スナリーガスター - 聖華世界 @ wiki

スナリーガスター

スナリーガスターは水湖に生息し、体長は数メートルから十数メートルと推測される水棲魔獣である。
その生態は謎に包まれており、目撃情報も稀である。
しかし、その恐ろしい姿と獰猛な性格は、多くの冒険者たちの語り草となっている。

スナリーガスターは、巨大なウナギのような長い首を持ち、身体の9割が首である。
また、首の終端に存在する胴体と推測される部位には極めて退化した一対の手足が確認されている。
つまり首が異常発達している点を除いて概ねヒト型をしており、その体表は鱗で覆われ、鋭い牙を持つ巨大な口を持っている。
長い首の後ろには鋭い棘が左右対称に一列に生えており、外敵を威嚇する際にて棘が伸縮する様子が確認されている。
目は退化し、眼球全体が皮膚で覆われており、周囲の環境を感知するためには、鋭い嗅覚と聴覚に頼っていると考えられる。

唯一の交戦事例よりスナリーガスターは、非常に強力な生物であると推測される。
主な攻撃方法ほ棘の生え揃った強力な首によるなぎ払い攻撃であり、体表を覆う鱗は非常に硬質で、一般的な機兵の魔導砲弾を弾いた。
さらにスナリーガスターは硫黄のような悪臭を放ち、生身で対峙した人間は全員気絶したと報告されている。
また、交戦した機兵の録音データから嘔吐くような「っごお、っごお」という鳴き声が記録されている。

目撃例は夜に空中を飛翔しているという物が主であり、その際には首の棘を波打つように動かしている様子が確認されている。
この運動は飛翔に際して羽としての役割を担っているのではないかと考えられている。

スナリーガスターは、多くの謎に包まれた存在であり、その生態や能力、起源など、まだ多くのことが判明していない。
そのためスナリーガスターには懸賞金が掛けられており、今後の更なる調査によってスナリーガスターの謎が解き明かされていくことが期待されている。