第一幕

第一幕

第一幕は物語の基礎を築く重要な部分で、以下の要素で構成されています。
No 要素 役割 出来事
1 オープニング 物語の世界観を伝える 時代背景や舞台設定を示すシーン
2 セットアップ 主人公や登場人物、状況、課題を紹介 主人公の日常生活や抱える問題の描写
3 インサイティング・インシデント 物語を本格的に始動させる「ツカミ」 主人公の日常を揺るがす突発的な出来事
4 セントラル・クエスチョン 物語全体を通じての中心的な問いや目的を提示 主人公の目標や解決すべき課題の明確化
5 ファースト・ターニングポイント 第二幕への移行、非日常への誘い 主人公が大きな決断を下し、行動を起こすシーン

第一幕は通常、映画全体の約25%(2時間の映画なら約30分)を占めます。この間に、観客に物語の基本情報を伝え、主人公の目的を明確にし、物語の方向性を示すことが重要です。適切に構成された第一幕は、観客を物語に引き込み、その後の展開への期待を高める効果があります。

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最終更新:2024年11月03日 11:22