アサシン

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アサシン - (2012/06/10 (日) 06:49:39) の1つ前との変更点

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#image(left,assassin_fuc.jpg) *&color(darkblue){&i(){「――――アサシンのサーヴァント、佐々木小次郎」}} 身長:176cm/体重:63kg 属性:秩序・悪 イメージカラー:群青 特技:剣 好きなもの:[[花、鳥、風、月>御津闇慈]] 苦手なもの:とくになし CV:[[三木>サガット]][[眞一郎>ブレイズ・ヒートニックス]] #clear PCゲーム「Fate/stay night」「Fate/hollow ataraxia」に登場するキャラクター。 これらを題材とした同人格闘ゲーム、「[[Fate/sword dance>FateSwordDance]]」と、 CAPCOMから発売された3D格闘ゲーム、「Fate/unlimited codes」にも登場している。 第五次聖杯戦争において、「アサシン(暗殺者)」のクラスのサーヴァント([[使い魔>レン]]の一種)として召喚され登場する。 「真名(英雄としての名)」は、かの[[宮本武蔵>暁武蔵]]と一騎打ちをしたとされる剣豪、「佐々木小次郎」。&link_anchor(*1){*1} 「[[暗>アイン]][[殺>オズワルド]][[者>リーゼロッテ・アッヒェンバッハ]]」のクラスながら五尺を超える[[やたら長い日本刀>セフィロス]]を持つ侍であり、 本来サーヴァントが隠すべき「真名(英雄としての名)」をさらりと明かす、英霊特有の宝具も魔力も持たないなど、通常のサーヴァントの常識から外れた存在。 ファンからの通称は名前を混ぜた「アサ次郎」や、後述の理由から「[[農民>伊達政宗]]」など。 #ref(FSN_ASSASSIN.jpg,,width=300) 風雅風流が服を着て歩いてるような人物。 あらゆる状況下、戦闘中や上司の体罰はおろか、口外するのも憚られる様な自らの凄惨な死の際においてですら自分の雅を貫き通す…[[…凄い漢だ。>・・・・すごい漢だ。]] また聖杯戦争の結果よりはその過程である強者との戦いに価値を見出しており、案外[[ランサー]]と気が合いそうである。 [[マスター>キャスター]]の側の事情と意向で、お寺の山門をサーヴァントを繋ぎとめる依り代にされたため、そこから離れられない。 この設定から『Fate/unlimited codes』のCPU戦では相手が誰であろうと(ラスボス以外)ステージは固定である。 #region(以下、原作などのネタバレ含む。) 卓越した剣技の持ち主であり、神話の英雄が集うFateという作品においても、単純に剣の腕前ならば右に出るものはいない。 ほぼ全てのサーヴァントと戦い、マスターによる支援があったとはいえ全騎撃退したという恐るべき戦績からもその実力を知る事ができる。 特に彼が生前燕を斬ろうとして編み出した秘剣「燕返し」は、英霊たちの「宝具」の域にまで達している剣技であり、 魔術も使わずに「多重次元屈折現象&link_anchor(*2){*2}」を起こすことで、異なる軌道を描く三つの斬撃を''全く同時に''生み出す。 燕返しの瞬間は実際に刀が三つに増えており、敵を囲む円の軌道、頭上から股下までを断つ縦の軌道、そして左右に逃げる敵を捉える横の軌道で作られる太刀筋の牢獄は、 アサシンの長刀と並外れた剣速から全く同時に放たれる事もあって、[[ランサー]]の槍とは違った意味で回避不可能の対人魔剣となる。 反面、その宝具並の剣技以外には目立った特殊能力も神秘も持たないため、あくまで「剣士」としてしか戦えないのが弱点である。 なお、PC版Fateに登場するサーヴァントの中で自分専用のBGMを持っているのは彼のみである。ある意味[[凄い漢だ>・・・・すごい漢だ。]]。 ちなみに、なぜ剣士でしかない彼が「アサシン(暗殺者)」として存在しているのかというと、 彼の[[マスター>キャスター]]による召喚が聖杯戦争のルールに違反していたためその弊害によるもの。 アサシン自身には「アサシンのサーヴァント」としての適正は全くないので、暗殺者としての能力は無いに等しい。 辛うじて元来のアサシンが持つ気配遮断くらいだが、本来のアサシンが持っている[[潜入能力>ソリッド・スネーク]]としてではなく、 小次郎の場合は卓越した剣士としての能力から派生した、[[明鏡止水の境地>ゴッドガンダム]]による気配を遮断する能力である。 ……と、色々複雑な設定を持ってはいる彼であるが、ぶっちゃけサーヴァントの中ではかなり影が薄い。 ルートによっては突入直後にやられてしまいその後の話には全く登場しない、なんてことも。 菌糸類によれば&b(){「目立っちゃ駄目」「目立たないのが華」}とのこと。 もっともそう扱いが悪いわけではなく、登場した場合は非常に『濃い』印象を残す為、アサシンのキャラを掴んだ的確な発言だと言える。 少なくとも1ルートでしか出てこない上にほとんどの外部出演で無視される本来のアサシン&link_anchor(*3){*3}に比べれば、遥かにマシだと言える。 ……彼もなかなか燻し銀の格好良さなんだがなぁ。 ちなみにマスターとの関係はかなり微妙。 平和な日常がメインの作品ではなんだかんだで好ましく思っているような描写が多いが、 本編やシリアスよりの戦闘メインの作品では命令を無視するなどあまり忠誠を誓ってはいない。 「タイガーころしあむ」ではギャグゲーらしく、虎聖杯の魔力が変な風に体を回ったのか[[ナルシスト>ピエール・モンタリオ]]の軟派師と豹変した。 もっとも女を口説く技術が400年前の安土桃山時代のそれであり、余人には理解し難い上に、口説き文句に悦に浸ってる間に女性は逃げて行くという……[[なんなんだアンタ]]? また[[アーチャー]]とランサーに[[良い男>阿部高和]]決定戦を挑むなど、素敵なまでのはっちゃけぶりを披露してくれる。 よほど門番から解放されたのが嬉しかったんだろうか。 アニメやPS2移植版、『unlimited codes』でのCVは[[三木眞一郎>イーノック]]氏。……やっぱり『[[コジロウ>マタドガス]]』だからなんだろうか。 &nicovideo(sm4193589) #endregion #region(ステータス) 筋力 C  魔力 E 耐久 E  幸運 A 敏捷 A+  宝具 ? 最速のサーヴァントといわれる[[ランサー]]や[[ライダー]]を差し置いて、敏捷が第五次のサーヴァント中トップ。 幸運が非常に高いのも興味深いところ。 #endregion #region(unlimitedcodesでは) 同じ長いリーチを特徴とするキャラでは[[競合>ランサー]][[相手>バーサーカー]]が多く、どのような味をつけて差別化されるのかとファンは期待していたが、 正直ランサーが高性能すぎるのもあって、&b(){見事に弱キャラの立ち位置になってしまった。} 原作における聖杯戦争においても弱キャラだった彼だが、よもやそんな所を[[原作再現]]されるとは彼も夢にも思わなかっただろう。 というか、アサシンは&b(){純粋な剣技では第五次最強のサーヴァントのハズなのだが…。} 原作での剣さばきはどこへやら、&b(){ほとんどの通常技の出は遅い。}そして&b(){リーチでも他のリーチ重視キャラに劣る}という時点で相当なものだが、 その上&b(){コンボ火力が平均クラス以下な上に打たれ弱く、相手を崩すための中段の択がほとんど存在しない。飛び道具持ちに当たっても厳しい。} 一応「投げから追撃が安定して決まる」「近接戦での手数の多さを支える必殺技」など長所はあるものの、 それは&b(){悲しいことに、ほとんどがランサーでも出来ることなのだ。}スタッフェ… 他にも、ダイヤ下位の理由として「コンボの火力に対し、難易度が見合っていない」というのも大きい。 彼のコンボにも『uc』の例にもれずループが含まれるのだが、そのループコンボの難易度が&b(){ゲーム中最大クラス}の難易度を誇る。 地上コンボから相手を打ち上げた後、『「6469A>4217C」×n』というjccがバリバリ絡むループを何度も繰り返さねばならず、 ジャンプへの化けや[[暴発]]によるコンボミスに怯ながらループを繰り返さねばならない。 しかも、「連続ヒットに伴う重力増加」や「相手キャラの重量」などを加味してディレイを加える必要もあり、 コンボ難易度はおそらく[[ライダー]]をも上回る。&b(){これ、『基礎コン』ですよね……!?} 動画サイトのコメントや熱心なファンから、&b(){「このコンボでレバー(方向キー)が壊れた」}という声が聞かれることからも、その難易度が伺えるというもの。 また、[[起き攻め]]が弱いという地味な弱点も持っている。 ランサーとの差別化の試みは一応見られる。 削りからコンボの締めまで、戦術に組み込みやすい連続技の「颪(おろし)三連」、後退しつつ相手を素早く切りつけ、切り返しにも使える「風車」。 弱中強全てに使い道があり、強はuc最大の無敵時間を誇り様々な場面で活躍する「雀刺し」、各種当身技など、手札はそれなりにある。 特に強雀刺しはその無敵時間から切り返しや反撃に使え、コンボに組み込めばコンボを継続しつつ相手のゲージを削れると利点が多く、 発生の遅さと自らもゲージを消費しなければいけないことを除けば至れり尽くせりの性能の[[昇龍>昇龍拳]]である。 &s(){ライバルであるランサーにも超性能昇龍が備わっているというのは禁句。ガードされて有利の昇龍って…。} また火力は低いものの、ゲージを使えば伸びないことはない。 超必殺技も原作再現で「[[燕返し>橘右京]]」ひとつだけ。 原作再現か、発動時の間合いが近いと投げ技、距離が遠いと打撃になる性質があり、 投げ技版は長い無敵時間も相まって文字通り&b(){回避も防御も不能となる。} ただし打撃版はカスヒットすると大幅に威力が落ち、コンボに組み込むと専用の補正で威力が半分に落ちてしまう。 これが低火力に拍車をかける一因であり、コンボの締めに出しても、悲しいほどに威力が伸びない。秘剣なのに! 多くのキャラとの組み合わせで不利がついてしまうキャラではあるが、原作での人気からか、使用者が少ないわけではない。 その立ち位置は少し[[トゥエルヴ]]に近いものがある。 彼のシナリオは割とガチな話で、原作前半のあるシーンから派生し独自のストーリーをたどる。 その中で彼は[[キャスター]]に[[セイバー]]との真剣勝負に水をさされたばかりか、令呪で命令され、不本意ながら完調でないセイバーを殺めることになる。 これに腹を立てたアサシンは、なんと&b(){キャスターに令呪を使い切らせ、下克上とばかりに斬殺。}&link_anchor(*4){*4} そして彼は柳洞寺に攻めこんできたバーサーカーに対し、令呪のブーストの加わった身体で最後の勝負を挑む。 &nicovideo(sm7004788) &sizex(4){&b(){「 ▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇!!」}} &sizex(5){&color(darkblue){&b(){「いずこの英霊かは存じ上げぬが、さぞや名のある武人とお見受けする。}}} &sizex(6){&color(darkblue){&b(){&space(2)我もまた秘剣の限りを尽くしてお応えしよう。いざ、参られよ!」}}} #endregion #co(){ #region(その他のアサシン) //記述の簡略化するためにコメントアウト。 //容量が圧迫してきたらこの部分を削除のこと 本項は、第五次聖杯戦争にキャスターのサーヴァントとして召喚されたアサシンを取り扱う項目であるため詳細には記述しないが、 公式には、アサシンのクラスを持つサーヴァントは彼を含めて5人存在する。 前述のルール通り、聖杯戦争においてアサシンのクラスを持つサーヴァントは必ず「ハサン・サッバーハ」として召喚される、はずなのだが… -『hollow』のアサシン 記憶があやふやなバゼットの前に立ちふさがる、小柄なアサシン。『ハサン』の名を冠すサーヴァントの一人。 ほとんどチョイ役に等しい存在で、物語には直接関連しない。 宝具は「空想電脳」。ルビはアサシンのルール通り『ザバーニーヤ』。 相手の脳を火薬に変えて吹き飛ばす、という地味にエグい能力を有する。 マスターは不明。 -『zero』のアサシン 『zero』ではきちんと正式な手続きを踏んで召喚されている。彼もまた「山の翁」の一人。 マスターは若き日の言峰綺礼。 遠坂時臣を討ち取るべく遠坂邸に侵入し、暗殺を試みるものの、[[ギルガメッシュ]]になすすべなく倒され、敗退したかに見えたが…? #co(){ 彼のザバーニーヤは「妄想幻像」。 『zero』のハサンは「百の貌のハサン」という異名を持ち、『多重人格』がまだ病として認識されていなかった時代、 内に宿した多種多様な人格と変装スキルを用い、多くの人間を暗殺してきた。 妄想幻像はその異名が形になったもので、多重人格の分割に伴い自身の霊的ポテンシャルの分割も行い、別の個体として活動することを可能とする。 これは「分身」ではなく、自身の内にある人格・肉体を切り離し別個の個体として活動できるようにしたものなので、 個体それぞれで性別・姿形が異なり、人格の差もある模様。 ただし分割するごとにそれぞれの個体の性能は落ちていく。ただし固有スキル「気配遮断」だけはいくら分割しても劣化せず、失われない。 また人格を分割せずとも、それぞれの専業スキルををある程度発揮できる「専科百般」のスキルを保有し、 その種類は戦術、学術、隠密術、暗殺術、詐術、話術、その他32種にも及ぶ。 表向きの脱落は遠坂陣営の策略で、切り離したハサンの一人を捨て駒にすることで言峰が脱落したと見せかけ、 アサシンの諜報活動をスムーズに進めるためのフェイク。 その後は、遠坂陣営の忠実な駒として言峰の指揮下で暗躍する。 余談だが、どの人格も誤差はあれど''[[『マスターに忠実、職務に忠実』>十六夜咲夜]]''という従者の鑑のような性格で、サーヴァントとしては実に扱いやすいとか。 } -『EXTRA』のアサシン EXTRAでは聖杯戦争の主催者の違いからか、「アサシンのルール」は撤廃されている。 &font(17,red,b){「さて----未だ五体を使わねば立ちいかぬ套路(とうろ)だが、冥土の土産に一凶、馳走してくれよう!!」} 中東の特徴的な装束を纏った、偉丈夫の拳士のサーヴァント。 CVは[[安井>八神庵]][[邦彦>破裏拳ポリマー]]氏。 「呵呵呵呵(カカカカ)!」と特徴的な笑い声を発し、殺しを楽しんでいるきらいがある。 ''[[「常時姿が見えない」>古明地こいし]]''という能力を持ち、中国武術(八極拳)を用いて多くの対戦相手を本戦の前に葬ってきた。 #co(){ 型月世界のアサシンの中でもトップクラスに強力なアサシン。 能力もさることながら、恐るべきはその拳の威力。 劇中で(パートナーの)背後から放たれた拳の一撃は''主人公のサーヴァントを一撃で瀕死に追い込むほどの威力を持ち、急所こそ外したが再起不能にまで追い込んだ。'' 面と向かっての戦闘でもその拳を遺憾なく生かし、他クラスと渡り合えるほどの白兵戦を演じてみるなど、最早アサシンの域を超えた強さを誇る。 [[お前のような暗殺者がいるか。>なんなんだアンタ]] まぁ、[[「ゲームだからしょうがない」>○○だからしょうがない]]と言ってしまえばそれまでなのだが。 ちなみにHPもアサシンとは思えないほど高い。本当に暗殺者ですか? 宝具は『无二打』。正確には宝具ではなく、彼の奥義が宝具として形になったもの。 周囲を自分の「気」で満たし、相手を『呑む』ことによって一部の神経の緊張状態を誘発、 そこに直接拳を撃ちこむことで、迷走神経反射によって心停止・ショック死させるという、彼の武術の真髄。 マスターはユリウス・ベルキスク・ハーウェイ。 西欧財閥から派遣された兄・レオの勝利を確実なものにすべく、聖杯戦争の裏で汚れ仕事を請け負う[[暗>アイン]][[殺>ミリア=レイジ]][[者>堕瓏]]。 非常に寡黙な性格で、本戦開始前は[[ある人物>キャスター]]の役割を借りて「月海原学園の教師」という立場でログインしていた。 本項のアサシンと同じく、武術を究めた末に魔法の近くまで到達した『魔拳士』。 真名はネタバレにつき伏せるが、[[『八極拳に>有間都古]][[二の打ち>ジョンス・リー]][[要らず』>紅美鈴]]と言えば察しのいい方は気付くのではないだろうか。 } #endregion } ---- ***MUGENでのアサシン #image(assassin.gif) MUGENでは、[[Fate/sword dance>FateSwordDance]]のものをお家氏が製作している。 基本的には[[原作再現]]であり、刀を生かしたリーチの長い攻撃を多数持つ。 また[[AI]]もそれなりに強い。 CVをFate/unlimited codesの三木眞一郎ボイスに変えるパッチも公開された。 これで出番も増える……かも? キャラ以外では[[ドロウィン]]氏の[[キャスター]]が[[ストライカー]]として寺の山門ごと召喚する。 **出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[アサシン],sort=hiduke,100) ''削除済み'' #list_by_tagsearch_cache([削除済み大会],[アサシン],sort=hiduke,100) ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[アサシン],sort=hiduke,100) #co(){ ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[アサシン],sort=hiduke,100) } ***出演ストーリー [[MUGEN'S EVERYDAY'S]](佐々木小二郎) [[この世界の片隅で]] [[北方学園生徒会!]] [[半人半霊のこころ]] [[震えるはその名か、魂か>>http://nico.ms/sm14391847]] [[無限を翔る聖蓮船]] [[夢冥の途]] [[厄神さまのおしごと]] [[特別課外活動部事件簿]] ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} 実際には、彼は佐々木小次郎本人ではない。 「『佐々木小次郎』という殻を被るのに相応しい実力を持った名も無き剣豪の亡霊」という設定で、生前は霊感もない、真っ当な百姓であったらしい。 他にやることがなかったのでただひたすらに剣を振るっていたら、英霊の宝具の領域にまで到達した剣技を得たとか。 &s(){忘我の中に修行あり。} その剣技こそが「燕返し」であり、また冬木の寺に縁もあった為、キャスターの召還で呼び出されたのだという。 当人曰く「読み書きなど知らぬし、名前を持つほど余裕のある人間ではなかった」とのこと。 hollowにおいては偽名として「津田小次郎」を名乗っているが、これは宮本武蔵の伝記である『兵法大祖武州玄信公伝来』に登場する人物の名前。 よってアサシン本人とは関係ないと思われる。&s(){サーヴァントにこんな知識まで与える聖杯っていったい……} ちなみにアンリミテッドコードではお寺の山門前でやることがないので、ひたすら[[林檎を斬る>橘右京]]ミニゲームがある。 &nicovideo(sm5914395) #region(補足説明など) 実際、佐々木小次郎という人物は流派、生没年から「本当に宮本武蔵と決闘したのか」まで、非常に謎が多い。 少なくとも、(例えば本項目のアサシンや[[この人>橘右京]]のような)「物干し竿のように長い刀を持った[[伊達男>伊達政宗]]」という佐々木小次郎像は 吉川英治の「宮本武蔵」に拠る物であり、「実在しない架空の人物」という表現もあながち的外れとは言い難い。 ただし実際にいたという話も当然存在する。 富田勢源の弟子入りをしており、また京都鞍馬で修験者と混じり修行していたという話は列記としてある。 巌流の「巌」は鞍馬の山岳から名づけられたと言われる。 また現在の山口県岩国市で生まれたという記録もあるらしい。 なお、本編内におけるアサシンの台詞やキャラクター解説の文中においても「佐々木小次郎が実在した事」そのものは肯定も否定もしていない。 加えて「佐々木小次郎」が操った「本当の燕返し」に関しても一切の記述は登場していない為、果たして如何なる人物なのかは謎のままである。 まぁExtraやFakeでは[[お伽話そのもの>アリス(女神転生)]]やら[[噂>ジャック・ザ・リッパー]]が英霊化したサーヴァントが登場したので実在してなくても英霊の座にいる可能性はあるが。 ちなみにセイバーが男だった原案では佐々木小次郎本人がアサシンとして登場する予定だったようである。 #endregion &aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}} ルビは「キシュア・ゼルレッチ」。 これはTYPE-MOONの第二魔法「並行世界の運営([[並行世界へ渡る>ゲシュペンスト]]ことや、モノを引き出すことが出来る)」を使用可能な魔法使いの名前で、 もの凄く簡単に言うと「&b(){数が増える}」現象の単なる固有名詞であって、現象自体の詳しい説明は作中でもない。 というか、説明などできよう筈も無いくらい高度な技術の産物なのだ。&b(){最も貴い幻想}である宝具と&b(){互角の扱いの剣技}なのだから。 TYPE-MOONの諸作品においては「魔術=現代技術でも再現可能な現象」「魔法=絶対に再現不可能な現象」という区分がされており、 その事から一般の魔術師と[[魔法使い>蒼崎青子]]の間には、とんでもなく大きくて絶対的な隔たりが存在している。 [[魔法を追い求めて狂ってしまった人物>ワラキアの夜]]も存在するくらいで、其処からもアサシンの凄まじさがわかろうと言うものだ。 魔術の魔の字も知らないようなただの人間が、ひたすら剣を振るってただけで魔法に手をかけてしまったのだから、何と言うか……。 あとたまにファンの間でネタにされるが、&b(){そんな真似をしないと斬り捨てられない燕}というのも冷静に考えるとかなりやばい。 超音速で飛行する妖怪TSUBAMEだったのではなかろうか。 ちなみに彼のマスターであるキャスターもまた、神代の――つまり多くの魔術が「魔法」だった時代の魔術師であり、最も魔法使いに近い魔術師である。 余談になるが、Fateの外伝「EXTRA」においても同じアサシンのクラスを持ち、武術([[中国拳法>ジョンス・リー]])を究めた末魔法に近い神業に至った人物が登場する。 …もう暗殺者じゃなくて武芸者のクラスにしたほうがいいんじゃなかろうか。 &aname(*3,option=nolink){&color(red){*3}} 冬木の聖杯戦争においては、ある暗殺教団の歴代教祖の誰か一人が「アサシン」として呼ばれる、というルールがある。 この項で述べられているアサシンは実際のところ偽のアサシンなのだ。 その真名は「ハサン・サッバーハ」。シーア派のイスマーイール派・ニザール派の始祖。所謂「アサシン」という言葉の元となった存在である。 「ハサン」の名は代々の教祖が継いでいくものでもある。 彼(彼ら?)の聖杯への願いは何度、どのハサンが呼び出されても同じ。&bold(){「自分以外のハサンを消し、自分が唯一のハサンとなる」}。 この様な当項目アサシンも越えた実に殺伐シリアスなキャラクターである。 …もっとも、本編にhollowにZeroやプリズマ、fakeにucにEXTRAと、Fateのほとんどの作品で次のような悲しい現実がある。 &b(){「歴代当主であるアサシンはひどい目に遭ったり出番がなかったりするので、歴代当主でないアサシンのほうが目立つ」}という…… &aname(*4,option=nolink){&color(red){*4}} 余談だが、原作では当のキャスター自身も&b(){自分を召喚したマスターに令呪を全て使わせ、その上で殺害}している。 (現在のキャスターのマスターは1人目を殺害した後に出会い、改めて契約した2人目のマスター) なんという因果応報であろうか。 ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。) //剣士,|CV:三木眞一郎|
#image(left,assassin_fuc.jpg) *&color(darkblue){&i(){「――――アサシンのサーヴァント、佐々木小次郎」}} 身長:176cm/体重:63kg 属性:秩序・悪 イメージカラー:群青 特技:剣 好きなもの:[[花、鳥、風、月>御津闇慈]] 苦手なもの:とくになし CV:[[三木>サガット]][[眞一郎>ブレイズ・ヒートニックス]] #clear PCゲーム「Fate/stay night」「Fate/hollow ataraxia」に登場するキャラクター。 これらを題材とした同人格闘ゲーム、「[[Fate/sword dance>FateSwordDance]]」と、 CAPCOMから発売された3D格闘ゲーム、「Fate/unlimited codes」にも登場している。 第五次聖杯戦争において、「アサシン(暗殺者)」のクラスのサーヴァント([[使い魔>レン]]の一種)として召喚され登場する。 「真名(英雄としての名)」は、かの[[宮本武蔵>暁武蔵]]と一騎打ちをしたとされる剣豪、「佐々木小次郎」。&link_anchor(*1){*1} 「[[暗>アイン]][[殺>オズワルド]][[者>リーゼロッテ・アッヒェンバッハ]]」のクラスながら五尺を超える[[やたら長い日本刀>セフィロス]]を持つ侍であり、 本来サーヴァントが隠すべき「真名(英雄としての名)」をさらりと明かす、英霊特有の宝具も魔力も持たないなど、通常のサーヴァントの常識から外れた存在。 ファンからの通称は名前を混ぜた「アサ次郎」や、後述の理由から「[[農民>伊達政宗]]」など。 #ref(FSN_ASSASSIN.jpg,,width=300) 風雅風流が服を着て歩いてるような人物。 あらゆる状況下、戦闘中や上司の体罰はおろか、口外するのも憚られる様な自らの凄惨な死の際においてですら自分の雅を貫き通す…[[…凄い漢だ。>・・・・すごい漢だ。]] また聖杯戦争の結果よりはその過程である強者との戦いに価値を見出しており、案外[[ランサー]]と気が合いそうである。 [[マスター>キャスター]]の側の事情と意向で、お寺の山門をサーヴァントを繋ぎとめる依り代にされたため、そこから離れられない。 この設定から『Fate/unlimited codes』のCPU戦では相手が誰であろうと(ラスボス以外)ステージは固定である。 #region(以下、原作などのネタバレ含む。) 卓越した剣技の持ち主であり、神話の英雄が集うFateという作品においても、単純に剣の腕前ならば右に出るものはいない。 ほぼ全てのサーヴァントと戦い、マスターによる支援があったとはいえ全騎撃退したという恐るべき戦績からもその実力を知る事ができる。 特に彼が生前燕を斬ろうとして編み出した秘剣「燕返し」は、英霊たちの「宝具」の域にまで達している剣技であり、 魔術も使わずに「多重次元屈折現象&link_anchor(*2){*2}」を起こすことで、異なる軌道を描く三つの斬撃を''全く同時に''生み出す。 燕返しの瞬間は実際に刀が三つに増えており、敵を囲む円の軌道、頭上から股下までを断つ縦の軌道、そして左右に逃げる敵を捉える横の軌道で作られる太刀筋の牢獄は、 アサシンの長刀と並外れた剣速から全く同時に放たれる事もあって、[[ランサー]]の槍とは違った意味で回避不可能の対人魔剣となる。 反面、その宝具並の剣技以外には目立った特殊能力も神秘も持たないため、あくまで「剣士」としてしか戦えないのが弱点である。 なお、PC版Fateに登場するサーヴァントの中で自分専用のBGMを持っているのは彼のみである。ある意味[[凄い漢だ>・・・・すごい漢だ。]]。 ちなみに、なぜ剣士でしかない彼が「アサシン(暗殺者)」として存在しているのかというと、 彼の[[マスター>キャスター]]による召喚が聖杯戦争のルールに違反していたためその弊害によるもの。 アサシン自身には「アサシンのサーヴァント」としての適正は全くないので、暗殺者としての能力は無いに等しい。 辛うじて元来のアサシンが持つ気配遮断くらいだが、本来のアサシンが持っている[[潜入能力>ソリッド・スネーク]]としてではなく、 小次郎の場合は卓越した剣士としての能力から派生した、[[明鏡止水の境地>ゴッドガンダム]]による気配を遮断する能力である。 ……と、色々複雑な設定を持ってはいる彼であるが、ぶっちゃけサーヴァントの中ではかなり影が薄い。 ルートによっては突入直後にやられてしまいその後の話には全く登場しない、なんてことも。 菌糸類によれば&b(){「目立っちゃ駄目」「目立たないのが華」}とのこと。 もっともそう扱いが悪いわけではなく、登場した場合は非常に『濃い』印象を残す為、アサシンのキャラを掴んだ的確な発言だと言える。 少なくとも1ルートでしか出てこない上にほとんどの外部出演で無視される本来のアサシン&link_anchor(*3){*3}に比べれば、遥かにマシだと言える。 ……彼もなかなか燻し銀の格好良さなんだがなぁ。 ちなみにマスターとの関係はかなり微妙。 平和な日常がメインの作品ではなんだかんだで好ましく思っているような描写が多いが、 本編やシリアスよりの戦闘メインの作品では命令を無視するなどあまり忠誠を誓ってはいない。 「タイガーころしあむ」ではギャグゲーらしく、虎聖杯の魔力が変な風に体を回ったのか[[ナルシスト>ピエール・モンタリオ]]の軟派師と豹変した。 もっとも女を口説く技術が400年前の安土桃山時代のそれであり、余人には理解し難い上に、口説き文句に悦に浸ってる間に女性は逃げて行くという……[[なんなんだアンタ]]? また[[アーチャー]]とランサーに[[良い男>阿部高和]]決定戦を挑むなど、素敵なまでのはっちゃけぶりを披露してくれる。 よほど門番から解放されたのが嬉しかったんだろうか。 &nicovideo(sm12401880) アニメやPS2移植版、『unlimited codes』でのCVは[[三木眞一郎>イーノック]]氏。……やっぱり『[[コジロウ>マタドガス]]』だからなんだろうか。 &nicovideo(sm4193589) #endregion #region(ステータス) 筋力 C  魔力 E 耐久 E  幸運 A 敏捷 A+  宝具 ? 最速のサーヴァントといわれる[[ランサー]]や[[ライダー]]を差し置いて、敏捷が第五次のサーヴァント中トップ。 幸運が非常に高いのも興味深いところ。 #endregion #region(unlimitedcodesでは) 同じ長いリーチを特徴とするキャラでは[[競合>ランサー]][[相手>バーサーカー]]が多く、どのような味をつけて差別化されるのかとファンは期待していたが、 正直ランサーが高性能すぎるのもあって、&b(){見事に弱キャラの立ち位置になってしまった。} 原作における聖杯戦争においても弱キャラだった彼だが、よもやそんな所を[[原作再現]]されるとは彼も夢にも思わなかっただろう。 というか、アサシンは&b(){純粋な剣技では第五次最強のサーヴァントのハズなのだが…。} 原作での剣さばきはどこへやら、&b(){ほとんどの通常技の出は遅い。}そして&b(){リーチでも他のリーチ重視キャラに劣る}という時点で相当なものだが、 その上&b(){コンボ火力が平均クラス以下な上に打たれ弱く、相手を崩すための中段の択がほとんど存在しない。飛び道具持ちに当たっても厳しい。} 一応「投げから追撃が安定して決まる」「近接戦での手数の多さを支える必殺技」など長所はあるものの、 それは&b(){悲しいことに、ほとんどがランサーでも出来ることなのだ。}スタッフェ… 他にも、ダイヤ下位の理由として「コンボの火力に対し、難易度が見合っていない」というのも大きい。 彼のコンボにも『uc』の例にもれずループが含まれるのだが、そのループコンボの難易度が&b(){ゲーム中最大クラス}の難易度を誇る。 地上コンボから相手を打ち上げた後、『「6469A>4217C」×n』というjccがバリバリ絡むループを何度も繰り返さねばならず、 ジャンプへの化けや[[暴発]]によるコンボミスに怯ながらループを繰り返さねばならない。 しかも、「連続ヒットに伴う重力増加」や「相手キャラの重量」などを加味してディレイを加える必要もあり、 コンボ難易度はおそらく[[ライダー]]をも上回る。&b(){これ、『基礎コン』ですよね……!?} 動画サイトのコメントや熱心なファンから、&b(){「このコンボでレバー(方向キー)が壊れた」}という声が聞かれることからも、その難易度が伺えるというもの。 また、[[起き攻め]]が弱いという地味な弱点も持っている。 ランサーとの差別化の試みは一応見られる。 削りからコンボの締めまで、戦術に組み込みやすい連続技の「颪(おろし)三連」、後退しつつ相手を素早く切りつけ、切り返しにも使える「風車」。 弱中強全てに使い道があり、強はuc最大の無敵時間を誇り様々な場面で活躍する「雀刺し」、各種当身技など、手札はそれなりにある。 特に強雀刺しはその無敵時間から切り返しや反撃に使え、コンボに組み込めばコンボを継続しつつ相手のゲージを削れると利点が多く、 発生の遅さと自らもゲージを消費しなければいけないことを除けば至れり尽くせりの性能の[[昇龍>昇龍拳]]である。 &s(){ライバルであるランサーにも超性能昇龍が備わっているというのは禁句。ガードされて有利の昇龍って…。} また火力は低いものの、ゲージを使えば伸びないことはない。 超必殺技も原作再現で「[[燕返し>橘右京]]」ひとつだけ。 原作再現か、発動時の間合いが近いと投げ技、距離が遠いと打撃になる性質があり、 投げ技版は長い無敵時間も相まって文字通り&b(){回避も防御も不能となる。} ただし打撃版はカスヒットすると大幅に威力が落ち、コンボに組み込むと専用の補正で威力が半分に落ちてしまう。 これが低火力に拍車をかける一因であり、コンボの締めに出しても、悲しいほどに威力が伸びない。秘剣なのに! 多くのキャラとの組み合わせで不利がついてしまうキャラではあるが、原作での人気からか、使用者が少ないわけではない。 その立ち位置は少し[[トゥエルヴ]]に近いものがある。 彼のシナリオは割とガチな話で、原作前半のあるシーンから派生し独自のストーリーをたどる。 その中で彼は[[キャスター]]に[[セイバー]]との真剣勝負に水をさされたばかりか、令呪で命令され、不本意ながら完調でないセイバーを殺めることになる。 これに腹を立てたアサシンは、なんと&b(){キャスターに令呪を使い切らせ、下克上とばかりに斬殺。}&link_anchor(*4){*4} そして彼は柳洞寺に攻めこんできたバーサーカーに対し、令呪のブーストの加わった身体で最後の勝負を挑む。 &nicovideo(sm7004788) &sizex(4){&b(){「 ▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇!!」}} &sizex(5){&color(darkblue){&b(){「いずこの英霊かは存じ上げぬが、さぞや名のある武人とお見受けする。}}} &sizex(6){&color(darkblue){&b(){&space(2)我もまた秘剣の限りを尽くしてお応えしよう。いざ、参られよ!」}}} #endregion #co(){ #region(その他のアサシン) //記述の簡略化するためにコメントアウト。 //容量が圧迫してきたらこの部分を削除のこと 本項は、第五次聖杯戦争にキャスターのサーヴァントとして召喚されたアサシンを取り扱う項目であるため詳細には記述しないが、 公式には、アサシンのクラスを持つサーヴァントは彼を含めて5人存在する。 前述のルール通り、聖杯戦争においてアサシンのクラスを持つサーヴァントは必ず「ハサン・サッバーハ」として召喚される、はずなのだが… -『hollow』のアサシン 記憶があやふやなバゼットの前に立ちふさがる、小柄なアサシン。『ハサン』の名を冠すサーヴァントの一人。 ほとんどチョイ役に等しい存在で、物語には直接関連しない。 宝具は「空想電脳」。ルビはアサシンのルール通り『ザバーニーヤ』。 相手の脳を火薬に変えて吹き飛ばす、という地味にエグい能力を有する。 マスターは不明。 -『zero』のアサシン 『zero』ではきちんと正式な手続きを踏んで召喚されている。彼もまた「山の翁」の一人。 マスターは若き日の言峰綺礼。 遠坂時臣を討ち取るべく遠坂邸に侵入し、暗殺を試みるものの、[[ギルガメッシュ]]になすすべなく倒され、敗退したかに見えたが…? #co(){ 彼のザバーニーヤは「妄想幻像」。 『zero』のハサンは「百の貌のハサン」という異名を持ち、『多重人格』がまだ病として認識されていなかった時代、 内に宿した多種多様な人格と変装スキルを用い、多くの人間を暗殺してきた。 妄想幻像はその異名が形になったもので、多重人格の分割に伴い自身の霊的ポテンシャルの分割も行い、別の個体として活動することを可能とする。 これは「分身」ではなく、自身の内にある人格・肉体を切り離し別個の個体として活動できるようにしたものなので、 個体それぞれで性別・姿形が異なり、人格の差もある模様。 ただし分割するごとにそれぞれの個体の性能は落ちていく。ただし固有スキル「気配遮断」だけはいくら分割しても劣化せず、失われない。 また人格を分割せずとも、それぞれの専業スキルををある程度発揮できる「専科百般」のスキルを保有し、 その種類は戦術、学術、隠密術、暗殺術、詐術、話術、その他32種にも及ぶ。 表向きの脱落は遠坂陣営の策略で、切り離したハサンの一人を捨て駒にすることで言峰が脱落したと見せかけ、 アサシンの諜報活動をスムーズに進めるためのフェイク。 その後は、遠坂陣営の忠実な駒として言峰の指揮下で暗躍する。 余談だが、どの人格も誤差はあれど''[[『マスターに忠実、職務に忠実』>十六夜咲夜]]''という従者の鑑のような性格で、サーヴァントとしては実に扱いやすいとか。 } -『EXTRA』のアサシン EXTRAでは聖杯戦争の主催者の違いからか、「アサシンのルール」は撤廃されている。 &font(17,red,b){「さて----未だ五体を使わねば立ちいかぬ套路(とうろ)だが、冥土の土産に一凶、馳走してくれよう!!」} 中東の特徴的な装束を纏った、偉丈夫の拳士のサーヴァント。 CVは[[安井>八神庵]][[邦彦>破裏拳ポリマー]]氏。 「呵呵呵呵(カカカカ)!」と特徴的な笑い声を発し、殺しを楽しんでいるきらいがある。 ''[[「常時姿が見えない」>古明地こいし]]''という能力を持ち、中国武術(八極拳)を用いて多くの対戦相手を本戦の前に葬ってきた。 #co(){ 型月世界のアサシンの中でもトップクラスに強力なアサシン。 能力もさることながら、恐るべきはその拳の威力。 劇中で(パートナーの)背後から放たれた拳の一撃は''主人公のサーヴァントを一撃で瀕死に追い込むほどの威力を持ち、急所こそ外したが再起不能にまで追い込んだ。'' 面と向かっての戦闘でもその拳を遺憾なく生かし、他クラスと渡り合えるほどの白兵戦を演じてみるなど、最早アサシンの域を超えた強さを誇る。 [[お前のような暗殺者がいるか。>なんなんだアンタ]] まぁ、[[「ゲームだからしょうがない」>○○だからしょうがない]]と言ってしまえばそれまでなのだが。 ちなみにHPもアサシンとは思えないほど高い。本当に暗殺者ですか? 宝具は『无二打』。正確には宝具ではなく、彼の奥義が宝具として形になったもの。 周囲を自分の「気」で満たし、相手を『呑む』ことによって一部の神経の緊張状態を誘発、 そこに直接拳を撃ちこむことで、迷走神経反射によって心停止・ショック死させるという、彼の武術の真髄。 マスターはユリウス・ベルキスク・ハーウェイ。 西欧財閥から派遣された兄・レオの勝利を確実なものにすべく、聖杯戦争の裏で汚れ仕事を請け負う[[暗>アイン]][[殺>ミリア=レイジ]][[者>堕瓏]]。 非常に寡黙な性格で、本戦開始前は[[ある人物>キャスター]]の役割を借りて「月海原学園の教師」という立場でログインしていた。 本項のアサシンと同じく、武術を究めた末に魔法の近くまで到達した『魔拳士』。 真名はネタバレにつき伏せるが、[[『八極拳に>有間都古]][[二の打ち>ジョンス・リー]][[要らず』>紅美鈴]]と言えば察しのいい方は気付くのではないだろうか。 } #endregion } ---- ***MUGENでのアサシン #image(assassin.gif) MUGENでは、[[Fate/sword dance>FateSwordDance]]のものをお家氏が製作している。 基本的には[[原作再現]]であり、刀を生かしたリーチの長い攻撃を多数持つ。 また[[AI]]もそれなりに強い。 CVをFate/unlimited codesの三木眞一郎ボイスに変えるパッチも公開された。 これで出番も増える……かも? キャラ以外では[[ドロウィン]]氏の[[キャスター]]が[[ストライカー]]として寺の山門ごと召喚する。 **出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[アサシン],sort=hiduke,100) ''削除済み'' #list_by_tagsearch_cache([削除済み大会],[アサシン],sort=hiduke,100) ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[アサシン],sort=hiduke,100) #co(){ ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[アサシン],sort=hiduke,100) } ***出演ストーリー [[MUGEN'S EVERYDAY'S]](佐々木小二郎) [[この世界の片隅で]] [[北方学園生徒会!]] [[半人半霊のこころ]] [[震えるはその名か、魂か>>http://nico.ms/sm14391847]] [[無限を翔る聖蓮船]] [[夢冥の途]] [[厄神さまのおしごと]] [[特別課外活動部事件簿]] ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} 実際には、彼は佐々木小次郎本人ではない。 「『佐々木小次郎』という殻を被るのに相応しい実力を持った名も無き剣豪の亡霊」という設定で、生前は霊感もない、真っ当な百姓であったらしい。 他にやることがなかったのでただひたすらに剣を振るっていたら、英霊の宝具の領域にまで到達した剣技を得たとか。 &s(){忘我の中に修行あり。} その剣技こそが「燕返し」であり、また冬木の寺に縁もあった為、キャスターの召還で呼び出されたのだという。 当人曰く「読み書きなど知らぬし、名前を持つほど余裕のある人間ではなかった」とのこと。 hollowにおいては偽名として「津田小次郎」を名乗っているが、これは宮本武蔵の伝記である『兵法大祖武州玄信公伝来』に登場する人物の名前。 よってアサシン本人とは関係ないと思われる。&s(){サーヴァントにこんな知識まで与える聖杯っていったい……} ちなみにアンリミテッドコードではお寺の山門前でやることがないので、ひたすら[[林檎を斬る>橘右京]]ミニゲームがある。 &nicovideo(sm5914395) #region(補足説明など) 実際、佐々木小次郎という人物は流派、生没年から「本当に宮本武蔵と決闘したのか」まで、非常に謎が多い。 少なくとも、(例えば本項目のアサシンや[[この人>橘右京]]のような)「物干し竿のように長い刀を持った[[伊達男>伊達政宗]]」という佐々木小次郎像は 吉川英治の「宮本武蔵」に拠る物であり、「実在しない架空の人物」という表現もあながち的外れとは言い難い。 ただし実際にいたという話も当然存在する。 富田勢源の弟子入りをしており、また京都鞍馬で修験者と混じり修行していたという話は列記としてある。 巌流の「巌」は鞍馬の山岳から名づけられたと言われる。 また現在の山口県岩国市で生まれたという記録もあるらしい。 なお、本編内におけるアサシンの台詞やキャラクター解説の文中においても「佐々木小次郎が実在した事」そのものは肯定も否定もしていない。 加えて「佐々木小次郎」が操った「本当の燕返し」に関しても一切の記述は登場していない為、果たして如何なる人物なのかは謎のままである。 まぁExtraやFakeでは[[お伽話そのもの>アリス(女神転生)]]やら[[噂>ジャック・ザ・リッパー]]が英霊化したサーヴァントが登場したので実在してなくても英霊の座にいる可能性はあるが。 ちなみにセイバーが男だった原案では佐々木小次郎本人がアサシンとして登場する予定だったようである。 #endregion &aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}} ルビは「キシュア・ゼルレッチ」。 これはTYPE-MOONの第二魔法「並行世界の運営([[並行世界へ渡る>ゲシュペンスト]]ことや、モノを引き出すことが出来る)」を使用可能な魔法使いの名前で、 もの凄く簡単に言うと「&b(){数が増える}」現象の単なる固有名詞であって、現象自体の詳しい説明は作中でもない。 というか、説明などできよう筈も無いくらい高度な技術の産物なのだ。&b(){最も貴い幻想}である宝具と&b(){互角の扱いの剣技}なのだから。 TYPE-MOONの諸作品においては「魔術=現代技術でも再現可能な現象」「魔法=絶対に再現不可能な現象」という区分がされており、 その事から一般の魔術師と[[魔法使い>蒼崎青子]]の間には、とんでもなく大きくて絶対的な隔たりが存在している。 [[魔法を追い求めて狂ってしまった人物>ワラキアの夜]]も存在するくらいで、其処からもアサシンの凄まじさがわかろうと言うものだ。 魔術の魔の字も知らないようなただの人間が、ひたすら剣を振るってただけで魔法に手をかけてしまったのだから、何と言うか……。 あとたまにファンの間でネタにされるが、&b(){そんな真似をしないと斬り捨てられない燕}というのも冷静に考えるとかなりやばい。 超音速で飛行する妖怪TSUBAMEだったのではなかろうか。 ちなみに彼のマスターであるキャスターもまた、神代の――つまり多くの魔術が「魔法」だった時代の魔術師であり、最も魔法使いに近い魔術師である。 余談になるが、Fateの外伝「EXTRA」においても同じアサシンのクラスを持ち、武術([[中国拳法>ジョンス・リー]])を究めた末魔法に近い神業に至った人物が登場する。 …もう暗殺者じゃなくて武芸者のクラスにしたほうがいいんじゃなかろうか。 &aname(*3,option=nolink){&color(red){*3}} 冬木の聖杯戦争においては、ある暗殺教団の歴代教祖の誰か一人が「アサシン」として呼ばれる、というルールがある。 この項で述べられているアサシンは実際のところ偽のアサシンなのだ。 その真名は「ハサン・サッバーハ」。シーア派のイスマーイール派・ニザール派の始祖。所謂「アサシン」という言葉の元となった存在である。 「ハサン」の名は代々の教祖が継いでいくものでもある。 彼(彼ら?)の聖杯への願いは何度、どのハサンが呼び出されても同じ。&bold(){「自分以外のハサンを消し、自分が唯一のハサンとなる」}。 この様な当項目アサシンも越えた実に殺伐シリアスなキャラクターである。 …もっとも、本編にhollowにZeroやプリズマ、fakeにucにEXTRAと、Fateのほとんどの作品で次のような悲しい現実がある。 &b(){「歴代当主であるアサシンはひどい目に遭ったり出番がなかったりするので、歴代当主でないアサシンのほうが目立つ」}という…… &aname(*4,option=nolink){&color(red){*4}} 余談だが、原作では当のキャスター自身も&b(){自分を召喚したマスターに令呪を全て使わせ、その上で殺害}している。 (現在のキャスターのマスターは1人目を殺害した後に出会い、改めて契約した2人目のマスター) なんという因果応報であろうか。 ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。) //剣士,|CV:三木眞一郎|

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