インサイティング・インシデント

インサイティング・インシデント

インサイティング・インシデントは、物語の序盤で重要な役割を果たす出来事です。


発生タイミング

  • 通常、物語の最初の10分から15分以内に発生します
  • 場合によっては、さらに早く、脚本の1ページ目に登場することもあります
  • 遅くともファースト・ターニングポイントまでには必ず発生します

役割

インサイティング・インシデントの主な役割は以下の通りです:

起こる出来事の特徴

インサイティング・インシデントで起こる出来事には、以下のような特徴があります:
  • 行動重視: 会話よりも、具体的な出来事や行動で描かれることが多いです
  • インパクトの強さ: 観客の注目を集める強いインパクトを持つ出来事です
  • 敵対者との遭遇: 多くの場合、主人公が敵対者と最初に遭遇するシーンとなります
  • 複数の展開: 一つの大きな出来事だけでなく、複数の小さな「きっかけ」が全編にちりばめられることもあります

まとめ

インサイティング・インシデントは、物語の本格的な始まりを告げる重要な要素です。この出来事によって、主人公は行動を起こすことを余儀なくされ、物語全体を通して解決すべき問題が明確になります。適切に設定することで、観客を物語の世界に引き込み、その後の展開への期待を高める効果があります。

関連ページ

最終更新:2024年11月03日 11:39