努力値調整について
努力値を振る際に考えなくてはならないことがいくつかある。細かな説明はこの後するが、「少しでも多くのポケモンより早く行動したい」、「少しでも多くのダメージを与えたい」、「少しでも多くのポケモンの物理攻撃、特殊攻撃を受けたい」、等の理由がないのであればその個所に振る努力値は最低限に抑えたい。その「最低限」にするにはどうしたらいいのかを説明していく。
努力値調整する前に決めること
努力値の振り方を決める前にいくつか決めなくてはいけないことがある。それを以下にまとめる。ただし、最初から何をしたいかが決まっている場合、この項目は読まなくてよい。
「仮想敵」の意味が分からないのであれば読むべきである。
「仮想敵」の意味が分からないのであれば読むべきである。
+ | ... |
素早さをどこまで振るか
どのポケモンにも抜かれたくない相手というものがいたり、できることなら抜きたい相手というものがある。そのため、まず決めたいのは育成するポケモンの素早さをどこまで振るかということである。以下のリンクに素早さ実数値の目安を記載する。
「素早さ関係」
「素早さ関係」
ダメージ計算ツールを活用する
仮想敵が決まったらそのポケモンに対して、どれだけダメージを与えられるか、逆にどれだけダメージを食らうかを知っておかなければならない。ダメージ計算式は以下の通りである。
ダメージ = 攻撃側のレベル × 2 ÷ 5 + 2 → 切り捨て
× 物理技(特殊技)の威力 × 攻撃側のこうげき(とくこう) ÷ 防御側のぼうぎょ(とくぼう) → 切り捨て
÷ 50 + 2 → 切り捨て
× 乱数(0.85, 0.86, …… ,0.99, 1.00 の何れか) → 切り捨て
× 物理技(特殊技)の威力 × 攻撃側のこうげき(とくこう) ÷ 防御側のぼうぎょ(とくぼう) → 切り捨て
÷ 50 + 2 → 切り捨て
× 乱数(0.85, 0.86, …… ,0.99, 1.00 の何れか) → 切り捨て
だが、自分でいちいち計算しなくともダメージ計算ツールというものがあるので、それを活用するとよい。
例えばようきA252マスカーニャでいじっぱりH252B252ウェーニバルにトリックフラワーを当てると76.0%~90.6%(146~174)のダメージになる。といったことがわかる。
仮に一撃でウェーニバルを倒したい場合はアイテムや性格の項目を変えたり、努力値の値を変えたりして計算を再度行う。
これを繰り返して攻撃面、防御面で自分が求めるステータスを模索していく。
こうして決まったステータスになるように、性格や個体値を厳選し、努力値を振り、技を揃えれば育成完了となる。
ダメージ計算ツールはいくつかあるため、自分に合ったものを使えばよい。一例を参考サイトに記載する。
例えばようきA252マスカーニャでいじっぱりH252B252ウェーニバルにトリックフラワーを当てると76.0%~90.6%(146~174)のダメージになる。といったことがわかる。
仮に一撃でウェーニバルを倒したい場合はアイテムや性格の項目を変えたり、努力値の値を変えたりして計算を再度行う。
これを繰り返して攻撃面、防御面で自分が求めるステータスを模索していく。
こうして決まったステータスになるように、性格や個体値を厳選し、努力値を振り、技を揃えれば育成完了となる。
ダメージ計算ツールはいくつかあるため、自分に合ったものを使えばよい。一例を参考サイトに記載する。
補足:HPが奇数である方がよいとされる理由
無駄のない努力値振りをするために
無駄のない努力値振りをするために必要な知識を以下の項目に記す。
無駄のない努力値振りの値とは
仮定として全てV、Lvは50であるとする。
次に、ステータス計算式から努力値は最初は4振り、その後は8ずつ振ると無駄がないことがわかる(個体値に0.5の端数があり、努力値は8で割るため)。そのため最低でも4は降らないとステータスが伸びないことがわかる。
つまり、1ヵ所に無駄なく努力値を振る場合は8n+4の値になるようにする必要がある。
次に、ステータス計算式から努力値は最初は4振り、その後は8ずつ振ると無駄がないことがわかる(個体値に0.5の端数があり、努力値は8で割るため)。そのため最低でも4は降らないとステータスが伸びないことがわかる。
つまり、1ヵ所に無駄なく努力値を振る場合は8n+4の値になるようにする必要がある。
努力値振りをするステータスの数
結論として全てVかつLv50なら3ヵ所か5ヵ所に振ると無駄がない。
以下はその理由であるが結論さえ覚えていてくれればいい。
以下はその理由であるが結論さえ覚えていてくれればいい。
+ | ... |
性格補正の有効活用
努力値を無駄なく使うには性格補正をうまく使う必要がある。
仮に、A182、S143のガブリアスを育てるとなったとしよう。その場合、性格は陽気と意地っ張りどちらがよいか。個体値は全てVとすると、必要な努力値は以下のようになる。
仮に、A182、S143のガブリアスを育てるとなったとしよう。その場合、性格は陽気と意地っ張りどちらがよいか。個体値は全てVとすると、必要な努力値は以下のようになる。
性格 | 必要なA努力値 | 必要なS努力値 | 使用した合計努力値 |
陽気 | 252 | 60 | 322 |
意地っ張り | 124 | 164 | 288 |
このように、実数値は同じ数値になるが、使用した合計努力値に差ができている。
ステータスは基本的に1でも多い方が良い。必要箇所に使用した努力値が少ないと他に使える努力値が増えるため、結果的に総合ステータスの値を増やすことができる。
ステータスの目標値が性格補正が必要ない値であるならば、性格補正はそのポケモンの使用するステータスの中で一番種族値が高い個所に補正を掛けるのが良い。
ステータスは基本的に1でも多い方が良い。必要箇所に使用した努力値が少ないと他に使える努力値が増えるため、結果的に総合ステータスの値を増やすことができる。
ステータスの目標値が性格補正が必要ない値であるならば、性格補正はそのポケモンの使用するステータスの中で一番種族値が高い個所に補正を掛けるのが良い。
余った努力値の使い道
必要なステータスになるまで努力値を振ったのに、まだ振れる努力値が残っている場合がある。ステータス1ヵ所に振れる努力値の上限が252なのに対し、努力値全体の振れる値が510であるため、2ヵ所を最大まで振っても6残ってしまうのでこれは仕方のないことと言える。
この余った努力値はどう振ればいいのだろうか。
この余った努力値はどう振ればいいのだろうか。
6余った場合
+ | ... |
余った努力値が6じゃない場合
+ | ... |