【レックス(ゼノブレイド2)】

このページでは【ゼノブレイド2】?のキャラクター、 レックス を解説する。
他の同名キャラクターは【レックス】を参照。

プロフィール

レックス

他言語

Rex (英語)

種族

【人間】

性別

年齢

15歳

職業

サルベージャー

出身

イサヤキ村

声優

下野紘

デザイン

齋藤将嗣

初登場

【ゼノブレイド2】?

雲海の底に潜む財宝を探り当てるサルベージャーとして生計を立てる15歳の少年。
サルベージャーとして自立した生活を送りながら故郷のイヤサキ村にも仕送りを送るという15歳らしからぬ人生を送っている。
【セイリュウ】という【巨神獣】と共に行動する。

作品別

【ゼノブレイド2】?

本作の主人公。シンに刺され命を落とすが天の聖杯ホムラと同調し、命を共有することで蘇り、彼女を楽園に連れて行くことを誓う。
セイリュウに鍛えられていたおかげで、ドライバーになる前から腕は立ち、ホムラ(聖杯の剣)装備時に繰り出すドライバーアーツは彼が元々使っていたもの。
金勘定には敏感で儲け話には目がないが、太っ腹な性分で、第1話で 10万Gの報酬で雇われた際には意気揚々と9万Gを故郷への仕送りにしている
作中描写から一律的に通貨価値を推し量るのは難しいが巨神獣の貨物船を一隻買うのにおよそ30万G、ゲーム内イベントでさらに10万G仕送りすると知り合いの引受人に「お前故郷に学校を建てたいと言っていたが、こんなに仕送りしてるともう一個校舎ができちまうぞ」とからかわれたりしているため、一回の仕事で引き受ける額としてはかなり法外な金額な様子。

総監督の高橋氏は発売前に、
「昭和育ちの自分にイマドキの受ける話など書けないから開き直って昭和で勝負しようという事でレックス君は昭和的な前向きな主人公として描いた」
「レックス君は職業柄身体能力はそれなりに高いけれど、勇者の息子でも大国の王子でもない、どこにでもいるいたって普通の少年で、軍隊を率いて戦うこともなければ、大軍団相手に奮闘することもないわけです。たとえ超常の力を手に入れたとしても、一人の少年にできることなんて限られている。でもその少年がたった一人の少女のために限界を超えて突っ走ったら、 そこにはどんな未来が待っているのか――。
というコンセプトがあり、そんな彼に込められた思いが『2』の 「ジュブナイル&ボーイミーツガール」 というテーマに繋がっていると述べていた。

「命の共有」という前例のない関係にあるため一般的なブレイドとドライバーと異なり、レックスとホムラ/ヒカリのどちらかが傷を負うと、体で同じ個所に当たる部分で傷で共有してしまうという特性がある。
当時の時点では彼女の傷を負ってしまうことを不都合に感じることはなく「ドライバーとブレイドの絆の証みたいな感じで逆に嬉しく感じる」と述べていた。

当初は良くも悪くも少年らしく真っ直ぐホムラ/ヒカリの「楽園に行きたい」という願いを叶えようとしていたが、第6話でシンに敗北。彼女を奪われてしまう。
圧倒的実力差を見せつけられただけでなく、シンから戦いを通してホムラ/ヒカリが傷だらけになっていた、即ちレックスが傷を負うことがそのままホムラを傷つけていたことを「自分のブレイドがこれほど傷ついているのにお前は自分しか見えていない」と指摘され、挫折。
「戦えば戦うほどホムラを傷つけるくらいならもう楽園になんて行けなくていい」と一度は諦めかけるが次第に「本当の意味でホムラとヒカリのドライバーになるとはどういうことなのか」を自問するようになる。
そしてセイリュウやルクスリア王・ゼーリッヒの導きでリベラリタス島嶼群に眠るエルピス霊洞へ赴き、最深部・英霊の間にてヒカリの前のドライバーであり英雄と語り継がれている【アデル・オルドー】の魂と会話。「全てを守る必要なんてない」「一人の人間にできることは限られている」「レックス自身にしかできないことがある」と告げられ、ホムラ/ヒカリは自分達自身ホムラ/ヒカリの胸の内に秘めた悲しい想いに気付き、気付いたうえであえて全てを受け入れた結果、ゲートの力を覚醒。
英雄アデルでさえ制御することのできなかった天の聖杯・第三の剣を手にしマスタードライバーとして覚醒することで、すべてのブレイドを操り、思い描いた事象を具現化する力を手に入れる。

ホムラの「私もレックスみたいにたくさん家族が欲しくなっちゃいました」やニアの「大好きだよレックス」といったド直球なアプローチに対しても「みんな大好きだし皆家族だ」でサラリと流す朴念仁…なように見えるが、ホムラはともかくニアの告白に対しては負い目を背負っている描写が見られる。ED後は共に暮らしているらしいが。

両親はイヤサキ村に流れ着いた戦争難民であり、彼を村に託して以降程なくして命を落としている。そのことから彼の出自は一切明かされておらず、瞳の色が英雄アデルと同じ(というか顔のモデリングもよく似ている)であり、ホムラ/ヒカリも「アデルとすごく良く似ている」と述べていることから「アデルの末裔なのではないか?」と思わせる要素があるが、作中では結局明らかにされていない。
(第1話のメツとの対決時にはレックスがリベラリタス出身であることを知ったうえで「その瞳の色に警戒しておくべきだった」とメツが述べており、『黄金の国イーラ』での王都アウルリウムでのアデルとメツとの対決時にも瞳の色に着目していた)

サルベージャーとしての腕前は一流なのだが、戦争への忌避感から軍事物資を取り扱わないため、腕に比べて稼ぎはイマイチ。
そしてドライバーはサルベージャーとは比較にならない程稼げるのでその点だけは羨ましがっているのだが、ゲーム中だとゴールドシリンダが使えるようになったあたりからサルベージ一本で世界観的に見ても恐ろしいほど稼げるようになり、金欠に悩むことはほぼなくなるため、ドライバー稼業(傭兵任務や戦闘)よりよっぽど儲かってしまう。
一応コアチップ目当てで高レベルなユニーク狩りを始めると、わざわざサルベージに行かずとも余裕で稼げるようにはなる。

5章のセイリュウによると「イヤサキ村に帰るのは5年ぶり」とのこと。要するに10歳の頃からセイリュウの背に乗って雲海を彷徨いながら出稼ぎをしていた可能性がある。恐ろしい甲斐性である。

DLCで解禁された水着衣装「雲海鮫水着のレックス」は先代主人公シュルク同様海パン。平時の純朴な少年感とは裏腹に脹脛の盛り上がりが特徴的な細身ながらに筋肉質な身体をしている。

【ゼノブレイド2 黄金の国イーラ】?

前日談であるため殆ど出番はないが、ヒカリが第三の剣の力を制御しきれなくなった際、因果律予測まで暴走してしまい、その中で500年後の『2』本編におけるレックスの姿が映し出されていた。
自分に微笑みかけてくれるレックスの姿に助けを求めるヒカリだったが、暴走は止められず、そのままメツ諸とも巨神獣イーラを滅ぼしてしまうのだった。

ED画面は彼が封印されているホムラの元にたどり着く場面で幕を下ろす。
陰惨な終わり方をしたイーラ編にもたらされた希望というところだろうか。直後にシンに後ろから刺殺されるのだが。

また、こちらの発売後に公開された齋藤正嗣氏書き下ろしの同氏デザインキャラ集合イラストでは 左手でホムラと、右手でヒカリと所謂恋人繋ぎで手をつなぎながら、肩にニアが飛び乗るという凄まじいハーレム主人公として描かれていた。

【ゼノブレイド3】

エンディングに僅かながら登場。
メビウス達を倒したことで静止した時が動き出し、二つの世界が元に戻る直前に、ニアが「これから帰るよ」と呟きながら見つめていた記念写真に写っていた。
『2』本編より数年後に撮影されたもののようで、小柄な少年だった『2』とは違い、アデルを思わせるような立派な青年へと成長している。 それでも未だにアデルとの血縁関係は不明のまま
……それだけならいいのだが、その写真には他の『2』のメインメンバーの他、 成長した彼の側に椅子に座ったホムラ、ヒカリ、ニアがそれぞれ赤ん坊を抱きかかえながら寄り添う姿が写されていた。
完全に関係性が明言されたわけではないが、よっぽどひねくれた見方をしない限り どうやらネタ抜きにヒロイントリオと三重婚した挙句三人とも孕ませた模様。
本当にごくわずかなカットでしかないのだが、『1』から続投したメリアがモナドレプリカを眺めながら感慨に耽り、『3』のノアとミオ達が最後の別れを惜しんでいる最中に『2』の主人公とヒロイン勢がハーレムを結成していたという衝撃的な事実が明かされたため、「EDの余韻が全部吹き飛んだ」「『2』キャラだけ世界観が違いすぎる」と散々ネタにされた。
一応、いずれレックスがこの三人と結ばれるであろう未来を示唆する描写は、 『2』2周目クリア後のタイトル画面の時点でレックスと三人が手を繋ぐ演出として既に存在 しており、後述のインフィニットブレイド、本編中のDLCブレイドエンゲージ時のレックスのアーツ名(【カムヤ】?エンゲージ時のスターフォール、ナイトブレイカーなどが顕著)など、『2』の有料・無料問わず追加コンテンツ・クリア後要素は全て網羅していることを前提に『3』が作られている模様。
前述の通り『2』の段階では「ボーイミーツガール(単数形)」が題材の作品の主人公であったはずなのに、結果的に彼に待ち受けていた『3』の未来では世界を構築する天の聖杯ことトリニティ・プロセッサーの二人であるホムラとヒカリ、『2』の世界を統一する女王となったニアというとんでもないハイスペック花嫁を三人とも娶るということとなった。凄まじい未来が待っていたものである。

『新たなる未来』では壮年期の彼が登場。
メビウスに管理された再生体ではなく『2』本編の後の彼が直接登場している。
アルストの人間はその多くがオリジンと同化、もしくは記憶を失ってメビウスの支配下に置かれるのだが、彼を含む一部の人間は記憶を維持した状態で融合した世界に出現している。その仕組みは不明。
時系列に不明な点(アイオニオン創成期からシュルクやレックスといったオリジンに同化していない者達が存在するのかどうかなど)は多いが、レックスもアイオニオンに降り立ってからは『1』(巨神界)の世界の英雄である【シュルク】と共にメビウスの脅威から世界を解放する組織「リベレイター」を結成し、日々勢力を拡大していた。
しかし、世界そのものの消滅を図ろうとするアルファに対抗するためにメビウスの首魁・ゼットと協力して戦い、アルファを一度は撃退することに成功するも、その時の激戦が祟って片目を失っている。
本編エンディングの写真の姿より更に体格が大きくなっており、分厚い筋肉で覆われた2m近い身長の屈強な大男と化している。
性格も『2』の頃から青臭さが抜け、酸いも甘いも噛み分けた大ベテランの風格を持つ。
その一方、古代遺跡やお宝の話を聞いて心を躍らせたり、食事の場では屈託のない笑みを浮かべて談笑したりと、かつての少年心が失われたわけではなく、プライベートでは相変わらず茶目っ気たっぷりである。
流石に三人の妻がいる特殊極まりない家庭環境について語るシーンはない。が、レックス自身が料理に目覚めているというクエストがある。三人の妻のうち二人はとても料理と呼べない代物を生み出す(ヒカリは『黄金の国イーラ』時代からの通り。ニアは『2』のサブクエストにてビャッコが物申していた。)ため、やむなくレックスがホムラに料理を教わったのだろうか…?

設定資料集「アイオニオン・モーメント」によれば、 デザインの初期段階では「アデルに寄せた風格にする」 という案もあったようだが、サルベージャーの経験を積み重ねた結果としてこのような体格デザインとなったとのこと。
本編でのエンディングの写真のレックスがアデル似であったこともあり、これでもかとアデルとの血縁関係を匂わせる要素があるのだが、 未だにアデルとの関係は全く明かされていない

クラスは『2』同様「マスタードライバー」で、使用武器はホムラを思わせる赤い巨剣とヒカリを思わせる白い巨剣の 重婚ソード 二刀流で、ダブルスピンエッジやローリングスマッシュ等、『2』の「聖杯の剣」におけるアーツを両方の剣で放つ。
この二対の剣は『2』におけるホムラとヒカリが繰り出していた聖杯の剣とはデザインが異なり、特に刀身にあった翠玉色のコアクリスタルが存在しないため、作中での説明こそないが、ホムラやヒカリ抜きでレックスが自力で生成しているブレイドである可能性が高い。「アイオニオン・モーメント」によると赤い剣が 火炎剣 (ハイパーホムラ剣)・白い剣が 雷光剣 (ハイパーヒカリ剣)という何とも凄まじい名前が付いているとのこと。嫁のセンスだろうか。
ゲーム面の性能ではやはりホムラとヒカリの性能を引き継いでおり、スキルによってクリティカルの威力と発生確率を底上げ、ダブルスピンエッジでクリティカルが発動するとアーツゲージがリキャストする。
ただでさえ基礎クリティカル率が高いのに、『2』と異なり二刀流から繰り出されるダブルスピンエッジはなんと4連ヒット技と化しているため、一発アーツを放てばほぼ確実にリキャストが発生することとなり、自操作にすると体力の続く限りダブルスピンエッジを連発することが可能。加えて、自身の専用スキル各種により 「クリティカル時に敵の防御力無視」「全攻撃ガード不能」「クリティカル率アップ・クリティカルダメージボーナス追加」 など、防御やガードも一切許さないうえで高クリティカルダメージを叩き込むという凄まじいクリティカルアタッカー。
その結果、一撃一撃が他のキャラのアーツより文字通り1桁ダメージが多い攻撃を4連続で繰り出すアーツを半永久的に繰り出せるという意味不明な殲滅力を持ち、ブレイドコンボがない本作においては他の追随を許さない圧倒的な火力を誇る。
加えて、自身でダウン、ライジングのアーツを持ちながら融合アーツでブレイク&ダウンが可能、さらにスキル「先制ライジング」により、バトル開始時に特定条件下で敵がライジングの状態になるなど、コンボ(『2』におけるドライバーコンボ)にも長けている。
その一方、かつてのようにローリングスマッシュによるヘイト減、アンカーショットによる回復等は失われたゴリゴリの火力一本キャラと化しているため、防御ロールで補えない程のヘイトを稼いで集中砲火を受けてしまうことが多く、屈強な体躯とは裏腹に意外と脆い。
いっそのことヘイト管理による延命は諦めて、ヒーラー組の助け起こしを強化し、自身は蘇生されること前提でダブルスピンエッジをひたすら連打するのもよい。
タレントアーツでは二つの剣を融合させて翠玉色の光を発する一本の巨剣を生み出し、かつてプネウマと共に繰り出していた「インフィニットブレイド」を放つ。ゲートとセイレーンがなくなった今でもマスタ―ドライバーとしての力が完全に失われたわけではないらしい。
二体の鉄巨神からの全力照射を片手で防いだり、本編ではラッキーセブンでないと割れない命の火時計を斬り割ったり、洞窟の入り口を封じる巨大岩盤を一撃で両断したり、巨人と化したアルファ最終形態が繰り出す巨大モナドの一太刀を真正面から受け止めたりと、同調しているブレイドがいないにも拘らず超人的な腕力を持つ。
その一方 「せめて“二人”がいてくれりゃあ――」 と語る場面があることから、ホムラ/ヒカリがいないため、本来のドライバーとしての力は十全に発揮出来てはいない様子。 つまり上記の超人的とも言える数々の身体能力はドライバー補正なしの純粋に人間としてのレックスの実力によるものである これでドライバー補正あったらどうなっていたのか…

サイカそっくりの少女リンカを弟子として連れながら、リベレイターとして活動していた所、シュルク達が保護していたカギロイの脱走騒動によって発生したメビウス・ダブリューの襲撃に駆けつけ、シュルク・マシューと共に撃破する。
アイオニオンにおいて実の娘を元に揺り籠から誕生した【カギロイ】と出会うことになるが、アグヌスの庇護から外れたという現実を受け入れられなかった彼女の脱走騒動でシュルク達に多大な被害をもたらしかけたことを強く叱責してしまい、当初はギクシャクした関係が続いていた。
親としての情からカギロイを激戦から遠ざけようとして衝突したこともあったものの、しばらくするとカギロイも彼の本来の優しさを感じ取り少しづつ打ち解けていった。
なお前述の通り本作の彼は集中砲火を受けて倒れやすいため、ヒーラーであるカギロイのお世話になりがちである。

最後はマシュー達と共にアルファを倒したことで崩壊が進行するアイオニオンの消滅現象を食い止めるため、エイ、シュルクと共にオリジンと同化。
涙ながらに止めようとするカギロイに自分の命を明け渡し、人並みの寿命を生きられるようにし「お前達が世界を変えてくれさえすれば全ては元に戻る」と希望を託しながら、オリジンの光の中へと消えていった。
『黄金の国イーラ』ではアルストにもたらされた希望として登場した彼だが、本作においては希望を託しながら去っていくという対照的な締めくくりとなった。

その後の動向は不明だが、3本編にてアイオニオンが『1』と『2』の二つの世界へと正常な形で再構築されたことから、無事アルストへと帰還したものと思われる。

『新たなる未来』クリア後は3本編で追加されたノポンダイセンニンの試練にて、彼とシュルクを同時に相手にするチャレンジバトルが追加され、クリアするとヒーロー枠で加入する。名は「英傑のレックス」。
ヒーロー枠な為、プレイアブル時のダブルスピンエッジ連打は使えないものの、それを加味した上で ダウン・ライジングを1人で行える 、火力が異常に高いなど他のアタッカーロールヒーローと比べても飛びぬけた強さを誇る為、ダイセンニンの大魔境では是非序盤加入させたい。
アグヌス所属扱い且つ脆さの目立つアタッカーという事でニアとは好相性なため、夫婦で共闘してもらうと直良し。
なおチェインオーダー名は「救世連刃」であり、ニアのそれは「水鏡救世」なため、夫婦揃って救世である。

『新たなる未来』のクリア後、ヒーロー枠としてナエルがパーティに加入するが、その結果同シナリオの最終パーティは「レックス(本人)」「カギロイ(レックスの娘)」「マシュー(レックスの玄孫の長男)」「ナエル(レックスの玄孫の次女)」と パーティメンバーの過半数がレックス及びその子孫で埋まるという極めて珍しいパーティとなる。
それに伴いシティーの六氏族のうちヴァンダム家(マシューの子孫)、ドイル家(ナエルの子孫)、ローディス家(カギロイの子孫)の三家の祖先が彼に当たることになったうえに自家の像に師であるレックスの像を建てたカシィ家(レックスの弟子であり、ジークとサイカの間に生まれた娘らしきリンカの子孫)の家風にも影響を与えてるなどおおよそ四つの家が彼の血族か深い関係者にあたることとなる。
ちなみにカシィ家の銅像にはレックスについて「自由の人」と書かれている。これは、『2』にて英雄アデルがホムラ/ヒカリの抱く恐怖を理解していたものの、イーラ王国の王子という立場であるが故に彼女達の全てを受け入れる覚悟がなかった一方、レックスは『自由』の立場であったために彼女らの全てを受け入れ、天の聖杯・第三の剣を制御し、シンやメツ、クラウスといった数多の絶望に囚われた者達を救ってきたことを象徴する言葉だろう。

【ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド】?

アップデートで追加された「コラボ:ゼノブレイド2」のミニチャレンジをクリアすると彼の衣装「サルベージャーメット」「サルベージャーボディ」「サルベージャーレッグ」の三種が装備として入手できる。
三種セットで装備すると加速泳ぎとがんばり長持ちの効果が得られるが、大妖精による強化ができないため実用性は薄い。
リンクの絶対領域が拝みたいというユーザーにはオススメ。
本作における唯一かつかなり唐突なコラボイベントだが、ゼノブレイドシリーズの制作会社のモノリスソフトは本作の開発に大きく関与しているため、その縁によるコラボだと思われる。

【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】

発売前から制作が間に合わないのでファイターとして参戦できなかったという事を大々的に指定されたという珍しすぎるキャラクター。
DLC第一弾の特典として【Miiファイター】の衣装が配信された。
本人はスピリッツとして登場。
スピリッツバトルでは終点化したいかだと滝で、青カラーの【シュルク】と護衛の赤カラーの【ルキナ】のコンビと戦う。
いかだと滝は故郷のイヤサキ村を再現したと思われる。 ホムラ自身のスピリッツバトル同様、ホムラの再現に赤ルキナが登場している他、シュルクはファイアバーを持ち込み、足場全体が炎の床化、と、他のゼノブレイド2のスピリッツバトル同様、ブレイドであるホムラの火属性の能力を再現しているようだ。
ホムラのスピリッツバトルの簡易版と言った内容である。

「えぇ!俺が参戦するんじゃないの?」
「ここは任せてください!レックス!」

その後、2021年にホムラとヒカリがファイターとして参戦することが決定したが、ドライバーである彼の出番はなくはない…という要するにクロム枠であった。
ただし参戦PVでは「俺の出番はないのか……」と嘆いていたクロムと違い、ホムラとヒカリの参戦を興奮した様子で喜んでいた。
元々はペアで参戦させる構想もあったが、【アイスクライマー】ほど単純なモデリングでは無く8人乱闘で動かすのに限界が生じたため、この扱いになったとの事である。
「桜井政博のゲームについて思うこと」によると、この案は初期構想の段階すぐに無理だとわかり、その後に「レックスをプレイアブルにしてホムラを画面奥に置く」というポケモントレーナーに近いやりかた、要するに「前線で戦うレックスにホムラが後ろからエーテルエネルギーを送って支援する」という原作に近い戦闘スタイルにする案も考えられたものの、それですらレックスとホムラのモデリングの複雑さから難しい、尚且つ面白くはなさそうと判断され没に。
結局レックスを参戦させるならばホムラ抜きにして出さざるを得ないのだが、それよりはホムラとヒカリをチェンジして戦えるようにする方が、DLCで重視している「そのファイターにしか出せない個性」の方針に会うだろう、と判断されたという。

出番としてはまず戦闘開始時の出場演出の際にホムラ/ヒカリに聖杯の剣を渡してくれる。
また、最後の切りふだではホムラとヒカリの双方に登場し、彼の攻撃を当てることで切りふだ演出が始動し、ホムラのバーニングソード、ヒカリのセイクリッドアローにしても原作とほぼ同じ演出で共闘してくれる。
そして、上アピールではどこからともなくワープしたかのようにホムラ/ヒカリの元へと駆けつけて応援(この時の応援モーションは『ゼノブレイド2』でブレイドが必殺技を使うときの応援モーションと同じ)し、ホムラ/ヒカリも プレイヤーに背を向けながら嬉しそうに彼に手を振る という前代未聞のアピールを見せてくれる。
さらに勝利演出ではホムラ+ヒカリ合わせて合計6つの演出のうち4つにちゃんと顔を出しており、仲良く彼女らとポーズを決めている他、チーム戦勝利演出でもしっかり登場している。
以上のように、最後の切りふだの演出に混ざるのがやっとなことが殆どの非ファイターキャラとは思えないような出番の多さであり、ホムラとヒカリとのイチャ付き…もとい絆の深さを感じられる強い存在感を発揮している。

DLC配信に伴って、DLC購入者の上記のレックスのスピリッツバトルが変更されており、ステージがアルストの雲海へと変わり、炎の床のギミックも消えている。
さらにレックスのスピリッツがレックス(マスタードライバー)へと超化可能となった。
スロット3つで腐らないスキルを持った防御属性のLEGENDアタッカーなので汎用性が高く、同条件の防御属性スピリッツでは最もパワーが高いという非常に優秀なスピリッツ。
ホムラ/ヒカリとはファイターとしてもサポートスピリッツとしても相性が良く、ファイターとして装備させる場合、彼女らにとってはDLCファイターとしては貴重なシリーズボーナスが付くLEGEND級アタッカースピリッツとなる。
そしてスロットが三つもあるためホムラのサポートスピリット(コスト1)とヒカリのサポートスピリット(コスト2)を同時に付けることが可能である。

おもなセリフ

  • 「バカだ―― オレはバカだ」
    「二人の気持ちなんてちっとも知らずに」
    「歩いている道は全然違う道なのに一緒に歩いているつもりになって――」
    「天の聖杯っていう強い光が作り出した影の道」
    「そんな道をずっとホムラとヒカリは独りで歩いてきたんだ」
    第7話でホムラ/ヒカリを救うべく、シンとメツに勝負を挑む際のセリフ。
    旅を始めた頃には知ろうとすら思わなかった、ホムラ/ヒカリの悲痛な思いと悲しい願いに気付いていた。
  • 「それじゃあ意味がないんだ!」
    「オレは君と行きたいんだ 楽園に 君と二人で!」
    「約束だろ!?」
    「オレは君のために楽園に行く!君一人だけのために楽園に行ってみせる!!」
    「だから行こう!そして確かめよう!!」
    「君が何のために生まれてきたのかを!オレたちと君の未来がどこに向かおうとしているのかを!」
    「オレを信じてほしい!」
    「オレは君のために二度と世界なんて灼かせない」
    「だから――君の全てをオレに――このオレにくれーー!!」
    これ以上レックスの重荷になりたくない、自分は世界にとっていらない存在だ、と絶望していたホムラ/ヒカリに対する一世一代の大告白。
    彼女らが抱く悩みや苦悩を全て受け止め、それでもなお一緒にいたいと語るレックスの真摯な想いは500年間自身の破滅を望み続けてきたホムラ/ヒカリの心を遂に動かしたのだった。 この、モルスの断崖・ゲトリクス神託跡地での出来事は、『3 新たなる未来』のコロニー9に位置するゲトリクス神託跡地のカギロイとのキズナトークでも触れられる。
  • 「クラウスさん」
    クラウス「ん?」
    「この世界のこと まだ諦めてる?」
    クラウス「今は――お前たちに出会えてよかったと思っているよ」
    「そっか――ならオレの答えとおんなじだね」
    「ありがとう オレ達を生んでくれて」
    第10話で自分達に全てを託してくれたクラウスとお別れする際のセリフ。
    世界を作り出した「神」としてではなく己の罪に向き合う「クラウス」という一人の人間として彼に向き合い、心よりの感謝を述べた。
    クラウスは一瞬驚きの表情を浮かべるが、自分がしてきた贖罪は決して無駄ではなかったと悟り、かつて自分と向き合おうとしてくれたただ一人の女性を思い起こした。
    幾万年の時を超えて罪に抗い続け絶望や後悔に囚われ続けたクラウスが真の意味で救われた瞬間だった。
  • シン「自身の思い描いた事情を発生させる力か、素晴らしいな 神が与えたもうその力、なぜ人間のために奮う?」
    「楽園に行くためだ!」
    シン「行ってどうする? 人に開放するのか?分け与えるのか?」
    「当たり前のことを聞くな!」
    シン「与えてどうする!? 結果は見えているんだぞ?」
    「何の結果だよ!」
    シン「人は楽園をモルスの様に、500年前のイーラの様にするだけだ」
    「俺がそんなことはさせない!」
    シン「お前が死んだ後はどうする? 誰がそれを止める!」
    「そのためにあんた達がいるんじゃないか!」
    「そして、それを一緒にやり遂げるのはオレじゃない」
    誰か だぁ!」
    「そうだよ 人間は死んだらそれまでだ でも、その思いや記憶は、別の誰かが必ず受け継いでくれる」
    「あんたらブレイドだってそれは同じだろ?」
    「前の自分を 別の誰かと一緒に受け継いで 新しい自分になって」
    「そうやってこれまで生きてきたんだろ?」
    「だったら 同じじゃないか」
    第9話にてレックスがシンに突きつけた、人間とブレイドの絆の意味の「答え」。
    ブレイドは人を生かす道具でしかない、このような仕組みにした神を消し去る、そう考え続け500年間の中で呪縛に囚われ続けてきたシンを撃ち破った一言。
    エルピス霊洞でアデルに告げられた「一人の人間にできることは限られている」「君にしかできないこともある」という言葉がヒントとなってレックス自身が導き出した答えといえる。
    レックスの言葉の通り、シン(ブレイド)にだけでなく、自分以外やこの先に生まれてくる新たな生命にも通じる言葉であり、これは次作『3』でも特にクライマックスでその意志が受け継がれている描写が確認でき、伴侶となったニアが「最初の一歩を踏み出すことが怖いってのはわかるよ。でもね、かつて世界を前へと進めてきた若者達は皆 その怖さを乗り越えてきたんだ。未来に――" あんた達 がいる"って信じて――」と述べている。
  • メツ「なぜそこまでする 誰のために?何のために!」
    「誰の──ためでもない」
    「そうすることで皆が笑えるなら」
    「命が繋がっていくなら」
    「それがオレの役目だからだ!」
    「シンに言われたよ」
    「あんたを頼む──って」
    「シンは消えたかったんじゃない──」
    「あんたに命を繋げたかったんだ」
    「自分に道を示してくれた、あんたに」
    メツ「それで何人が死んだと思ってる! 許せるのか? お前は!」
    「許せるわけないだろ!」
    でもそれがオレ達にいるこの世界だ
    ならその中で、前に進むしかないんだ
    「あんただって──」
    「そうやって進んできたんだろうに!」
    想いを受け継いで挑んでくるレックスと対峙する、数多の絶望を背負ったメツ。
    そんな彼にレックスが突きつけた「その中で前に進むしかない」という強い言葉は、『2』後半の戦闘BGMの曲名「それでも、前へ進め!」にもなっている。それだけではなく、次作『3』のエンディングにて、アルストとは異なる世界・巨神界の女王メリアでさえも「私達の世界はまだ若い。すれ違い 傷つけあって――それでも 進んでいくしかないのだろうな」と述べている。
  • ニコル「犠牲になるなんてだめだ」
    シュルク「犠牲じゃない 支えさ」
    カギロイ「どこが違うっていうの?」
    「大違いだ」
    「カギロイ」
    「お前達がこの世界を変えてくれさえすれば」
    「すべては元に戻る」
    カギロイ「出来なかったらどうするの?」
    カギロイ「私の命 そんなに長くない」
    「だったら――」
    誰か だ」
    「誰かに想いを託せばいい」
    そうして進んできたんだ  俺達は」
    『3 新たなる未来』のエンディングにて、レックスがカギロイとニコルに放った言葉。
    それは、かつてシンやメツに突きつけた言葉、答えと同じ。別の誰かへ想いを託して命を繋いで、そうして前へ進まなければいけない。それがこの世界なのだから。
    レックスとシュルクがカギロイとニコルに想いと寿命を託し、そこから六氏族が世界をメビウスから取り戻すという意志を受け継ぎ、六氏族の遠い子孫のシティーの戦士達、そしてケヴェス・アグヌスの兵士だったノア・ミオ・ユーニ・タイオン・ランツ・セナ、彼らに力を貸した各コロニーの軍務長や兵士、両国の女王らという "誰か" 達が世界を前へと進めてくれた。

関連キャラクター

余談

  • 妻であるホムラ・ヒカリ・ニア、娘であるミオと、身内のフィギュア化に恵まれる彼だが、シュルクはスマブラシリーズ枠でamiiboが発売され、ノアはミオとセットで同時にamiibo化が決定したため、彼自身は三部作主人公で唯一立体化の機会を逃している。

コメント

全てのコメントを見る?

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月25日 00:18
添付ファイル