執筆者:
トロ猫DX
プラモ以外のイラストやデジタル画像は他人の作品となるためご利用をお控えください。
概要
大型艦船の運用について
連合帝国においては、km級の中~大型戦闘艦が少なくとも170隻、民間企業ストック分の戦闘艦や小型艦を含めると実に15000隻(公式の発表では20000隻)を超える体制を取ることから、国際通念上の常識に著しく反するものと批判された。
文明共立機構最高評議会は、
指定評価に基づく拡大防止措置を強調。同三原則中、平和協調違反を根拠として過度の軍拡にあたるものと追求した。これに対し、帝国政府は友好的な他国との提携によって成り立つもので、侵略目的ではないこと。防衛協力の観点から時に大量の譲渡を可能とする場合もあるが、これは生産体制の効率化を図ること以上に運用コストの分散を図る意味合いも大きく、帝国軍による向上的な独自運用を想定していないことを説明した。主な提携先としては
セトルラーム共立連邦を重視することから、帝国側から指揮監督者の派遣を継続し、調停国たる連邦の平和維持活動にも寄与している側面も補足。セトルラーム側の事情としては他国よりも量産型を安く仕入れることができるのと、平和維持活動を目的とする生産体制の維持に予算を割きやすいメリットがあるため、共立機構の指摘はあたらないと抗弁した。これにより、同最高評議会は執政補佐官主導の査察チームを割り当て、監視を継続している現状があるという。
宙域艦
帝国では宇宙艦船による洋上作戦も存在することから、水上艦船と区別するために大気圏外活動が可能な艦船は「宇宙域で活動が可能な艦船」を略して「宙域艦」もしくは「宙域船」と呼ばれている。「宙域艦」と「宙域船」の違いは軍事組織が保有しているか、交易企業が保有しているかの違いがある。
量産型
連合帝国では量産化前提で書かれた設計図が使われた艦船は1隻しか建造されなかったとしても量産型と呼ばれる。
またこれらの艦船は様々な運用状況によるカスタマイズ性を持たされており、建造時はそこそこの性能に抑えられている。
艦隊編成
以下の内容は、共立公暦1000年時点の記録となる。
書類上では連合帝国で常時稼働してる艦船は4755隻、それ以外は待機艦隊や訓練艦隊に使用している。しかし、同998年に発生したチャルチルフ事変にて1036隻の艦船が反乱に加わった影響で実際に稼働状態となっているのは3719隻である。また、鎮圧に加わった第一中枢艦隊や打撃艦隊でも大破艦が出ており、最終的に本来のスペックを維持しているのは宙軍の4分の2程度となった。
英雄艦隊(5隻)×1
巡洋戦列艦1.護衛駆逐艦×3.徴用船×1
中枢艦隊(184隻)×2
超重戦艦1.重戦艦5.装甲巡洋艦15.防護巡洋艦20.駆逐艦60.護衛駆逐艦50.輸送艦5.徴用船5.特殊船20.シールド艦2
打撃艦隊(327隻)×2
重戦艦2.巡洋戦艦10.装甲巡洋艦100.輸送艦55.護衛駆逐艦160
遊撃艦隊(88隻)×4
巡洋戦艦1.装甲巡洋艦44.防護巡洋艦40.輸送艦1.シールド艦2
遠征艦隊(250隻)×4
重戦艦5.装甲巡洋艦45.防護巡洋艦50.徴用船100.特殊船50
警備艦隊(160隻)×5
仮装巡洋艦50.徴用船100.護衛駆逐艦5.護衛艇5
戦闘機実験艦隊(24隻)×1
特殊船5.駆逐艦15.輸送艦2.シールド艦2
皇帝専用艦隊(50隻)
超重戦艦1.巡洋戦艦5.重戦艦8.装甲巡洋艦32.輸送艦2.宮殿母艦1.シールド艦1
安全保障盟約軍(帝国艦船1502隻)
重戦艦5.巡洋戦艦55.軽空母23.装甲巡洋艦170.防護巡洋艦160.駆逐艦332.護衛駆逐艦100.仮装巡洋艦40.輸送艦3.徴用船510.シールド艦4
惑星イドゥニア方面軍
イドゥニア星系連合の規定により増援や補給が出来ない場合があるため、連合成立直前から暫くはイドゥニア方面宙軍は待機艦隊から捻出された旧型艦を中心とする稼働艦702隻をとストック艦298隻で構成されていた。
以降
惑星イドゥニア内に造船施設が出来次第、現地製の物に更新されていく。
皇帝専用艦隊
近衛騎士団皇帝専用艦隊仕様
アラグ代艦級13番艦セルグルス・アラグ四世
トローネが自費を使い独自に揃え近衛騎士団が運用する艦隊。全50隻。
基本的にトローネが他国を訪問する際に引き連れるため護衛戦力及び儀仗用の艦隊であり、トローネが直接命令を下すまで帝国の防衛は一切行わない。
護衛戦力として動向する最小の艦隊編成は超重戦艦1(旗艦).重戦艦1(降下艦).宮殿母艦1(御料艦)となっている。
外交、または相手国の受け入れ体制に応じて宇宙空間での待機に留める場合もある。
皇帝が私用で他国の要人を呼ぶ場合は装甲巡洋艦1(降下艦).輸送艦1(豪華客船型)を向かわせる事もある。
内訳
直衛分隊18隻
皇帝の乗る宮殿艦とその護衛。
超重戦艦1.巡洋戦艦1.重戦艦2.装甲巡洋艦11.輸送艦1.宮殿母艦1.シールド艦1
輸送分隊5隻
近衛騎士団の単体移動に使われる。
装甲巡洋艦4.輸送艦1
宮殿惑星駐留分隊5隻
宮殿惑星の周囲を警戒し護衛する。
巡洋戦艦2.重戦艦2.装甲巡洋艦1
第一警戒分隊11隻
直衛分隊の前方を進み警戒する。
巡洋戦艦1.重戦艦2.装甲巡洋艦13
第二警戒分隊11隻
直衛分隊の後方を進み警戒する。
巡洋戦艦1.重戦艦2.装甲巡洋艦13
主な戦闘艦
宮殿母艦
近衛騎士団が運用する独自の艦種、武装は自衛用の小型火器程度。内部には宮殿や大規模な通信施設等備わっており、皇帝の移動中における執務が可能。宮殿母艦は現在ケルフィリア一隻だけのため「宙域」は付かない。
宮殿母艦ケルフィリア:全長15km。H.S.570年就役
共立公暦530年に計画されて、570年からおおよそ150年ぐらいかけて建造された特殊大型船。正確な建造日は公表されておらず、共立公暦720年に帝国宙船の貨客船とすれ違った事で存在が確認された。
所属は近衛騎士団で皇帝専用艦隊が運用する。武装は自衛のための小型レーザー砲が装備され、この時点での最新設備が整っている。
普段は護衛の重戦艦に守られており、単独で使われることは無い。なお、完成時には皇帝の資金がほぼ底をついており、再び支障の出ないぐらい回復するのに80年かかった。
艦上部には小規模な宮殿と巨大庭園があり人工の森林や池などがあたかも自然に出来たかのように配置されている。
また艦中央部にはエンジンルームや宇宙艇発着施設の他に国の行政に関わる施設が丸々設置されており、移動中も皇帝としての職務ができる。
艦下部には配下の騎士団の為の補給施設や他国の要人が宿泊出来る施設がある。
超重戦艦
かつては中枢艦隊の旗艦に相応しい巨大艦として設計されていた。共立公暦1000年時点では、ほとんど象徴としての意味が強いが、その巨体を生かして随時対戦闘機用ミサイルなどを追加していく。4番艦は完成せず売却されたため、予備艦は無い状態。ヴィスプローメ級は皇帝専用艦隊の直衛分隊旗艦のため、超重戦艦を名乗るが実質戦闘機母艦。
ユミル・イドラム・3世級超重戦艦:全長10km。H.S.110年就役
共立公暦60年から建造が始まった連合帝国最大の10キロメートル級戦艦。艦名は現トローネ皇帝の呼び方から取られている。3隻ありそれぞれ1番艦は第一中枢艦隊、2番艦は第二中枢艦隊、3番艦は皇帝専用艦隊の旗艦として使用されている。帝国では宙域重戦艦に当てはまるが国際的には移動要塞となっている。4番艦は建造途中で止まっていたが共立公暦860年に急遽隣国セトルラーム共立連邦へ売却する事が決定した為武装以外を完成させて輸出した。武装はセトルラーム側が自国製の砲を搭載する為こちらでは取り付けなかった、艦名を
ヴァンス・フリートン級に変更して譲渡された。
1番艦・2番艦・3番艦は共立公歴850年から順次設備更新が行われており、武装や主機関を最新の物に換装している。
ヴィスプローメ級超重戦艦: 全長10km。H.S.1015年就役
ユミル・イドラム・3世級超重戦艦の代替え艦としてセトルラームで建造されたセレネイア級宙域戦闘機母艦の準同型艦。
宙域重戦艦
共立公暦460年以降艦隊の主力戦艦として運用される大型艦船。大口径砲を搭載し、速度を重視する遊撃艦隊以外の主力艦隊で使用される。
ユミル・イドラム級重戦艦: 全長8.5km。H.S.680年就役
宇宙新暦に建造され補助戦艦として運用されていた旧式重戦艦を置き換えるためカーチャ・ノルデンシェド級と共に運用する前提で10隻追加建造された重戦艦。元はカーチャ・ノルデンシェド級に近い形状で設計されていたが、セトルラームによる技術支援により装甲を強化し敵艦やデブリに衝突した際にダメージを減らす目的で流線型の外郭を追加。よって帝国製の艦船では珍しい滑らかな船体となっている。セトルラームにも技術支援の見返りとして2隻輸出される。
- 2番艦 ラスターナヤ・ヴィ・フィーシュテイン(近衛騎士団皇帝専用艦隊所属)
皇帝が艦隊を率いて直接地上に降りる際はこの艦を使用する。
カーチャ・ノルデンシェド級宙域重戦艦:全長8km。H.S.460年就役
現代の連合帝国で使用されている宙軍用艦船、共立公暦440年軍事更新計画で建造された量産型重戦艦。艦名はセクターイドゥニア大戦時に活躍した指揮官カーチャ・ノルデンシェド騎士団長から取られている。内部機構を最新の物に変更して設計された、ただし外観はそれ以前の艦船と比べて大きな変化は無い。
- 2番艦 ハーノルト・クロキルシ(近衛騎士団皇帝専用艦隊所属)
- 3番艦 ルディナヤ(ss小説黒海の総力戦にて登場)
宙域戦艦
共立公暦400年代までは旗艦クラスの主力艦として使用されていた戦闘艦。同460年に重戦艦が誕生以降、アラグ代艦級以外は補助戦艦として扱われている。重戦艦より小回りが効く手軽さを生かし、小規模な戦闘になどに特化していく。アラグ代艦級は巡洋戦艦として当初から遊撃戦や護衛戦の旗艦として設計されている。
アラグ代艦級宙域巡洋戦艦:全長7km。H.S.420年就役
共立公暦400年に建造が計画されていたアラグ級宙域装甲巡洋艦が計画撤回により代艦として計画された量産型巡洋戦艦。運用コストが低く速度を重視し細長い船体が特徴だがイドラム級宙域戦艦と比較して攻撃力、防御力等がやや低い。元々レアーナ級という名称が予定されていたが建造予定日が遅れた事で「仮称アラグ代艦」の艦名がそのまま定着した経緯があり、そのため一番艦はアラグではない。
速度重視な艦隊での火力支援や輸送艦隊の護衛が主な任務。一番艦レアーナ・ヴィ・ガレイヴィスには小規模艦隊で使用可能な司令設備がある。
- 1番艦レアーナ・ヴィ・ガレイヴィス
- 13番艦セルグルス・アラグ四世(近衛騎士団皇帝専用艦隊所属)
ガルーネ・ユミル・イドラム2世級宙域砲艦:全長455m,全幅65m。H.S.255年就役
セトルラームから輸入した宙域戦艦、艦名は2代目皇帝から取られている。
作:
@Freeton2
宙域軽空母
共立公暦900年以降、戦闘機の必要性をようやく理解した帝国宙軍が安保同盟規格型の軽空母を15隻が試験導入される。
リラ・アドルナ級宙域軽空母:全長800m,全幅85m。H.S.950年就役
安全保障盟約共通規格として、15隻をセトルラームから購入した。安全保障盟約軍に5隻、実験艦隊に5隻配備。次期運用予定分として待機艦隊に5隻をストックしている。
作:
@Freeton2
宙域装甲巡洋艦
艦隊の主力戦闘艦として戦艦や重戦艦に随伴し、広範囲に攻撃を行う、この艦種を大型化したものが宙域巡洋戦艦となる。
アーシセクメ級装甲巡洋艦:全長960m,全幅75m。H.S905年~
共立公暦905年から930年にかけて、打撃艦隊用に連合帝国が12隻導入したセトルラーム製の装甲巡洋艦。セトルラームの第3世代フリュクレップス級巡航戦艦と同型艦で帝国にとって初の本格的なシールド艦でもある。
作:
@Freeton2
フォレリヤ級宙域装甲巡洋艦:全長983m.全幅.110m。H.S.850年就役
連合帝国及び共立連邦にて建造されている量産型装甲巡洋艦。連邦へ設計図の譲渡は共立公暦830年に行われ、同時期に製造を開始した。連邦仕様と帝国仕様で武装の違いはあれど船体は共通化が測られており、中小国家への輸出も視野に入れて比較的安価に導入が可能な設計がなされている。
フロッタン級宙域装甲巡洋艦:全長800m.全幅.135m。H.S.725年就役
共立公暦680年。一部主力艦隊における近代化の一環として計画された。新型装甲巡洋艦。イラメ級宙域装甲巡洋艦の代替えとして同720年から建造を開始している。
艦名は
フォフトレネヒト皇国建国時に宙軍艦隊を率いたフロッタン将軍からつけられ、フォフトレネヒト皇国フロッタン級航宙装甲艦から流用された。
作:
@Freeton2
リア級特務装甲巡洋艦:全長.910m。H.S.638年就役
ユミル・ロアーネ一世級貨客船から改造された特殊装甲巡洋艦。
そもそも宙軍が手軽に重装甲艦へ改造して既存の軍艦と共に運用できるよう設計されていたため、増設箇所は戦闘艦橋・兵器・レーダーのみとなっている。
元のユミル・ロアーネ一世級が戦艦並みの重装甲、貨客船にしては異常に細長い船体と少ない窓に兵器の設置にはもってこいな位置に展望デッキ、他の貨客船と歩調を合わせにくいほどの高速性を持っていて軍が設計を担当した事を察する人も多く居た。
テォヴェル級宙域装甲巡洋艦:全長980m。H.S.460年就役
現代の連合帝国で使用されている宙軍用艦船、共立公暦440年軍事更新計画で建造された量産型装甲巡洋艦。
内部機構を最新の物に変更して設計された、ただし外観はそれ以前の艦船と比べて大きな変化は無い。
同850年を目処に退役が進み、主力宙域装甲巡洋艦の座をフォレリヤ級へ明け渡す。
共立公暦850年に退役、フォレリヤ級5番艦ラーグへと引き継ぐ。
イラメ級宙域装甲巡洋艦:全長950m。S.S.4950~H.S.450年まで運用
宇宙新暦4950年から導入され共立公暦450年まで主力艦隊を中心に使用されていた装甲巡洋艦。
運用を終了した現在は大半が解体されたが一部はイシュメル級宙域実験巡洋艦やテフス級宙域仮拠点艦へ改造され共立公暦1000年時点でも使用されている。
宙域防護巡洋艦
小型船体で重装甲と高火力を重視した宙域装甲巡洋艦に対して、軽装甲で速度を重視した宙域防護巡洋艦は遊撃戦や護衛戦で主力を担う。
量産型宙域ミサイル巡洋艦リュドミール・リューカ級:全長780m。H.S.705年就役
イドゥアム帝国において共立公暦700年から建造。通常は船体前部にある主砲と中央部にある小型ミサイルによる攻撃を行う。
通常は船体後部にD700ホーミング弾頭を搭載出来るが、セトルラームに輸出した同型艦は量子雷光弾を搭載し、
令咏術.雷スクリプトによる精密攻撃を可能とした。
帝国宙軍では装甲の厚さや主砲の口径から防護巡洋艦に分類されている。
電磁推力による射出、ホーミング機能による追尾、反物質爆弾による破壊を目的に開発されたミサイル。
帝国領内において警備任務中の当ミサイル巡洋艦に搭載されており、強度の威力を持つため、共立機構と共同管理している。
セトルラーム政府と帝国は水面下で設計図の取り引きを行い、量子雷光弾の開発に役立てた。
ティニヴァール級宙域防護巡洋艦:全長800m。H.S.460年就役
現代の連合帝国で使用されている宙軍用艦船、共立公暦440年軍事更新計画で建造された量産型防護巡洋艦。内部機構を最新の物に変更して設計された、ただし外観はそれ以前の艦船と比べて大きな変化は無い。
- 1番艦ティニヴァール(近衛騎士団皇帝専用艦隊所属)
- 6番艦スカール・イル・ガフォールーシュカ(待機艦隊所属→セトルラームにて重武装化改造)
宙域駆逐艦
星系間を移動できる最小の本格戦闘艦となる。艦隊にて旗艦となる巡洋艦や戦艦の指揮下に入り作戦行動を行う艦隊駆逐艦と、客船や輸送艦の護衛を担う護衛駆逐艦の2種類が存在する。
サティリマ級駆逐艦:全長650m,全幅55m。H.S.950年就役
駆逐艦の補充と新装備の取得の為に共立公暦950年、セトルラームの第3世代ルドラス級巡航駆逐艦を主力艦隊用に15隻輸入。
サティリマ級として運用している。
作:
@Freeton2
安全保障盟約型駆逐艦セラーヴァ級(輸出版は安全保障盟約021型駆逐艦):全長550m,全幅70m。H.S.950年就役
安全保障盟約国で設計図を共有する駆逐艦。
同盟国の技術が多く使われていて、帝国製の航宙艦の中では異色の存在となっている。
武装は初めて主砲を砲弾式からレーザー式に変更、CICには
現象魔法や令詠術をスムーズに行使できる環境が整えられ、少人数での運用も可能。
帝国の量産技術により、徹底的にコストを抑えられ巨大な造船施設であれば2週間に1隻のハイスペースで建造が可能。
帝国宙軍は115隻導入した。
作:
@Freeton2
- 57番艦リヴェルア・ヴィ・レヴール(グロノヴェイル包囲戦に参加)
- 107番艦ナスカヤ(グロノヴェイル包囲戦に参加)
宙域護衛艇
主に星系内の防衛を担う小型の戦闘艦艇。艦隊としては25隻が警備艦隊の一部として運用されているが、それ以外の待機艦なども時折単独で星系内の哨戒を行う。
401型宙域護衛艇:全長400m。H.S.401年就役
共立公暦401年から配備が開始された小型護衛艇。乗組員は5人で運用される。
リヴィミナ級装甲警備艇
輸入計画名:プロジェクト710号輸入兵器計画
共立公歴710年からクランディーフ級装甲防護宇宙艇を150隻を国内警備用に導入する。改造はラヴァンジェ国内の工場で行う。
改造箇所
- 現象魔法関連兵器の撤去(帝国宙軍が日常的に使えないため)
- 通信設備をセトルラーム製に置き換え(部隊連携のため)
シールド艦
共立公暦909年から新たに新設された艦種(それまでは特殊艦の一部だった)で同910年から本格的に稼働を始める。
レーウ・ヴィルヌースカ級宙域シールド艦:全長980m。H.S.916年就役
共立公暦910年、第3世代トルケラ級電子駆逐艦を参考として、
セトルラーム共立連邦から同世代クオリア・プロテクション・システムを25隻分導入。
船体は帝国宙船所属のアルフレーデ2型の設計を修正し、915年から製造、就役はその一年後からとなった。見た目は通常の商船タイプとなっている。レーウ・ヴィルヌースカ級として25隻配備した。
宙域輸送艦
帝国宙軍では一般商船の徴用制度があるため、軍が配備する輸送艦はマイナーな艦種、現状共立公暦55年から就役を開始したユヴィディヴァス級が必要に応じて建造されるに留まる。
ユヴィディヴァス級宙域高速輸送艦:全長1km。H.S.55年就役
現代の連合帝国で使用されている宙軍用艦船、量産型軍用貨物船。
宙域仮装巡洋艦
一般商船に紛れて臨検や拿捕を目的に設置された艦種だが、現在は民間商船の設計を流用した重武装輸送艦に当てはめられる。
当初の目的である臨検や拿捕よりも紛争地での輸送任務に当てられる事が多い。
239型宙域仮装巡洋艦:全長550m。H.S.230年就役
共立公暦230年から帝国宙船が建造しているノス・フロー型宙域貨客船の設計を流用して建造された仮装巡洋艦。見た目はノス・フロー型宙域貨客船のままだが客室はハリボテとなっており、蓋を開けると内部から大型の戦艦砲2門が顔を出す。火力は戦艦並みだが貨客船構造を採用している為装甲が無く弱点となっている。主に国境臨検や紛争地帯で事態の沈静化を図る際に使用されるが、平時は貨客船構造を活かして軍用輸送艦として活用される。
民間徴用艦
民間から長期徴用した船舶。ここに記載されているもの以外にも短期徴用される船舶は多岐に渡る。
230型宙域武装貨客船:全長550m。H.S.230年就役
共立公暦230年から帝国宙船が建造しているノス・フロー型宙域貨客船の一部を徴用して使用している。武装は小型砲を2つ追加しているだけであり戦力としては使用できないが、貨客船としての機能をフル活用し兵士の大量輸送や軍用物資の輸送に活躍している。
宙域特殊船
通常の戦闘任務・護衛任務・輸送任務ではなく、特殊任務に使用される船舶。
セレネイア級宙域戦闘機母艦:全長10km,全幅1650m。H.S.900年就役
共立公暦900年に攻撃機による艦隊増設の為設立された戦闘機隊の母艦として、セトルラームから1隻購入し、2隻目の発注が決定している航宙空母。セトルラームでは第3世代ヴァーレンクヴィスト級都市型航空母艦として使用されている。非常に巨大な為、現在は専用の戦闘機実験艦隊が創設され試験運用中、正式運用が可能になるまで今暫くかかる。
共立公暦1010年に2隻目が就役し、ようやく本格的な戦母艦隊の運用が始まった。
同1015年にはトローネ皇帝が新造艦1隻を購入し、準同型のヴィスプローメ級として皇帝専用艦隊で運用されている。
作:
@Freeton2
移動工作基地ゴントク:全長9km。H.S.880年就役
9km級の移動基地艦、艦内には5km級以下の艦船を整備するドックや兵員の休憩施設、食料生産施設等が存在する。この艦船を建造する為に耐用年数が近い大型輸送艦5隻を解体した。
テフス級宙域仮拠点艦:全長850m。H.S.453年就役
共立公暦452年に引退した旧イラメ級の後継拠点艦。同453年に同型を改造して作られた小型拠点艦が就役している。
主に武装の撤去、エンジンの一部撤去、宿泊設備の増設、燃料タンクの巨大化をおこない動く装甲ホテルと化した。他国への派遣艦隊に随伴し、現地にて艦隊の仮拠点として使用されている。
病院船
紛争地帯や災害時に使用される病院船。現在は特定の部隊に所属せず、必要に応じて他部隊に追加配備される。
ヘルヤ型宙域病院船:全長860m。H.S.610年就役
豪華客船の設計図を流用して2隻が建造された。24の手術室と2000の病床を備え、精神病患者のためのレクリエーションホールや患者のための大浴場や食堂ホールなどが複数ある。入院患者の付き添いで乗船する家族や乗組員用の簡易ホテルもあり、2隻で複数都市の病人を一度に輸送が可能。船内設備は医療関係に強いフリートン財閥傘下の医療メーカーから最新の設備を搭載している。戦地では船体下部にホログラムで巨大な歯車マークを映し出して非戦闘艦である事を周囲にアピールする。大気圏内に降下し海上の港で着水後、他の海上船舶と同じ方法で物資の搬入を行うためクレーンを搭載した。
動体記念艦
歴史的な艦艇につけられる艦種。現状はロアーネ・ヴィスプローメのみとなっている。
宙域巡洋戦列艦ロアーネ・ヴィスプローメ:全長730m。宇宙新暦1410年就役
宇宙新暦4801年まで特務哨戒艦へと変更されて使われていた元宙域巡洋戦列艦ロアーネ・ヴィスプローメ級1番艦が共立公暦102年にフォフトレネヒトにて動体記念艦へと復元改装され、中枢艦隊よりも立場が高い英雄艦隊の旗艦となった。連合帝国では唯一皇国時代に建造され実際に宙軍が運用する軍艦となる。動体記念艦へ改装された際唯一残っていた副砲の無力化が実施されたため攻撃能力は無い。しかし復元された主砲の旋回と空砲を撃つことは可能で観艦式の際は主役として扱われる。他国の式典に参加する為、使用しない砲弾室を改装し空いたスペースにBNSを搭載した。複数国跨ぐ場合は移動工作基地ゴントクに輸送される場合もある。
艦載機
小型の戦闘機、帝国では輸送艦や徴用船に搭載して運用していた。共立公暦800年代以降になって戦闘機母艦を建造し大量の戦闘機を搭載した試験運用を本格化させた。
900型戦闘機:全長15m。H.S.900年就役
第3世代量子戦闘爆撃機をライセンス生産したもの、装甲を厚くし強度を高めるが安定性が低くなった。共立公暦1000年時点で、8200機運用、今後も継続的に生産予定とされる。
第3世代量子戦闘爆撃機トラソルティーア:全長15m。H.S.880年就役
軍事物資
帝国が開発し、現在も使用されている特殊物資。
同盟軍規格コンテナ:全長100m。H.S.670年導入
100mサイズの軍用コンテナ、装甲が貼られており小型艦船の攻撃にも耐えられる構造。
設計はルーリアス重工だが、安保同盟各国の国有企業へ設計図を譲渡し同盟国間の円滑な取り引きに役立っている。
ゴミ弾:H.S.83年から大小様々なタイプを導入
共立公暦83年から内務省と陸軍・宙軍が協力して開発した銃弾。共立公暦50年以降、国内の人口増加によりゴミの処理問題が浮上していた。
行き場の無いゴミが無人惑星に設定された廃棄場に高く積み上げられ放置状態に。事故発生の危険もあり内務省環境局と軍が共同で処理問題に取り組み、結果ゴミ60%溶液10%鉄30%を使用した銃弾を完成させた。
特殊な効果は無いが、大量に消費する銃弾に活用する事で軍備の節約にも役立つ。
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最終更新:2025年07月29日 23:27