ダブルクロス The 3rd EDITON リプレイ『Truth or Fiction』 > シーン7

scene7~鮮血の獣、動く~

シーンプレイヤー:NPC「千木良 昭仁」(マスターシーン)


GM:言ったとおり今回のシーンはマスターシーンです。
GMマスターシーンとはシーンプレーヤーがNPC、または存在しないシーンの事です。
GM:登場するPCも原則GMが指定します。例えば今回のように、PCを誰も登場させないと言う指定も可能です。

GM:と、その前に前回のシーンでPCが全員集合したし、PC間ロイスを取ってこか。

GM:ロイスの最大数は7つやけど、シナリオ開始時にはライフパスの3つとハンドアウトの1つで4つが埋まってる状態やね。
GMシナリオ中に残りのロイス3つを取ってもらう事になるけど、そのうちの1つはPC間で取ってもらう事になる。それがPC間ロイスや。

GM:PC1はPC2に対してのロイスを、PC2はPC3に対して…PC5はPC1に対してのロイスを順番に取っていく感じでよろしく!

PL1:ロイスの方向は確定してるのね。

GM:このPC間ロイスについては固定やね。
GM:残り2つロイスの枠があるんやけど、このPC間ロイスとは別で好きなタイミングでシナリオに出てきた人・ものに対して取れるんや。
GM:他のPCにロイス取りたい場合はその2枠を使ってもらったら取れるで。

GM:で、感情はキャラメイクの時みたいにポジティブ/ネガティブを任意もしくはダイスで埋めてなー。
GM:もしダイスで決めるなら、それに合わせてこれからのRPを変えても良いし、設定を付け加えるのも大歓迎!
GM:ダイス振った結果「しっくりこない…。」ってなったら、振った後でも変えるのオッケーやしね。

PL4:ふむふむ…残り3つ全部PCでも、ここで決める1つだけでもいいんやね。
PL4:ちなみにロイスは7つ全部絶対に埋めなきゃいかんの?

PL2:7つマックスまで取った方が得そうよね。タイタス化して昇華したり、バックトラックの意味でも。

GM:せやね、絶対に埋めなきゃいけないってわけやないけど、最大数まで結ばん理由もほとんどないわね。
GM:今出たバックトラックもその1つで、シナリオの最後に所持しているロイスの数だけ【侵蝕率】を下げるダイスロールがあるんよ。
GMやから基本的にはロイスは全部取る事推奨やね。

PL4:なるべく埋めたほうがいいんやね、よーしみんなと仲良くしちゃうぞー!

GM:あとこれは好みやけど、戦闘中にラスボスやNPCとかにロイスを取って、すぐにタイタス→昇華することもできんねんな。
GM:演出の1つとして組み込みたいときは、1枠だけでも残しといた方がええかも。

PL1:そらもう演出全振りよ。

PL5:ちなみに経験者として申し上げると、ロイス全てを友好的なロイスばかりで揃えた場合、戦闘不能時に切れるロイスがない状況になる可能性があるので気を付けましょう。

PL2:じゃああと2枠は敵にした方がタイタス化はしやすそうやね。

GM:質問はこんなとこかな。じゃあ埋まったら申告よろしくやでー。
GM:(ちなみにココフォリアのチャット欄に「ET」と打ち込むと自動で感情が出ます。)

好信ET 聖 あかり DoubleCross : 感情表(30-96) > 感服(かんぷく) - ○敵愾心(てきがいしん)

PL1:ダイス結果そのまま適用するで。
PL1:未所属ながらようやっとると思う部分もあるけど、プロ意識の低さに同じ土俵に立ってるのが納得いってないって感じやな。

好信ロイス:聖 あかり P:感服/○N:敵愾心
好信[ 大家 好信 ] ロイス : 4 → 5

あかりET 阿傍 彩河 DoubleCross : 感情表(53-18) > 遺志(いし) - ○悔悟(かいご)

PL2:PC3成仏してクレメンス…。
PL2:冗談は置いといてPC3生きてるけど、どうやって遺志を…?

GM:どうにか亡くなった永見孝三さんと重なる部分があることを捻りだす…とかかなあ…。

PL2:さすがに無理ゲー過ぎるのでチョイスするわね…。
PL2:支部長だから地位もあって尊敬もできるけど、それだけの関係って事で。

あかりロイス:阿傍 彩河 P:○尊敬/N:無関心
あかり [ 聖 あかり ] ロイス : 4 → 5

彩河ET 大音 響 DoubleCross : 感情表(37-64) > ○友情(ゆうじょう) - 隔意(かくい)

PL3:支部は立場は違ってもUGNに尽力する人間として親近感がある、でも声量のせいでちょっと壁作っちゃう感じで。

PL4やっぱり声がでかいのがダメなんやな…。

彩河ロイス:大音 響 P:○友情/N:隔意
彩河[ 阿傍 彩河 ] ロイス : 4 → 5

ET 千種 舞 DoubleCross : 感情表(60-82) > ○庇護(ひご) - 不信感(ふしんかん)

PL4:UGNに所属していない堅気の女の子やし…守らねば!って感じかな。
PL4:でも、レネゲイドビーイングの彼女がこの任務に派遣されたって事は、バックに糸を引いてる誰かが…とか邪推してそう。

ロイス:千種 舞 P:○庇護/N:不信感
[ 大音 響 ] ロイス : 4 → 5

ET 大家 好信 DoubleCross : 感情表(55-88) > ○遺志(いし) - 不快感(ふかいかん)

PL1残当>>不快感

GM:また遺志が出てしまったけど、どうします?

PL5:うーん。刷り込まれた研究者に重ね合わせられる感じでもないですからね…。
PL5:ではPだけ感服に変更します。仕事に対して狂信的なほど真摯だと感じた、という方向で。

ロイス:千種 舞 P:○感服/N:不快感
[ 大家 好信 ] ロイス : 4 → 5

GM:ではではPC間ロイスも結べたところで、マスターシーン描写していきますねー。

その日の夜、N市某所の廃ビル


GM:廃ビル群にある、放棄されたビルの一画。薄暗い部屋の中にその男は潜んでいた。


GM:ひどく危険な雰囲気をまとうミラーシェードをかけた男…、彼こそが『バンダースナッチ』千木良 昭仁その人である。


GM:その足元では恐怖におびえる表情を浮かべた男が、地に頭を打ち付けながら何やら訴えているようだ。

バンダースナッチ:「で、みすみす女をUGNに奪われたァ?へェ…、そいつは失態だなぁ、おい。」
バンダースナッチ:土下座する男の頭を踏みつけながら静かな失望を浮かべる。

FHエージェント3:「申し訳ございません!今すぐに少女を奪還すべく、部隊を派遣…。」

バンダースナッチ:その言葉を遮るように踏みつける足に力を込める。
バンダースナッチ:「部隊ィ?いらねェよそんなモン。」

FHエージェント3:「で、では…。」

バンダースナッチ:「退屈してたところだ。俺が行くことにする。」
バンダースナッチ:そう言ってエージェントの頭を踏みつけたまま立ち上がり、大きく伸びをする。

バンダースナッチ:「そうそう。」
バンダースナッチ:足元のエージェントから足を退ける。
バンダースナッチ:「てめェ、犬は好きか?」

FHエージェント3:「い、犬?」

バンダースナッチ:「そうかそうか、嫌いじゃなさそうだなお前。じゃあさァ。」
バンダースナッチ:「こいつらと遊んでやんなァ!

GM:次の瞬間、『バンダースナッチ』の言葉を合図にしたかの様に、全身紅に染まったオオカミのような獣が現れる。


GM:出現した何かは飢えた獣の様に一目散にFHエージェントに貪りつく。

FHエージェント3:「ぎゃああああああ!!!!!

GM:またたく間にエージェントは獣の胃に収まり、彼の痕跡は僅かな血溜まりを残すのみとなった。

バンダースナッチ:「かーっ、遊ぶ相手にもなんねェなんて、ほんと役立たずだなァ、おい。」
バンダースナッチ:「クハハ、クハハハハハハ!!!」

GM:どこか不快感を呼び起こすような笑いが夜の静寂へと木霊する。

バンダースナッチ:「へへっ、どいつが邪魔したかなんて知らねえがよ。」
バンダースナッチ:「待っとけ、全員まとめてぶっ壊してやんよ!

バンダースナッチ:小さく呟いた後彼の体は崩れ、まるで床の血溜まりと同化するように彼の姿は消えた。

GM:深夜の街が再び静寂を取り戻した所でシーンエンドです。

GM:さて、ここでやっとFHサイドも動き始めてきたってとこやね。
GM:次もミドルフェイズやけどいよいよお楽しみの戦闘や!
PL3:はやくダイスを振ってみたい…。


NPC紹介②千木良 昭仁




「クハハ!ならどっらが本物のバケモンか決めようじゃねぇかぁ!!!!」

コードネーム:バンダースナッチ
シンドローム:ブラム=ストーカー
年齢:データ無し
性別:男性
身長:データ無し
体重:データ無し
血液型:データ無し
星座:データ無し
カヴァー/ワークス:FHエージェント/FHエージェント

過去にFHへと寝返った元UGNエージェント。
好戦的で、自身の欲望を叶えるためならば、他人を陥れることをまるで躊躇しない悪逆非道な男。

三年前にUGNを裏切り、研究所を襲撃。
その際に、永見 昴を含め多くのUGN関係者を殺害している。

そして現在、何らかの目的を持ちN市へと潜入し、水面下で動きを見せているようだ。
どうやら永見 昴を追っている様だが…?

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最終更新:2020年11月14日 17:25