“医神”マルフィク

【医神 マルフィク(小神)】

聖印と神像
 マルフィクの聖印は、調和と平穏を司る始祖神ライフォスの「円」を東西南北に伸ばす帯、
 というのが一般的です。この帯が何であるかは定かではありませんが、一説によるとこの帯は「止血帯」であり、
 これはマルフィクが医術によって争いや諍いを鎮める者であることを表していると言われています。
 その神像は右手に切開のための小さな剣、左手に医学書を持った、ゆったりとした衣服に身を包む清廉な女性の姿です。
 また、全体を通して白い石から彫られることも特徴と言えます。

神格と教義
 マルフィクは古代魔法分明時代のとある一人の賢人が神格を得て生まれた神です。
 その賢人は魔法とは異なる技術を用い人々の傷を癒したり、病を祓っていました。
 やがて賢人の智慧は老いを遠ざける力を持つようになり、そして死すらも人々から遠ざける驚異的な力を身につけました。
 神々は話し合い、賢人の奇跡が人族の社会に混乱を生ませないために、賢人に神格を与え天界に住まわせることにしました。
 しかしマルフィクはたびたび地に下りては、傷ついた者・病に伏せる者を見境無く、たとえそれが蛮族であろうと
 治癒していったため、やがて神々はマルフィクをとある都市に幽閉することに決めました。
 マルフィクだけでは無く、その信者も同じく幽閉されたと言われています。
 その後は信者とともに都市で過ごし続けたとも蛮族の手助けを借りて都市を抜け出したとも言われていますが、
 現在はレーゼルドーン大陸のごく一部の地域で細々と人々に癒しを齎していると言われていましたが、
 魔動都市オーヴェルセリネがルビオン地方において建国された際に、そのご本尊ともども移り住んでいます。
(このため、マルフィクはエイギア地方とルビオン地方において信仰されています)
 マルフィクは医術の神ですが、医術に限らず知識と技術の研鑽を推奨しており、またそれらを独占することを禁じています。
 さらに、供給の対象に蛮族ですら含まれるほどに見境を設けません。
 これは、マルフィクの最も基本的な教義である「文明の進歩が種の溝を埋める」を如実に表しているひとつの例だと言えます。

格言
「傷つける刃ですら癒しの道具へと変わる。それが知識であり技術であり、そして進歩というものだ」
「命が血溜まりの中に産まれるからこそ、命を血溜まりの中で絶やしてはならない」
「見よ。我々は息をし、見聞きしては考える。肉に血は流れ、骨は体を支える。我々のどこが違うのだ」

与える剣の力
 マルフィクは直接的には月神シーンの導きを受けて神格を得ました。
 よって、マルフィクが与える神聖魔法は第一の剣に由来するものです。

特殊神聖魔法 ※【魔動都市に眠る神】からの再録であり、大きな変更を加えています。
▼レベル2
【メディカル・アイ】
 消費:4 対象:術者 射程/形状:術者/―
 時間:1日 抵抗:なし 属性:―
 効果:毒や病気に関連するあらゆる「知力」を用いた判定、および応急手当などの判定に+2

▼レベル4
【デトキシケーション】
 消費:7 対象:半径6mの空間 射程/形状:術者/―
 時間:1時間 抵抗:なし 属性:―
 効果:範囲内の毒や病気、それら属性の魔法や効果の達成値(目標値)を-4

▼レベル7
【ガンマ・ナイフ】
 消費:8 対象:1体 射程/形状:接触/―
 時間:一瞬 抵抗:必中 属性:純エネルギー
 効果:対象がかかっている病気一つあるいは病気属性の効果ひとつを達成値の比べ合いなしに消滅させる。
    もしくは、対象に「威力20+魔力、C値8」点の魔法ダメージ。

▼レベル10
【アニメイション】
 消費:20 対象:死体ひとつ 射程/形状:接触/―
 時間:一瞬 抵抗:なし 属性:―
 効果:死者を蘇生させる。行使に1時間が必要。

▼レベル13
【リジュヴネイション】
 消費:20 対象:1体 射程/形状:接触/―
 時間:永続 抵抗:消滅 属性:呪い
 効果:対象の年齢を「(2d-2)×種族ごとの倍率」歳だけ若返らせる。
    ただし「2d」の出目が「2」だった場合、対象は即座に穢れを1点取得する。
    若返りの効果は対象の種族によって倍率が異なる。
    人間:×1       エルフ:×5     ドワーフ:×2
    タビット:×1/2   ルーンフォーク:効果なし
    ナイトメア:×1    リルドラケン:×3  グラスランナー:×2
    ドレイク:×5     ダークトロール:×3 ラミア:×2
    ライカンスロープ:×1 コボルド:×1/2
    ヴァルキリー※:効果なし
    オーガナイト※:×3

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最終更新:2012年02月04日 03:49
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