魔法都市&魔法学校についての設定。


魔法都市ディズルアージュについて


魔法が使える資質に関しては、ほとんど全ての人が持っている。
そして資質があっても、教養や原理を魔法学園で学んで、初めて魔法使いに成れる。
それほどの資質の無い者は研究者や学者になったり、日常便利な道具という感じで会得して魔法剣士になったり。なので、強力な魔法が使える魔法剣士はとってもすごい。宮廷魔術師は魔法剣士のすごい人、文武両道。素質も最高でかなり雲の上の存在。
また、資質が弱くても、それを補助する道具も色々ある模様。戦闘用から家庭用まで、種類は幅広い。

魔法学園は各国首都や大都市に一つずつくらいの程度で設置されている。学費は高いので、貴族や金持ち御用達。成績優秀者には奨学金制度あり。
それらを統括するのが魔法都市。
この魔法都市が魔法の首都であり、ここから遠ざかるほど魔法の恩恵は減っていく。
時折、田舎でものすごい素質の持ち主が出たときなどは、村の期待を一身に背負って上京。それくらい魔法使いというのは重要視されている。

魔法都市は自治都市であり、魔法の技術の中枢。
北方に位置した雪国。景観の美しさは世界でも有名。
技術水準は世界の中でかなり高く、建築が難しい塔がずらりと並んでいる。塔は胴の丸い尖塔。
都市は片面を険しい山脈に面しており、統治機関の建物は氷爆を背景に建っている。
暖房は主に魔法による。

学ぶ魔法の分野によって派閥があり、各々のトップが集まって都市の政治を担っている。
なお一般には知られていないが、都市の政治を担う者達は一見統治機関の建物にいるように見せかけ、実は氷爆の裏側に集まり談合等を行っている。

治安は良く、行き倒れなどの姿は見られない。
だが裏路地等で暗躍する闇商売を生業にする者は多く、後ろ暗い仕事を請け負う人間や闇市などが軒を連ねている。
また上層部に陰謀や汚職の影が垣間見える。

宗教への関心は薄く、あえて言うなら研究する魔法が崇拝対象。

都市の起源はおよそ1100年前。
魔法に長けた人物が北の地にたどり着き、世界の裏側に程近いその地で神獣の強い力を感じて、その地で魔法と神獣の研究を始め、やがて志を同じにする研究者が増えて街の形を成していく。
1000年程前に自治都市を宣言。


魔法学校について


  • 年代別学年分け

:初等部(3年)
魔法の歴史、文化、魔法都市の歴史などなど、魔法学の基礎知識を固める学年。
魔法の使い方、その危険性と利便性も深く学び、いくつかの日常系統を使いこなして、最後の方で初級魔法を学ぶ。魔具の初歩的説明も。同時に自分の属性に対する相性なんかも調べる。
進学・もしくは卒部試験は筆記・実技。

:中等部(3年)
初等部からそのまま進学してきた人から、田舎の方で自学して来た人などが入るより実際的な部。田舎から入ってきた人は初等部の卒部試験を受けなくては入ることが出来ない。
学ぶ内容は中級魔法と属性毎の召喚・補助などの様々な術の取得。
中等部からは選択性で、初等部時代に調べた自分の属性相性から考えて受講していく。
魔学→各属性科
医学→基本医療科(外科内科の基礎)
医療系はやっぱり通常の科より難しい。上級系は高等部から。
座学ではディスタンスについても詳しく学ぶ。世界の創生に関わる神獣や、使役できる召喚獣の解説など。モンスターとディスタンスとの関わりなども。
実技の魔法に関しては、ここら辺で魔力の素質の差が出てくる。平均的魔力の人は中級がちらほら使えたり使えなかったり、という感じなので、自分がどういう道に進めば一番良いのか、が大体わかってくる。
筆記と実技を受けなくては卒部できない。ここら辺で(素質の限界、または十分だと感じたために)受講をやめる人も出てくる

:高等部
専門職に向かう人たちのための部。
《上級魔法学》→属性毎に分けられた科。上級魔法の取得・召喚系統の完全統御を目標。
《医療専門学》→魔法医療・科学医療外科・薬物医療内科(詳細は医療を参考のこと)
《魔具学》→構造科・応用使用術科・作製科
《魔機構学》→魔機構学科のみ。時計や飛空挺の仕組みの理解。更なる技工作製への出発点。
上級魔法学で突出した成績を収めた人などは、宮廷魔術師などへのスカウトがある。

:研究院
高等部を出て、研究職などにつきたい人向け。新しい魔法・魔具の発見、発明。ディスタンスの構造研究などなど…。



  • 中等部からの科目選択

①《火・爆》魔法科
②《水・氷》魔法科
③《風・雷》魔法科
④《土・木》魔法科
⑤《光・闇》魔法科
⑥《時・空》魔法科
⑦《無》魔法科
⑧専門医療科




  • 魔法学校紋章
※解説
中心の上下に反転している三角がお盆状の世界。翼が空。その上にあるのが太陽。下で二つに割れているのが月。
そして世界を包んでいる12芒星が各属性の神獣と魔法っぽさを表現。無属性は12芒星には参加せず、むしろ無い事で無がそこに有ると言うことを表している。
そして世界全体を包む成長を示す植物と雪の結晶を模した『成し遂げる』事を象徴する花。
全体を包む事で、いつか世界の全てを探求し己の物とする、という貪欲な探究心を象徴。


最終更新:2007年06月09日 00:40
添付ファイル