No | パターン | 作例 | 誤認された能力 | 実際の能力 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 本当の能力を隠し、 弱い能力に見せかける |
『終末のワルキューレ』 ジャック・ザ・リッパー |
特定の武器を使う暗殺者 | 触れたもの全てを神器化 するという強力な能力 |
ジャックは武器やトラップを駆使して戦うように見せかけていたが、 実際には触れたものすべてを凶器に変える力を持っていた。 これにより、相手は彼が使う武器に過剰な注意を払い、本当の力に気づかなかった |
2 | 自分でも誤認している | 『Charlotte』 乙坂有宇 |
他人の身体を5秒間だけ乗っ取る | 相手の能力を奪う力 | 有宇自身も自分が「5秒間だけ他人を操る」能力だと思っていたが、 実際には他人の能力を奪う力であった。 彼自身が誤認していたため、周囲もその力を過小評価していた |
3 | 複数の能力を組み合わせて 別の能力に見せかける |
『推理の星くん』 主人公 |
高速移動や瞬間移動 | テレポーテーションと 透明化能力を組み合わせたもの |
主人公は、透明化してからテレポートすることで、 あたかも高速移動や瞬間移動をしているように見せかけていた。 この組み合わせによって相手は錯覚し、彼が持つ本当の力に気づかなかった |
4 | 無害な能力に見せかけて 実は強力な効果 |
『魔法少女育成計画』で 登場するキャラクター |
気分を変える飴玉を作る魔法 | 記憶消去や洗脳、 魔法効果無効化など多様な効果 |
一見すると無害そうな「気分を変える飴玉」だが、 実際には記憶操作や洗脳など強力な効果が隠されていた。 この偽装によって相手は油断し、本当の危険性に気づくことなく行動してしまう |
5 | 物理的なトリックで 超常的な能力に見せかける |
『烈火の炎』 ジョーカー |
無能力者または特殊な攻撃手段なしで 戦闘するキャラクター |
重力操作による戦闘 | ジョーカーは一見すると無能力者として振る舞っていたが、 実際には重力操作という強力な異能を持っており、 それを巧みに隠すことで相手に油断させていた |
6 | 時間操作能力と 誤認させる高速移動 |
『SPEC』シリーズの ニノマエ |
時間停止 | 超高速で移動することで 時間停止と錯覚させる |
ニノマエは超高速で移動することで、周囲には時間が止まったかのように見せかけていた。 これによって相手は時間停止だと誤解し、対策が取れないまま翻弄されてしまった |
7 | 物質生成と見せかけた 物質消去 |
『ニードレス』の右天 | 物質生成 (何もないところから物体を作り出す) |
実際には物質消去 (事前に存在したものを消す) |
右天は「物体を生み出す」と思わせていたが、 実際には物体を消すことで、その場から何もないように見せかけていただけだった。 この偽装によって相手は彼が創造系の強力な異能者だと誤解してしまった |