けいおん!澪×律スレ @ ウィキ内検索 / 「短編32」で検索した結果

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  • 短編32
    授業中私が真剣にノートをとっていると後ろの席からバカがちょっかいを出してくる。 何でこいつが後ろの席なんだ? どうせなら隣が良かったのに。 「真面目に勉強しろ」 あまりにもしつこいので少し後ろを向いて小声で注意をする。 「だって暇なんだもーん」 「ちゃんとノートとらないとテストの時勉強見てやらないぞ」 「えー」 「えーじゃない。ったく」 こいつに注意をしても無駄だと思い前をむき直す。 すると今度は私の髪の毛を横へ掻き分け、背中に指を這わせ何かを書いてくる。 背中に書かれる文字を頭の中で形にしていく。 す・・・・き。 カァーっと全身が熱くなるのを感じる。 あぁ、全く授業に集中できなくなったじゃないか。 後ろを振り返り、少し睨んでやるが、律はニコニコと無邪気に笑っているだけだった。 不覚にも可愛いと思ってしまった。 律が隣の席じゃなくて律の前の席でも良か...
  • 澪×律 4
    ... 短編31 「…」 短編32 授業中私が真剣にノートをとっていると後ろの席からバカがちょっかいを出してくる。 SS13 律の部屋。部屋の主は布団を頭からすっぽりかぶって丸まってる。 短編33 「律、これなんだ?」 短編34 世間の常識なんて関係ない、私たちの間にあるのは、友情と愛だ。 短編35 今日は日曜日。 SS14 冬の日 どんなに寒くても僕は幸せ SS15 「律、何でそんなに怒ってんだよ」 短編36 彼女は私のことを『澪ちゃん』と呼んでいた。 短編37 「二人って付き合ってるの?」 短編38 「律、ちょっと狭い。そっち詰めて」 短編39 部屋には窓に雪が吹き付けるチリチリという小さな音が響いていた。 SS16 朝ごはんも食べて、さて何をしよう。 短編40 「澪ってさー」 短編41 やぁ、皆さんはじめまして聡です 短編42 学校帰りにふと立ち寄ったレンタルビデオ店で借りたのは、年...
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  • 短編3
    「み〜お〜」 寝る前にそう言って抱きついてくる律。 「やーめーろー」 こんな事を言いつつも払いのけようとしない私はほんとに律に甘いと思う。 これも惚れた弱みか。 頭を撫でてやると幸せそうな笑顔をこちらに向け、更に強く抱きしめてくる。 顔が近い。 そう思っていると、不意に唇に柔らかい感触を感じた。 「おやすみのチュー」 二人きりの時にしか見せない無邪気な笑顔でそんな事を言ってのけた。 私が顔を赤らめてあたふたしている間に私の胸に顔をうずめてくる律。 そんな姿が愛しくて背中をぽんぽんと叩いてやる。 しばらくして規則正しい寝息が聞こえてきた。 「ったく。私はおまえの抱き枕じゃないんだからな」 呟き、頭にキスを一つ落とし、律を優しく抱きしめて眠りについた。 ...
  • 澪×律 4 まとめ1
    ...っかいを出してくる。短編32   271 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/04(金) 03 46 21 授業中もイチャイチャとは素晴らしいじゃないか   272 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/04(金) 04 32 05 271 律澪「ウフフ」イチャイチャ 唯梓「アハハ」イチャイチャ 紬「アハアハ」ハァハァ さわ「授業にならん」 和(・・・梓ちゃん、学年違うわ。)   274 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/04(金) 13 11 30 授業中 クラスメイト「澪ちゃん、これ。」 澪「?これは……」(手紙か) クラスメイト「りっちゃんがまわしてってさ」 澪「なんだろ」 澪愛してる 澪「///!!ば、ばかりつーっ!!」 先生「秋山うるさいぞー」 澪「うっ……くあせふじこ……」 律 ニヤニヤニヤ   275 :名無しさん...
  • 短編37
    「二人って付き合ってるの?」 なんてよく聞かれる。 澪が恥ずかしがり屋だからみんなには内緒にしてるはずなのに何でバレちゃうんだろう。 もしかして私ってば態度とかに出しちゃってるのかな? 澪に怒られちゃいそうだな。 「澪ちゃんがね、すっごく楽しそうにりっちゃんの事話すんだ」 そうか、私が澪の事話す時って・・・・え? 「澪が?」 「うん。りっちゃんの事話してる時の澪ちゃんすごくいきいきした顔するから本当に好きなんだなぁって」 なんだ、澪のやつ。 誰にも言うなとか言っといて自分で言ってるようなもんじゃんか。 「まぁ、りっちゃんも澪ちゃんと同じなんだけどね」 なんて言われて言葉に詰まってしまった。 結局秘密にしていたつもりなのに、お互いおもいっきり表に出してたんだな。 あー、なんだか恥ずかしくなってきた。 でも、みんなにもバレちゃうくらい顔に出してくれるってなんだか嬉...
  • 短編36
    彼女は私のことを『澪ちゃん』と呼んでいた。 私は彼女のことを『りっちゃん』と呼んでいた。 いつからだっけ、彼女は私のことを『澪』と呼びだした。 彼女曰く「澪とはもう気の置けない親友なんだからいいだろ」って。 そして「澪も私のことは律でいいよ」とも。 でも、私は慣れ親しんだ『りっちゃん』という呼び方を変えることはなかった。 いや、変えられなかったって言ったほうが正しいかな。 私はその【ほんの少しの勇気】を出すことができなかった。 そんなこんなで、彼女は私を『澪』、私は彼女を『りっちゃん』。お互いをそう呼び合う関係がしばらく続いた。 彼女はたまに「私のことは律でいいって」と言ってくれてたけど私は相変わらずだった。 そんなある日の夜、彼女から『明日約束十時、いつもの場所で待ち合わせね』とのメール。 ある日とは8月20日、彼女の誕生日前日だ。 あまりにも突...
  • 短編39
    投稿日 2009/12/07(月) 00 31 52 部屋には窓に雪が吹き付けるチリチリという小さな音が響いていた。 私と律はお互い見えない顔を向け合ったまま。 「澪は、明日からお母さんの実家だっけ?」 「そう。帰るのは三が日過ぎてからだな」 「それじゃ、お泊まり会どころか会うのも今年は今日で最後か……」 「なんだ、寂しいのか?」 「うん」 即答されて、堪えきれず私は小さく微笑む。 「じゃあさ、澪が帰ってきたら初詣行こうぜ。今年は軽音部のみんなで!」 「……そうだな、みんなで」 「ちゃあんと晴れ着、着てこいよ~。楽しみにしてるから」 「う、うん」 今年の初詣は賑やか、2人きりじゃない。嬉しいくて寂しい複雑な気持ちを飲み込む為に、思わず頷いてしまった。 「おやすみ、澪」 さて困った、今年はどんな晴れ着を着ようか。 ...
  • 短編33
    「律、これなんだ?」 「あっ、いや、それは・・・なんでもないよ」 律の部屋に置いてあった可愛くラッピングされた箱。 「・・・誰かにあげるの?」 「み、澪には関係ないだろ」 そうだよな・・・。 律も女の子なんだし。 一日早いけど、持ってきていたチョコの箱をギュッと握り締めるとグシャッと潰れる音がした。 あーあ、律に食べて欲しくて作ってきたのにな。 何だかむしゃくしゃする。 「律のバカッ」 ぐしゃぐしゃになった箱を律へ投げつけた。 「いてっ・・・」 「チョコ?澪が作ったの?」 「律に・・・食べてほしかったけど、もういい・・・帰る」 「待って!」 開けてみてと言ってラッピングされた箱を渡してきた。 「え?これ、誰かにあげるんじゃないの?」 「澪にだよ。頑張って作ってみたんだ。本当は明日渡そうと思ってたんだけど・・・」 律が箱の中に手を入れチョコを一つ取...
  • 短編34
    世間の常識なんて関係ない、私たちの間にあるのは、友情と愛だ。 誰がなんといおうと踏み込めない、踏み込ませない。そんな領域が私たちにはある 別に男嫌いだとかレズビアンだとか、そういうわけじゃない ただ好きになった人が同じ女の子だっただけ。これは純粋な恋愛なんだ。それ以外の何物でもない 君は実はとても不安定、心の内には小さい少女が座り込んでいる その少女を守ってあげられるのは私だけ、私だけしかいない。断言しよう きっとみんな声をそろえて反対してくるだろうけど、 そんなものを耳に入れている余裕はない。私の耳は、私の目は、君でいっぱいなんだ 戦おう、世界と。世界中が私たちの敵になろうと、今私の腕の中で涙を拭う君を私は守り通す だから安心して、またあの強くて優しい笑顔を見せて 愛し合おう、幸せになろう。 今私が放つ灯りが、君の足下を照らす 何にも縛られてはいない、...
  • 短編35
    今日は日曜日。 昨日は澪んちに泊まった。 だから、今日の朝ごはんは澪んちで一緒。 うちの場合朝は洋食派だからパンとかだけど、澪の家は和食派。 …出てきた出てきた!ご飯に味噌汁に焼き魚にお漬物! んーやっぱこれだよな!し・か・も、澪がエプロンつけてもってきてるんだぜ! これでにやけるなって方が無理だろ! 「なんか、嬉しそうだな」 「嬉しくないわけないだろ。なんか、新婚さんみたい」 「なっ、し・・新婚って」 澪の顔真っ赤っか。照れてやんの! あぁ幸せ。すっげー幸せだ。 なーんて浸ってたらお腹がぐぅとなる。 「いっただっきまーす!」 「いただきます」 勢い良く食べ始めたはいいんだけど。 むぐぐ・・・魚がうまくほぐせない。 あー、もー!ちまっちましたの、嫌いなんだぞ! 「律」 「何」 「かしな」 「・・・うん」 すげー...
  • 短編30
    「みーおー」 「もうすこしだから待ってろ」 「ぶー」 私の部屋には、コタツがでている。 とはいっても今コタツに入っているのは律だけで、私は机で宿題中なんだけど。 最初は律と一緒にやるという予定だったのに 律がコタツに入った途端やる気をなくして、ちょっかい掛けてくるので机に避難。 机に避難しても3分おきに声をかけられるから全然進まないんだけど。 さっきの会話はもう何度繰り返したか分からないぞ、まったく。 「みーおー」 もう、諦めよう。 「わかったよ、もう」 「へへっ、やっとかぁ」 「私の負けだ。・・・宿題、明日やるからな?」 「おう!」 律の正面に座ろうとしたら手招きされて隣に座るよう合図される 流石に、ちょっと狭いんだけど。 「みお」 「今度はなんだ」 「みかんむいて」 それくらい、自分でやれ。 「嫌...
  • 短編38
    「律、ちょっと狭い。そっち詰めて」 「あらあら、澪ちゃんまた少し太ったのかしら?」 「う、うるさいっ。余計なお世話だ」 私は肯定にしかなっていない言葉を返す。直後に布団と寝間着がこすれる音が部屋に響いた。 軽口を叩きつつも、律はしっかり寝場所を開けてくれたらしい。 そこへ身体を寄せると、 「2人で1つの布団は、やっぱりちょっと窮屈だな~」 「律が言い出したんじゃないか」 「じゃあもう1つ布団敷くか?」 「……面倒だから、いい。寒いし」 「だなっ」 暗闇で顔は見えないけど、律は確実にニヤリと笑って勝利宣言をしているのだろう。 この手のやり合いで私に勝ち目が無いらしい事は随分前に悟った。 部屋には窓に雪が吹き付けるチリチリという小さな音が響いていた。 私と律はお互い見えない顔を向け合ったまま。 「澪は、明日からお母さんの実家だっけ?...
  • 短編31
    「…」 「…」 嫌な沈黙 いつもはお互い黙ってても心地良いのに 今日は律の様子が、なんか変 「…律、どうした?」 「…」 「こっち向けよ」 「…」プイッ ムカッ 「無視すんな、心配して言ってんのに」 そっぽ向いてる律の後ろ頭をコツンと小突いてみる こっち向けってば 「…澪には関係ないし、ほっとけ」 何ソレ、そんな寂しそうな声出して、説得力皆無だし 「…なら帰ろよな」 ウソ、帰って欲しくない、もっと一緒にいてよ 「じゃあ、帰る」 立ち上がろうとする律の腕をちょっと強めにひっぱって引き寄せる 抵抗はしないみたい 細めの肩に腕を回して、ぎゅっと抱きしめる 律の体あったかい 「バカ律、こんなときだけ言うこと聞くなよ」 「…」 律をもっと近くに感じたくて腕にいっそう力を込め...
  • 澪×律 3
    トップページ 澪×律 3 SS一覧 澪×律 3 まとめ1 澪×律 3 まとめ2 澪×律 3 まとめ3 題 1行目 短編1 目の前には両手の自由を奪われた律が澄まし顔で寝ころんでいた 短編2 ああ、今何時?朝……ではないかな。 短編3 「み〜お〜」 髪の長い男の子 私の悪い癖、夢中になると周りが見えなくなる、 短編4 部活も終わり、今は帰ってる途中。 短編5 「み〜お〜こっち向けよー」 短編6 ひとしきり泣いた後寝てしまった。 SS3 女子校だからそういうのがあるのは知っていた。 SS4 …一体なんだと言うんだこの状況は 短編7 今日は一人。一人で寝る。いや、 短編8 「おーいみんなもうすぐ年明けだぞ〜。…って寝てるし!!」 短編9 今日は体育祭。目立つのは嫌なのにアンカーに抜擢されてしまった。 SS5 雨の強い日だった。 SS6 君と私は釣り合わない 短編10 合宿...
  • 澪×律 4 まとめ2
    澪×律 4 まとめ1|澪×律 4|澪×律 4 まとめ3   以下は、http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1259402450/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 4 354 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/06(日) 07 23 16 冬の日 どんなに寒くても僕は幸せSS14   355 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/06(日) 07 24 43 「うーむ・・・・」SS14   358 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/06(日) 09 48 32 355 全く朝から何を書いてんだこの野郎ありがとうございます 正直 りっちゃんが前髪降ろせば澪といい勝負ができる位人気出るハズ…つーかかわいーし でも前髪降ろしたらりっちゃんのありがたみがなくなるし… うーん   361...
  • 短編132
    投稿日:2010/08/21(土) 21 36 33 そろそろ夜も深まってきた頃、律のサプライズ誕生日会はお開きになった。 途中さわ子先生が乱入してきたり、和が赤飯を炊いて持ってきたりと色々あったけど 何より一生懸命考えたこの誕生日会を律が喜んでくれたのが嬉しかった。 「けど、ほんと驚いたぜ……、明日ちゃんと皆にお礼言わないとな」 律が大きく伸びをしながら言う。私はその隣で歩きながら「そうだな」と頷いた。 帰り道。いつもの通学路を二人で並んで歩く。あと何回、こうやって一緒にこの道を 歩けるんだろう。そう考えると少しだけ胸が疼いた。 「にしても、今年の唯の誕生日プレゼント、何なんだろうな。ムギのよりでかいし」 「さあな」 「梓のは逆にやけに小さいんだよなー」 「へえ」 「……、澪」 「何?」 「人がわざわざプレゼントの話持ち出してるのに何で...
  • 短編61
    投稿日:2009/12/26(土) 00 53 32 私は、澪の音が好き。 声も、ベースも、足音も。 そして、なによりも。 「律、寝るぞ」 「おー」 寝るときは、ベッドで一緒。 小さい頃は余裕だったけど、今は流石にちょっと狭い。 でも、ぴったりくっついてれば、平気だもんね。 「電気、消すぞ」 「ん」 電気を消して、横になる澪の胸に抱きつく。 …聞こえてくる、澪の音。 「澪」 「なんだ?」 「どきどき、してる?」 「・・うん」 へへっ。なんか嬉しいな。 だって。 「私も、どきどき、してる」 そういったら、ぎゅって抱きしめられた。 私は、澪の音が好き。 声も、ベースも、足音も。 そして、何よりも。 …澪の鼓動が、好き。 おわる ...
  • 短編66
    投稿日:2009/12/28(月) 01 45 32 うーん・・・ あ、この辺走ってるな。 ん・・・澪凡ミスしてる・・・緊張のせいかな? って駄目だ!! 澪の声聴きながら寝れば澪が夢に出ると思ったけど どうしても演奏に耳が集中しちゃう・・・ うーん・・・写真も駄目だったし・・・あ、あれだ!! この歌詞・・・冬の日。 今じゃ字を眺めるだけで恥ずかしくなってくるその歌詞 これを枕の下に・・・ よし・・・じゃあおやすみ 「律!カチューシャもーらい!」 「あ!!返せよう」 「だーめ!髪下ろし律かわいいなー」 「う、おかしーし!」 「おかしくねーし!!」 ホンワホンワ ヤパヤパ ヘィンヘィン ピュオオオオ … 澪、夢に出たけど・・・ これでいいのかな・・・うーん・・・ はあ・・・・ねえ、君の夢に・・...
  • 澪×律 別荘地 14
    トップページ 澪×律 避難所 14 SS一覧 澪×律 別荘地 14 まとめ1 澪×律 別荘地 14 まとめ2 題 1行目 短編128 ロミオ役が澪になった時、嬉しい反面、不安で仕方なかった。 短編129 ――私は見慣れた場所に立っていた。 ここは体育館のステージ裏。 短編130 ライブが終わった。 短編131 作詞が捗らず、気分転換に部屋を整頓していると懐かしいノートを見つけた。 短編132 そろそろ夜も深まってきた頃、律のサプライズ誕生日会はお開きになった。 SS106 8月21日。 トップページ
  • 澪×律 別荘地 18
    トップページ 澪×律 別荘地 18 SS一覧 澪×律 別荘地 18 まとめ1 澪×律 別荘地 18 まとめ2 澪×律 別荘地 18 まとめ3 題 1行目 SS120 「澪、行くぞ―」 SS121 もう時間は深夜の一時 SS122 今日は大変だった。 SS123 「仲間内で飲み会やるんだけど秋山さんもこない?」 SS124 ん・・・あれ、ここ どこだろう・・・ SS125 マフラーを編んでみようかな。 短編154 私はヒモりっちゃん。 SS126 律が風邪をひいた。 SS127 「私はヒモりっちゃんだ!」 短編155 平穏な日々。 短編156 「せんせー!ちょっと休憩しましょうよー」 短編157 「……澪、なんか、揺れてないか?」 SS128 授業と授業の合間の休憩時間に、私は保健室を訪れた。 短編158 「今日はどっちにする?」 短編159 「田井中ってさ~秋山さんと...
  • 短編40
    「澪ってさー」 「んー?」 「あんな甘ったるい歌詞書くくせに部屋とか素っ気無いよな」 …誰のせいだと思ってんだ 「可愛いもんとかさ、小学生ん時大好きだったじゃん、どったの?」 しかも自覚が無いってのがどうにも手の付けようがないよな 「さぁね~、どうしたんでしょう~?」 「う、なんかトゲのある言い方…」 バツの悪そうな顔でクッション抱きしめながら律がゴロンと横になった …ちょっとイタズラしてやろーかな 「ねぇ律、私今も好きだよ、可愛いもの」 律にゆっくり近づく 「澪?」 「ウサちゃんのぬいぐるみとか~クマちゃんとか~…」 ボフッ 無防備に横たわる律に覆い被さる クッションさえ無ければ、キスできる距離 「律とか」 「ふぇっ…?!」 邪魔っ気なクッションを剥ぎ取り紅潮した律のトレードマークに目一杯キス あれ?律ちょっと涙目にな...
  • 短編157
    投稿日:2010/11/05(金) 20 05 38 「……澪、なんか、揺れてないか?」  ベッドに寝転んでいた律がむくりと起き上がって言う。 「ほんとだ、地震かな……っと」  そう呟いたその瞬間、ぐらっと突き上げるような揺れが私たちを襲った。  ガタガタと音を立てて揺れる本棚やCDたち。  ……結構、大きいな。  私は持っていた雑誌をテーブルに置くと、揺れの収まらない床を歩いて、律の元へ向かう。 「よっと」  ベッドの端に腰を下ろすのと同時に、律の小さな体が飛び込んでくる。  首に手を回してしがみついてくる律の体を包み込むようにして抱きしめてやると、 「大丈夫、すぐ収まるよ」 「み……みおー……」  律の細い体が小動物のようにガタガタと震えている。  ……実を言うと、律は昔から地震が大嫌いなのだ。  雷とか台風とかは全然平気なくせに...
  • 澪×律 3 まとめ1
    澪×律 2 まとめ3|澪×律 3|澪×律 3 まとめ2   以下は、http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1257957414/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 3 1 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/11/12(木) 01 36 54 けいおん!のデンジャラスクィーンと幸せ運ぶみんなのアイドルのラブラブっぷりを応援するスレ   6 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/11/12(木) 03 50 32 目の前には両手の自由を奪われた律が澄まし顔で寝ころんでいた短編1 前スレ 1000のリクエストだ。微妙に違う気がするけど ヤッてるところはさ……ほら、全年齢板だから…… お目汚し失礼した   11 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/11/12(木) 07 47 37 1 乙 澪って良いことが...
  • 短編172
    投稿日:2010/11/22(月) 20 32 01 11月22日夫婦の日 ってことで今日はさんざんクラスメイトのおもちゃにされた。 なんでも私と律は夫婦だというのだ。リズム隊のことかと思ったら… 「いっつも二人一緒だもんね~」 「遅刻する時まで一緒とか」 「りっちゃん、美人のお嫁さんちゃんと守ってあげなよ~」 なんていっている。それに対してとなりのばかは 「おう!任せとけ!澪のことは私が幸せにするぜ!」 なんて火に油を注ぐものだから拳骨一発で黙らせておいた。 まあ、うれしいんだけどな。でもちょっと突き放しておこう。 よく見ると教室の隅で唯とムギがにまにましている。あいつらが黒幕か。 放課後の部室でもこの流れは止まらない。 「今日はりっちゃんと澪ちゃんの日ってことで盛り上がったんだ~」 「ああ、11月22日で夫婦の日ってやつですか」 なんですぐわか...
  • 澪×律 別荘地 29
    トップページ 題 1行目 29 大学の帰り道。 タオルケット 夏にしては涼しい夜。 深夜電力 「んん…」 フラッシュバック、夏。 18時、いつもの場所。 理由のワケ 「律…」 夏の日 木漏れ日が心地良い、夏の日。 SS231 「律って、私のこと好きだよな」 相席 「あぢぃ~‥」 おめでとう 今日は、8月20日。 SS232 8月21日。今日は私の誕生日。 短編217 8月21日。 トップページ
  • 短編7
    今日は一人。一人で寝る。いや、なにを当たり前のことをって思うかもしれないけど、久々なんだ 実は、先週からずっと律の家か私の家でお泊まりだったんだよね。 同棲でもしてないと、結構仲のいいカップルでもここまでは泊まらないんじゃないかな。 私達、実は凄く親密なのかもしれない。今更だけどね…… でもね、こうやって目をつむると……浮かぶのは律の顔。 毎日見てるから、数え切れもしない何千、何万っていう律の顔がインプットされてるんだ。 目をつむってこれだけ律の顔思い浮かべちゃうんじゃ、一人で寝てるって気分でもなくて、 結局は律と添い寝してるみたいに思えちゃう。 律も、今は私の顔、思い浮かべてくれているのかな……… ダメだ、眠れない。寂しいっていうと違うかもしれないけど 律がいないことでかえって律しか見えなくなる。どうしよう、歌詞でも書こうかな 明日は、またお泊まり...
  • 短編5
    「み〜お〜こっち向けよー」 声を掛けてもそっぽを向いたままこっちを向いてくれない。 「何で怒ってるんだよ?」 「律が・・・私にかっ構ってくれないから」 まだこっちを向いてくれないが、どんどん小さくなる声でこんな事を言ってのけた澪。 大方私が梓にばかりちょっかいをかけていたのを見て嫉妬したのだろう。 可愛いやつ。 「みおしゃんも猫耳つけたかったのか?」 ついそんな風にからかってしまう。 「そんな訳ないだろ!もういいよ。一人にしてくれ」 あぁ、これは本格的に怒らせちゃったかな? 澪が可愛いからいけないんだぞ。 反省する気はないが、このままずっと怒ってられるのも困るので、後ろから抱きしめてやる。 澪の体がびくっと揺れる。 「誰といたってどんな時だって頭の中に居るのは澪だけだぞ」 「澪、大好きだ」 そう耳元で言ってやれば、真っ赤に染まる耳。 ギューっと強く抱きし...
  • 短編6
    ひとしきり泣いた後寝てしまった。 起きたら首に違和感がある。 これは首輪か? 首輪らしきものから伸びる紐はベッドにしっかりと結ばれていた。 「律起きたか?」 「澪・・・・これは何だよ?」 「律が犬みたいだなぁって思ってつけてみた」 こいつは何を言ってるんだ? 澪が近付いてくる。 頬を撫でられた。 くすぐったい。 「今日から律は私だけの飼い犬だから」 妖艶な笑みを浮かべそんな事を言ってくる澪。 あれ? これは異常だよな? なのに何でだろ・・・・ この束縛が心地良い。 「イヤ・・・か?」 何も言わない私を見て澪はそう言った。 「イヤじゃない」 咄嗟に口から出た。 途端に澪に抱き締められた。 名前 ...
  • 短編1
    目の前には両手の自由を奪われた律が澄まし顔で寝ころんでいた なにがどうなってこうなったかというのは衝動が原因としか言いようがない 私のベッドの上に当たり前のように寝ころんでいた律の腕を、 なにを思ったか、私がそのへんに置いてあったタオルで縛ったというだけのこと 最初のうちは律も多少焦っていたようだが、私の表情を見て何かを悟ったのか、急に落ち着きを取り戻した 「…んで澪、なんかするの?」 「………少しは怖がらないのか」 「別に……知らない奴にやられたってんなら怖いけどさ、澪じゃん」 そうだ。律は私には所詮大したことは出来ないと高をくくっている 実際そうだから腹が立つ。 腕を縛り終えた頃にはもう私の衝動は半分消えていて、今の状態を自問自答していた。 ここで意地を見せないと……律にいつも攻められっぱなしでは私だって気が済まない 私は乱暴な手つきで律の胸を鷲掴みにした 「...
  • 短編4
    部活も終わり、今は帰ってる途中。 少し離れたところから唯とムギと梓の背を見て澪と歩いている。 こうやって五人で過ごす時間はとても好きだ。 澪を見ると前の三人のやりとりを幸せそうに見ている。 澪もきっと同じ気持ちなんだろう。 そんな澪の手を握る。 驚いたようにこっちを見る澪。 「おっ、おい!見られちゃうだろ」 そんな事を言ってくる澪にお得意の満面の笑みで返す。 「だーいじょーぶだって。手繋いでるぐらいで私達が付き合ってるなんて思わないよ」 頬を真っ赤に染めた澪が可愛くて握っていた手にギュッと力を込める。 すると澪もやめさせるのを諦めたのか握り返してくれる。 些細な事だけど、それがすごく嬉しくて澪が隣に居てくれればいつだって私は幸せなんだ。 五人で居るのも好きだけど、今だけは誰も知らない二人だけの時間。 私と澪だけの秘密。 ...
  • 短編2
    ああ、今何時?朝……ではないかな。喉がかわいて一度起きて水を飲みに行ったのが10時半くらい そのあとも眠気が収まらなくて、またベッドに倒れ込んで……もうお昼……下手したら夕方かな 昨日歌詞書いてたら止まらなくなっちゃってなあ。夜更かしは美容に悪い いい加減起きよう……あれ、体が重い……寝過ぎたせいかな。 いや、そんなんじゃなくてこれは物理的重さ。何かにのしかかられてるような……あ。 「あぅ……むにゃ……澪ぉ」 律……あれ、夢じゃなかったんだ。律が部屋に入ってきて、私に馬乗りしながらなんか話してたの それなのにずっと寝ちゃって……悪いことしたなあ。起き……だめだ重い 「ううぅ……えいっ!」 私が力任せに起きようとすると、うまい具合に律の体が回転し、そのまま床に背中から落下した 「あっ!ご、ごめん!り……律?」 子供のような寝顔はそのまま、少し眉をしかめただけ。 「……...
  • 短編9
    今日は体育祭。目立つのは嫌なのにアンカーに抜擢されてしまった。 だからって手を抜こうとは思わない。 それに絶対負けたくない奴がいるから。 「澪〜今日は絶対負けないからな」 「私だって負ける気はないぞ」 そんな事を話していると出番が近付いてきた。 1組と2組が僅差で走ってくる。 バトンを落とさず受け取れるか心配だったが無事受け取り瞬時に全力に切り替える。 視界の端には律の姿。 コーナーに入るとこで少し抜かされた。 速度を上げ走る。 律も負けじと速度を上げる。 幼馴染だからって手加減はしないぞ。 私は律を抜かしにかかる。 あと半周でゴールだ。 律を追い越す事に成功した。 だが、ここで気を抜くとすぐに抜かされる。 重くなりつつある足を懸命に前に出す。 もうすぐでゴールだ。 そう思った刹那、後ろからズザザーと物凄い音と観衆からの悲鳴が聞こえた。 ...
  • 短編8
    「おーいみんなもうすぐ年明けだぞ〜。…って寝てるし!!」 「ちょ…肝心な時に寝てどうすんだよ!?」 「あ…年明けた」 ってな具合にカウントダウンはグダグダに終わってしまった。 まっ、いっか。みんな気持ちよさそうに寝てるし。 澪も私もまだ眠くなかったから炬燵に入り、しばらくは今年の豊富や宿題の話など他愛ない話をして過ごした。 「あっ、忘れてた」 「何を?」 「明けましておめでとう。今年もよろしく律」 そうだった。何となく明けてしまったから言うのを忘れてた。 「こちらこそよろしくな澪」 軽音部のみんなで交わすはずだった挨拶を先に澪と二人で交わした。 何だかおかしくて二人で笑いあった。 「ふわぁ。そろそろ寝るか」 「そうだな」 私達は向かい合って横になった。 澪が私の顔を見てクスリと笑う。 「なんだよー」 「いや、律の顔見て寝たらいい夢見...
  • ジャンル別19
    お祭り 短編163 短編164 SS135 SS136 嫌い SS137 短編165 短編166 澪・律が悪いんだからな 短編167 短編174 11月22日(いい夫婦の日) 短編170 短編171 SS140 SS141 短編172 短編173 SS142 SS143 SS144 短編175
  • 澪×律 別荘地 19
    トップページ 澪×律 別荘地 19 SS一覧 澪×律 別荘地 19 まとめ1 澪×律 別荘地 19 まとめ2 澪×律 別荘地 19 まとめ3 題 1行目 SS136 「……澪?」 SS137 ふと、思い出した 短編165 「嫌い!!」 短編166 「えへへ、みーお」 短編167 「りつ……?」 SS138 澪とケンカをしてしまった。きっかけは私。 SS139 澪(人を素直にさせる薬、か…) 19-178 澪の嫉妬は凄い。 短編168 「やめろっ……もう自分で書く!」 短編169 唯の家の隣のおばあさんから、また町内会の演芸会のお誘いがあったらしい。 短編170 私が律の部屋で雑誌を読んでいると、持ってきたお茶を机に置き 短編171 私は澪のベースが好きだ。 SS140 私はヒモりっちゃん SS141 『今日は11月22日! いい夫婦の日でーす!』 短編172 11月2...
  • 澪×律 5
    トップページ 澪×律 5 SS一覧 澪×律 5 まとめ1 澪×律 5 まとめ2 題 1行目 SS35 今日は少しだけ風が強い。 短編56 修学旅行!やっぱり学生としては外せない行事だな! 歌詞 律「えっ、ないっ?」 SS36 律「さみー!!」 5-250 律「ああ〜、ひっく、小銭が、ひっく、足りな、ひっく、い」ヂャラヂャラ 短編57 窓の外からは、ちゅんちゅんと鳴く小鳥の声と、バイクの音が聞こえた 短編58 「みお~お腹減ったぁ」 SS37 茹だるような暑さの夏の日―― SS38 澪の部屋。サンタの服装に着替えてスタンバイ。 短編59 私はいま、運命の出会いをしてしまった。 SS39 「律!」 SS40 軽音部の皆とのクリスマスパーティを終え、私と律は二次会と称し 短編60 ちゅんちゅんと小鳥の囀りで目を覚ます。 短編61 私は、澪の音が好き。 SS41 「うぅ、寒...
  • 澪×律 別荘地 16
    トップページ 澪×律 別荘地 16 SS一覧 澪×律 別荘地 16 まとめ1 澪×律 別荘地 16 まとめ2 題 1行目 短編138 ○月○日(日) 短編139 気温も下がり、季節はすっかり秋 短編140 「ポッキーゲーム、しようか」 SS110 特に用事はなかったし、拒否権もなさそうだったので渋々ながら律の家に行ってみる。 短編141 りつのかんさつにっき 2ねん1くみ あきやまみお SS111 「い、いらっしゃ……って、秋山さん?」 短編142 部活からの帰り道 SS112 香りのいい紅茶を楽しみながら、特に何をするということもなく、 SS113 澪はああ見えて甘えるということをしない。 短編143 家を出る時にママは言った 短編144 「私達男女だったら付き合ってたかな~?」 短編145 「雨、すごいな」 SS114 本当に今日はついてない SS115 「…ふぁ...
  • 澪×律 5 まとめ1
    澪×律 4 まとめ3|澪×律 5|澪×律 5 まとめ2   以下は、http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1261040163/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 5  1 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/17(木) 17 56 03 けいおん!の幼馴染夫婦のラブラブっぷりを応援するスレ   99 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/19(土) 00 08 49 唯梓スレでもやったけどこっちでも 澪 誕生日 1/15 誕生花 サンザシ 花言葉 厳格・希望 律 誕生日 8/21 誕生花 金水引 花言葉 感謝の気持ち りっちゃんは、普段から厳しくしてくれる澪に心の中では感謝してるって事ですか、そうですか   106 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/12/19(土) 01 39 41 今日は...
  • 澪×律 別荘地 11
    トップページ 澪×律 避難所 11 SS一覧 澪×律 別荘地 11 まとめ1 澪×律 別荘地 11 まとめ2 題 1行目 短編108 澪の部屋、何時ものように突撃かましてみた。 短編109 「こういうお菓子ってたまに何故か無性に食べたくなるよな」 短編110 「おーっす、澪。ダラダラしにきたぞ」 雨の中かき消された細い声が 「いや~まさか降るとは思わなかったな。」 短編111 「なぁ!律、律っ!聞いてるのか?!」 短編112 学校帰り、律はフラッと私の家に立ち寄ると部屋に入るなりカバンの中からあるものを取り出した。 SS94 いつも一緒に居た。 短編113 あつい、あつい、あつい。 短編114 インターホンがなった。続いて玄関の開く音と共に聴きなれた少し低い声。 SS95 二人きりの時でも、基本的にお互い勝手に過ごしている。 短編115 中学を卒業して、高校に入ったらあ...
  • 短編51
    「ごちそーさま!」 「ごちそうさまでした」 あー食った食った! 「さっすが澪。・・わし好みの味付けを、熟知しておるのう」 「どこのお爺さんだ」 「律じーさんだ!」 「はいはい、律じいさん。お皿片付けるぞー」 おっとっと、澪が洗い物しに行っちゃう前に、ね。 「澪。デザート、ちょーだい」 「え?・・なんもないぞ」 「食べ物じゃなくていいよ、甘いものなら」 澪は首を傾げてる。 んー、伝わんないかな〜。 どんなお菓子より甘いもの、なんだけど。 「だーからっ、澪から、ちゅー」 「なっ、なっ・・ちゅ、ちゅーって、おま」 動揺しすぎですわよ、澪ちゅわん。 さっき、してあげたでしょーが。 「さ、ほーら。はっやく、はっやく!」 「ちょ、待てって」 …やっぱり澪には、まだキビシーか。 むぅ、わかっちゃいたけど、なー...
  • 短編95
    投稿日:2010/05/15(土) 05 42 26 「んぁー眠い」 「じゃあ寝なよ」 「だって課題終わんないんだもん」 律は今、課題とにらめっこしながらテーブルに突っ伏している。 さて寝ようか、というときになって「あ!課題」なんて言い出したからだ。 まったく、結局慌ててする羽目になるんだから早いうちに終わらせとけばいいのに。 「あとどのくらいあるんだ?」 「あと数学プリント一枚」 「じゃあすぐ終わるじゃないか」 時刻はそろそろ午前1時を回るというころ。 律は最後の猛攻といった感じでプリントに集中しだした。 私はというと退屈を持て余してしまい、なんとなく律の姿を眺めていた。 律ってよく見ると線が細い…。 ドラムはパワフルなのに身体はめちゃくちゃ華奢なんだな。 失礼ながら、普段はあまり感じない女らしさを感じてなんだか律がすごく愛しく見えた。 ベッドに横...
  • 短編43
    「ねー澪ちゃんとりっちゃんはどっちが夫?」 「「は?」」 律と見事に声がハモった 唯が唐突に聞くのは今に始まったことじゃないけど。 「ごめん、唯。もうちょっと説明をつけてくれ」 「えっと、ドラムとベースは夫婦だから澪ちゃんとりっちゃんが夫婦でしょ?どっちが夫かなぁって」 た、確かにドラムとベースは夫婦っていうけど!だからってそのまま私たちが夫婦ってわけじゃ・・。 「そりゃー私が夫だろ」 私が抗議する前に律からとんでもない一言。 「は?」 「だってそーだろ!澪は恥ずかしがりだから私が助けてやんないとなー!」 「なっ!まぁ、恥ずかしがりっていうのは認めるけど。」 いや、そういう問題じゃないだろ?・・でも、なんか納得いかない。 「律が夫っていうのもなぁ、下手すると私より乙女だし」 「なんだとー!あんな歌詞作るやつに言われ...
  • 短編91
    投稿日:2010/05/05(水) 00 13 12 私たち二人のほかに誰もいない教室。 二人きりの教室といえば、友達同士ならいろんな話に花が咲き、恋人同士なら少しいい雰囲気になる。 そんなシチュエーションだけど、今の私たちは違った。 「ほら、起きろ。そろそろ帰るぞ」 「ん~、もう少しだけ……」 こうなったのは遡ること数十分。 試験期間中で部活も禁止されているため、さっさと帰ろうとしていたところ私だけが先生に呼び出された。 それじゃ待ってるよと言う律を残し私は職員室へと向かった。 少しばかり先生との話が長くなってしまい、律には悪いことしたなと思いながら教室に戻ると律は机に突っ伏して寝息をたてていた。 ということで私は一人教室で律に手を焼いているというわけ。 「待たせたのは悪かったからさ、早く帰ろ」 「うぅ~ん、んん……」 言葉にならない声をあげ...
  • 短編98
    投稿日:2010/05/31(月) 00 22 17 ちょっと風の強い夜だった。 風呂上がりの私には心地よく感じられたのだが、 私の前に風呂から上がったあいつには寒さを感じさせる以外の何ものでもなかった。 風呂上がり? そう、風呂上がり。 こうやってお泊り会をするのは私達の間ではもう日課となっている。 「みーおー寒いー」 口を尖らせたあいつが言う。 「寒いのか?じゃあ先に布団に入っときなよ」 「…布団よりもっと暖かいもの希望ー…」 「何だ?…ああ、ココア入れてきてやろうか?」 …律の言いたいことは分かってる。 でもな、知ってるか?いじける律の可愛いさは異常。 いや、私しか知らなくていいんだけどさ。 「澪の意地悪…」 「…律さんは何が欲しいのかなー?」 「…うー」 もう限界だ、私。 「…ほら...
  • 短編68
    投稿日:2009/12/28(月) 03 34 40 澪視点 「律、もっと奥寄って」 私は律の肩をぐいと押した。 「もー無理だって。澪しゃん」 律は苦笑しながら体を縮める。 「ていうか、シングルベッドでくっつかないようにするほうが難しいと思うよ」 さらに苦笑しながら律が言う。 そもそも何故狭い思いをしながら一つのベッドに寝ているのかというと…。 普段はお互いの家に泊まるときは来客用の布団を出して寝ていた。 長い間それが習慣化していて一緒のベッドで寝るなんて考えもしなかったのだ。 事の発端は律の一言。 「2人一緒に寝たらあったかいんじゃないか?」 布団出す手間もないし、なんて付け加えながら。 ホントは後者が本音なんじゃないか?と思いつつも、 私も別に一緒に寝るぐらいいっか。と特に拒否する理由は浮かばなかった。 ベッドに入るまでは。 ………かっ...
  • 短編71
    投稿日:2010/01/05(火) 05 53 49 電気の消えた部屋、ベッドに横たわる私と君。 直接肌に感じる、君の息遣い。 優美に整った君の顔を間近で見ている 寝顔でもその美しさは色褪せない 今君はどんな夢を見ているの?君の夢に私は顔を出しているのかな 何で君が目の前にいるのに、私はこんなに寂しいの? こんなに気持ちよさそうに、幸せそうに寝ている君を、 実質独り占めしているのに。何で満たされないのかな? ああ。やっぱり駄目だ…涙はうまく操れない 私は君をいつも見ている けど、君はたまに上の空。もっと……みてほしい 別の人、物のことなんか考えないで 私のことだけ考えて…… 「りつぅ……」 そんな歪んだ愛を頭の中に張り巡らせているとき、 小さい口から発せられる私の名前 ……そうなんだ……ごめんね。君は夢の中でも私を見ていてくれて...
  • 短編52
    「青春、トラクター……ビーム……」 手帳に纏めておいた歌詞を、カタカタとタイプする。何度も使っているのに、未だにこのキーボードには慣れないな。 また和に教えて貰おうか。 いけない、また考えが散ってしまった。なんとか今夜の内にはこの詩をカタチにしないと。 気合いを入れ直したのもつかの間、何かが窓ガラスを叩くコツリという音が部屋に響く。できれば、この世のモノが立てた音であってくれと祈りながらカーテンをめくると、 「お、やっと出てきた」 「律?何やってるんだこんな時間に」 革のブルゾンを着込んで小石を握った律の姿。あんなものを投げていたのか。 怪訝な表情をしているだろう私に、律はいつもの笑顔を見せる。 「流星、見に行こうぜ」 「流星?今から?」 「今だからだよ。ほら、早く早く」 そう言って急かすように、ここまで乗ってきただろう自転車の荷台を叩いた。本当、夜中に押し掛けて来...
  • 短編20
    私は忘れ物を取りに部室へ戻った。 部室の前まできた時に不意に声が聞こえてきたので立ち止まり、扉の隙間から中を覗いた。 「ねぇ、澪。最近梓また演奏うまくなったな」 「そうだな。梓は頑張ってるからな。律ももっと練習しろよ」 「へいへーい」 澪先輩と律先輩が私の話をしていた。 なんだか気恥ずかしくなってしまい、入るに入れなくなってしまった。 もう少ししてから何食わぬ顔で入ろうと思い、中の様子を伺っていると、窓を開けていた澪先輩の後ろに律先輩が立った。 「澪は髪の毛短くしようと思った事ないの?」 「んー、ないよ。昔律が綺麗な髪だねって言ってくれたから」 二人の会話を聞きながら幼馴染みっていいな。と思っていると律先輩が澪先輩を抱き締めた。 「そんな昔の事よく覚えてたな」 「忘れるわけないだろ」 澪先輩はお腹に回されていた律先輩の手に自分の手を重ねた。 「私も覚えてるよ。澪...
  • 短編28
    毎日一緒に学校に行って、部活も一緒で、帰りも一緒。 それなのにもっとずっと一緒に居たいと思う。 一秒でも離れていたくない。 それぐらい君に夢中なんだ。 「私達って親友・・・だよな?」 「そうだけど、どうした?」 「うん・・・あのさ、それ以上の関係にはなれないのかな?」 募る想いが抑えきれなくなって溢れ出した。 澪はきょとんとした顔でこっちを見ている。 「・・・それ以上って?」 「そのままの意味だよ」 「恋人って事?」 「・・・うん」 言葉にされると何だか恥ずかしい。 でも、このままじゃ苦しくて仕方ないんだ。 澪がこんなに近くにいるのに遠く感じる。 もっと近くに行きたいんだ。 「律は私の事好き・・・なのか?」 「うん。ずっと澪の事考えてるし、もっと一緒に居たいって思ってる」 「そっか・・・」 黙ってしまった澪を見てられなくなり、俯いていると右手に...
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