思いついたモンスターなどの設定があればここに。
能力や見た目など、追記することがあればどんどんどうぞ。



  • モンスターとディスタンスとの関わり
モンスターは進化の過去を辿れば元は普通の動物。
長い時間の中で無の力。命を壊す、命の対極という性質を無によって増幅させられた種族。
命を憎み、命を襲う。
神獣達が魂をめぐらせているのが無に対する対抗手段ならば、モンスターを作り命を壊すのが無による神獣達への攻撃手段である。


『例』

  • ゴブリン 人間の子供ほどの背丈。さほど強くないが強暴。数さえいなければ一般的な村人でも対処できる。



モンスター種族区分




人型系


  • ゴブリン 人間の子供ほどの背丈。さほど強くないが強暴。数さえいなければ一般的な村人でも対処できる。

  • ソルジャーゴブリン
ゴブリンが少し知恵をつけ、拾った武器を手に襲い掛かってきた!
ただ武器を猛然と振り回すだけだが、リーチが伸びた分少しやりにくくなる。
攻撃が当たらないと苛立って、武器を投げて逃亡する。しかしこの武器投げが意外に命中精度がいいので、遭遇してしまったらこれにこそ注意すべき。
武器を捨てたソルジャーはただのゴブリンへと逆戻りする。


  • ワイズゴブリン
ゴブリンが少し知恵をつけ、拾った魔道書を手に襲い掛かってきた!
ただ魔道書の全てを理解できているわけでは当然無いので、不発に終わることが多い。
使ってくるとしても初級の攻撃魔法が劣化したような物のみ。
不発が続くと、苛立って本を投げてくる。そして逃亡して普通のゴブリンへと逆戻り。


  • オーガ
ゴブリンの強力固体。体格、パワー共にアップしている。体躯が赤色をしているのが特徴。スピードはやや下回るが、複数たいでいることが多いために出くわすと苦戦を強いられる。洞窟に好んで生息する。

  • ウォーリア
茶褐色の体をもつ中型のモンスター。体格・スピード共にオーガに劣るが、特筆すべきはその長く強靭な腕。まるで棍棒のように太く硬いそれは、有する筋力によって恐るべき破壊力を持つ。金属製鎧さえも大した意味をなさないので、魔法攻撃を主体として戦うことが唯一のセオリー。



獣系


  • ジュエルラット
宝石が大好物という困った白ネズミ。真っ赤な瞳が意外と可愛い。
普段はそこらの石ころをカリカリかじっているが、人が通ると見境なく襲い掛かって、荷物という荷物を齧り宝石を探す迷惑なネズミ。
とはいえサイズは普通のネズミと変わらない手乗りサイズ。強靭な前歯以外はこれといって頑丈なわけでもないので、とてつもない大群でない限り楽に倒せる。ただそれなりにすばしっこいので倒す頃には軽い疲労感に襲われる。

  • ソードラビ
鋭い爪を持つ、赤子ほどの大きさのウサギ。その鋭い爪は人間など易々と切り裂く。
しかし野生の勘が鋭く、自分より強い者だと判断できた場合は正に脱兎する。しかし自分より弱いと判断できる相手に対しては猛然と襲い掛かり、相手に逃げる意思が無いと見るとじりじりと近づきいたぶるという、酷いチキンハート。
ただし草食なので、人や弱者を襲ったとしてもいたぶるだけで殺しはしない。殺すほどの覚悟も持っていないチキンハート。別名チキンラビ。


  • バウルイーター
中型の獣。見た目は狼と犬を足して割ったような感じ。
知能が高くリーダーを筆頭に集団で行動し、自分より大きな動物にも平気で挑みかかる。
動物の内臓を好み、肉には手をつけない。食べ残しは腹が開かれ中身が無いというかなり凄惨な光景が残る。
強さは可も無く不可も無い。一般人には倒せないけど、慣れた人にはそうでもない。
頭がいいので、子犬の頃からなら飼いならす事も可能。


  • 遠吠猫
平均体長2Mという、好きな人にはたまらない巨大猫。超ふかふか。
行動も習性も食性も普通の猫とあまり変わらないが、昼夜問わず発する迷惑な遠吠えが他のモンスターを呼び寄せる。
他のモンスターを呼ぶ理由は不明。もしかすると遠吠え自体を気に入っている節があり、移動させようとしたり、鳴くのをやめさせようとすると途端にキレて死ぬまで攻撃される。
特技は猫パンチ。体長2Mの猫が発する打撃はなかなかに強烈。魔法耐性がそれなりに高いので猫パンチとタイマンを張らねばならない。


  • ブラストフォックス
巨大狐。固体によって尾が何本かあるものがある。
体高(肩までの高さ)は160-170cmで大きなものでは2mを超える。
要するに大きな馬ほどの大きさ。
爆魔法を強く身体に宿したモンスター。
身体に何かが触れると、接点で小爆発が起こる。
触れた時の衝撃が強いほど爆発の威力も高まる。
ブラストフォックス自体にその爆発によるダメージは一切ない。
素早く、力も強く、知能も高い非常に強力なモンスターで出来れば戦闘は避けたい。
が、歩くたびに小爆発を起こすので、遠くにいても居場所がすぐわかる。
待ち伏せにだけ注意したいところだ。


  • 岩石親父
大地属性の熊。普通の熊と比べると体重が重く、筋力が総じて強い。細い木なら片手でへし折れる。火と雷の属性は全て無効。
気分屋で襲われることもあれば素通りすることも。基本は雑食、好物は魚。
毛皮は頑丈で良質だが、肉は固すぎて相当煮込まないと食べられない。


  • スパークホーン
雷の力を宿した鹿。角に集まる電圧がもっとも強く、闘争状態になると右角と左角の間に放電が見られる。雷を放つことはないが、強く帯電した角で突いてくる。
普段は穏やかな性格でおとなしいが、発情期や子連れは危険。草食。
この鹿が川に入ると感電した魚が浮かんでくるので、その魚目当ての岩石親父がよく一緒にいる。鹿の方も岩石親父がいると敵がよりつかないという共存状態なので、鹿と敵対するとき岩石親父が近くにいると、もれなく襲われる。
角は良質な杖材。生きている者を倒すのは骨が折れるので、生え変わりの時期に落ちている物を拾うのが主流。また、杖の他に避雷針としての効果が高い。


  • アッシュレオ
バウルイーターの亜種。山の中腹辺りに生息。灰色の毛並みと立派な鬣が特徴。バウルイーター以上の俊敏さを保持し、敵対者をかく乱し、襲い掛かる。
多数では行動せず、常に単体又はつがいで行動する。二体での連携は悪辣以外の何物でもなく、退治する場合に独りでいる場合はほぼ確実に食事にされる。


  • 悲鳴猫
平均体長2Mという、好きな人にはたまらない巨大猫。超ふかふか。遠吠え猫とは親戚だが、体毛は青系で、尻尾が長い。
行動も習性も食性も普通の猫とあまり変わらないが、出くわす生物総てに対して超音波並みの甲高い泣き声を発する。それはさながら女性の恐怖の悲鳴のよう。鼓膜などいとも容易く破れる。モンスターを呼ぶ事は無い。
悲鳴は此方が視界からいなくなるまで何時までも続く事があり、移動させようとしたり、鳴くのをやめさせようとすると途端にキレて死ぬまで攻撃される。
特技は尻尾薙ぎ。体長よりも長い尻尾が横になぎ払われる事によって引き起こされるその破壊力は舌を巻く。物理耐性が強いため、悲鳴に負けないように声を張り上げて詠唱(しかも尻尾を避けつつ)しなければならない。勝てたとしても喉と耳がどうかする。


  • グランス
空間神獣の形を受け継いでいるモンスター。小型の馬のような姿をしているが、鬣などがとても立派で、青系から緑系までいる。
モンスターには珍しく気質が穏やかだが、このモンスターの体の周囲五十メートルほどの重力は酷く歪められており、気分が沈んでいるときは重力が増し、気分が上がっているときは重力が弱い。不用意に近づくと地に沈められるか吹っ飛ばされるか。
また、攻撃すると怒り、重力操作で攻撃してくる。一挙手一動が恐ろしい重力を纏って放たれるので、一発でも当たれば内臓が破裂すると思ってよい。人の踏み入らない未開の地に生息している。


  • グリムハウンド


鳥系



  • アルティメットコッコ
小さな家ほどもある巨大な鶏。低木の森なら、緑の樹海から赤いとさかがにょっきり出ている姿をまれに見る事ができる。
肉食で凶暴、素早さも高く羽毛がふさふさして防御も高く、ちゃちな魔法にはびくともしないので長期戦を覚悟すること。それなりに強い。好物は牛や鹿など大型の獣、そして人間。
単体か、夫婦か、4匹前後の雛をつれた夫婦か、いずれかで広大な土地を歩き回っており後者になるほど凶暴性と危険度が増す。
ひとたび人間を見かければ一家総出で襲いかかってくる。
しかし所詮チキンなので、人間が反撃することを知っている為か4人以上の集団と遭遇すると、一家総出で逃げていく。
一匹仕留めれば羽毛に鶏肉、軟骨、骨とあますことなく利用できるので、しばらく喰うのには困らない。


  • アルティメットピヨ
アルティメットコッコの雛鳥。小さな小屋ほどもある、人間よりややでかいくらい。
主に親鳥と一緒にいる。
好物は犬や猫など、小型の獣。そして人間。
柔らかい黄色の羽毛は衣類や寝具に使われる高級品。


  • ノイズバード
耳障りな鳴声を発するカモメに似た鳥。
ラウドボイスを使い、急速に接近し耳元でありえない音量で叫んで失神させようとしてくる姑息な奴。失神させたあと大好物の目玉を抉り取ったら、もう人間に用はない。
耳元まで鳴かれる前ならどうとでもなるので、遠距離で倒すか、近づいてきたところをうまく返り討ちにしよう。


  • ピアス
くちばしがかなり長く、先に行くにつれて細くなる巨大怪鳥。上空から対象に向けて猪突猛進してくるため、避けるのが遅れれば一撃必殺口刺し。山間、谷間に出没。


  • グラフショット
非常に獰猛で集団で行動する。それほど大きくないがその体躯を生かし速さ、小回りがよく、それによって敵を翻弄し、すきあらば集団で襲う。何処でも出現知る迷惑な鳥。小さいから実質被害は少ないけれど。

海洋系


  • トランスヒトデ
体が透けてゼリー質が見えるヒトデ。海や湖岸、川など水辺に多く生息する。大は人間ほどから小は手のひらサイズまで。
人を襲うわけでも作物を荒らすわけでもないのだが、並みの剣を通さないという恐ろしい弾力と、一度貼り付くとテコでも動かない吸盤力が問題。扉や窓や何かの蓋などに貼りつかれると倒さない限り開けられない。
自分が透明なのだから色のある物にくっ付いていれば安全なものを、何を血迷ったか透明なガラスが気に入ったらしく、朝起きると窓に不気味なヒトデ模様が張り付いているなんて事が多々ある。
弱点は炎。あぶり殺しましょう。

  • 空クラゲ
その名の通り、空を漂うクラゲ。別名『きまぐれサンダー』。めったにお目にかかれる代物ではないが、はっきり言ってお目にかかりたくはない。
体におびただしい量の電気を帯電したまま漂っているので、うかつに接近すると感電する。一応、防御の為に電気を会得しているので敵っぽいと判断されると問答無用で電撃をうたれる。剣で切ろうなんて絶対に考えてはいけない。
ただ、電気を出し尽くすと無防備になるので必死に上空に逃げようとする。その時なら直接攻撃が可能。でもやっぱり遠距離攻撃で倒したい。風の魔法を打つと何処かへ飛んでいってしまうのでそれ以外で片をつけよう。


  • デモンフィッシュ
巨大なタコ。とはいえ普通のタコとは違い吐き出すのは神経毒入りの墨、吸盤には出し入れ自由の神経毒針。捕まると即死確実の恐ろしい相手。
陸から離れた沖に生息し、小型・中型の船を狙い襲撃する。
体長は2mから最大10メートル。

  • 一本槍
見た目で名付けられた魚。鼻の先が極度に尖っており、尚且つ一メートル以上もある。水中ではかなりの速度を以て移動し、獲物を貫通する。その威力は強力無比で、後付けの理由からも正しく一本やりである。
が、船を襲うことは実は少ない。速度があまりに速いために方向転換等がきかず、船底をぶち抜く事ならあるが。

  • アシッドボックス
体の大半が口と胃のサメ。全長は2m前後だが、その半分まで口がある。その次には胃、腸。ゆえにアシッドボックス(消化酸貯蔵庫)脳みそは本能がある程度のちっぽけなもので、他は必要分の筋肉。
そういう身体構成なために泳ぐ速度はかなり遅く、幼子がばちゃばちゃやる程度。浅瀬に生息している。





虫系


  • ビー
大型の蜂。麻痺毒が塗ってある針で攻撃し、相手を無力化する。常に群れで行動するため、遭遇すると少々厄介。しかもいくら大型とはいえ他のモンスターほど大きいわけでもなく、動きが素早いので、物理系攻撃があたりにくい。範囲系魔法で一掃するのが最良。彼らの巣にある甘い蜜は栄養価も甘みも良く、高額で取引される。

  • 大蚯蚓
地中を這うミミズ。しかし主食は肉。大きさは人間の体長ほどで、同程度の大きさの生き物なら一気に丸呑みにできる。もとは普通のミミズだが、大地の魔力密度が高い地域において影響を受け、存在の力が増幅した。
基本、大地を伝う振動により獲物を察知し、地中から一気に飛び出してくるので中々気づかない。ただしだんだんと迫ってくるような地面の揺れを感じたら用心するべし。一度立ち止まり、何か重いものを遠くに投げることでそちらに標的を変えさせることができる。後は出てきたところを攻撃しよう。知能は皆無なので戦闘に持ち込めばあっさり倒せる。






植物系


  • コープスイーター
死体を食べる太い蔓植物。太い根が地面を掘り起こして死体を骨ごとばりばり食べ、食後に美しい紫色の花を咲かせる。その花の美しさに見惚れてうかつにふらふら近づくと、太い根に殴られるか絞め殺されて次の食事になる。
それほど動きも素早くないし体も柔らかめなので切り殺せない事も無いが、巻きつかれるとどうしようもないので遠距離攻撃が無難。
墓場に頻繁に出現する害獣(害植?)のようなもの。こいつのせいで戦闘力の無い者は墓守という職業が大いに危険。

  • アラベスク
密林地帯に出没する、長い蔦を持った大型植物。気づくと踏みつけていたりする。常に気を配らなくては、いつの間にか蔦で全身を細くされており、そのままこのモンスターのクチに直行することになる。引っ張る力、斬撃、打撃ともに耐性が強いが、意外と対処法は簡単。蔦をねじり上げることで、一気にちぎれる。

  • ロワレス・グラブ
未定。


魔法生物系


  • エンシェントロック
長い間人の手を加えられず、大地を見続けてきた岩に意思が宿った姿。動くことも一応出来るけど普段はそのまま大地を眺めている。
時折見かける旅人などには道を教えたり腰を下ろすことを許可したりと友好的かつ紳士的。しかし自然を破壊したりか弱い動物を傷つけるような人を見かけてしまったら最後、猛然と立ち上がって襲い掛かってくる。
しかし希少価値が高いので、襲われても反撃してはいけない。もし攻撃したり倒したりすると、統治機関にばれ次第懲役刑を受ける。


  • ボボ
松明や蝋燭などの火に魔力が宿ったもの。死体に引火した火、もしくは死体のそばの火ほどよくこれに変化する。
とにかく周りに引火することを考える。純然たる火なので水で消火可能。
ただし中級の火魔法まで扱えるため、油断は禁物。

  • ジュジュ
汚れた水に魔力が宿り、魔法生物化したもの。水たまりなど、小規模な水に擬態する。自身の液体を酸性に変えることもでき、獲物が足を踏み入れたとたん、強酸で溶かしにかかってくる。
水が不自然に黄緑色をしていたら、これだと思っていい。


  • スペルゼラチン
ワイン樽くらいの大きさがある半透明ゼリー質のモンスター。広い範囲に大量に分布している。
中心にビー玉のような核があり、周りには文字(記号?)の形をした物質が漂っている。
文字はファイアーボール・アイシクルダーツ・エアスラッシュどれかひとつの詠唱省略となっており、戦闘になるといきなり無詠唱で魔法をぶちかましてくる先手必勝命のゼリー。
だが体はとても柔らかく、熱にも冷気にも弱いので倒すのはとてもとても簡単。
ガラス質の核が安値の魔道具や装飾品の材料になるので、駆け出しの傭兵の良い小銭稼ぎとなる。
使える魔法の種類によって色が違うのも特徴のひとつ。(炎=赤、氷=青、風=黄、そのまんまの色。)
属性の偏りを防ごうとでもしているのか、赤青黄の三色そろい踏みで行動を共にしているのを
よくみかける。

  • フラグメント
時計塔の埃や塵芥から発生する、砂時計の形をした意思持つ時の欠片。
時計塔が破損または整備されずに放置された時に発生し、己の少量の砂で時計塔のかわりに必死に時を刻もうとする。大きく破損した時には穴にぎっちりと詰まって破損箇所を補おうとしている様子が見られる。このモンスターが出現した時は時計塔の危機の目安、速やかに補修整備を行わねばならない。
時計塔の綻びを放置している人間をもれなく敵だと思っているので、時属性の中級魔法を駆使して襲いかかってくる。
時計塔の管理者にはありがたくも迷惑な存在だが、魔法都市では時の属性に関わりの深いものとして、目下研究対象となっている。

  • ギギ
長年放置された空箱などの容器、その中に生じる闇に魔力が宿ったもの。
中身を確認しようとしたものを引きずりこむ。強烈な光で消えるので、箱を見かけたら光魔法で照らしながらあけましょう。

  • タイタス
沼地に多く出没する泥の巨人。動きは緩慢だが力はかなり強い。基本は一体で行動しており、生き物総てに攻撃を仕掛けてくる。
厄介なのが、爆・水・氷魔法以外は一切聞かない事。泥なので物理攻撃も殆ど意味を成さない。


  • ゴレム
地下や洞窟、遺跡に出没。タイタスの親戚のような物で、体の構成物質が岩というだけ。しかし此方の場合は強力な打撃攻撃も効果対象。




不死系


  • グール
俗に言うゾンビ。生き物の死骸に世界に散在する無の魔力が流れ込み、生者を襲うモンスターとなった姿。アンデットの代表とも言える存在。
素体となる生物の動きをそのままに行動するが、やや動きは緩慢。その代わり、力は元よりも強くなっており、体ごと吹き飛ばすか光の魔法で滅ぼすかしない限りは四肢が散らばろうとも動く。なるべくなら接戦は避け、魔法で一気に片をつけたいところ。


  • コープス
グールとは違い、人的な魔法により生み出されたアンデット。グールよりも強力で、力も然ることながら速さが衰えていない。生半可な実力では撃退不可。
しかも、コープスの血や攻撃を浴びると《無》の魔力による狂気が伝染し、生きた殺戮人形と化す。明らかな悪意の産物なので、出会ったらなるべく駆逐するように何処の国でも言われている。



特殊系


  • 「白銀の神獣」あるいは「白銀の魔獣」

(見る者、見た者の立場によってそれは神でも魔でもある。本来の意味での「神獣」ではない。)
またの名を魔獣すべての頂点に立つ獣という意味で「魔獣皇」
(「伝説・伝承」である)。

白銀の体毛を持つ「知性ある獣」。名前は特に伝わっていない。というよりもこう呼ぶだけでどこでも話が通じたのだ、と考えられている。
その毛皮強靭にして柔軟。魔法も武器もありとあらゆる攻撃を無効化し、その爪と牙はありとあらゆる物を破壊する…と伝えられている(あくまでも「伝説・伝承」ですってば)。
様々な伝説・伝承にうたわれてはいるのだが、そのものの姿を正確に伝えたものはない。悪意を抱いてその前に立ちふさがった者は皆死んだと伝えられている(これも「伝説」です)。

最後に活動が確認されたのは約百五十年前。それ以来目撃情報や被害情報もないことから滅びたと考えられている。

伝説・伝承によると超大型の猫科の猛獣のような体型をし、人語のみならず虫から魔獣までさまざまな言語を解する(らしい)。
その寿命も長く千年は生きると記した文献さえある。
また、とある地方の伝承によるとその幼生はまるで獣人のように見え(仔狼が仔犬に見え、獅子の仔が仔猫に見えるのと同じ)、他の人や獣と混ざって生き、成体になるにもおよそ二百年はかかるといわれている。

これらはあくまでも各地に伝わる伝説・伝承を寄せ集めて意味の通じるようにしたもので、正しいものかどうかも不明。
だが、「白銀の神獣(魔獣)」伝説の発祥の地とされる某地方の多くの猫系獣人の集落では、白銀の体毛を持つ獣人の子は生まれてすぐに「忌み子」として一晩集落外の森の中に放置される慣習がある。
大概は凍死か獣に食われて死ぬが、たまに生き延びても今度は集落の者により殺されるので、白銀の子供がその地方の集落で生き延びたためしがない。(ぶっちゃけて言うと、死んだり殺されたりしたら『間違いだった、すまない』で、生き延びたら『可能性があるから殺しておけ』。つまり殺すことには変わりない)

実は『獣魂』が猫系獣人の胎を借りて実体を得ているのだが、流石に産まれた直後ではその能力を発揮することも出来ず死んでいた。死んだらしばらくは再構成に時間がかかるので世の中に現れることができない。その繰り返しで百五十年ほど経ったのだった。

…で、そんなヤバいもんの幼生がたまたま難を逃れて世界中フラフラほてほてと旅して回っているなんて誰も思ってないし考えてもいないw

by G
最終更新:2009年06月02日 23:38