【ミオ】

ミオ とは、【ゼノブレイド3】のキャラクター。

プロフィール

ミオ

他言語

Mio

性別

職業

おくりびと

所属

元アグヌス軍

声優

津田美波

初登場

【ゼノブレイド3】

元アグヌスの【兵士】でおくりびと。優しい性格で、行動を共にするメンバーからの人望も厚い。
おくりびとという特殊な職務についている事もあり、自身の命の使い方、想いの遺し方についても真剣に考えている。

作品別

【ゼノブレイド3】

主人公の1人にして本作のメインヒロイン。もう1人の主人公であるノアとインタリンクが可能。
猫のような耳といい赤と青が入り混じった胸元の結晶体といい、銀髪といい、前作のニアを思わせる要素が非常に多い。
基本クラスの疾風士は両手に持ったチャクラムのような武器を使って戦うクラスで、これまた【ビャッコ】セット時のニアのツインリングそっくりで同名のアーツも使用するが、あちらと違ってディフェンダー。
少女のような出で立ちをしているがパーティメンバーの中で唯一10期生(19歳相当)であり、ゲーム開始時点で残り寿命は僅か3ヶ月しかない。

訓練兵時代は非常に優秀な成績を収めた兵士だったものの、上層部からの命令により、同期のアグヌス兵の少女ミヤビと共におくりびとに任命される。
当初は訓練成績の悪いミヤビと組まされて後方支援に回されることを不満に思っていたが、おくりびととしての仕事を誇りに思っているミヤビと共に過すうちに、おくりびとである自分に誇りを持つようになる。
しかしながらミヤビはコロニーオメガで発生した事故で命を落としており、本編開始時点で彼女が使っているおくりびとの笛は彼女から譲り受けたものである。

おくりびとの護衛であるセナとタイオン、料理人ノポンのマナナと共にコロニーガンマに所属して戦っていたが、ある日、緊急任務でゲルニカ・ヴァンダムが持ってきたウロボロスストーンの波動を浴び、ウロボロスの一人になったことで運命が変わる。
ケヴェス・アグヌス両軍とその上に立つ執政官ことメビウス達と戦いながら、ノア達と共に世界の真実を知るためにシティーを目指して旅をすることになる。

心優しく真面目な性格で、基本的には誰が相手でもしとやかに接するが、正義感が強く悪辣な振舞いをする物には激昂する一面もある。

表には出さないものの、内心は少ない残り寿命に対する焦りと恐れを抱いている。
ノアとはインタリンクでお互いの記憶を垣間見たのをきっかけに打ち解けており、中盤の時点でお互いの絆の証として笛を交換、つまり大切なミヤビの形見であるおくりびとの笛をノアに託す程の仲になっている。

シティーに辿り着き、本来あるべき人間の姿を目の当たりにしたことで「自分達もああ生きたい」と強く願うようになり、シティーの戦力ロストナンバーズに協力。
捕らえられたロストナンバーズのメンバーと共にメビウス達の本丸オリジンへ向かうことになるが、内通者の存在により失敗。
ミオと同じ顔をしたメビウス「エム」、そしてノアと同じ顔をしたメビウス「エヌ」と戦うことになる。
他人を肉体を乗っ取る能力を持つエムに翻弄されるも、タイオンの機転によって逆転。
しかしながらエヌの圧倒的な力を前に、ノア達は3体のウロボロスで挑んでもなお歯が立たず、全滅することとなる。
このまま一同全員処刑されるかと思いきやエヌが「とても素晴らしい余興」として、ミオを寿命が来るその日まで拘束し、ノア達の眼前でミオが死んでいく様が成人の儀として祝われることとなった。

メビウスの異能によって人並み以下の力に制限され、捕らわれた牢獄の中で何もできないままに、ミオの死が刻一刻と迫る日々を激しく嘆くノアだったが、ミオは全てを受け入れており、
成人の儀当日の、最期の瞬間もノアに微笑みながら眼前で消えていった。

しかし実は最初のエムとの交戦の際、肉体を乗っ取る能力の応用でエムとミオは肉体と精神を交換していた。
10年の寿命を迎えた肉体に宿っていたのはエムの方であり、ミオの精神はエムのメビウスの記憶と肉体を引き継ぐことで生きながらえたのだった。
これはメビウスとして暴走するエヌを止めてほしいというエムの願いであった。

エムの正体は別の因果の流れに乗ってメビウスと化したもう一人のミオである。
ノアとミオは遥か昔の時代からいついかなる時も常に行動を共にしていた。
しかし、ある時は当時のウロボロスに選ばれてメビウス達に戦いを挑むも敗北し、ある時は仲間を裏切って二人で戦いから逃げ出そうとするもそのまま遭難して命を落とし……
何度も不本意な死を迎え、その度にキャッスルで肉体を再生され、そしてまた10年以内に戦いの中で散るのを繰り返し、二人は一度たりとも人並みの幸せを享受することは叶わなかった。
ある時には結婚して子供を作ることに成功するも、その時ですらミオは子を産んで間もなく寿命を迎えて死亡し、ノアも後を追うように幼い一人息子を残して寿命を迎えて死亡する始末。
しかしながら、メビウスの首魁【ゼット】は、何度不本意な死別を迎えても、いついかなる時代も共に生きているノアとミオに興味を示し、「永遠にミオと共に生きたくはないのか」とノアに語り掛け、そしてその甘言にのってしまったノアはメビウスと化してしまう。
そしてメビウスと化したノア「エヌ」は、ミオも共にメビウスとして生きるため、メビウスの敵対勢力である当時のシティーの住民をほぼ抹殺するという交換条件を出されてしまう。
最初は拒否しようとしたエヌだったが「なら彼女はあきらめろ」と眼前でミオの身体を消滅させられる様を見て動揺し、その条件を飲み込み、凶行に走る。 それをきっかけに完全に一線を越えてしまったエヌはかつて彼女が愛したノアとはかけ離れた存在へとなり果ててしまい、そんな彼を止めるために今の自分自身であるミオに己の全てを託したのだった。

エムが使っていたメビウスとしての異能は使えなくなってしまうも、寿命の問題は解決。
以後は当初の目的に加えてエムの運命を翻弄したゼットを倒すためにノア達と共に最後の戦いに臨む。

最終的にゼットを倒すことで「永遠の今」であるアイオニオンを終わらせ、2つの世界を元に戻すことに成功する。
2つの世界が分離することでもう一つの世界出身であるノアとも離れ離れになってしまうが、最後は口づけをかわしながら、いつの日か必ず会うことを誓いあった。

デザインが酷似しているニアとの繋がりは作中で言及されることはなかったものの、
1000年の封印中もアイオニオンで起きた出来事の全ての情報を察知し、その中でもミオのことを見続けていたというニアは
誰よりもよく知る相手なのに 手で触れることも何かを伝えることもできない……近くにいるはずなのに遠い存在で……」
「ミオと私は些細なきっかけの切り替わりではなく、出会うべくして出会ったということです。何故なら私にとってあなたは――」
と述べていること、
『新たなる未来』にてオリジンが作られたのは『2』の10~20年ほど後だということがわかったため、
直接明言されてこそいないものの、恐らくはニアの娘だと思われる。

『新たなる未来』においてはマシューの祖父である過去にシティーでノアと結ばれた頃の再生体の彼女が登場する。
そして彼女の産んだ子供がゴンドウになったこと、彼女自身はゼットの計略のために後のメビウス・エムと化したことが明らかになった。

【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】

2024/01/12開催のスピリッツイベント「勢ぞろい! シリーズ最新作のスピリッツ」で追加。
「ノア & ミオ」名義で、ノアと一緒にスピリッツとなっている。
アタッカースピリットで、★3、攻撃属性、スロット3、個性は「打撃アイテム強化」。

関連キャラクター

余談

  • ニアの旦那であるレックスの好きな髪形はポニーテールなのだが、まさにミオの想い人のノアはポニーテールである。
    その事から一部ユーザーから「ミオの趣味はレックスから遺伝したんじゃないのか」「エヌがエムに愛想をつかされたのはメビウスになってからポニーテール止めたからじゃないのか」などとネタにされることがある
  • 『3』発売直後にグッドスマイルカンパニーから1/7スケールフィギュアとfigmaの発売が発表された他、DLC第四弾の内容発表と同時にノアと共にamiiboの発売が決定。
    1年以内に三種類のフィギュアの製作が決定したのはシリーズでも彼女が初である。
  • 『新たなる未来』で登場した彼女の息子のゴンドウではあるが、両親共に兵士として10年しか生きられなかった故に彼が幼いうちに死別している。
    それ自体は問題ないのだが、ミオが寿命を迎えた時点でそれなりの大きさで、1年遅れてノアと死別する際には父の残した遺言を胸に刻み、涙を流すほどの情緒を身に着けるほどに成長しており、老いてもなお母の思い出を語れる程にはっきりとした物心が付いていた。
    そのためどう幼く見積もっても当時のゴンドウは4、5歳程度はあるはずなのだが、そうすると 当時のミオは15,16歳程度でゴンドウを出産したことになる。
    勿論彼女も本編のミオ同様幼い頃からアグヌス兵としての訓練を受けて、何らかの形で兵士をやめてからノアと出会ってからシティーに行きついて……という下りを経験しているはずなのだが、タイムスケジュール的に考えるとかなり目まぐるしい人生を送っていたものと思われる。

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最終更新:2025年03月28日 16:09