ムフタル - ウマムスタン連合共和国大統領府史料編纂局

概要

生没年　1803~
ウマルカンド・ハン国東部総督グローリアスソングとその配偶者ケトマンの長子として産まれた男子。
両親が貴賤結婚(136-179)、母が自分を懐妊したことで政界が混乱する（136-133~138）、両親の暴走を防ぐために人質として祖母の元で養育されることが出産前に決まる（136-171）など産まれる前から前途多難な人生を約束されていた。
本人はそんな周囲の思惑に惑わされず真っ直ぐな人物に育ち、従妹の二代目カガンフジキセキの兄貴分のような良好な関係を築いて、子世代の王族筆頭として立ち回った模様（140-18）。
容姿は両親の特徴を受け継ぎ、祖母いわく「イケメン」（138-52）

現代編で装甲騎兵の主武装や装甲車両に搭載されているムフタール重機関銃は彼の名前から命名された（139-141）ため、おそらく建国期に軍人として活躍したと思われる。

主な身分

• ウマルカンド・ハン国　王子
• ウマルカンド・ハン国　王位継承権暫定一位（130-74）　1803~1809→叔母サンデーサイレンスに太子フジキセキが誕生したことで順位低下

作中の動向

...

建国期編にて国家統合党の前身となった連合党成立を説明する過程で初登場？（136-133）両親のロマンス事情を歴史に残された子世代の王族筆頭に悲しい過去…

上述の通り、母親であるグローリアスソングが自分を懐妊したことで子供可愛さに再び玉座を狙うのではないかと疑心暗鬼に陥ったダンスリムリックにより、父ケトマンが形成中の民会勢力構築を妨害されるという事態を生み出してしまう（136-133~142）。まだ産まれてもないのに
最終的に、ケトマンに勢力構築を命じていたサンデーサイレンス自身がダンスリムリックの独断専行を叱責し、ムフタルを人質として祖母のヘイローの下で養育するという条件でダンスリムリックの疑心暗鬼を解き、ケトマンが構築した連合党への協力体制をとらせた（136-171）。

産まれた後は事前の政治取引の通り、親元を離れて祖母であるヘイロー中部総督の元コーカンドの王宮で養育されることになった。
初孫を可愛がるヘイローの元ですくすくと順調に育っていたが、ある日陰謀がばれて（二回目）祖母にお説教を受けていた叔母が興味本位で自分に構った瞬間、キャラ崩壊レベルで甥っ子を愛でる叔母と化した（138-38~68）ため、イケメン過ぎて人を狂わせる容姿をしている疑惑がある（140-112）

作中人物との関係

サンデーサイレンス

叔母にして初代カガン。
ある意味、自分の存在に一番振り回されている被害者。

フジキセキ

六歳年下の従妹にして第二代カガン。
互いに似た者同士（真っ直ぐな人柄、周りを狂わせるイケメン）だったためか、本人同士の関係は良好だった模様。

グローリアスソング

母。ルール無用すぎる恋愛で父を手に入れた。
息子である自らの存在も政治取引の材料とする母だが、コーカンドのヘイローに養育を任せているのは母なりの愛情でもある（136-171）。

ケトマン

父。
顔がいいのは父親も同じだが、今のところ接点がない。

ダンスリムリック

サンデーサイレンスの腹心。
王族と平民の貴賤結婚によって産まれた子どもという自分の存在が、優秀な両親の野心に火をつけるのではないかと恐れている。

ヘイロー

母方の祖母。人質でもあるため、彼女の元で庇護・養育されている。
初孫ということもあって可愛がられている。

サザンヘイロー

叔母。
１歳の時に出会ってからキャラ崩壊レベルで自分を愛でている。

フローライト イクバール バルタ テシャ

父方の親族。
現代では彼らの経営する鍛冶工房を発展させたイクバール設計局が自分の名前を付けた兵器を開発した。