このページでは【ゼノブレイド3】のキャラクター、
ノア
を解説する。
【ファイアーエムブレム 封印の剣】のキャラクターは【ノア(ファイアーエムブレム 封印の剣)】を参照。
【ポケットモンスター サン&ムーン(アニメ)】?のキャラクターは【ノア(アニメ版ポケットモンスター サン&ムーン)】?を参照。
元コロニー9所属のケヴェスの【兵士】。戦場で命を落とした兵士を弔う「おくりびと」でもある。
細身ながらも身体能力は非常に高く、仲間からの信頼も厚い。
おくりびととして多くの命をおくってきた経験から、生きる為に相手の命を奪う事しか術の無い世界の在り方に疑問を抱いている。
主人公の1人。もう1人の主人公である【ミオ】とインタリンクしウロボロスになれる。種族としては【ゼノブレイド】の世界における【ホムス】?に近い。
本編開始時点では9期生であり、残りの寿命は二年未満。
OPでは少年時代の彼が【ユーニ】?、【ランツ】?、【ヨラン】?と共に女王の生誕祭に参加しようとしていた所、突如として周囲のあらゆる物体が静止し、振り返ってみると空に巨大な惑星が重なるようにして接近していたのに気付いた所から物語が始まる。
基本クラスはソードファイター。
先輩主人公ら同様赤い刀身のメカニカルな大剣を使っているが
クラスチェンジしまくる戦闘・育成システムのせいでシナリオ攻略中あまり使わない
この赤い刀身は実は鞘の役割を果たしており、真の武器は子供の頃に託された「7人のノポンが7年かけて7種の白鋼から作り上げた」と伝えられる細身の刀「魔剣ラッキーセブン」である。
幼馴染であるユーニとランツ、技術者ノポンのリク?と共にコロニー9で戦っていたが、ある日、緊急任務で【ゲルニカ・ヴァンダム】?が持ってきたウロボロスストーンの波動を浴び、ウロボロスの一人になったことで運命が変わる。
ゲルニカの遺言を元に、同じくウロボロスと化したアグヌス兵であるミオ・タイオン・セナを含めた6人(+ノポンコンビ)と共に、世界の本来あるべき姿と、アグヌス軍ではない「本当の敵」を突き止めるため、シティーを目指して旅に出ることになる。
ウロボロスと化したことでケヴェス・アグヌス両軍、そして彼らの上に立つ「執政官」から抹殺対象として狙われることとなるが、冒険を通して多くのコロニーの人々から信頼を得て着実に味方を増やしていく。
特に彼が持つ魔剣ラッキーセブンは、それぞれのコロニーに設置され人々の命を動力として稼働し、アイオニオンの人々を戦いに縛り付ける「命の火時計」を切断できる数少ない存在であり、それによって多くのコロニーの人々を戦争から解放していくことになる。
性格は真面目で、困っている人は見過ごせず、悪人や敵兵であってもケジメとしてその命をきちんと「おくり」をする等、温厚で優しい。
謎のテンションの高さをよくネタにされていた【シュルク】や、15歳相応に喜怒哀楽をはっきり見せるレックスに比べると基本的に立ち振る舞いは落ち着いている。ただしやや天然。
ミオとは出会った当初は敵兵として殺し合いをしたものの、インタリンク時にお互いの過去を見たのをきっかけに打ち解け、同じおくりびとであることもあって徐々に惹かれ合い、彼女の幼馴染であるセナが嫉妬する程の信頼関係を結ぶほどになる。
無事、10期生であるミオの寿命が尽きる前にシティーに辿り着き、執政官ことメビウス達の支配から外れた、本来の人間の自然な生き方を目にすることで、10年の寿命でひたすら戦いを強いられるこの世界が如何に歪なものかを痛感。
そして自身そっくりの執政官【メビウス・エヌ】?等との敗北、挫折を通じて、自分の目の前で「笑いながら」命を落としてきた人々の姿を振り返り、
「あの笑顔は最後のその時に俺達に未来を託していけることに満足した悔いのない笑顔だったと、今ならわかる」
「でもそんな笑顔しか選べないなんて悲しすぎる。」
「みんなが笑えない世界なら、未来を選べない世界なら俺はそれをぶち壊したい。」
と、アイオニオンという世界そのものを否定。
世界を本来あるべき姿に戻すためにアイオニオンを壊すことを決意する。
最終的に多くの人々の協力と共にアイオニオンの理を司る【ゼット】を撃破し、「永遠の今」を終わらせることで重なり合ったまま停止した二つの世界を元に戻すことに成功する。
しかしそれは『1』と『2』の世界が入り混じったアイオニオンが二つに分かれる――つまり『1』の世界から生まれたノア達と『2』の世界から生まれたミオ達も離れ離れになることを意味していた。
最後にノアはミオと口付けを交わした後、いつか必ず会いに行くことを約束しながら、世界は二つに分かれてしまうのだった。
アイオニオンは二つの世界が重なって消滅しかけた瞬間に「未来に進むのが怖い」という人々の恐怖から生まれた世界であり、それが元の世界へと再構築されたことで、ノアは本来の姿、つまりOPでユーニ、ランツ、ヨランと共に女王生誕祭に参加する幼い少年へと戻ることとなった。
OPで静止した世界は正常な形で再び動き始め、仲間たちと楽しく花火を見に行くノアだったが、彼の耳にはこの世界には存在しないはずのおくりびとの笛の音が鳴り響くのだった。
以上のように、無事人間に戻った【フィオルン】と平和に暮らせるようになったシュルク、ホムラ・ヒカリ・ニアの三人のヒロインと結ばれたレックスとは対照的に、ミオとは次元単位で離れ離れになり、共に過ごした記憶すら失ってしまうというかなり切ない主人公である。
性能面ではキャラクターごとの格差が少ない本作の仕様の影響が強く、序中盤では2章で習得するタレントアーツ「インフィニットブレイド」とウロボロス時の攻撃的な性能ぐらいしか個性がない。
が、終盤の第6話で解禁されるタレントアーツ「アンリミテッドソード」はゲームバランスを崩壊させるほど強力。90秒の間だけ物凄い勢いでリキャストが回復していき、アーツが全て専用のものと置き換わり、更にロールに応じた追加効果が全ての攻撃に付与される。
アタッカー時の即死追加効果と「タキオンスラッシュ」の連続&範囲攻撃のシナジーが非常に強く、ザコ相手ならエリートであろうとばっさばっさと即死させてしまう。
【エセル】?を再加入させてフラッシュフェンサーRank15で習得するマスタースキル「いつでもやれる」をセットすれば開幕から使用可能となり、これを利用した「タキオンスラッシュ」連発のエリート乱獲が本作の経験値・CP稼ぎの最高効率とされている。EDを迎えてレベルを下げられるようになった後は、ノアとヒーロー以外のレベルを下げて亜人煉獄に籠るのが基本。
しかし、この稼ぎが異常なほど効率が良すぎるため、逆にノアのクラス稼ぎだけが難航しやすいという罠が存在する。稼げるようになってからはノアのディフェンダーとヒーラーのクラスにノポンコイン銀を投与して獲得するのがてっとり早いか。
ザコだけではなくユニークモンスター戦でも強力で、抜刀時のタレントアーツ「ファイナルラッキーセブン」はスマッシュコンボを叩き込んでごっそりと敵のHPを削り落とせる。
チャレンジバトルでも当然の如く暴れてしまったためか、ダイセンニンの大魔境のハードではノポンクリスタル蒼60,000個と交換できる「魔剣使用許可証」を手に入れないと使用できない。
『新たなる未来』には3本編の彼こそ登場しないが、回想にて遥か昔にシティーで暮らしていた頃のミオとの間に出来た子供としてゴンドウが登場。
そのゴンドウの孫が本シナリオの主人公マシューである。
要するに
「本編主人公の曾孫を主人公にした本編の前日談」
というとてもややこしい関係となっている。
同シナリオのラストでは本編のエピローグとして、二つに分かれた星が光と共にまた一つの星へと戻る様が描かれており、ひょっとしたら彼もミオと再会できたのかもしれないと思わせる所で幕を降ろしている。
2024/01/12開催のスピリッツイベント「勢ぞろい! シリーズ最新作のスピリッツ」で追加。
「ノア & ミオ」名義で、ミオと一緒にスピリッツとなっている。
アタッカースピリットで、★3、攻撃属性、スロット3、個性は「打撃アイテム強化」。
スピリッツバトルではノア役の【シュルク】とミオ役の【Miiファイター】(格闘・ニア衣装セット)を倒した後にウロボロス・ノア役としてビームソード持ち【ダークサムス】が出てくる。ダークサムスは巨大化しており、それに伴いビームソードのリーチも更に長くなっているため自分のアウトレンジからの攻撃に注意したい。