ダブルクロス The 3rd EDITON リプレイ『Truth or Fiction』 > シーン16

scene16~可能性の模索~

シーンプレイヤー:PC5「千種 舞」


事件から数日後、N市近郊の喫茶店


GM:事件がひと段落して、PC5は日常を満喫できていることだろう。
GM:損傷した身体はすっかり回復し、アルバイトも再開した頃の話である。

GM:カランカラン

GM:店に入ってきた瞬間、思い出すだろう。
GM:あの日と同じく、この店の雰囲気からは浮き過ぎている服装で、特徴的な外見の男が入店してきた。

:「(あー、あの人…。)」

GM:PC5に思うことがあっても、今は仕事中だ。
GM:注文を取りに行く以外の選択肢はない。


:「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりでしょうか?」


男性客:「コーヒーください。

PL1ノルマ達成。
PL4:もう常連さんやね。

:「はい、コーヒーですね、かしこまりました。」

GM:コーヒーの準備は程なく整う。

GM:席に運ぶとやはりと言うか、男はいなくなりよく見た顔の少女が座っていた。


京香:「こんにちは。『シードキャノン』。」

:「お待たせしました、コーヒーをお持ち…あ、『プランナー』さん。」

京香:「さあさあ、そこに座ってください。しばし休憩です。」

PL2:休憩という名の報告。
PL5:ここもオープニングと同じく《ワーディング》ですかね?
※《ワーディング》
周囲に特殊な物質を散布し、オーヴァード以外を無力化する結界のような空間を張る自動成功エフェクト。
登場しているオーヴァードはこのエフェクトの使用を自動的に感知する事ができる。
GM:そうですね。

:オープニングよろしく《ワーディング》の発動を確認して、対面に座る。

:「えっと、昴ちゃんの話かな?」

京香:「その通りです。今回も面白いお話だったようですね。」
京香:コーヒーに口を付ける。

京香:「あなたは彼女のこと、同じレネゲイドビーイングとしてどのように感じましたか?」
京香:カップを置く。

:「あの子、最初はオリジナルのコピーとして作られたらしいけど、どちらが本物でどちらが偽物、なんて話じゃなかったみたい。」

「色んな違いはあれど、どちらもそれぞれがこの世にただ一人の『本物』だった。」
「少なくとも私が会った方の彼女は、一緒に過ごす間に自分の意思を確立し、それを証明してみせた。」

京香:「なるほど、『本物』、ですか。」
京香:「レネゲイドビーイングが進化し始めたのはほんの20年前の事。まだ不確かな存在である我々にとって、自身が『本物』であるという確固たる意志を持つことは大切かもしれませんね。」
京香:再びコーヒーを口に。

京香:「今回の件、あなたにもいい刺激になったのではないですか?」

:「うん、私と同じレネゲイドビーイングや、新しく会った人たちと過ごすのは、楽しかったしそれに勉強になったよ。」

京香:それを聞いて、満足そうに頷く。

京香:「レネゲイドビーイングが大きく進化した理由として、人間の精神構造をレネゲイドが取り込んだ結果、と私は考えています。」
京香「永見 昴となったレネゲイドビーイングは、ある種、人間の精神構造を取り込むことに特化した個体、と言えるかもしれません。」
京香:カップに残ったコーヒーを流し込む。

京香:「彼女は我々に新たな可能性を示してくれるかもしれませんね」

京香:「それでは、今回はお疲れさまでした。コーヒー美味しかったです」

GM《ワーディング》の解除と同時に彼女の姿も消えた。

:「(人間の精神構造を取り込むことに特化した個体、か。途中で不安になって暴走したのもそうだからなのかな?)」
:テーブルに残ったカップ等を片付けながら考える。

GMそして、再びゆっくりと日常の時間が流れてゆく…。

GM:続いてはPC4のEDに。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2020年11月14日 17:31