「文芸部は、自分を表現する場所なの」
海外産のビジュアルノベル『ドキドキ文芸部!』(原題『Doki Doki Literature Club!』)のヒロインの一人。
名前の読みは「モニカ」。バージョンアップ版『ドキドキ文芸部プラス!』の公式日本語版では正式に「モニカ」表記となっている。
ランボー とは付かない。
本作はゲーム中は基本的に
ボイス は無いが、とあるイベントで流れるJillian Ashcraft女史の歌がモニカの肉声とされている。
文芸部の部長で
ポニーテール と
エメラルドグリーンの瞳 が特徴的な高校2年生。身長は160㎝で誕生日は9月22日。
容貌は言わずもがな、成績も優秀な
才色兼備のクラスのマドンナ的存在 。
明るく朗らかで女子だけの文芸部に男子である主人公を快く迎え入れる大らかさを持つ性格である一方、
以前所属していたディベート部での論争に疲れて文芸部を立ち上げた経歴があるように、
争いごとや人間関係をまとめるのは少々苦手で、部員間のいざこざに対して強く出られない一面も持つ。
この点は副部長のサヨリの存在のおかげでまとまっているといってよい。
合間にピアノを独学で練習しているらしく、たまに部活に遅れてくることがある。
また、本編では描写されていないが、
ベジタリアン 。これはCO2排出量への配慮であって動物愛護精神の類ではないらしい。
+
『ドキドキ文芸部!』概要
かつて『
Project M 』の開発に携わったDan Salvato氏率いるTeam Salvato制作のビジュアルノベルゲームかつ、アメリカ産のギャルゲー。
あるきっかけから文芸部に入部することとなった主人公がモニカの他、
の4人と詩を通じて交流することとなる。
基本的にはオーソドックスなギャルゲーだが、ゲーム中の1日の終わりに8つの単語から1つを選択していく詩を書くモードがあり、
通常の選択肢に加え、この時に選んだ単語でそれぞれのヒロインの好感度が変動する特徴的なシステムを持つ。
もちろん好感度を上げたヒロインと一枚絵CGつきで絆を深める嬉し恥ずかしの個別イベントが入るという恋愛ADVのお約束もバッチリ。
なお、
モニカは個別イベントとルートが存在しない非攻略対象のキャラ であり、プレイヤーから彼女にアプローチする選択肢は一切存在しない。
陰キャ寄りの 主人公もモニカには若干気後れするらしく深入りしないので、個性的なヒロイン達と比べ印象が薄くなる。
部員と詩を見せ合うパートではどのヒロインの好みの詩が出来たかを評定してくれる役だが、先に本人に見せてみれば分かるので正直あまり存在意義が無い。
「でも、前の日もナツキはあなたの詩を気に入っていたでしょう?」
「もうナツキの好みが分かっているなんて驚いたわ」
「まさかズルなんてしていないわよね、●●君?」
そんな彼女の作風は、紙の上の空間を使って遊ぶというもの。
改行や余白を強調に使ったり、行を短く書いたり行頭を不揃いにしたりピリオドを不規則に打ってノイズを表現するなど、
読む人の視線移動やテンポを意識した大胆な表現が目を引く。
Save Me
The colors, they won't stop.
Bright, beautiful colors
Flashing, expanding, piercing
Red, green, blue
An endless
cacophony
Of meaningless
noise
The noise, it won't stop.
Violent, grating waveforms
Squeaking, screeching, piercing
Sine, cosine, tangent
Like playing a chalkboard on a turntable
Like playing a vinyl on a pizza crust
An endless
poem
Of meaningless
Load Me
+
This game is not suitable for children or those who are easily disturbed.
このゲームはお子様や精神を乱されやすい方には向いておりません。
このようなインパクト抜群な内容や、著作権等の煩わしさが少ない無料インディーズゲームであり、
世界中で多くのゲーム実況配信者やVTuber、果ては
別ゲーのヒロイン までもが実況プレイを行っている。
狙ったように録画ソフトを検知して発生する恐怖の隠しイベントまで仕込まれている。
この場で多くを語るのはあまりに無粋であるため、自分で
確かみてみろ!
にじさんじライバーによる反応集(ネタバレ&ショッキング描写注意)
お気に入りは自分とキャラが被りまくっている ユリである模様VIDEO
ミュージカルで大体分かるDDLC(本編とは多少異なるがネタバレ注意)
+
何も現実ではない
何故ギャルゲーがこんな不気味な要素を含んでいるのかと言うと、
本作はDan Salvato氏が製作中の『Project Libitina』の序章に位置付けられており、その布石ともなっているため。
ゲームファイルの偽装された拡張子を変えたり逆コンパイルしたりして出てきた暗号データを複合することで断片的な情報が得られるという、
深層Webのexeゲームのように手の込んだ仕込みがされている。
MUGENにおけるMonika
FourthRhyme氏によるMonikaが存在する。
作者曰く「ボス仕様」で、立ち絵の方ではなくファイルアイコンが本体。
自分のミニキャラや「Just Monika.」のメッセージウィンドウを落として攻撃する他、
ゲーム画面のフレームで挟み撃ちにしたり、ヒロインの一人の
眼球が弾け飛ぶ など、作中のホラー表現をモチーフとした技を持つ。
とはいえ
原作再現 というわけではなく、精神衛生上よろしくない要素や、原作のネタバレになる要素も控えめなので安心である。…多分。
異様な動きから狂キャラか何かのように見えるが、それぞれの攻撃には対処法があり、アクションゲームのボスキャラに近い。
セルフでBGMを流すが、これも原作のものではない。
AI もデフォルトで搭載されている。
本キャラが公開される前にエイプリルフールでMonikaと称した無関係のキャラが公開されたりもしていた。
上記の他にも、Fowler Batenkaitos氏の『
JUS 』風ドットMonikaや、黑白电视爱好者氏の
MUGEN1.1 専用のSupernull隔離Monikaが確認されている。
紹介動画
Fowler Batenkaitos氏製VIDEO
黑白电视爱好者氏製VIDEO
Just Monika.
出場大会
プレイヤー操作
最終更新:2024年05月01日 09:34