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&bold(){ローマ} (Roma) はイタリアの首都であり、ローマ・カトリックの総本山であるバチカン市国を内包している。テヴェレ川沿いに発達し、いわゆるローマ七丘周辺に形成された都市である。英語式にはロウム (Rome)、フランス語式にはロム (Rome)。
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【画像】 NHK世界遺産100〈第9巻〉ヨーロッパ4 ― ローマ歴史地区(イタリア)ほか
*歴史
伝説的な起源としてはトロイアの英雄アエネイスがこの地に移り住み、その子アスカニウスが都市アルバ・ロンガを建てたという。その後、伝説的な諸王を経て、その地の[[ウェスタの巫女>ウェスタリス]]と軍神[[マルス]]の間に生まれたロムルスによって、現在のローマの礎が築かれたという。ロムルスの建市は紀元前753年のこととされるが、それ以前の王たちの名は、トロイア陥落とされる紀元前1184年との差を埋めるために創出されたものだという((『ローマ建国史・上』岩波文庫の訳注、p.313))。
その後、ローマは王政、共和政などを経て、アウグストゥスを初代皇帝とするローマ帝国の首都となり、大いに繁栄した。313年のミラノ勅令によってキリスト教が国教と認められてからは、キリスト教世界にとっても公的に重要な位置を占めるようになった。
しかし、西ローマ帝国滅亡後にその勢力は次第に衰え、教会大分裂を経験し、[[アヴィニョン]]に教皇庁が置かれるに至って、人口数万人程度にまでなった。
のちに教皇庁はローマに統一され、ルネサンス期には華やかな建造物や芸術品が多く作られたが、1527年には神聖ローマ皇帝カール5世の軍によるローマ掠奪 (サッコ・ディ・ローマ) を経験した。その後も教皇領としての独立性を保ったが、1870年にイタリア王国に統一され、1871年に同国の首都となった (教皇庁は1929年のラテラノ条約でバチカン市国として独立)。
今も残る古代ローマ以来の多くの史跡は、世界遺産に登録されている。
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【画像】 ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版
*ノストラダムス関連
ノストラダムスはイタリアに足を伸ばしたことが何度かあったため、ローマを訪れていたとしてもおかしくはない。しかしながら、それを直接的に裏付ける資料などはないようである。
ノストラダムスが訪れた時期によっては、1527年のローマ掠奪の傷跡も残る荒廃した様子が見て取れたのかもしれない。実際、ノストラダムスと同時代のフランス詩人ジョアシャン・デュ・ベレーは、憧れをもって伝え聞いていたかつての繁栄と、実際に見るローマの衰退ぶりとを対比した 『ローマの古跡』(1558年) を発表していた。
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【画像】 デュ・ベレー 『愛惜詩集 (付・ローマの古跡ほか)』英仏対訳
『[[予言集>ミシェル・ノストラダムス師の予言集]]』では、以下の詩篇で言及がある。
-Rome
--[[百詩篇第3巻12番]]
--[[百詩篇第3巻43番]]
--[[百詩篇第4巻98番]]
--[[百詩篇第5巻22番]]
--[[百詩篇第5巻30番]]
--[[百詩篇第5巻46番]]
--[[百詩篇第5巻62番]]
--[[百詩篇第5巻99番]]
--[[百詩篇第6巻6番]]
--[[百詩篇第6巻20番]]
--[[百詩篇第6巻28番]]
--[[百詩篇第6巻68番]]
--[[百詩篇第8巻9番]]
--[[百詩篇第9巻3番]]
--[[百詩篇第9巻33番]]
--[[百詩篇第9巻41番]]
--[[百詩篇第10巻18番]]
--[[百詩篇第10巻64番]]
--[[百詩篇第10巻65番]]
--[[百詩篇第10巻78番]]
-Romain(e)(s)
--[[百詩篇第1巻11番]]
--[[百詩篇第2巻8番]]
--[[百詩篇第2巻30番]]
--[[百詩篇第2巻54番]]
--[[百詩篇第2巻72番]]
--[[百詩篇第2巻97番]]
--[[百詩篇第2巻99番]]
--[[百詩篇第3巻63番]]
--[[百詩篇第3巻65番]]
--[[百詩篇第5巻13番]]
--[[百詩篇第5巻14番]]
--[[百詩篇第5巻56番]]
--[[百詩篇第5巻92番]]
--[[百詩篇第6巻1番]]
--[[百詩篇第6巻7番]]
--[[百詩篇第6巻66番]]
--[[百詩篇第6巻77番]]
--[[百詩篇第6巻78番]]
--[[百詩篇第7巻8番]]
--[[百詩篇第8巻4番]]
--[[百詩篇第9巻32番]]
--[[百詩篇第9巻84番]]
--[[百詩篇第10巻20番]]
--[[百詩篇第10巻91番]]
-romans
--[[百詩篇第9巻67番]]
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&bold(){ローマ} (Roma) はイタリアの首都であり、ローマ・カトリックの総本山であるバチカン市国を内包している。テヴェレ川沿いに発達し、いわゆるローマ七丘周辺に形成された都市である。英語式にはロウム (Rome)、フランス語式にはロム (Rome)。
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【画像】 NHK世界遺産100〈第9巻〉ヨーロッパ4 ― ローマ歴史地区(イタリア)ほか
*歴史
伝説的な起源としてはトロイアの英雄アエネイスがこの地に移り住み、その子アスカニウスが都市アルバ・ロンガを建てたという。その後、伝説的な諸王を経て、その地の[[ウェスタの巫女>ウェスタリス]]と軍神[[マルス]]の間に生まれたロムルスによって、現在のローマの礎が築かれたという。ロムルスの建市は紀元前753年のこととされるが、それ以前の王たちの名は、トロイア陥落とされる紀元前1184年との差を埋めるために創出されたものだという((『ローマ建国史・上』岩波文庫の訳注、p.313))。
その後、ローマは王政、共和政などを経て、アウグストゥスを初代皇帝とするローマ帝国の首都となり、大いに繁栄した。313年のミラノ勅令によってキリスト教が国教と認められてからは、キリスト教世界にとっても公的に重要な位置を占めるようになった。
しかし、西ローマ帝国滅亡後にその勢力は次第に衰え、教会大分裂を経験し、[[アヴィニョン]]に教皇庁が置かれるに至って、人口数万人程度にまでなった。
のちに教皇庁はローマに統一され、ルネサンス期には華やかな建造物や芸術品が多く作られたが、1527年には神聖ローマ皇帝カール5世の軍によるローマ掠奪 (サッコ・ディ・ローマ) を経験した。その後も教皇領としての独立性を保ったが、1870年にイタリア王国に統一され、1871年に同国の首都となった (教皇庁は1929年のラテラノ条約でバチカン市国として独立)。
今も残る古代ローマ以来の多くの史跡は、世界遺産に登録されている。
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*ノストラダムス関連
ノストラダムスはイタリアに足を伸ばしたことが何度かあったため、ローマを訪れていたとしてもおかしくはない。しかしながら、それを直接的に裏付ける資料などはないようである。
ノストラダムスが訪れた時期によっては、1527年のローマ掠奪の傷跡も残る荒廃した様子が見て取れたのかもしれない。実際、ノストラダムスと同時代のフランス詩人ジョアシャン・デュ・ベレーは、憧れをもって伝え聞いていたかつての繁栄と、実際に見るローマの衰退ぶりとを対比した 『ローマの古跡』(1558年) を発表していた。
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【画像】 デュ・ベレー 『愛惜詩集 (付・ローマの古跡ほか)』英仏対訳
『[[予言集>ミシェル・ノストラダムス師の予言集]]』では、以下の詩篇で言及がある。
-Rome
--[[百詩篇第3巻12番]]
--[[百詩篇第3巻43番]]
--[[百詩篇第4巻98番]]
--[[百詩篇第5巻22番]]
--[[百詩篇第5巻30番]]
--[[百詩篇第5巻46番]]
--[[百詩篇第5巻62番]]
--[[百詩篇第5巻99番]]
--[[百詩篇第6巻6番]]
--[[百詩篇第6巻20番]]
--[[百詩篇第6巻28番]]
--[[百詩篇第6巻68番]]
--[[百詩篇第8巻9番]]
--[[百詩篇第9巻3番]]
--[[百詩篇第9巻33番]]
--[[百詩篇第9巻41番]]
--[[百詩篇第10巻18番]]
--[[百詩篇第10巻64番]]
--[[百詩篇第10巻65番]]
--[[百詩篇第10巻78番]]
-Romain(e)(s)
--[[百詩篇第1巻11番]]
--[[百詩篇第2巻8番]]
--[[百詩篇第2巻30番]]
--[[百詩篇第2巻54番]]
--[[百詩篇第2巻72番]]
--[[百詩篇第2巻97番]]
--[[百詩篇第2巻99番]]
--[[百詩篇第3巻63番]]
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--[[百詩篇第5巻92番]]
--[[百詩篇第6巻1番]]
--[[百詩篇第6巻7番]]
--[[百詩篇第6巻66番]]
--[[百詩篇第6巻77番]]
--[[百詩篇第6巻78番]]
--[[百詩篇第7巻8番]]
--[[百詩篇第8巻4番]]
--[[百詩篇第9巻32番]]
--[[百詩篇第9巻84番]]
--[[百詩篇第10巻20番]]
--[[百詩篇第10巻91番]]
-romans
--[[百詩篇第9巻67番]]
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