「至らぬ私ですが、精一杯務めさせていただきますわ」
大門・錦
パーソナルデータ |
名前 |
大門・錦 |
称号 |
夢幻万魔鏡(ミラージュカレイド) |
性別 |
女 |
種族 |
デーモン |
ジョブ-01 |
デーモンイーター |
ジョブ-02 |
レジェンドウィザード |
クラス |
黒 |
部活 |
帰宅部 |
生年月日 |
6月6日 |
年齢 |
18歳(2023年3月22日時点) |
身長 |
162.6cm(2023年3月22日時点) |
体重 |
乙女の秘密 |
IBGM:Rosa Morada/Rita 堕天國宣戦/ALI PROJECT
喪失
多磨霊園の傍に佇む洋館。そこで錦は生まれ育った。
優しい父母に蝶よ花よと可愛がられ、何不自由なく暮らしていた。
刻が逆しまに巡るまでは。
身を裂くような絶望と心を引き裂くような痛みの果て。
手に入れたのは異形の力。代償に失ったものに対して、それはあまりにも不釣り合い。
許さない。赦さない。釈さない。
怒りの念を薄皮一枚下に秘め、彼女は微笑む。
その真白き怒りの熱を解き放つ日までは。
人品
腿まで届く長い黒髪、それに相反する透き通るような白い肌。
異彩を放つのは黄金の瞳。
まるで作り物のような美貌を持つ少女。
性格は至って温厚。書を愛し、歌を嗜み、争い事を好まず、いかなる時も微笑みを絶やさない手弱女。歴史侵略者以外には。
降霊術
「それはヒトの叡智の象徴。 それはヒトの愚かさの証。
永劫に尽きせぬ争いの連鎖の如く、全ては夢幻の彼方へ。」
世界に刻まれた痕跡の再現。レコードに針を置くように、人類史からその痕を読み取り、再現する魔法。
再現されるのは結果であり、過程は無い。
『人類』が操ったとされる武器、武装、魔術、技術、全てを完全に再現するため、術者への負担はその規模に比例して大きくなる。
錦の魂に刻まれた術式は本来降霊術のみ。
後述の悪魔の欠片も大きく括れば降霊術の範疇でもある。
悪魔の欠片
「綾と織られた異図の糸。錦の如き夢幻万魔鏡。
錦の肉体に憑依し、その存在を喰らわれたアークデーモン『達』の力の残滓。
アークデーモンとの高過ぎた適合性のため、錦の肉体には無数の悪魔が殺到。
蠱毒の如き喰らい合いの果て、錦に刻まれたデーモン達の力の欠片。
錦の怒りに呼応して表出するそれらは制御できれば絶大な力となる……制御できれば。
現状では幾つかの能力を除き、十全には使用不可能。
それでも十分な汎用性と異能と呼ぶに相応しい特異性を保持している。
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欠片一覧 |
神ノ毒
神の作った世界に対する劇毒。錦の望む世界を現出させ、意のままに操る能力……だった。
錦の右目に宿る欠片では、錦の望む幻影を生み出す事が限界。
ただし、この幻影に傷つけられればそれは現実となる。
神ノ命
神の作った世界への絶対的な断罪権。その瞳に射すくめられた存在は、錦の意のままとなる能力……だった。
錦の左目に宿る欠片では、視界内の物体を操作する事が限界。
また、その総和は錦の筋力に比例する(手弱女)。
神ノ筆
神の持つ筆を代筆する権能。ありとあらゆる文字、図形、記号、秘せられた文字さえも寸分の狂いなく描く権能……だった。
余りにも微かにしか残らなかった欠片で、錦の右手中指に宿っている。
人よりも字が綺麗に書ける。
神ノ星
神の描いた天宮図を読み解く力を持つ権能。天の星座を思うままに操り運命さえも書き換える能力……だった。
書き換えることは不可能だが、現在の天宮図から力を得ることが可能。
欠片は喉に宿っている。
神ノ雷
神の意志を雷霆のごとく伝える権能。また、雷霆そのものを自在に操る能力……だった。
錦のうなじに宿る欠片では、周囲に電界を広げ、敵意の在るものへの自動的な攻撃及び、味方への意思疎通を行う事が限界。
神ノ力
『破壊の天使』と呼ばれる、天の主軍を構成する1万2千もの天使を召喚する権能……だった。
全軍の召喚自体は錦にも可能だが、意志が存在しないため、錦が操作しなければならず、同時に三体までしか操れない。
欠片は右薬指に宿っている。
神ノ敵
神の存在に対する敵対者としての権能。神さえ裁く『断罪』の権能でもある。
錦が罪と認識した事項に対し、刑を執行する。主に現代日本の価値観の元、判決は下される。
例え『神』に等しい存在であれ、元よりその敵対者の名を冠する権能には抗えず、むしろ神でありながら罪を犯すなど言語道断。より刑が重く課せられる。
欠片は心臓に宿っている。
神ノ如
神に等しき力を持つ悪魔としての権能。森羅万象を『理解』する権能……だったが、人の器では制御仕切れず、高速思考、過去想起、判断向上による解析能力に留まっている。
錦が知らない事は分からず、推察止まりだが、魔術を始めとする過去に存在した技術、知識については補正が入る。
欠片は大脳に宿っている。
神ノ魔
人類の扱う魔術を全て理解し、操る権能……だったが、現状では相手から放たれた魔法に対して対抗呪文を即座に唱え、打ち消すことが出来る程度に制限されている。
欠片は脊髄に宿っている。
神ノ焔
物質の保持エネルギーを熱変換する権能。
自身の触れた物をE=mc^2の公式に基づき、質量の熱エネルギーへの変換、または可逆性によってエネルギーを質量に変換する事も可能。
ただ一度、天より降ろされた神焰。四大にして堕天使たる極焰の繰り手の欠片。
欠片は右掌に宿っている。
乱呪
数少ない錦が完全に制御できる欠片。
欠片は錦の舌に宿り、ありとあらゆる『魔術』の式を乱し無効化する能力。
ただし、その式を錦が理解する必要があり、かつ完成した現象は無効化出来ない。
奈落
破壊者の名を冠する重力操作能力。
『墜落』という概念の具現であり、本来は重力に限らないが、錦の認識では重力の増強という方向でしか発現しない。
欠片は左掌に宿っている。
悪意
神の課す試練を司る力を持つ権能。その言葉は人心に深く刺さり、言葉一つで人を破滅させることも容易い能力……だった。
錦の唇に宿る欠片では人よりも少し話を聞いてもらいやすくなる、程度の能力しか発揮できていない。
猛獅
猛き獅子の名を冠する自動反撃能力。
意識の外からでも、敵対の意思に反応して全く同じ能力で反撃を行う……本来ならば。
錦のうなじに宿る欠片では、強力な攻撃に対しては再現しきれず、また、攻撃を受る前から発動させておかなければ効果がないため、使い勝手が非常に悪い。
獄焰
地獄の炎と呼ばれる概念上の黒炎を召喚し、操作する能力。
千度を超える熱は大気を吸い上げ、瞬く間に火災旋風となって敵へと襲い掛かる。
地獄の炎は概念としての炎であり、物質的な影響を受けることはないが、振る舞いは現実の炎に準ずる。
欠片は右親指に宿っている。
氷獄
任意の空間内のエネルギーを全て『停止』させる権能。
エネルギーの大小正負に関わらず、その空間内では、あらゆるエネルギーの移動が起こらない。
炎は消え、風は止まり、空を行く鳥は墜ちず留まる。
森羅万象を封じる結界だが、外部から内部への干渉も停止させられるため、行えない。
欠片は左親指に宿っている。
魔弾
数少ない錦が完全に制御出来る欠片。
欠片は錦の右手人差し指に宿り、込められた魔力の限り目標を追尾する魔力弾を放つ能力。
ただし、威力もまた込められた魔力に比例するため、追尾する距離が長い程威力も落ちる。
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夢幻万魔鏡 |
錦に宿る悪魔の欠片達そのものを魔力リソースとして使用し放つ、万色にして無色の閃光。
撃ち出す欠片が多いほど比例して威力も上昇するが、当然リソースとした以上、丸一日その欠片を励起させることは出来なくなる諸刃の剣。
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変異
残滓とはいえ数多のアークデーモンに憑依された影響か、手弱女であったはずの錦の肉体は常人を超える膂力を身に着けてしまった。
とはいえ、元々戦う術など持たず、その心得さえない錦では力任せに振るうのが精一杯。
また、デーモンイーターとしての特性、【肉体変異】の能力の変形か、致命傷以外の負傷が瞬時に再生する。
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Νέμεσις |
復讐者としての怒りが極限に達した時、錦の悪魔の欠片が全て励起された姿。
全ての悪魔の欠片が並列に起動され、相互に魔力を循環、増幅させるため、その権能は平時のそれよりも大幅に向上している。
また、並列に起動された権能を同時、かつ複合して使用が可能となる。
平時でも可能だが、行使の速度、性能共に格段に上昇している。
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真の姿 |
神ノ影
刻逆より前から錦の中で眠っていた存在。現在活動している錦は刻逆以前の錦そのものではなく、二つの意思が混ざり合って一つとなったもの。
光を愛せざるもの、悪臭を愛するもの。神と敵対し、人を堕落へと導く存在。光あれ、即ち、影あれ。光に照らされた神の落とした影の具現。
ヒトの深層心理を繋ぐ世界に、澱として蓄積されたまつろわぬ存在。
光の遮られた空間を影と呼ぶように、主の威光の届かぬ虚無こそが本質。
虚影天蓋・暗天ノ帳
影の影、すなわち虚構の存在を定義し、自在に操る権能。
影の影は影の影の影を生み、影の影の影は影の影の影の影を生む。
合わせ鏡の如く、果て無き夢幻に飲まれたが最後。
“あらゆるもの”を飲み込む虚構の空間は、光さえも逃しはしない。
神ノ裁
神ノ毒、神ノ命、奈落、神ノ雷の複数励起による大魔法。
発生させた電界の中で物質を無限に『墜落』させ、極限まで圧縮。その果ての重力崩壊によって発生した、疑似極超新星爆発に付随するγ線バーストを相手に照射する。
地上で使用すれば大規模な災害が発生する可能性があるため、制御しきれる真の姿であること、周囲に障害物のない、少なくとも地平線上に何もない場所でないと使用しない。
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交友関係
番長、生徒会役員は一方的に顔と名前を知っています。
同級生、同じ
黒のクラスも同様に。
それ以外の方は、あまり面識がないかと思いますわ。
血統
鴛酉・真羅━━━━━┓
┣━━━━大門·錦
大門·翔斗━━━━━━┛
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鴛酉家 |
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とあるディビジョンに存在した旧家。華族の血を引く由緒正しき『魔法使い』の家系。
当主は代々『ソロモンの悪魔』の使役を得手としていた。
が、一人娘である真羅にはその適性がほぼ存在せず、勘当。とある機関へと放り込んだ。
までは良かったが、社会情勢が一変。社会的に強者になった真羅が家を乗っ取り逆勘当の上、一般人に嫁入りしたため、家門は実質断絶。
ただ、縁と社会的立場から家としての地位と、錦が産まれたことで血脈は保たれた。
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