澪をあげて、事情聴取を開始した。  聴くところによると、この子は親が預かってきた親戚の赤ん坊で、 急な用事が出来たおばさんの代わりに世話を任されてしまったとのことだった。  ……てことはこの子には、澪と同じ血が流れているわけか。  ふむ、言われてみれば澪に似た美人さんな気もする。 ...
  • SS25
    ...と・・・」 休日の昼下がり、ラックの整理をしていてふと覚えた違和感 その正体を察し、律の家にCDを返してもらいに行くことにした (ったく、普通自分から返すよなあ。あがりこんでゆっくりしてやる・・・) そんなことを思いながら見慣れた道を歩き続け、律の家にたどり着く 近所のおばさんに挨拶をしながらチャイムを押すと、聞きなれない足音が向かってくるのがわかった。 なんというか、軽い足音。子供が走ってるような・・・親戚でも来てるのかな? そんなことを思っているうちにドアが開き、私は信じられない光景を目にする 「・・・・・・はっ?」 ドアを開いた先にいたのは、可愛らしく、小さい、見慣れた笑顔。 どう説明すればいいのだろう・・・なんというか・・・律が子供になっていた。 「いらっしゃーい!」 「・・・・り、律?」 「ね、ねえちゃーん!ダメだよ勝手に・・・あ、澪さん。」 律...
  • 澪×律 別荘地 27 まとめ2
    ... 19 23   『昼下がり』 土曜の昼下がり。   589 :軽音部員♪  2011/06/23(木) 01 22 00   気配の主は………和だった。昼下がり   597 :軽音部員♪  2011/06/23(木) 16 59 08   『青ジャージ』 学校の帰り。私はちょっと恋人の家に寄ってCD借りて帰ろうと思って。   598 :軽音部員♪  2011/06/23(木) 17 01 51   雨は、止まない。青ジャージ   603 :軽音部員♪  2011/06/23(木) 20 18 29   夜なのにまーだ暑い 律澪どんだけイチャイチャしてるんだよ…   604 :軽音部員♪  2011/06/23(木) 21 17 21   律「澪、私達のせいでみんなが暑がって迷惑してるから少し離れよっか」   605 :軽音部員♪  2011/06/23(...
  • 短編139
    投稿日:2010/09/23(木) 04 13 31 気温も下がり、季節はすっかり秋。 暑かったあの夏も、すっかり過去の記憶の一ページとなった。 そして、気温が下がっているということは・・・あれができる、ということ 「みぃおー」 律は、ベッドに寝そべりながらこちらに向け甘い声を放つ 「ねえねえ、そろそろ・・・いい時期じゃんかあ」 「なにが言いたい?」 聞くまでもないけど、一応な。 「今日はお客用お布団、出さないぞー!って、こと・・・」 「ふーん、それは何でだ?」 焦らすのも結構疲れる 私も眠くなってきたし、そろそろ素直になっちゃうか。 溜息交じりに律の寝そべるベッドの淵に座ると、 待ってましたと言わんばかりに腰に抱きついてくる 「りつ、まだ早いんじゃないか?」 「いーの!明日は雨だからきっと寒いし、な!...
  • 澪×律 別荘地 16
    トップページ 澪×律 別荘地 16 SS一覧 澪×律 別荘地 16 まとめ1 澪×律 別荘地 16 まとめ2 題 1行目 短編138 ○月○日(日) 短編139 気温も下がり、季節はすっかり秋 短編140 「ポッキーゲーム、しようか」 SS110 特に用事はなかったし、拒否権もなさそうだったので渋々ながら律の家に行ってみる。 短編141 りつのかんさつにっき 2ねん1くみ あきやまみお SS111 「い、いらっしゃ……って、秋山さん?」 短編142 部活からの帰り道 SS112 香りのいい紅茶を楽しみながら、特に何をするということもなく、 SS113 澪はああ見えて甘えるということをしない。 短編143 家を出る時にママは言った 短編144 「私達男女だったら付き合ってたかな~?」 短編145 「雨、すごいな」 SS114 本当に今日はついてない SS115 「…ふぁ...
  • Two of us1
    ...  窓から差し込む昼下がりの光が、律の顔を照らす。  だけど律の表情は、さっきまでの微笑みを失くし陰りに満ちていた。  さっきは、無理に笑ってたのかな。  そうやって無理に笑ってなきゃ、やってられないくらいに不安に思ってたりするのかな。  それはきっと私も同じなんだよ。 「とりあえず、状況を整理しよう」  私は言った。  言ったけど、特に整理するような事柄もないことに気付く。  それはきっと、痛い沈黙と不安を紛らわすその場凌ぎの繋ぎ言葉だったのだ。  とにかく何か話題を提示しなきゃ、その不安の渦に巻き込まれそうだったから。 「律は今、幽霊」 「うん」 「私は触れない」 「うん……」 「律は? 律の方から、私に触れないのか?」  やってみると言った律は、ゆっくり指を私の顔に伸ばした。  ドキドキしたけど、結局すり抜けて終わる。  やっぱり駄目だったと...
  • 澪×律 別荘地 25 まとめ2
    ...    とある休日の昼下がり、私の家に駆け込んできたのは半泣きの澪だった。 SS215   447 :軽音部員♪  2011/05/06(金) 17 05 15   「泣きやんだ……」SS215   448 :軽音部員♪  2011/05/06(金) 17 07 33   「…………なんか」SS215   461 :軽音部員♪  2011/05/06(金) 23 23 27   『カレシ』 最近、歌詞を書けなくなった。   462 :軽音部員♪  2011/05/06(金) 23 24 58   「でもさ。りっちゃんもたまーに告白されてるよね!」カレシ   463 :軽音部員♪  2011/05/06(金) 23 27 24   私は何とか演奏に集中したが。練習中、意識はドラムにばかり向いていた。カレシ   464 :軽音部員♪  2011/05/06(金) ...
  • 澪×律 別荘地 10 まとめ1
    ...っせー!」 みたいな昼下がり   42 :軽音部員♪  2010/05/31(月) 22 43 05 なんか思い付いた!場所お借りいたします(^^) 「律、そろそろ寝るぞー」短編101 澪律愛しすぎる…!   76 :軽音部員♪  2010/06/01(火) 21 12 13 過去といえば。 お互いちゃん付けから呼び捨てに変わるきっかけについては色々妄想してきたけど、 澪が律に鉄拳制裁食らわすようになったのって、どんなきっかけがあったのか少し気になる。 ロリ澪は暴力振るうどころかそういうの見るだけでも竦んでしまいそうな性格してるしね。 何かひとドラマあったんじゃないかという気がする。   80 :軽音部員♪  2010/06/01(火) 22 06 26 りっちゃんに 「男はもちろん女子もみんな狼で、みんな澪ちゃんを狙ってるよ。心を許すと食べられちゃうよ」 と脅されて 「...
  • 澪×律 別荘地 19 まとめ2
    ...択!)で下校した春の昼下がり、突然の雨に打たれて2人で雨宿りした夏の夕暮れ、…(ry ベタはベタでも古き良き時代の「せいしゅん!」って感じのシチュエーションも律澪なら不思議とハマるような気がする   446 :軽音部員♪  2010/11/23(火) 22 09 00   甜菜 見えないからって携帯を使うという高等テクニックを駆使していた件について   452 :軽音部員♪  2010/11/23(火) 22 23 04   律「澪は私のことそういう目でしか見てないの?」   454 :軽音部員♪  2010/11/23(火) 22 27 16   自転車二人乗りしながら 澪「ねえ、りっちゃん…」 律「なんだー澪」 澪「高校もりっちゃんと一緒がいいな」 律「任せとけー!ずっと一緒だ!」 澪「……すき…」ポソッ 律「んー?なんだー澪!聞こえねー!」 みたいな?   4...
  • 澪×律 避難所10 まとめ
    ...っせー!」 みたいな昼下がり   36 :軽音部員♪  2010/05/31(月) 19 06 39   33 澪のテクニシャンな手つきのおかげで、 いつも耳かきが終わる頃にはうたたねしちゃう律 膝の上で眠った律をなでなでしてあげるのが好きな澪 素敵な昼下がりじゃないか   37 :軽音部員♪  2010/05/31(月) 19 54 38   33 他のメンバーが来ないからさぁとかいって部室で耳掻き中 ドアの外から眺める3人組 「なんか入りずらいですね〜」 「憂も耳掻き上手なんだよね〜」 「わっ私も上手なんですよ!」 「まぁまぁまぁ(こっちの2人も面白い事に)」 していたらみな遠慮してドアを開けられないとか   38 :軽音部員♪  2010/05/31(月) 20 33 51   わはー! なんという萌えシチュの連鎖! うたた寝りっちゃんの無邪気な寝顔を見守り...
  • ハジメテ
    「…みお………いいか?」 「…うん…」 私が緊張気味に聞くと、澪は緊張気味に答えた。 そっ… 私の手が、シャツ越しの澪の胸の膨らみに触れた。 数十分前。 私は学校帰り、澪の部屋へ招かれた。 私と澪は、付き合っている。 数日前、私が澪に告って、澪がOKして、付き合う事になった。 「お付き合いは成人してから」なんて言ってた澪だったので、正直、嬉しかった。 キスはその日に済ませた。手も繋いだりするし、腕を組んで歩いたりする事もある。 問題は、その先だ。 互いの部屋にふたりきり、なんて付き合う前から定番のシュチエーションだった。 たまに私がスキンシップを取ってじゃれ合う、とかもよくある光景。 で、その先。 キスするのもなんか他人行儀でフレンチキス。その先、なんてもっての外。 まぁ、お互い照れ屋だしな…なんて思っていた矢先。 澪が私...
  • 澪×律 避難所9 まとめ3
    ...不倫!イケナイ関係!昼下がりの団地妻!昼下がりのリズム隊!   795 :軽音部員♪  2010/05/27(木) 20 09 58   789 そうだろうな 原作澪にとって律は絶対的存在だと思う(勿論アニメでもだけど) こんなこと言うのはあれだけど原作の関係の方が好きだったりする   796 :軽音部員♪  2010/05/27(木) 20 15 52   アニメと原作の違いは、結果的には、媒体の特性で同じ実体をどこから写すかだけになってる気がするんだけど 相互にすり寄ってる感があるしね アニメ1期と2期では、殴らなくなったなあと   797 :軽音部員♪  2010/05/27(木) 20 19 23   デコペチ、ほっぺツネり、落書き・・かな今のトコ   838 :軽音部員♪  2010/05/28(金) 03 17 58   澪(結婚かあ……考えたこともな...
  • SS190
     紬の「ポッキーゲームしましょう」の提案を受けて始まった競技も、 律と澪のチームを残すのみとなった。 始めに純と梓がチャレンジして、残り1cmの記録。 続く唯と憂のチームが残り5mmで、今の所1位である。 「舐めてたね。もっといけば良かった」  残念そうに口にした純に、梓は悔しさを隠して言葉を返す。 「でも、最下位は免れると思うよ。 澪先輩シャイだから」 「あはは、でも憂がトップかー」 「姉妹だからしょうがないよ」  視線を移せば、 既に唯は優勝を確信しているのか胸を張って鼻息を荒げている。 「ふんすっ」  そんな余裕の態度を示す唯に、律が声を荒げる。 「おまっ。見てろよ、必ず勝ってやるからな」  けれども、梓には強がりにしか見えない。 澪の羞恥心が邪魔をする、そう踏んでいたのだ。  そしてその読みは、 ポッキーへと伸ばした律の手を澪が抑えた事によって確...
  • ラフメイカー
    投稿日:2010/05/02(日) 04 17 15 君が、泣いている ハッキリとわかる。 だって、私は・・・・ ―――――――――――― 私ときたら、また馬鹿みたいなことで泣いている 理由も思い出せない。そんな小さいことなのに、悲しみだけが残って、どうしようもない そのとき、携帯電話が着信を伝える 着信音設定してあるから、誰かはすぐにわかるよ 「もしかして泣いてない?」 なんだこれ。どうしてわかったんだろう。超能力か! つよがってもしょうがないんだけど、素直にそうだよ泣いてるよなんて言えやしない 「ばかいうな」 こころのない返信。平常心を装うのに必死なんだ 律に心配かけたくない。それだけの理由で でも、ここで引き下がるようなやつなら、私はあいつにこんなに惹かれてなかった 「今からいっていい?」 なんでだろう。実際来て欲しいとは思ってる...
  • 澪×律 別荘地 28 まとめ1
    ...0   『28年目の昼下がり』 「んー…」 私は、目を覚ました。 ………暑い。 夏だからか‥または。私が、恋人の腕枕で寝ていたからか。 …とにかく、寝室のカーテン越しの日射しは強かった。 目の前には、恋人の湿った肌色。腕の、脇の下あたり。 香水と、汗の匂いが混じっていた。 ‥ちゅ 私は肌色におはよう、のキスをした。 「んん‥」 恋人は、少し応えた。でも、眠そう。 ぺろっ 私は、イタズラした。 「んーっ」 恋人は、身体を大きく動かして寝返りを打った。私は、恋人に覆い被された。 「………」 …目の前に、恋人の胸のピンク色……… まぁ、乳首が、現れた。 「すー‥すー‥」 寝息を立てて、気持ち良さそうに寝ている恋人。 私の目の前には、その恋人の‥、ピンク色…。 もう付き合って10年以上経つし。 体を重ねた回数なんて数知れないし。 裸で寝る、なんていつものコト。 恥ずかしがる事なんか、ないんだ...
  • 26
    26歳の、初夏。 私は中学時代の同級生、マキに誘われて飲みに出掛けた。 お互いの仕事終わり。週末の金曜日。 現在進行形の話だったり、昔の思い出話だったり。 時間はあっという間に過ぎた。 そろそろいい時間だねーとか話してた所で。 「ごめん、ちょっとメールするわ」 「澪?」 「あ、うん」 「妬けるね~」 「る、るせぇ!」 私は照れながら澪にメールした。 澪も誘われていたが、仕事の都合で飲みには来られなかった。 「…そうしん!っと」 「お迎えの催促?」 「ちげーよ」 「会いたかったなー、澪」 「綺麗になったんだぞー?澪」 「もうお腹いっぱいですよー、旦那様」 私はイイ感じに酔うと、澪の自慢話を…まぁ、ノロケ話をしだす癖があった。 マキは呆れ気味にはいはい、と手を振った。 ~♪ 「お、カミさんからメールかな~?」 「るっさ...
  • 短編98
    投稿日:2010/05/31(月) 00 22 17 ちょっと風の強い夜だった。 風呂上がりの私には心地よく感じられたのだが、 私の前に風呂から上がったあいつには寒さを感じさせる以外の何ものでもなかった。 風呂上がり? そう、風呂上がり。 こうやってお泊り会をするのは私達の間ではもう日課となっている。 「みーおー寒いー」 口を尖らせたあいつが言う。 「寒いのか?じゃあ先に布団に入っときなよ」 「…布団よりもっと暖かいもの希望ー…」 「何だ?…ああ、ココア入れてきてやろうか?」 …律の言いたいことは分かってる。 でもな、知ってるか?いじける律の可愛いさは異常。 いや、私しか知らなくていいんだけどさ。 「澪の意地悪…」 「…律さんは何が欲しいのかなー?」 「…うー」 もう限界だ、私。 「…ほら...
  • ROCK!!15
     一時二十分。もう約束の時間から大分遅れてる。  私はあまり頑張って選ばなかった適当な服。最初から乱れていた髪は走ってるうちにさらに乱れた。  もう! 大人っぽくなった私をみせるチャンスだったのに。  これじゃあいきなり大失敗だ……今頃部室で皆『唯先輩成長してませんねー』『ま、唯は唯だからな』とか言ってるよ絶対!   私の計画があ……。  今までは猫を見つけたら可愛がってたけど、そんな暇もない。  途中で横断歩道で止まったり、踏切で足止めされることがなかったから助かった。  ギー太がたくさん揺れて少し大変そうだなとは思ったけれど、もう少しの我慢だからねと心の中で伝えたりしてとにかく街中を駆けた。  あと一直線で学校だ、という位置まで来た時。  前から誰かが走ってきた。  長い黒髪で、後ろに何か細長い物を背負っている。  その姿に見覚えを感じると、私は足を緩めた。 「...
  • 短編175
    投稿日:2010/11/23(火) 02 39 28 律は私のお嫁さん。 でも律ったら「私が夫だ!」なんて言い張るんだ。 家事が完璧で、料理も得意で、気遣い上手で、とっても優しくて、すごくかわいくて。 まるでお嫁さんの理想じゃないか。 そんな律が私の旦那さんなわけないよ。 今日は良い夫妻の日。 律と一日中一緒に居よう。 それで分かってもらうんだ、律が私のお嫁さんだってこと。 澪は私のお嫁さん。 だけど澪ってば「私が夫だな」なんて言うんだ。 美人だけど怖がりで恥ずかしがり屋で、誰よりも乙女で。 誰にだって優しくて、誰よりも繊細で。 それこそ絵に描いたようなお嫁さん。 そんな澪が私の旦那さんであるはずがない。 今日は良い夫妻の日。 澪と一日中一緒に居よう。 それで分かってもらうんだ、澪が私のお嫁さんだってこと。 何をするでもなく、た...
  • 抱き枕
    月曜日の夜。 晩御飯とおフロをを済ませ。自室でテレビを見つつエリザベスのメンテナンスをしていた時。 見てしまった。 ホラー映画の、CMを。 私は、自他共に認める怖がり。極度の怖がり。 「コワイ話」どころか「怖い言葉」にすら反応してしまう程の怖がり。 迂闊だった。 逃げる主人公らしき男性と女性。迫り来るゾンビと思わしき、群れ。 主人公の男性が意を決して何かを発砲し、銃弾らしき鉄の塊がゾンビと思わしき群れに襲い掛かる。 なぎ倒される群れの向こうから、映画のタイトルっぽい字幕が飛び込んで来た。 何となしに画面を眺めていた私は、ニッパーを手に暫く固まった。 やがて、震えた。 震えた手でとりあえずニッパーを置き、メンテ中のエリザベスを床に寝かせ、布団へ直行した。 テレビではプライムタイムのバラエティ番組が流れていた。 私は布...
  • SS6
    君と私は釣り合わない ある日の体育の時間、 短距離走で学年5位という記録を出した君を見ていて思ったこと 私はというと、平均で言えば速い方ではあった でも、君と比べれば天と地程の差。 その差は一秒もないけど、 陸上で短距離となればそれでも天と地の差だよね いつからか、君に勝るもの、それが私にはなくなっていた気がする 君は多くの女子に囲まれてチヤホヤされて照れていて 私の周りには仲の良い二、三人の女子がいるばかり その女子だって、注目していたのは君だった 「ねえねえりっちゃん、澪ちゃんって運動できる方なんだね!」 できる方なんてもんじゃない。小中学生のころからどちらかといえばできる方だったし 高校に入ってからはまた運動神経良くなったみたいで。昔は私のが運動得意だったのにね 君に欠けてるものなんてない。 恥ずかしがりとか人見知りはあるけど、そんなものだって環境が良け...
  • ラブホ
    大学生活にもだいぶ慣れた頃。 「なぁ、澪」 「なに?」 「ラブホいかね?」 ゴチンッ☆ 「……何も殴らなくても」 「……まったく」 私は、別にからかったワケじゃなかった。 バイト先の居酒屋の休憩室。 「んで?どしたの?」 「……そのまま、寝た」 「きゃっはははは!!」 先輩二人が談笑していた。 談笑していたのは、私によくしてくれる女性の社員さんと、その後輩の男性の社員さん。 要約すると、男性の社員さんが彼女さんと「たまには…」と仕事帰りにラブホに行ったはイイものの。 多忙の疲れでそのまんま寝ちゃったって話。 女性の社員さんはケタケタ笑っていた。 「まぁねー、疲れてるから仕方無いけど……ぷっ」 「笑わないで下さいよ!」 「笑っちゃうから仕方無いっしょー?てかあんた、レジ締め行ってきなさい」 「あ、すいません!!」 男性の社...
  • 短編216
    台風の季節。 テレビで「外出の際はお気を付け下さいー」とか盛んに伝える日に限って。 澪は、私の家に居た。 …まぁ、私が半ば無理矢理に下校中に連れ込んだ。 いつものように。私はベッドの上で、澪はベッドの横で。 雑誌読んだりCD聴いたり。ダラダラ過ごしてたワケだが。 「律?」 「ん?」 「外」 澪が指し示した先は、窓の外の大荒れの天気。 「…帰れないんだけど」 「あぁ…」 真顔の澪に、私は引きつった笑顔しか返せなかった。 「まぁ‥」 澪は、ベッドに登ってきて 「‥天気予報くらい。見てきたんけどな‥」 ぽふっ、と。寝転がる私の胸に倒れ込んだ。 「…帰れなくなっちゃった、けどな」 私は、澪の黒髪を撫でた。 すると きゅっ 澪は、私の体を抱き締め 「別に‥」 顔を私の胸に埋めて、呟いた。 ‥‥‥律と一緒なら、構わないよ …...
  • お泊りダイエット
    最近、澪の様子がおかしい。 原因は、体重が増えた…らしい。実際、私は体重計を見たワケじゃないんだが。 少食を心掛け過ぎているのだ。 普段食べる量を減らしてるもんだから、そりゃ体調も優れない。 HTTの練習中も頑張って「いつもどおり」演奏してるつもりでも、私には分かる。 色々と雑に弾いてたり、所々詰めが甘かったり。 メンバーは何も言わない。やっぱ気付いてるのは私だけか。 敢えて何も言ってなかったが、この調子だとあからさまに支障が出る。 …こりゃ、なんとかしないとな。 とりあえず。私は練習帰りに澪を我が家に誘った。 私の部屋でいつものダラダラタイム。 …やっぱ、おかしい。 いつもなら、私がベッドに寝転がり。澪はベッドに背をもたれて雑誌を読むんだけど。 今日は、床に寝っ転がってる。「らしくない」とはこの事か…。 私はベッドから床に降り。ごろーん...
  • オヤユビ
    「律が…悪いんだからなっ…!」 私は、何か自分に不都合があると、こう呟いてきた。 律に向かって、呟いてきた。 律が悪い。 私が怖がりのままなのも 私が恥ずかしがり屋なのも 私が律の事を愛しているのも 私が、律を欲してしまうのも。 全部、律が悪い。 勿論、人のせいにする事は良くない、と。 単なる逃げだ、と。 分かっている。判っている。 でも、律が悪い。 今夜も、律を欲した。 少し悪戯しようと思って。 お姫様抱っこして ベッドに雪崩込んで 思いっ切り唇奪ったら 「おとなになったね」 なんて言われて なんか、ムカついた。 律だって、可愛い顔が少し綺麗になって 身体も、小さい胸が寧ろ魅力的になって ち...
  • 短編43
    「ねー澪ちゃんとりっちゃんはどっちが夫?」 「「は?」」 律と見事に声がハモった 唯が唐突に聞くのは今に始まったことじゃないけど。 「ごめん、唯。もうちょっと説明をつけてくれ」 「えっと、ドラムとベースは夫婦だから澪ちゃんとりっちゃんが夫婦でしょ?どっちが夫かなぁって」 た、確かにドラムとベースは夫婦っていうけど!だからってそのまま私たちが夫婦ってわけじゃ・・。 「そりゃー私が夫だろ」 私が抗議する前に律からとんでもない一言。 「は?」 「だってそーだろ!澪は恥ずかしがりだから私が助けてやんないとなー!」 「なっ!まぁ、恥ずかしがりっていうのは認めるけど。」 いや、そういう問題じゃないだろ?・・でも、なんか納得いかない。 「律が夫っていうのもなぁ、下手すると私より乙女だし」 「なんだとー!あんな歌詞作るやつに言われ...
  • SS177
    澪が熱を出した。 いつもの待ち合わせ場所にこないのでメールを出しても返事無し。 電話してみても出ないので心配になって澪の家にきてみたら顔を 赤くしてうんうんうめきながらベッドで苦しそうにしている 澪を発見した。額に手を当ててみると凄く熱い。 私は水とタオルを用意して濡れタオルを澪の額にのせてやる。 「……りつ?」 「目が覚めたか。大丈夫か澪?」 大丈夫なワケないんだけど。少し落ち着いた澪から事情を聞いて みた。なんでも両親は1週間ほど旅行でいない。せっかくのたまの 旅行だから邪魔したくなくて両親には熱を出したことはいってない という。そして、私も口止めされてしまった。 「でも澪、熱あるみたいだし病院行った方がいいぞ。」 「どうやっていくんだよ…」 そうだ。澪はとてもじゃないが歩けるような状態ではない。かとい って私は車を出せるわけでもない。……無力だな…...
  • 相席
    「あぢぃ~‥」 「そんな暑い暑い言うなよ‥余計暑くなる‥」 私と澪は、私の自室の床に寝転がっていた。 部活にムギが持ってきた新曲のアレンジ、考えよっかってコトで。 日曜日、私は澪を我が家に招き入れた。 …が、何せ夏だ。 暑くて仕方無い。 加えて節電、節電でクーラーなんて以ての外。 扇風機も風を送ってはくれるが、温風を掻き回してるだけ。 音符が丁寧に書き込まれた楽譜を見ながら、AメロからBメロの転調はあーだこーだ、と編曲してる内に。 ‥私と澪は、ダウンした。 「‥あぢぃ~‥」 「そんな暑い暑い言うなよ‥余計暑くなる‥」 私と澪は、私の自室の床に寝転がっていた。 「リビング、行かないか?ちょっとはマシだと思うんだけど…」 「あ~‥無理だわ。父さんが高校野球見てエキサイトしてっから、落ち着かないし、余計暑苦しいし」 澪の提案に、私はNOを言わざ...
  • おめでとう
    今日は、8月20日。 明日は、私の誕生日。 明日の日中は、軽音部の皆で私の誕生日パーティー☆ 明日の夜は、家族が私の誕生日を祝ってくれる。 その後は………恋人と、二人きり。 まぁ、今夜も。恋人と二人で居るんだけど。 場所は、寮の私の自室。 いつもなら、澪の部屋で軽音部の皆でダベってんだけど 「今夜は、明日のじゅんびがあるから!!」 って。我がバンドのギターヴォーカルが集合を断った。 伴って、暇になった私と澪はたまには、と私の自室でダラダラしていた。 いつものように。適当にCD流しながら、互いに雑誌を読んでいた。 「みおー」 「ん?」 「私の誕生日プレゼント、決めたかー?」 「決めた」 「なになにー?」 「今言ってどうするんだよ‥」 「知りたいじゃーん」 「だから、誕生日プレゼントってさ。そういう物じゃないだろ?」 「そうだけどさー」...
  • 月明かりと彼女
    たまの、休み。 …って言うか。余りにも忙しいので半ば強引に「休むぞ!!」って言って、休みを取った。 大学の講義も、HTTの練習も、何も無い、休み。 澪と、一泊二日の小旅行に出た。 箱根でも、行こっかって話になって。 前の晩は、登山鉄道乗ろう、とか。星の王子さまミュージアム行こう、とか。 夜遅くまで、色々計画を練った。 当日、寝坊しながら急いで出発して、電車乗り継いで。 途中、食べ損ねた朝食を済まそうと駅弁買って。 お互いに照れながら「あーん」とか、しながら。 ‥箱根に、着いた。 二人ではしゃいで、はしゃぎ過ぎて。 昨夜の計画通りには行かなかったけど‥ 箱根を、堪能した。 何より、二人きりで出掛けるとか、久々だったし。 …澪と二人なら、何があっても、楽しめた。 夜。予約してあった旅館には、ちゃんと辿り着けた。 嗅ぎ慣れない建物の...
  • 短編156
    投稿日:2010/11/04(木) 01 40 52 「せんせー!ちょっと休憩しましょうよー」 私、秋山澪は家庭教師・・・ごっこのようなことをしている。なんせ律が 『どーせ教わるなら澪みたいなスパルタじゃなくて美人家庭教師がいいよー!』 とか言うもんだから・・・カチンときた私はたまに使うメガネをかけ髪を結い お遊び美人家庭教師デビューしたのであった。 私がこんな悪ノリするなんて珍しいよな・・・自分で言うのもなんだけど 「だめだめ。田井中さんテスト近いんでしょ?」 「んー・・・えへ、にひひ」 んー?何笑ってるんだこいつは 少しムッとしながらおでこをつつくと、ニヤニヤした笑顔のまま 「だって先生にそんな口調されるとくすぐったいっていうかぁ」 少しほっぺも赤くなってる。なるほど、意外とそういうところあるんだな そうか・・・...
  • SS233
    「電気消すぞ」 「うん」 律が布団に潜り込んだの見て、私は電球の紐を引っ張った。 室内がオレンジ色の仄かな蛍光ランプの灯りに沈む。 少しだけ室内の温度が下がった気がして、私もそそくさと布団を被った。 「もうすっかり秋だよな」 「うん」 「寒くない?」 「大丈夫…」 そう言いながらも、律は私に寄って来て身体を少し丸めた。 柑橘系のシャンプーの香り。 私の目線の下に、茶のかかった髪がふわりと広がる。 普段は前髪を上げていて気づかないけど、律は綺麗な髪をしている。 私はそのさらさらの髪の毛を優しく撫でた。 「痛い?」 「ズキズキする…」 小さく呟くと律は、私の胸元に顔を埋めた。 律は月の物の症状がかなり酷い。 始まるとずっと辛そうにしていて、口数もいつもに比べてぐっと少なくなる。 普段は元気が取り柄って感じなだけに、そのギ...
  • 短編37
    「二人って付き合ってるの?」 なんてよく聞かれる。 澪が恥ずかしがり屋だからみんなには内緒にしてるはずなのに何でバレちゃうんだろう。 もしかして私ってば態度とかに出しちゃってるのかな? 澪に怒られちゃいそうだな。 「澪ちゃんがね、すっごく楽しそうにりっちゃんの事話すんだ」 そうか、私が澪の事話す時って・・・・え? 「澪が?」 「うん。りっちゃんの事話してる時の澪ちゃんすごくいきいきした顔するから本当に好きなんだなぁって」 なんだ、澪のやつ。 誰にも言うなとか言っといて自分で言ってるようなもんじゃんか。 「まぁ、りっちゃんも澪ちゃんと同じなんだけどね」 なんて言われて言葉に詰まってしまった。 結局秘密にしていたつもりなのに、お互いおもいっきり表に出してたんだな。 あー、なんだか恥ずかしくなってきた。 でも、みんなにもバレちゃうくらい顔に出してくれるってなんだか嬉...
  • 14日の土曜日
    14日の26時。 私は、恋人の腕の中に居た。 「りつ…」 「…ん?」 「……」 私は、腕の主に無言で張り付いた。 律の胸は、あたたかい。 「どうした?」 「……」 私は、律の胸に張り付いたまま 「んん…」 なんでもないよ、と返事をした。 私は、怖がり。 昨日、克服しようとしたけど、ダメだった。 私が弱いのか。 律が、優しいのが悪いのか。 色々考えてみるけど。 律の腕に抱かれてると、どうでも良くなる。 律の腕は、あったかいから。 律の胸は、あったかいから。 律は、話し掛けてきた。 「澪」 「なに?」 「…泣かなくなったな!」 律は私の頭をよしよし、と撫でた。 「…うん」 私は、律と一緒に居て眼に涙は溜めても、零す事は無くなった。 「律…」 私は、胸に向かって...
  • SS54
    投稿日:2010/01/20(水) 00 14 44 「あ~、なつかしいなあ~」 私が見ているのは中学時代のアルバム。修学旅行の時に澪と一緒に撮った写真があった。 その中の澪は何故か泣いた後のような、そして不機嫌そうな顔をしていた。それがなかなか可愛い。 「あれ? 澪は何でこの時泣いてたんだっけ?」 まあいい。多分前日の夜に怖い夢でも見てたんだろうな。 慣れない環境で少しナーバスになっていたのかもしれない。そう思うとちょっと可哀想になって来た。 そう。澪はいつだって怖がりで泣き虫だった。小学校の音楽の時間のことだった。 その日はシューベルトの『魔王』を聞いたんだけど、 澪のやつ、怖がって曲が流れてる間ずっと耳ふさいでた。そこまで怖がるか普通? その頃はみんなまだガキだったから、男子とかが怖がる澪を見てからかってた。 だから私が「こらー! 澪をからかうんじ...
  • 13日の金曜日
    今日は、大学生活最初の13日の金曜日。 まぁ、気にしない人にとっちゃ只の13日。只の金曜日。 けど、私にとっては色々と特別な日。 澪が、何かと大人しくなる日なのである。 先月、澪が頼み事をして来た。 「律…来月の13日なんだけど…」 「何?」 「バイト、休めないかな?」 「え?」 「週末で忙しいとか、わかるんだけど…おねがいっ!」 私は大学入学と同時に居酒屋の厨房でバイトを始めた。 確かに週末休むのは気が引けたが、一応希望シフトも集めてるし… 「うん、分かった。一応、シフト開けてもらえるように頼んでみる」 澪が低姿勢で頼んできてるんだし、 「ありがとう!」 そんな笑顔でお礼言われるって分かってるし、断れない。 「一緒に、過ごしたいんだろ?」 「うん!」 可愛い笑顔だ。普段、大学やHTTの面々にも見せない、子供っぽい笑顔。 晴れて私...
  • 恋の方程式
    胸のドキドキが止まらない。 澪なら、どんな歌詞にするだろう。つーか、私がこんな事言うのもおかしーし…。 いつもの登校中。 「律ー。どしたー?置いてくぞー?」 「…え?あ、なんでもない…」 「なんだ?最近ボーっとしてないか?」 「ん~?そんな事ないぞ~?」 「そうか?」 「そうそう。あ、そだ!澪、歌詞、思い付いた!」 「ホントに!?どんなの?」 「恋の、方程式!!」 「………ぷっ」 「わ、笑うなよ!」 「だって、律が恋のって……ぷっ」 「笑うなー!」 「…ごめんごめん。それにしても、なんで、恋の方程式?」 「いやー、数学の時間に思い付いた。澪っぽいイメージで」 「私のイメージってなんだよ…」 「澪っぽいイメージだよ」 「だからどんなイメージだよ」 「んー、澪っぽい…」 「だからどんなだって」 ~♪ 澪とやりとりしてると、校舎から、校...
  • 短編145
    投稿日:2010/09/28(火) 12 38 02 「雨、すごいな」 ちょっとゆっくりめの朝。時刻はもうお昼近いと言うのにまだ私達はベッドの中で暖を取っていた。 ピカッ、ゴロゴロゴロ 「きゃあっ!!!」 窓からはっきりと見えた稲妻と近くに落ちたんじゃないかと思うくらいの大きい音に怖がりの澪は当然びっくりして声をあげた。抱き着いてきたのはもはや無意識?よしよし、と背中をさすってもまだ震えてる。 「みおー?」 「うぅ…やだ、ぐすっ…」 「みーお、大丈夫だよ」 「もう、来ない?」 いや、さすがにそれは保証できないぞ。そして、涙目上目遣いで見つめてくる彼女が横にいる常態であたしが我慢できる保証もない。 「りつ…?んっ……」 ごめん、澪。名前呼ばれてスイッチ入っちゃった。 雷なんか聞こえないくらい夢中にさせてあげる...
  • アマガミ
    「んぇっ…!」 私は、澪に舌を摘まれ、甘噛みされていた。 「…」 澪は、私を優しく、妖しく見下ろしていた。 HTTの練習後。 私と澪はファーストフードで晩御飯を済まして、帰宅した。 シャワーでも浴びて、寝よっかーってトコで。 私は澪に、襲われた。 下着のまま、お姫様抱っこされて。私は寝室に連れ込まれた。 一緒に住んでて「襲われた」っておかしーんだけど… 澪自ら「律、襲われてるんだよ?」とか言ってきたし。 実際、澪に上に乗られるとどうしようもないし。 私は口を開いて舌を出したまま。涙目になった。 澪は私の涙目をしっかり確認して、噛んだ私の舌を舌先で弄んだ。 優しい、澪の眼。 妖しい、澪の眼。 私は舌を弄ばれながらも。澪も、こんな顔をするようになったんだな、とか冷静に思った。 幼い頃の澪。 最初はオドオ...
  • SS227
    「はー…なにやってんだろ」 もう今日だけで数え切れないほどのため息と、繰り返す罪悪感。 今週立て続けに自分の凡ミスのせいで仕事が回らなくなった。 せっかくの週末を喜ぶ気力もなく、来週明け早々取引先に頭を下げに行かないといけない。 「学生時代に戻りたいなぁ」 勉強しなかったら自分に降りかかってきただけなのに、今は職場のみんなと取引先、さらに向こうに広がるお客様にまで広がる、プレッシャー。 アパートに帰る間に一人また一人と同じような背中の会社員たちと別れてく。 いつの間にかすっかり体に馴染んだスーツからぶら下がる鞄には、持ち帰った仕事。片手にはせめてもの慰めで買ったケーキ。 ダメだダメだ。 アパートの階段を登る直前、気合いを入れなおす。家には笑顔で帰るんだ。 「ただいまっ」 「おっかえりー!」 エプロン姿の律がいそいそと迎えてくれて、靴を脱...
  • SS73
    投稿日:2010/03/23(火) 17 41 50 夕暮れが影を落とす、校舎裏。風に揺れて木々がざわめく。 下駄箱に入っていた手紙に応えて、わたしはここへ来た。 朝手紙を読んでから、ずっと頭がいっぱいだった。 でも誰にも言えなかった。 だってきっとすごく勇気がいっただろうから。 それがわたしには、とてもよく分かるから。 授業もろくに耳に入ってこなかった。いや、それはいつものことなんだけどさ。 唯やムギの話も上の空だったし。 ここに来る前、部活に少し遅れると澪に告げたとき。 澪の顔、まともに見れなかったな…。 なぜだか後ろめたかった。 色んな気持ちがないまぜになって、どんどんわたしの鼓動を早めていく。 「あの…田井中先輩」 あぁ、くるぞ。 「す、好きですっ!先輩、今付き合ってる人とかいますか…?」 ドキっとして、すぐさま頭の中...
  • 修学旅行!
    本編 澪×律 別荘地 8 478 :軽音部員♪  2010/04/28(水) 01 51 51   ああああああああああ   479 :軽音部員♪  2010/04/28(水) 01 51 57   うわあああああああ 叫ばずにはいられなかった、ゴメン   480 :軽音部員♪  2010/04/28(水) 01 56 19   こいつつつつららららあ抱き合ってやがががるううううう   481 :軽音部員♪  2010/04/28(水) 01 58 11   あの1シーンだけで今週は満足だ   482 :軽音部員♪  2010/04/28(水) 01 58 29   480 はい死んだ〜!俺死んだ!   483 :軽音部員♪  2010/04/28(水) 02 02 22   俺はこのシーンだけでこれからの人生、何があってもくじけない覚悟が生まれた   48...
  • SS222
    気温も上がってきた。六月の夜。 私は、律に、抱き着かれていた。 「んー‥」 モゾモゾと擦り寄って来る、律。 私は、足蹴に出来なかった。 「…」 律は、眠っていた。 すんんんごっく、気持良さそうに。 「‥」 私は、用を足したかった。 「すー‥すー‥」 私を離さない律は、夢心地。 「…」 私は、申し訳無いと思いつつ もみっ 律の、小さめの可愛い胸を揉んだ。 「‥ぃあっ‥!」 律が、ちょっとだけ。感じた。 「‥律?」 「‥み‥お?」 律は、寝ぼけ眼で私を見上げた。 「トイレ、行きたいな‥」 ちょっと、恥ずかしがって伝えた。 「ぁぁ‥」 律は、腕をだらしなくほどいた。 「‥」 私は、ベッドから脱出して ちゅっ 律に、キスした。 「‥‥‥」 律は手足を投げ出して、寝ていた。 私は、トイレへ向かった。 ...
  • 短編159
    投稿日:2010/11/09(火) 00 04 57 「田井中ってさ~秋山さんとはぶっちゃけ釣りあわないよね」 たまに屋上で涼もうと思ったら聞き捨てならない台詞が聞こえた。 そっと覗くと律が、そのなんというかあまりよろしくなさそうな生徒3人に囲まれている。 「そんなのお前達に関係ないだろ!」 うん。私もそう思う。でも3人は引き下がらない。 「私達秋山さんのファンなんだよね」「ぶっちゃけ秋山さんのベースに比べてドラム下手すぎ」 「成績だって秋山さんの方が上で田井中は足ひっぱてるよね」「ロミジュリはよかったけど」 なんだよそれ、あなた達に律の何がわかるっていうんだ。 「いいたいことはそれだけか?私は教室に帰るからな」 「あっ!待ちなよ!!」屋上から出ようとする律の手が掴まれる 「痛っ!」その瞬間、私は屋上に飛び出した。 「止めろ!!」「あっ秋山さん!?」普段の私な...
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