ダンスリムリック - ウマムスタン連合共和国大統領府史料編纂局

概要

コーカンド・ハン国で代々将軍を輩出している五将家の出身。サンデーサイレンス配下の最古参の一人。
サンデーサイレンスの側近として彼女の覇業を支える一方、彼女の覇業の下で一族が繁栄するために策謀を巡らせる野心家でもある。

娘をサンデーの息子に嫁がせてダンス氏族を興し、ヘイロー氏族内でもサンデー氏族に次ぐ有力な立場を築いた。

主な身分

• コーカンド・ハン国　貴族

　　　↓

• ウマルカンド・ハン国　千騎長　輜重兵監

作中の動向

...

サンデーサイレンスとコマンダーインチーフの火薬持ち出し＆門限破りを日没後の城門前で待ち構えて説教する場面で初登場(98-19)。主に諫言しなかったコマンダーインチーフの行動を批難し、連帯責任で自身も夕食抜き＆甘味二週間禁止の罰を受けたことを告げ、謝罪と反省を促した。
その一方、憔悴した二人の様子からただ事ではないと見抜くなど面倒見の良い面もある。

サンデーサイレンスの神託については、普段通りであればまず言わない類の内容のため、あったこととして受け入れた。（98-40）
その後は、破滅の未来を回避するべく動き出したサンデーサイレンスに従い、商売に人材発掘に戦争にと多彩な活躍を見せる。

氏族系企業立ち上げの草創期には、一族に礼部に勤めて礼楽儀仗に詳しかった者が多かったため、芸能関係の会社を立ち上げ、思想誘導やプロパガンダを任されることになった（112-100）。

作中人物との関係

サンデーサイレンス

主君。手のかかる悪童その1。お目付け役として、ただの悪童時代から彼女に振り回されてきた。
サンデーサイレンスが神託を授かったことで、彼女と一族の運命は大きく変わった。

ソフラーブ

従弟。幼い頃に彼の両親が亡くなって引き取った後は、実の弟の様に扱う。
その際に上下関係をしっかり教育したようで、彼にとっては頭の上がらない存在となった。
一族の将来の繁栄のためにサンデーサイレンスの傍に仕えさせ、王婿にすることに成功する。

コマンダーインチーフ

同輩。手のかかる悪童その2。サンデーサイレンスと一緒に騒動を起こしては、連帯責任を取らされてきた。

シルヴァーホーク

同輩。コマンダーインチーフをサンデーサイレンスが「そこの二人ほどではないが腹黒い」と表現した際、二人揃ってしらばっくれた（112-159）

デヴィルズバッグ

幼馴染。直接意見を聞きに行けるなど、関係は悪くないようである。

ウルマス

婚約者。野心家カップル。

ダンスインザダーク

子孫。
目とおそらく髪の色はウルマス、流星はリムリックから受け継がれているとみられる。(126-26)

参考資料

• 凡骨と姫君　華燭煌々編
• 市井の声