(シリーズ別INDEX)
声系統
追い風系統
- フォロウ(補助系統・低級)
- エアライド(補助系統・低級)
- ガストブロウ(攻撃系統)
クーラー(日常系統)
爽やか且つ涼しげな風を吹かせる低級魔法。一定時間涼しくなる。
暑い地方では重宝されている…と思いきや、効果時間が切れた後の体感気温が激しくなるので意外に不評。
詠唱
『冷風に告ぐ、我が名は○○、心地よい冷気を求めるものなり。
一定空間を冷却せよ―――クーラー』
ウォーマー(日常系統)
穏やか且つ温かな風を吹かせる低級魔法。一定時間温かくなる。
寒い地方では重宝されている…と思いきや、
効果時間が切れた後の体感気温が激しくなるので意外に不評。
詠唱
『温風に告ぐ、我が名は○○、心地よい暖気を求めるものなり。
一定空間を温暖せよ―――ウォーマー』
フォニック・アップ(日常系統)
低級。聴覚が受容する空気振動を増幅させ、一時的に聴覚を高める。
-ラウドボイス(補助系統・日常系統)
声を大きくする。戦場で魔法を嗜んでいる指揮官が使ったりすると格好いいとの評判。
公演会、大きな劇場などで使われることも。低級。
詠唱
『大気に告ぐ、我が名は○○、空渡る振動を欲する者なり。
我が言霊に共鳴せよ。―――ラウドボイス』
チェンジボイス(補助系統・日常系統)
声色を変える低級魔法。人間らしい声にするにはある程度練習しないとおかしな(ヘリウムを吸ったような)声になってしまう。
名人級になるとこの魔法を使って一人合唱ができるらしい。
詠唱
『大気に告ぐ、我が名は○○、空渡る振動を欲する者なり。
言霊の振幅を書き換えよ。――チェンジボイス』
リモートボイス(補助系統・日常系統)
離れた場所の空気を震わせる事で声の発生元を自分の喉ではなく別の場所にする事ができる中級魔法。有効範囲はある程度の距離までで、視界の届かない場所には及ばない。
魔術師学校に入りたての少年達が先輩にこれでからかわれるのは伝統。
主に、中距離にいる味方に向けて、敵に知られたくない指示を出す際に用いられる。
また、この術で声色を変えることはできない。
詠唱
『大気に告ぐ、我が名は○○、空渡る振動を欲する者なり。
我が声帯とつむじ風。二者で織り成せ不可視の音叉―――リモートボイス』
ラウドボイス(補助系統・日常系統)
※日常欄参照
チェンジボイス(補助系統・日常系統)
※日常欄参照
フォロウ(補助系統)
術者に対し、一定時間追い風を吹かせる低級魔法。全力ダッシュしたいときにどうぞ。
※同系上位:エアライド(補助系統)&ガストブロウ(攻撃系統)
詠唱
『仁風に告ぐ、我が名は○○、流るる力を欲する者なり。
追随せよ大気の流れ―――フォロウ』
ハイスピード・フォロウ
術者の足の裏に風を起こす中級魔法。位置指定のため少し上位である。
全力ダッシュはもちろんのこと。よく逃走用に使われる。
逃げている途中は風が巻き起こり、砂埃が舞い、思わぬ効果も得られる。
といってもされた側はたまったものではないが。
風の調節は任意であるものの、難易度は中の上(中級+)になる。
⇒補助系統:同系下位:フォロウ・同系上位:エアライド
⇒攻撃系統:同系上位:ガストブロウ
『追う風に告ぐ。我が名は○○、速さを欲するものなり。
(やはり考えられない)
彼の人は言う、逃げるが勝ち、と――――ハイスピード・フォロウ!!』
エアライド(補助系統)
フォロウの強化バージョン。人体を浮かすほどの突風を吹かせ、一定時間飛ぶことが出来る。しかし空中での方向転換等が非常に難しいため、
有翼人が空を飛ぶ際のスピードアップに使うことが多い。低級。
⇒同系下位:フォロウ(補助系統)、同系上位:ガストブロウ(攻撃系統)
詠唱
『飄風に告ぐ、我が名は○○、吹き荒ぶ力を欲する者なり。
発せよ呼び声、来たれ嵐の御輿。我を空へと誘え羽風―――エアライド』
ウィンドセイバー(補助系統)
斬撃系の武器に、カマイタチを飛ばす力を付与する。低級。
詠唱
『太刀風に告ぐ、我が名は○○、切り裂く力を欲するものなり。
隷属望むは吹き荒ぶ不可視の斬撃。我が刃に宿りて力となれ!
―――ウィンドセイバー!』
サンダーセイバー(補助系統)
武器に雷を纏わせて、斬りながら(打撃系統にも有効)轟かせる。筋肉への伝達信号を狂わせ、攻撃した対象の体を一時的に行動不能にさせる。魔力の高さによっては一気に心臓を止め、息の根を止める。低級魔法。
『雷電に告ぐ、我が名は○○、迸る力を欲する者なり。
隷属望むは迸る雷神の斬撃。我が刃に宿りて力となれ―――サンダーセイバー!』
リモートボイス(補助系統・日常系統)
※日常欄参照
エンチャント・Y(補助系統)
対象者の《風・雷》属性魔法の威力を一定時間内、1.5倍にまで跳ね上げる。持続時間は術者の魔力の度合いにより変わる。中級魔法。
YはイエローのY。
詠唱
『黄天に告ぐ、我が名は○○、更なる嵐を欲する者なり。
吹き荒れ、轟く、浅黄の魔力。天の息吹と閃の裁き、暫しの間我が諸手に集え―――エンチャント・Y(イエロー)!』
エレキネス(補助系統)
電磁力を発生させ、金属物質を吸い寄せる。金属製の武器等を相手から奪うのに役立つ、が、上手くキャッチしなければ串刺しに。中級魔法。
詠唱
『電磁に告ぐ、我が名は○○、鋼鉄結ぶ力を欲する者なり。
我が力で成せ、中心柱。周りを囲め、雷の踊り子。魅せる円舞曲(ワルツ)で貴賓を招け
―――エレキネス』
アンコール(補助系統)
直前に発動させた魔法の詠唱そのままに空気を再度震わせ、魔法を反復させる魔法。
自分以外の者が使った魔法でも構わず、あくまでも直前の(大気に名残が残っている)ものを反復させる。
詠唱は短めだが中級の中でもやや難しい魔法。
詠唱
『言霊に告ぐ、我が名は○○、反復の力を欲するものなり。
言葉は風となりて残り、我はその風を再び使役せんと欲す
―――アンコール』
エレクトロ・アップ(補助系統)
中級。神経系を流れる伝達電位速度を急激に高め、人体の行動反応速度を飛躍的に高める。が、急激な神経系の変異は筋肉に過度の負担をかけるため、使用は控えなければ肉体が自壊する。
ライフビート(治療系統)
心臓停止状態の人に対して、電圧によるマッサージを施す。少量の魔力を寝るだけでいいので、一度詠唱すれば任意で連続使用が出来る。低級魔法。
詠唱
『雷電に告ぐ、我が名は○○、蘇生の力を欲するものなり。
我が両手に宿りし電気よ、我がてを通り、彼の物の心動かさん
―――ライフビート』
ファイント・スタン
スタンガンの下位魔法。こちらは微弱電流により筋肉を硬直させることが出来る。
低級。というか小手先の技。
⇒派生上位:スタンガン
詠唱
『静電に告ぐ、我が名は○○、抑止の力を欲するものなり
電流よ、神経を迸り、身体に一時の混乱を――――ファイント・スタン』
スタンガン(攻撃系統)
一時的に強力な電気を術者の手に宿らせ、それを相手に突きつけることにより感電させる。上手く使えば相手を気絶されるくらいはできる。婦女子用の護身術として習う方も多い。低級。
相手に気づかれないように詠唱するのは大変だが。
⇒派生下位:ファイント・スタン
詠唱
『電流に告ぐ、我が名は○○、迸る力を欲する者なり。
雷よ、我が手に宿りて敵を誅せ―――スタンガン!』
サンダーアロー(攻撃系統)
電気の矢を発生させる低級魔法。術者の掌から高圧の電気を迸らせる。致命傷こそ与えないものの、一撃で与えるダメージはなかなかの物。
詠唱
『電矢(でんし)に告ぐ、我が名は○○、感電の力を欲するものなり。
我が魔力、電流の矢となりて彼の物を射抜かん
―――サンダーアロー』
ウィンドショット(攻撃系統)
空気を極小範囲まで圧縮し、弾丸の如く放つ。範囲はかなり狭い物の、それは皮膚を引き裂き、時に突き破る。(風の拳銃と思っていただければ)。低級。
詠唱破棄ができれば連射可能。
詠唱
『空気に告ぐ、我が名は○○、奔る風を欲する者なり。
疾く奔る風よ、一堂に会して細き道を通れ――――ウィンドショット』
ブラストボイス(攻撃系統)
術者の発する声…その音の空気振動を最大まで増幅させ、音振動の衝撃波を発生させる。『あぁぁぁぁ』でも『がぁぁぁ』でもいいが、詠唱終了後にとにかく大きな声を出して、できるだけ超音波に近づかせられれば完成。扱いは慣れるまで時間がかかるが、極めれば相手の鼓膜を破ったり、構造物の破壊を促す。低級。
詠唱
『大気に告ぐ、我が名は○○、増幅の力を欲する物なり。
大気よ、我の発する声を増幅し、それを凶器と化せ。
―――ブラストボイス』
ウィンドブラスター(攻撃系統)
風を渦巻かせ、空気圧の塊となったものを一直線上に発射する。無のインパクトと違い攻撃力を持ち、増幅魔法で貯めればためるほど威力は上昇。通常字でも骨の一本か二本は頂くほどなので…。低級。
詠唱
『乱気流に告ぐ、我が名は○○、奔る力を欲する者なり。
寄る辺無き疾風は我が手の内で暴れ狂え。そして行け、其は自由を振り翳す愚者の咆哮――――ウィンドブラスター』
エアスラッシュ(攻撃系統)
風の刃を放つ。射程、威力は詠唱時間や資質の強さなどによって変動する。低級。
詠唱
『烈風に告ぐ、我が名は○○、切り裂く力を欲する者なり。
風よ、切り裂く刃を成せ。我が手に宿り、我が眼前の敵をなぎ払え!
―――エアスラッシュ!』
スラストレイサー(攻撃系統)
地面を這うようにして疾走し、切り裂く風の刃を発射する。小さなモンスターを相手にする際や、敵の足元を狙う際などの有効。直線距離に対して効果がある中級魔法。
詠唱
『燕風に告ぐ、我が名は○○、切り裂く力を欲する者なり。
閃き駆ける燕の飛翔、視界の外より死角を狙う。
獲物の機動を根こそぎ奪い、肉身を欲する己が子の糧となせ
―――スラストレイサー』
パニッシャー(攻撃系統)
術者を中心とした狭範囲に対して数秒放電する。近づけば近づくほど威力上昇。0距離であれば感電死する危険性あり。中距離であれば神経の一時的麻痺と中度の電火傷。範囲ぎりぎりであれば神経が一定時間狂う。
詠唱
『電圧に告ぐ、我が名は○○、荒れ狂う波を欲する者なり。
我が身を支軸に暫しの静寂を。静の刻にて集まれ電雷。
故あり周囲は我らが領地、何人たりとも立ち入る無かれ。
入る資格は唯一つ、我が手に其の身の感覚を―――パニッシャー』
ガストブロウ(攻撃系統)
立っていられないほどの豪風を吹かせ、相手を吹き飛ばす。エアライドの強化バージョンだが、難易度はさほど変わらない。
※同系下位:・フォロウ(補助系統)&エアライド(補助系統)
詠唱
『暴風に告ぐ、我が名は○○、吹き荒れる風を求めし者なり。
いざ轟け風神の吐息、威風堂々たる流れの境地を生じさせん。
地を這う者等を意識に入れず、あらゆる配慮を心より追い出し、束の間の休心の場を―――ガストブロウ』
エレクトラクション(攻撃系統)
術者の頭上に雷撃球を生み出し、それを中心とした広範囲内の『金属製(導体)をもつ物体』に容赦の無い雷撃を直撃させる、中級魔法。
術者は例外として、敵味方に関わらず条件に合う対象は襲われるため、一体多数の戦闘においてでしか使えない。
ホイールスラッシュ(攻撃系統)
渦巻く風を高速回転させ、気圧差を生じさせ、回転する真空刃を放つ。エアスラッシュの上位。切れ味が増す反面、円盤型と形が決まっているため範囲はさほど広がらない。どちらかといえば追尾式。
サイクロン(攻撃系統)
狭範囲上級魔法。対象者を中心に、強力な竜巻を発生させる。強烈な真空刃も発生し、巻き込まれた者は空に昇りながら体を切り刻まれ、最後には地面に叩きつけられる。
ボルトブレイド(攻撃系統)
巨大な雷の柱を発生させ、一直線に振り下ろす上級魔法。威力もさることながら、物体に衝突する瞬間、狭範囲に雷撃を迸らせるという二段攻撃になっているためにかなり使いやすい。但し通常の雷属性魔法よりも速度が落ちるため、大振りの攻撃になる。
詠唱
『雷鳴に告ぐ、我が名は○○、裁きの宝剣を求めし者なり。
黒雲仰ぐ騎士の行軍、各々その剣を掲げ、天に祈りて力を欲す。
軍願うは裁きと許し。己が敵を討ち、己が味方を救う豪剣。祈り届きし時、心を型に成せ皇剣。天光降り注ぎ、閃け断罪
――――ボルトブレイド』
ライトニング(攻撃系統)
上空に魔法陣を描き、そこから雷を召喚する。実際に気象的にも見られる雷を呼ぶため、電圧はかなり高い。光速で飛来する自然現象は理論的に防御不能。上級魔法。
詠唱
『天空に告ぐ、我が名は○○、雷刃の力を欲する者なり。
我が魔力にて異空を結び、今、天にその門を開く。轟け獰猛なる慟哭。鳴り響け空の悲鳴。駆け抜けろ滅びの断末魔。其の力は罪過に対する神罰、震え喚けど逃げ場無し。己が命を悔いながら、諸手を挙げて受け入れよ―――ライトニング!』
アドヴェント(攻撃系統)
純粋な空気圧の塊を光速の勢いで直線状に叩き込む風の上級魔法。
範囲は直線状と狭いが、もしも射程範囲内に居た場合、避ける事は出来ず、断末魔の悲鳴を上げることなく吹き飛ばされるか、体が吹っ飛ぶかのいずれか…。空気圧はその周りに真空も少しの間生み出し、付近に居たものらも抉る。
サンダーフレア(攻撃系統)
上空にランダムで小型の魔法陣を十個ほど発生させ、そこから断続的に雷を降らせる上級広範囲魔法。集団に囲まれた場合に発動すると絶大な効果を伴う。
ジャッジメント(攻撃系統)
雷属性最高クラスの攻撃力を誇る上級魔法。上級に大小五つの魔法陣を発生させ、十秒間降り注ぎ続ける雷を呼び起こす。範囲も広く、攻撃力も相当な物を持っている。その破壊力は消滅を促すほど。
ただし、自分以外の総ての生き物を狙う。仲間がいる状態では絶対に使えない。
ボルトブラスター(風・雷複合)
ウィンドブラスターをサンダーアローを複合させ、更なる高みを目指した魔法。
圧縮した乱気流の中に雷電を生じさせ、小型の嵐を一直線上に放射する。渦巻く風と迸る雷撃は、軌道上の物を根こそぎ奪う。
詠唱
『疾風・迅雷に告ぐ。我が名は○○、穿ち貫く力を欲するものなり。
啼き渡る鳥は風を孕みて中空を奔る。
唸り駆ける虎は雷纏いて地上を奔る。
悲鳴を上げろ、慟哭せよ、暴れる御身を一つに束ね、狂気を込めて解き放て!
威在りし風雷絶鴻(ぜっこう)産み、即ち虚空を穿つ奔流とならん!!――――“ヴォルトブラスター”!!』
最終更新:2008年03月13日 19:31