【畏れの星 ミーティア(小神)】
聖印と神像
ミーティアの聖印および神像は現在のところ確認されていません。
というのも、ミーティア自体は完全に神格化を得るその直前に、
魔動都市を建国した英雄の王と12人の仲間たちによって討たれたからです。
ですが、もし仮にその神格が何らかの形で復活し、聖印と神像が作られるとしたら、
聖印は上部に尾を引く巨星をモチーフにしたものになるでしょう。
神像は、板金鎧に身を包み、禍々しい剣を天に翳す麗しい女戦士を象るでしょう。
神格と教義
ミーティアの神格のおおもとにあるのは「恐怖」です。その「恐怖」を力へと変えることで、
覇道による支配と平定を齎し、安寧を教授しようというのがその大きな目的です。
ただし「恐怖」を力に変えると言っても、それは決して「恐怖」を乗り越えるということではなく、
自らの存在を「恐怖」そのものに変貌させることで、周囲の絶対的な服従を得られるとしています。
実質、ミーティアという神格は「祈り」ではなく、生命がミーティアに対して抱く「畏れ(恐怖や畏怖の念)」を
神の力として吸収し、より強大になっていく特殊な性質を持っています。
しかし、だからこそ無闇に敵対者の命を奪うことは出来ません。
命を奪ってしまっては、「力の源(ミーティアに対して恐怖を抱く者)」をひとつ失ってしまうからです。
色々と歪んだ性質を持つ「偽神」は、歪んでしまっているが故の強大さと、反面の絶対的な弱点を併せ持ってしまっています。
格言
「畏れよ。力の前に平伏せ、思考を捨てよ。存在の意義を持たぬ平伏こそ楽園なり」
「須らく、我々は恐怖を共に分かち合う。恐怖の前に、外面も精神も血肉も骨子も貴賎の差を持たぬ」
与える剣の力
ミーティアはどの神の導きも得ず、第四代の魔剣「オーヴェルセリネ」の能力によって神格を得ました。
そのため、ミーティアの神官は第一および第二の剣、両方の力を扱うことが出来ます。
特殊神聖魔法 ※【魔動都市に眠る神】からの再録であり、大きな変更を加えています。
▼レベル2
【インサニティ】
消費:4 対象:1体# 射程/形状:10m/起点指定
時間:3ラウンド(30秒) 抵抗:消滅 属性:精神効果
効果:対象の正気を失わせる。
精神抵抗に失敗した対象は術者に恐怖を抱き、術者に対する全ての行為判定-2
▼レベル4
【フォビア☆】
消費:6 対象:術者 射程/形状:術者/―
時間:1ラウンド(10秒) 抵抗:なし 属性:―
効果:術者がこの魔法を行使した手番内において神聖魔法「バニッシュ」あるいは「フィアー」を行使する際、
効果の内容を決定する2dにおいて片方の出目を「1」あるいは「6」のどちらか任意の出目に固定する。
▼レベル7
【ルナティック・ブレス☆】
消費:7 対象:術者 射程/形状:術者/―
時間:1ラウンド(10秒) 抵抗:なし 属性:―
効果:術者を中心とした半径10mの空間内に、術者に対して恐怖を抱くキャラクターが存在する場合、
キャラクター1体につき行動判定の達成値に+1を得る。
▼レベル10
【スケアリー】
消費:16 対象:1体○ 射程/形状:30m/起点指定
時間:6ラウンド(60秒) 抵抗:短縮 属性:―
効果:精神抵抗判定に失敗したキャラクターは術者を認識できなくなる。
術者はその対象に対し、「完全な透明」であるものとして扱う。
対象が術者に対して近接攻撃を行う場合、命中判定に-4のペナルティ修正を受ける。
射撃攻撃は行えず、対象が1体である魔法の対象に選択することは出来ない。
また、対象が術者から近接攻撃・射撃を受ける場合、回避判定に-4のペナルティ修正を受ける。
▼レベル13
【キング・アンゴルモア】
消費:30 対象:半径6m/20 射程/形状:50m/起点指定
時間:一瞬 抵抗:半減 属性:衝撃
効果:空から隕石を落とし、その衝撃で対象に「威力90+魔力、C値10」点の魔法ダメージを与える。
この魔法は術者と対象の両方が空が見える場所にいなければ行使できない。
この魔法の行使に1時間を費やすと、大規模な隕石の落下による攻撃となり、
射程と対象が「1km」「半径500m/すべて」に変更される。
範囲内の建造物や構造物にもダメージが発生し、このとき、これらに対しては防護点は0、
クリティカル値は⑧となる。
最終更新:2012年02月02日 17:05