scene15~死闘の果てに~
シーンプレイヤー:NPC「永見 昴」
GM:ロイスをちぎっては投げちぎっては投げ、何とか強敵を撃破でき、後はエンディングまでウィニングラン…。
GM:と言いたいところですが、その前にもう一つだけ越えねばならぬ壁があります。
GM:そう、みんなの【侵蝕率】、100超えちゃってますよね。
GM:このままでは、人間性は遥か彼方に吹き飛んで行き、おぞましき怪物『ジャーム』へと姿を変えてしまいます。
GM:じゃあどうやって人間に戻るか?
GM:それを次のバックトラックで処理していきますねー。
GM:ちょっと待って、腹痛くなってきた、うんち行ってくる。
PL1:ほい
PL4:草
PL2:臭
PL1:真のTRPGプレイヤーの必須装備はおむつ。
PL5:行くからにはきちんとすっきりしてくださいね!
PL4:かっこいい…!
10分程度経過
GM:いっぱいでた。
PL1:ぶりゅっ!
GM:はいバックトラック。
バックトラック
GM:それではクライマックス戦闘が終了したので、いよいよバックドラックのお時間です。
GM:様々な物語の末、強大な敵を打ち倒したPC達。
GM:が、しかし、内なるレネゲイドウィルスも撃破の余韻に昂っている事を嫌が応にも感じるでしょう。
GM:しかしPC達は破壊衝動に己の欲に負け、身を堕とした『バンダースナッチ』とは違います。
GM:戻るべき日常、それぞれの絆や思い出の結晶である『ロイス』で辛うじてPC達の人間性を繋ぎ止める事ができます。
GM:バックトラックの判定はロイスの数だけd10を振って、その出目だけ【侵蝕率】を下げるというものです。
GM:その結果、【侵蝕率】が99以下になれば晴れてジャーム化回避、再び日常がPC達を待っている事でしょう。
GM:では失敗すると?
GM:日常が繋ぎ止めるはずの理性が永遠に戻ることなく、めでたく1体の『ジャーム』の誕生となります。
GM:ではまずは残っているロイスの数を申告してくださいね。
好信:5!
あかり:4!
彩河:5!
舞:3!
PL4:ロイス取り切ってないので(現在6)先にもう一つ埋めてもいいですか?
GM:もちろんです。結んじゃってください!
PL4:ET DoubleCross : 感情表(77-26) > 親近感(しんきんかん) - ○不安(ふあん)
響:では上司のローザにP:親近感/○N:不安でロイスを取得!
響:[ 大音 響 ] ロイス : 3 → 4
響:4!
GM:はいおっけーです。
GM:PL3はかなりの数蘇生してたけど、《リザレクト》圏内で結構踏ん張ってたんですねー。
※《リザレクト》
[戦闘不能]になった時に、体内のレネゲイドウィルスが活性化し[戦闘不能]を回復するオートアクション。
【侵蝕率】次第ではたくさんお世話になる。
GM:ではPCはそのロイスの数だけd10を振ることができます。
GM:また、セッション後の経験点が少しだけ減りますが、ロイスの倍の数だけd10を振るという選択も出来ます。
GM:いわゆる『倍振り』ってやつですね。
GM:それでも【侵蝕率】が100超えの場合ラストチャンスがありますが…、まあこれはダメだった時にまた説明しますね。
GM:では改めてタイタス化・昇華以外のロイスの数と現在の【侵蝕率】、通常振りor倍振りの申告どうぞ!
PL2:そういや思ったけど、ロイス先の永見 孝三がオープニングで死んでるからタイタス1つある状態でのスタートだった…?
GM:まあ死んだの知ったのオープニングだから、それ含めてのロイスということでね。
PL5:PC5は倍振りですね、まあ追加(上記のラストチャンス)する事態にはならないでしょう(慢心)
PL1:一発振りかなあ…。
PL2:4d10で目標値27という地獄…倍振り確定ですねこれは…。
好信:ロイス5、【侵蝕率】118、通常振り!
あかり:ロイス4、【侵蝕率】126、倍振り!
彩河:ロイス5、【侵蝕率】112、通常振り!
響:ロイス4、【侵蝕率】113、通常振り!
舞:ロイス3、【侵蝕率】120、倍振り!
GM:じゃあPC1から!運命の判定どうぞ!
好信:5d10>18 DoubleCross : (5D10>18) > 24[7,3,7,5,2] > 24 > 成功
好信:[ 大家 好信 ] 侵蝕率 : 118 → 96
PL1:よし!
GM:まあ悠々と生還ですね~。
PL1:最高に近い出目やね。
GM:そうですね、最終【侵蝕率】によってシナリオ後にもらえる経験点が異なります。
GM:ちなみに一番高いのは71~99%なので、獲得経験値を少しでも多くしたいなら、あまり下げすぎないように!
PL4:100以上でも経験点はもらえるんやね!
PL3:なお
PL4:ジャーム化のRPも楽しそうだよね!誰かジャーム化しないかな…(性悪)
PL2:言い出しっぺの法則。
PL1:ピンゾロの予感。
PL4:まさか最後の最後に事故らんやろー!ガハハ!
PL5:まあせいぜい『ジャーム』化しないようにみんな頑張りましょう。
GM:続いてPC2!倍振りでどうぞ!
あかり:8d10>26 DoubleCross : (8D10>26) > 39[2,3,4,2,8,10,6,4] > 39 > 成功
あかり:[ 聖 あかり ] 侵蝕率 : 126 → 87
PL2:余裕。
GM:はい、オッケー!生還!
GM:では次はPC3!一番余裕あるので大丈夫でしょう。
彩河:5d10>12 DoubleCross : (5D10>12) > 21[6,5,1,7,2] > 21 > 成功
彩河:[ 阿傍 彩河 ] 侵蝕率 : 112 → 91
GM:はいおっけー!
GM:続いてPC4!
PL4:なんやみんな余裕そうやな!
PL1:流石にフラグにするには余裕がありすぎる。
響:4d10>13 DoubleCross : (4D10>13) > 20[6,10,1,3] > 20 > 成功
響:[ 大音 響 ] 侵蝕率 : 113 → 93
PL4:何事もなかった!
GM:いいぞ~。
GM:最後!PC5!倍振り!
舞:6d10>20 DoubleCross : (6D10>20) > 42[7,6,10,7,4,8] > 42 > 成功
舞:[ 千種 舞 ] 侵蝕率 : 120 → 78
PL5:3d10で帰れたかどうかは結果論になってしまう。
GM:めちゃめちゃ出たなぁ!
PL1:セッション前うんちはフリだった…?
GM:うんちとダイスは紙一重…ってね。
PL2:ダイスの女神トイレの女神と同一人物説。
GM:では無事全員生還です。やったー!
PL4:わーい!
PL3:やったね!
PL2:チッ…(やったね!)
GM:それではエンディングに移っていきたいと思います!
GM:用意しているエンディングは後日談になりますが、この場でやり残した事あります?
PL1:ちょっとだけ昴と喋りたい。
GM:どぞ!お好きな演出を!
戦闘後、研究所内
好信:「支部長、目標は無力化できたけど、ここの後始末どうするの?」
響:「ああ!それ自分がやります!」
響:「奴が灰も残さず消滅しちまったんで、何かケジメ付けたっていう証拠探すついでにやりますよ!!!」
彩河:「そうだね…こんな事件があったから、ここは後で処理するつもりだったけど…君がそう言うなら任せようかな…。」
彩河:(仕事減らせるし!)
響:「恩に着ます!支部長!!」
響:「まずは燃えカスでも集めるか?いやブツブツブツ…。」
PL4:最初に指でも首でも持ってくって宣言しちゃったから…。
PL1:人間1体分の燃えカスは見つかるのだろうか。
PL3:処理どうしようか迷ってたからありがたい。
PL5:Win-Winですね。
PL3:死体もうないけど。
PL2:ワイが生きたまま火葬したからなぁ…。
好信:「…。」
好信:『バンダースナッチ』がいた場所に視線を移す。
好信:「もうちょっと信念なり考えがあれば詰む前に逃げられたのにね。『偽モノ』さん。」
好信:どこに向けたわけでもなくぽつりと吐き捨てる。
好信:「さて、永見。」
好信:「帰ろっか。」
昴:「そっか…終わったんだね。」
昴:「じゃあさ、私が帰る場所も、私が決めてもいいんだよね?」
好信:「いいよ。」
昴:「そうだよね…じゃあ…。」
昴:「あかり!あなたのところに少しだけお邪魔させてもらっていい?」
PL4:どうして…。
PL1:セックスの呪い。
PL4:そらそうなればそうなるわ。
PL1:そして純愛結んできてるPC2の家に行く前門の虎後門の狼的な状況。
PL2:草
PL4:三角関係…。
PL3:青春ですね(適当)
PL4:若いっていいですなぁ支部長~。
PL4:じゃあ俺は『バンダースナッチ』お持ち帰りするから…。
PL1:屍姦越えて炭姦超えて風姦なんだよなあ…。
あかり:「いいわよ。ちょっとお母さんとお父さんに話つける必要あるけど…、『必ず』説得するわ。」
あかり:「あと、そもそも仮にコイツの所へなんて行ったら…その…、さすがに若い男女が同じ屋根の下は…ちょっと…ね?」
あかり:徐々に声が小さくなる。
昴:「そうそう!いきなり変なこと言ってくる男子のところになんかいきませーん!!」
昴:PC1に悪戯っぽく舌を出す。
好信:「永見。」
昴:「な、なによ!?また変なこというんじゃないでしょうね!」
好信:「今のそれが、『あなた自身』の感情よ。」
好信:「覚えておくことね。」
好信:PC2と昴に背を向ける。
PL1:モテると思い込んでる18歳はがっつかない。
PL2:女は星の数ほどいる論かな?
PL1:みんな私のもの論かもしれない。
PL2:ジャイアニズムが極限まで昇華してて草
PL1:確実にナルシスト。
PL4:強欲で貪欲だぁ…。
好信:「さて、支部長。次の仕事は?」
好信:グローブキュッ
PL3:じゃあ1d10で!
PL3:3、4:窃盗予告、5:テロ計画、12:殺人事件を生やそう…それ以外ならひとまず後始末だけということで…。
彩河:1d10 DoubleCross : (1D10) > 10
PL3:なにもなし!よし!
GM:平和な支部でよかった
PL3:10にやばいのいれなくてよかった…。
PL2:そこは4d6でしょ。
PL4:地獄かな?
PL5:それ、同時に何個発生させる気ですか…?
PL4:支部長の仕事は絶えない…。
彩河:「とりあえずは、今回の件の後始末かな。」
彩河:「この件関連のデータは決して流出させてはいけないし、この研究所も支部の食堂もひどい有様だしね。」
好信:「もちろんよ。」
好信:「ここは後始末は私が担当するわね。(支部長は食堂行きたそうだしそれに…。)」
好信:「(永見へのせめての手向にね。)」
あかり:「支部長、後で私の家に同行お願いできますか?」
あかり:「両親への説得の件なんですけど、私だけでも可能だと思うんですが、念の為に。」
彩河:「構わないよ。今回君は私達のために動いてくれたんだ、ご両親に挨拶とお礼くらいはしておくのが筋だろう。」
あかり:「一応両親は一般人、非オーヴァードなので…。」
彩河:「その辺の対処は心配いらないさ。」
PL3:これで両親が娘がオーヴァードって知らなかったらどうしよう。
PL2:オルクスの力で『説得』するんやで。
PL4:なーに記憶をいじれば無問題よ。
PL3:オルクスは過去も操作できる…のか?
PL2:記憶処理とアナザーストーリー用意すればヨシ!
PL4:親の頭がいじられてることについては気にしないんやな…。
PL2:とりあえず昴の保護優先やしね。
PL1:いや、純愛ロイスのせい。
PL2:感情はランダム振った結果だから…。
PL3:(震え声)
PL4:と言うか毎回なんかあるたびにガス爆発とかで処理してんのかなぁ、オーヴァード絡みの事件。
PL5:処理する理由にバリエーションが必要ですね、同じことばかり起きたとするといぶかしむ人も出るでしょうし。
PL1:不発弾がドーンとか。
PL2:テロリストがドカーンとか。
PL3:もみ消すにあたってガス爆発が優秀すぎる。
GM:事後処理の段取りと人員を手配したところで、PC達はひとまずここを立ち去ってもよろしいですか?
PL1:はい。
PL2:いいですよー。
PL3:はい。
PL4:はーい。
PL5:はい。
GM:去り際に、昴が少しだけ三年前の血痕の前に立ち止まる。
昴:「じゃあね、永見 昴。」
昴:そして、振り向く事もなくPC達の後を追いかけます。
GM:さて、ウィニングランと行きましょうか。
GM:エンディングは個別にPC5→PC4→PC3→PC2→PC1の順番になります。
NPC紹介⑩永見 昴(レネゲイドビーイング)
「私は私。ほかの誰でもない、私。」
コードネーム:プレアデス(仮)
シンドローム:調査中
年齢:0
性別:女性
身長:データ無し
体重:データ無し
血液型:データ無し
星座:データ無し
カヴァー/ワークス:UGNチルドレン?/レネゲイドビーイング
紆余曲折あって『私』として生きていくこ事を決意したレネゲイドビーイング。
彼女は能力を研究されたり監視がついたりと苦労の日々が待ち受けている事だろう。
でもいいじゃないか。
それは『永見 昴』ではなく『彼女』の人生なんだから。
最終更新:2020年11月14日 17:30