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予兆詩第9番(旧10番) 1555年8月について
*原文
Six, douze, treize, vint&sup(){1} parlera la Dame.
L'aisné&sup(){2} sera par femme corrompu.
Dijon&sup(){3}, Guienne gresle, foudre l'entame.
L'insatiable de sang & vin repu&sup(){4}.
**異文
(1) Six, douze, treize, vint : 6, 12, 13, 20 1555Br
(2) L'aisné : Laisné 1605 1628 1649Xa 1649Ca 1650Le
(3) Dijon : DYION 1555Br
(4) repu : repeu 1555Br 1594JF 1605 1628
**英訳版原文
Six. xii. xiii. xx. the Lady shall speake,
The eldest shalbe corrupt by a vvoman:
Dyon, Guyene, haile, thunderboltes breacheth
The vnsaciable bloud and vvine shed
(注記)この原文は英訳版『1562年向けの占筮』における英訳である。非正規版での訳ということもあり訳の信頼性は疑問だが、同時代に出された資料的価値を考慮し、掲載しておく。
*日本語訳
六日、十二日、十三日、二十日に婦人が語るだろう。
長男は女性により堕落させられるだろう。
ディジョンとギュイエンヌでは雹と雷が彼を打ちのめす、
血とワインをむさぼる貪欲な者を。
**訳について
1行目の数字の列挙は日付と捉えた。もちろん、まったく別の意味の数字の可能性もある。
3行目の「彼」は「彼女」「それ」などの可能性もある。ここでは4行目に出てくる人物と同一として読んだが、1行目の「婦人」や2行目の「長男」に対応している可能性もある。
*信奉者側の見解
[[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]は、1560年にこの詩を当てはめ、「婦人」を[[カトリーヌ・ド・メディシス]]、「長男」を[[フランソワ2世]]と解釈し、カトリーヌが摂政として権力を振るうことにナヴァル王も同意したことや、フランソワが年若くして結婚したことと関連付けている。他方で、後半2行については「その時代のものではない」と棚上げしているが、別のページでの言及は一切ない((Chavigny [1594] p.80))。
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予兆詩第9番(旧10番) 1555年8月について
*原文
Six, douze, treize, vint&sup(){1} parlera la Dame.
L'aisné&sup(){2} sera par femme corrompu.
Dijon&sup(){3}, Guienne gresle, foudre l'entame.
L'insatiable de sang & vin repu&sup(){4}.
**異文
(1) Six, douze, treize, vint : 6, 12, 13, 20 1555Br
(2) L'aisné : Laisné 1605 1628 1649Xa 1649Ca 1650Le
(3) Dijon : DYION 1555Br
(4) repu : repeu 1555Br 1594JF 1605 1628
**英訳版原文
Six. xii. xiii. xx. the Lady shall speake,
The eldest shalbe corrupt by a vvoman:
Dyon, Guyene, haile, thunderboltes breacheth
The vnsaciable bloud and vvine shed
(注記)この原文は英訳版『1562年向けの占筮』における英訳である。非正規版での訳ということもあり訳の信頼性は疑問だが、同時代に出された資料的価値を考慮し、掲載しておく。
*日本語訳
六日、十二日、十三日、二十日に婦人が語るだろう。
長男は女性により堕落させられるだろう。
ディジョンとギュイエンヌでは雹と雷が彼を打ちのめす、
血とブドウ酒をむさぼる貪欲な者を。
**訳について
1行目の数字の列挙は日付と捉えた。もちろん、まったく別の意味の数字の可能性もある。
3行目の「彼」は「彼女」「それ」などの可能性もある。ここでは4行目に出てくる人物と同一として読んだが、1行目の「婦人」や2行目の「長男」に対応している可能性もある。
*信奉者側の見解
[[ジャン=エメ・ド・シャヴィニー]]は、1560年にこの詩を当てはめ、「婦人」を[[カトリーヌ・ド・メディシス]]、「長男」を[[フランソワ2世]]と解釈し、カトリーヌが摂政として権力を振るうことにナヴァル王も同意したことや、フランソワが年若くして結婚したことと関連付けている。他方で、後半2行については「その時代のものではない」と棚上げしているが、別のページでの言及は一切ない((Chavigny [1594] p.80))。
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