遺伝情報から違う種族とは違い、文化や技術による人々の区分。
一つの種族からなるものもあれば、様々な種族が入り乱れているものもある。


~レン一族~

  • 芸術家で建築家で技術者で料理人で…ペテン師。世界混乱者の一族。
  • 一族と言いながらもそれほど血のつながりや種族などにはこだわらず、その者の持つ技能のみを重視する。
  • 普段は渡りの修理屋、研ぎ屋や町村のなんでも屋さん、時には王国の宮廷画家(なんか悪企みしてるとき)などもしている。
  • 優れた能力を持つ技術者集団だが、決して国や(プチ)権力者のために使わない。むしろそういう連中を虐めるために嬉々として使うという(世界に対して)迷惑な連中。
例えば…
  • 戦争なんかやってたら嬉々として邪魔をする。
  • 金持ちが貧乏人を虐めていたら金持ちの家に『デラ・レン』と『ハイ・レン』をかけて使い物にならないようにする(鍵になる『紋章』を持たなければ出入りできない)。
  • 時には『盗賊(悪人)たちの町』なんて妙な町を作ってしまうこともある(盗賊・悪人だけしか入れない町)。
世界での彼らの印象は?
  • 村人は『なんか怖い人たちだが実際に目にした事はない』と思っている。実は定期巡回修理で村にやってくる貧相なオジサンがそうだったりするのだが。
  • 町人は『この町のどこかにいるのかもなぁ』と思っている。実際彼らが使っている使いやすい道具は連中の作ったものだったりするのだが。
  • 富豪は『あんな連中に関わりたくない』と思っている。実は新たに雇い入れた腕のよい料理人がそうだったりするのだが。
  • 王様は『下手に手を出すと何をされるかわからない』と恐れている。実は庭師が、料理人が、宮廷画家が…気づいたら何をするのも彼らのお世話になってたりするのだが。
  • 魔法都市では、裏通りで堂々と『レン一族の店』を開いている。紋章を埋め込んだ護符なんか売っている。いい根性している。ついでに、魔法都市や大都市などで派手な緋色の長衣を着てフードを被り、目から上を奇妙な意匠の施された仮面で覆っている。
  • これ実はわざと魔法都市や大都市などで目立つことにより、『レン一族とはこ~ゆ~連中なんだ』と誤解させ、市井に潜むレン一族をより目だたなくする為の手だったりする。
  • 一般人はレン一族の力の源が紋章であるとは知らない。一部魔術師や一部貴族なんかは知っているが、見たことはほとんどない。

『血ではなく技(わざ)のみがレンの証』

  • 主な種族は人間と亜人、まれに獣人もいる。
  • 長は「グランドマスター(総術師)」と呼ばれ、最高の技術者でありペテン師。
  • 他にも様々な技の「マスター(術師)」達が後進の指導にあたっている。
  • 『術師』は『森』に住んでいて滅多に外に出ない。
  • 世界に散らばっているレン一族は『術士』『準術師』である。

『紋章』一族の力の源

  • 一族の『術師』『術士』が左手首に刺青しているもの(以下『刺青紋章』)と、彼らが作れる黒御影石状物質で電池のような役割をするもの(以下『物質紋章』)とがある。
  • 『刺青紋章』:左手首に施され、その上から布(リストバンド・ブレスレット)等を巻いている。この布等には『ハズ・レン』という術がかかっているので決して外れない。
  • 『物質紋章』:彼らが刺青の紋章に手を触れて念じると紋章(黒御影石に刺青と同じ線画が描かれたように見えるもの)ができる(イメージは『東京爆弾』知ってる?)。

主な能力など

  • 基本的技能として『修理術』と『作成術』は取得している上に『結界術』『誘引術』のどちらかまたは両方を身につけている。
  • 『修理術』『作成術』を基本として『結界術』『誘引術』の2種の内1つ、合わせて3技能を修得した者が『術士』。
  • 『修理術』『作成術』『結界術』『誘引術』の4種技能取得で『準術師』あとは修行次第で『術師』更にその中で最高の技能者『総術師』となれる。
『結界術(空間支配)』と『誘引術(精神支配)』
  • 結界術及び誘引術は、紋章があって初めて使えるようになる。
  • レン一族自身は刺青紋章により自分の周囲を結界として術を展開できる。
  • 物質紋章は術師、術士でなければ作れない。粉末状にしても使える。硬いので粉にするのは結構手間がかかる。粉末状にした物質紋章を貼り付けることにより様々な所に結界を展開できる。
  • 作られる物質紋章はその術師の精神力次第。長時間念じれば念じるほど大きな紋章が出来るが、あまり大きなものを作ると紋章に力吸われてばたんきゅ~(一晩寝れば回復)
  • 展開にはそれなりに精神力が必要なのであまり多用できない。展開しすぎると力尽きてばたんきゅ~(一晩寝れば回復)。
  • 一度出来た物質紋章は「起動」されるまでは「休眠」状態、「起動」されると結界維持のエネルギー源となり、エネルギーを使い切ると今度は「充電」されるまで「休眠」状態になる。決して壊れない。
  • 一度「起動」された物質紋章は、他の術は入らない。
  • 一般人でも紋章に対して意識を向ける限り(『この状態が続けばいい』と思えば)「充電」されているので効果が持続する。
  • 一般人が「お守り」として持つことは出来るが、その人用に術が設定されている必要がある。
  • 物質紋章を持っていても、術師が刺青紋章で起動しなければ紋章はただの石ころ。
  • 彼らの本拠地であるレンの森(後述)は代々の『術士』、『術師』たちがばら撒いた物質紋章により結界(封鎖術「デラ・レン」「ハイ・レン」)が張られているためレン一族の者以外は入れないし出られない(刺青の紋章が森に出入りするための「鍵」になっている)。
  • 彼らは精神力のあるときにせっせと物質紋章を作り溜め、非常時に備えている。
  • 術の効果の持続時間は紋章の大きさに比例。刺青紋章で半日~1日程度。物質紋章では粉末状態で2時間程度。紋章が大きければ大きいほど効果は持続する。
※物質紋章の場合は、これに向けられる意識(思念)をエネルギーとして効果が持続するので見捨てられない限りは効果が持続する。
※レン一族は紋章という「銃」で想い(願い)という「弾」を発射することによって術を「発動」させているので、紋章を持たない一般人にはレン一族の結界術(誘引術)は使えない。ただ、完成した結界を利用することは出来る。

本拠地:「レンの森(以下『森』)」

  • グラッドノット大陸の中原にあり、一族の揺籃の地であり修行の場。
  • 『森』自体には強大な結界術『術師』『術士』と彼らが認めた者(特製の『物質紋章』の所持者)しか出入りできない。
  • 『森』の一部に「交易所」があり、そこだけは一般人(交易商人など)が出入りできるようになっている。
一族は人数をどうやって増やしているのかというと…
  • 一族内部でも『森』には結構沢山の者たちが暮らしているのではあるが、「新しい血」が欲しい時は…渡りの研ぎ屋、修理屋として世界を放浪し、時には町や村に居ついて建築屋や家具屋となっている者たちが、見込みのある者をスカウトし、時にはかっさらって『森』に連れ込んでしまうのである。(滅多にないし、その時には大概『神隠し』として認識されるように手を打っている)
  • 連れ込まれた者はどうなるのかというと、厳しい修行の末に一族に対する忠誠心を刷り込まれなければ外には出られないので、出てきたときには別人になっている。
見込みがなかったら?
  • 『森』から出られず一生飼い殺し。とは言っても外に出られないだけで特に抑圧されているわけではない。まぁ大概の者はある程度修行したら『術士』として世界に出て行く。
  • また自ら望んで修行に来るものもいる。ひねくれものの集まりとはいえ最高の技術者集団でもあるから。

レンの名は秘密の名

  • 一族は市井にいる時はレン一族を名乗らない。妻子であっても自分がレン一族だと話すことはない。レン一族同士のみでしか同族だとは判らない。死んだらその時点で刺青紋章は消えるので、妻子でさえレン一族だと知ることはない。

『レンの紋章にかけて』

  • レン一族と契約の際、レン一族が『レンの紋章にかけて』といわずに(普通はいわない(…ぉぃ))契約した場合、絶対に何か契約に穴や裏口が設けられているので、契約書を熟読することをお勧めする。
  • 逆にこのセリフを口にした時の契約は必ず守る。

弱点など

  • 左手首をさくっ! だけでもう立派に無能な一般人(職人・芸術家としても能力減衰)。
  • 手持ちの物質の紋章を取り上げて追い詰めて追い詰めて追い詰めて消耗させればあっさりばたんきゅ~。
  • 発動前の紋章の配置をずらせば大規模な結界術ほど不完全状態で発動する。
  • 体力的には一般人。たまには強いのもいるがほとんどインドア派だし…それぞれの種族のほぼ平均って処。技さえ発動できないように追い込めばオシマイ。彼らは紋章がなければタダの腕のいい職工や芸術家でしかない。
「使い方さえわかればレン一族以外でも使える」
  • 刺青紋章を解析して刻めれば、物質紋章を使える。
  • 刺青紋章は偽造防止のためなんかいろいろ使われる染料の成分とか線画意匠とかに罠が仕込んであって少しでも刻み間違うと物質の紋章を起動した瞬間に精気を吸われてミイラになってしまう。
  • レン一族の死体から紋章を写し取ろうとしても隠滅機能が働いて刺青紋章は消えている。
「結界術は正規の方法以外でも突破できる」
  • 結界に一点集中して高負荷をかけ続られれば、破れる。力を一点に集中されれば物質紋章のエネルギー消費が早まって結界が消えるのも早くなる。元々エネルギーが切れたら結界は消滅する(前項参照)。
「誘引術は布で覆って倉庫に半年ほど放り込んどいたらエネルギーが切れて無効化される」
  • 粉砕したら魅了も何もあったもんではないが。

はぁ…しんど(加筆修正削除数知れず)

G(Glen Ryan)



~錬剣の一族“ネムレス”~

  • ただひたすら至高の武器を追い求める武器職人達。
  • 一族というよりは集団で、血筋はあったりなかったり。
  • 人種は職人の多いドワーフ、手先の器用な人間が多い。
  • 優れた鋳造技術や加工技術を持っている。
  • 受け継がれるのは業と秘儀。ネムレス以外には門外不出。
  • 名前をさすとおり造ったものに名前はつけない
  • 全工程を一人でこなさないといけないという熾烈を極める(だからネムレスはすくない)
  • 上記のものはある一部だったりもする、それぞれの専門を総合して一門と称する場合もある。

『資質』

  • 一、火の魔法。
  • 二、土の魔法。金属は大地からの恵み
  • 三、熱意。これがなかったら長続きはしない。
※別に一と二は無くても(得意でなくても)いけるがあったら便利。

『なるためには』

  • 何処かにいる鍛冶師を捜し、弟子にしてもらう。しかし、捜すのは至難の業
  • 武器作りに関する知識を師から教わる。三年ほど
  • 教えられることだけではなく、師から業を盗め。
  • 最終工程、自分の作りたいものを創作する。ここに入れるまで最低五年はかかる。
  • 最後に師に認められたら一人前。
  • しかし、一族が求めるものは至高の武器。 そのため自分のものを模索するために戦場に居るものも少なくは無い。
  • また、師となる人は老後に山にひっそりと暮らしている人が多い。

『武器』

  • 無名にして無銘。されど切れ味はよく、美しく。

『定義』

  • 各人が目指すのは至高の武器。しかしその至高の定義はさまざま。
 主に部類は二つ、というか二つしかないのかもしれない。
 一つは一点集中、武器においての最高。もう一つは担い手においての最高。
 もし最高の切れ味を持っていたら、防御(盾)などは無意味。
 反対に最も硬ければあらゆる攻撃を跳ね返す。
 魔法による障壁があればそれを斬れればいい。
 攻守を兼ね備えたのがあれば、使い方次第で最強となりうる。

『その他』

  • ネムレスには一年に一度皆が集うときがある。それは奉剣祭という名の行事
 大地に、火に、水に、風に、物質と言うものを生んだすべてに感謝する祭典。
 いわば、感謝祭。この特異な点は武器を自壊させ地に還すこと。
 また、自壊させた武器の欠片はまた新たなものを生み出すモノ利用される。
最終更新:2008年07月23日 18:01