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  • セブンスカラー 第七話 資格 前編

創作女児小学生ズ@wiki

セブンスカラー 第七話 資格 前編

最終更新:2020年07月03日 01:15

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だれでも歓迎! 編集
セブンスカラー 第七話 資格 前編
更新日:2020/07/03 Fri 01:15:15

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セブンスカラー 紫水龍香




あらすじ

今回のあらすじを担当する黒鳥飛鳥だ。前回は龍香が従兄弟である龍斗に虐待されていた事実が明らかになったな。龍香は虐待されているのにも関わらず龍斗を案じて黙っていたようだが...それに雪花が介入し、本音をぶつけることでお互いに多少は打ち解けられたみたいだな。
良い傾向だが...どうなるのか第七話!






どこかの部屋で嵩原はベンチに座っていた。嵩原がそのまま座っていると一人の青年が缶コーヒーを差し出してくれる。
「嵩原さん。悩み事ですか?」
しばらく青年と世間話をするとひょっこりと二人の人物、少年と少女が現れ、会話に混じる。
「あら?嵩原さん。龍賢君。よろしければおひとつ林檎いかがです?」
「林檎か。じゃあ貰おうかな。」
「それマジ大変だったんですよ。厨房入ったのに雪花さんチェーンソー取り出すんですから。」
「ちょっと!それは言わないでって...」
「チェーンソーを...?」
「えっと、それはですね...」
その他愛の無い会話が嵩原にはとても愛おしく懐かしく感じられた。しかし同時に三人が屈託の無い笑顔で話し合う姿に嵩原は悲しみを覚える。それと同時にその光景が崩れていく。三人が消えていき、まるで砂のように部屋も崩れ、嵩原は一人暗黒の中に放り出される。
そして嵩原が次に目を覚ました時、そこは自分の部屋のベッドの上であった。
「...夢...か。」
嵩原はベッドから身体を起こすと机の引き出しから薬の入った箱から二錠程薬を取り出すとそれを飲み込む。
そして嵩原は箱をしまいながら机の上に置いてある写真に目を向ける。そこには夢にいた三人を含め、大勢の人達が笑顔で写っていた。誰も忘れられぬ友人達だ。その写真を見ながら嵩原は呟く。
「...分かっているよ。君達の想いは無駄にはさせない。」
そう言うと嵩原は部屋を後にする。外はどんよりと厚い雲に覆われていた。









「プロウフ!プロウフはいるか!」
「騒々しいですね。なんの用ですかアルレシャ。」
プロウフの部屋に駆け込んできたのは魚のような姿をしているシードゥス、アルレシャだった。
アルレシャは何やら怒り心頭のようでプロウフに食って掛かる。
「納得いかない...!なんでトゥバンの奴が許されて私達ツォディアの行動は許されねぇんだ!!」
「...落ち着きなさい。ツォディアは今貴方を含めて六人しかいないのです。貴重な戦力である貴方達を今出して失ってしまっては我々にとってもよろしくないのですよ。」
「...ケッ。日和やがって。私が負けると思っているのか!?」
「その可能性はあります。現に完全な奇襲を仕掛けた上での総攻撃でツォディアの大半と多くの仲間を失っていますからね。」
「うっ...」
淡々と語るプロウフにアルレシャは言葉に詰まる。アルレシャが何か言い返そうとした時だった。
「なんだ嫉妬か?ツォディアともあろうお方が見苦しいぜ。」
「なんだと!?」
そこには二人を面白そうに眺めているトゥバンの姿があった。
「貴様...よくも俺の前に顔を出せたな...!」
「逆恨みはやめてくれよな。そもそも俺はプロウフに従ってるだけだぜ?」
「貴様!」
「やめなさい。」
一触即発の空気を感じ取ったプロウフがトゥバンに掴みかかろうとしたアルレシャを制止する。
「...とにかく!私はソイツが出るのは認めない!やりたいようにやらせて貰う!」
「アルレシャ。」
プロウフが制止しようとするがアルレシャは振り返ると。
「本来の力が出せない今のアンタの命令に従うつもりはない!」
そう言ってアルレシャは部屋を後にする。
「相変わらずプライドだけは一丁前だねぇ。」
「あなたが余計なことを言わなければもっと穏便に済ませたんですなね。それにしても珍しいですね。アナタが抗議しないのは。」
プロウフは溜め息をついて椅子に座り直しながらトゥバンに言う。トゥバンはククッと笑って返す。
「カノープスの野郎が生きてんだ。アイツにカノープスは倒せねぇよ。それに。」
トゥバンは自分の傷だらけの身体に手を当てる。
「アイツを殺すのは俺だ。俺の身体を消滅させた恨みは晴らさねぇと気がすまねぇからな。」








「頭大丈夫?」
「その言い方やめて別の意味に聞こえる。」
あの戦いから数日後頭に包帯を巻いた雪花と龍香は帰り道を共にしていた。
「っにしてもそろそろコイツを修理に持っていかないとね...」
雪花は頭に着けている“デイブレイク”を擦りながらぼやくように言う。
「どこに持っていくのそれ?」
「あ、そうか。アンタ知らないんだったわね。アジトのこと。」
「え?アジトって嵩原先生の家じゃないの?」
龍香が尋ねると雪花は肩を竦める。
「な訳無いじゃない。あそこは仮拠点。ホントのアジトは別にあんのよ。」
「へー...。カノープスは知ってた?」
《話は聞いていたがどこにあるかは全く知らん。この通り俺は運んで貰わんと動けないしそれに。》
「?どしたの?」
《いや、恥ずかしい話ちょっと記憶が曖昧なんだ。昔のことが要所要所思い出せない。》
「え!?初めて聞いたよそれ!!」
カノープスの告白に龍香は驚く。カノープスもバツが悪そうにする。
《どうも二年前の戦いの衝撃で記憶がな...まぁ戦いに関しちゃ大丈夫だから安心しろ。》
「ホントに...?」
龍香が怪訝な顔をする。そんな龍香達に雪花が言う。
「まぁ。せっかくだし私が案内してあげるわ。アンタも“新月”のメンバーだし。あ、そうだ。」
雪花は龍香にズイッと詰め寄って龍香の目を睨みながら脅すように言う。
「言っとくけどこの事は他言無用、クラスメイトとかに喋るのは絶ッッッ対駄目だからね。」
「も、もし喋っちゃったら?」
龍香が尋ねると雪花は親指を立てて首を掻き切るジェスチャーをする。
「ぜ、絶対に言わない...。」
「なら良いわ。」
龍香の反応に雪花も納得したのか着いてこいと手でついてこいとジェスチャーをする。
雪花を追いかけながら先へと進むと近くの裏山に入る。そして草を掻き分けて進むとそこには古びた井戸のようなものがあった。
「...え?ここ?」
「ここ。」
雪花は辺りを警戒するように見回した後蓋を外す。見れば梯子のような足場が着いており、下へと続いている。当然だが下は真っ暗だ。龍香が驚いていると雪花は慣れたように井戸の中へと入っていく。
「あ、アンタ最後に入るんだから蓋閉めときなさいよ。別にそこまで重くないから。」
「いやいや、ホントにそこからしか入れないの...?」
「別に髪の長い女とか出やしないわよ。まぁ夜には結構雰囲気出てアレだけど。」
「絶対夜来たくない...。」
「と言うか早くしなさいよ。人に見られると困るんだから。」
急かす雪花に龍香は思わず足踏みをする。雪花が入っているとは言え古びた井戸の不気味さは中々に怖い。
「え、えっーと。あ。そうだ。」






「...別に変身しなくてもお化けとか出ないっての。」
「ね、念のためだよ。」
井戸を降りた二人...雪花と変身した龍香は降りた先に続く道を歩く。道は薄いながら明かりが付いており、まったく見えないというわけではなく奥に進むにつれて徐々に明るくなり、道も舗装されていく。
「そろそろ着くわよ。」
雪花の言うとおり機械的な扉が見えてくる。雪花はカードを取り出すと扉の隣のカードリーダーにスッと通す。カチッも音がすると扉が開く。
「おぉ。スゴい。」
「普通よこんなの。」
二人が扉をくぐると扉はまた一人でに閉まる。そしてアジトの中を進みながら雪花は龍香に施設を説明をしてくれる。
「ここは給湯室、まぁお茶とか入れるとこね。んでここが休憩室で、ベッドも付いてるからここで泊まることもできるわよ。そしてここがトレーニングルーム。私もたまに使うわ。アンタも使うことになると思うし覚えといて。」
「え。」
「え、とは何よ。アンタもシードゥスと戦うんだから身体を鍛えるのは当然でしょ?」
「は、はは...そうだね...。」
「お、藍と紫水じゃないか。」
二人が話していると廊下の先から黒鳥が現れる。
「なんで龍香は変身してるんだ?」
「あ。えっーと、その。えへへ。」
《入り口が井戸で怖かったからだゾ。》
「ちょっと!?」
そう言うと龍香は変身を解除する。黒鳥はハハと笑っていたが思い出したように今度は藍の方に向く。
「そう言えば風見さんが呼んでたぞ。“デイブレイク”の損傷具合で話があるんだとよ。」
「ウゲッ...やっぱり。」
黒鳥が口にした名前を聞いて雪花は嫌そうな顔をする。龍香は聞いたことがない新たな人物の名前が気になる。
「風見さん?」
「そう言えば紫水はここ来るの初めてだったか?ここは俺達をサポート、新月の運営をしてくれる人達がいてな。技術スタッフの風見(かざみ)さんと、林張(はやしばり)。経理担当の火元(ひのもと)さん、そしてリーダーの山形(やまがた)さんの四人だ。」
「風見さんってどんな人なんです?なんか、藍ちゃんスゴい嫌そうな顔してますけど。」
龍香の質問に黒鳥は意味深な笑顔を浮かべる。
「いやまぁー、悪い人じゃないし寧ろいい人の部類なんだが...。」
「...一回会ってみたらいいわよ。脳にこびりついて忘れられなくなるから、ホント。」
「そんなに。」
「まぁ、そんな訳だ。基地の案内をしていたところ悪いが行ってこい。俺が代わりに案内してやるから。」
「ちぇー。」
藍は毒づきながらもさっきとは別の方向へと歩いていく。
「さて、まぁせっかく来たんだし山形さんに挨拶に行くか。」
「山形さんはどんな人なんです?」
「立派な人だぞ。困った時に頼りになる。」
《プライベートは結構アレだけどな。》
黒鳥に連れられ龍香はとある部屋の前に立つ。そしてコンコンと扉をノックし。
「黒鳥です。カノープスとその適合者を連れてきました。」
「入っていいわよ。」
「失礼します。」
「失礼します。」
その声を聞くと黒鳥と龍香は部屋の中に入る。そこは来客用の簡素な机と椅子。そして奥のデスクに黒い服の茶髪のロングヘアーの女性が座っている。
「初めましてかしらね。私が“新月”のリーダー山形アキよ。よろしくね。可愛いお嬢さん。」
「私は紫水龍香です。えっーと、よろしくお願いします。」
龍香がペコリと頭を下げる。そんな龍香を山形はジーッと見つめる。
「それにしても話は聞いてたけど龍賢君こんな可愛い妹さんがいたのね。そりゃ可愛がりたくもなるわ。」
「お兄ちゃんが。」
「そ、まぁ君を巻き込みたくないかから私達には一切関わらせようとしなかったけどね。」
「確かに。私全然“新月”とか知らなかった。」
《アイツ帰るとき俺をポケットにいっつもしまいこんでやがったからな。》
世間話をそこそこと言ったところで山形は話題を転換する。
「さて。君には“新月”の実情を知って貰おうかしらね。」
「実情...?」
「君も多分聞いていると思うが二年前のシードゥスの攻撃的で我々は完全に壊滅したわ。少ない生き残りがここに集まって“新月”を名乗ってるの。そしてまぁ司令室見りゃ分かるけど少ない資材をやりくりしてるわ。ま、よーするに貧乏ね。」
「え、その。確か兄の経営してた会社が支援を。」
「あー、そうだったんだけどね。」
「山形さん。それは...」
黒鳥が止めようとするが山形は逆に手を上げて黒鳥を制して続ける。
「貴方の兄の死後、代わりに就任した貴方の従兄弟、龍斗君。彼には二年前の新月壊滅の際に情報漏洩をした疑惑があるわ。」
「...え?」
意外な名前に龍香は固まる。従兄弟である龍斗がまさか。
「貴方の兄がいなくなってから龍斗君が代表に就任するまでの流れが余りにもスムーズ過ぎるのと、その後の会社の方針の変更がね。建て直しをする訳ではなく放蕩にフケっているにも関わらず会社が傾かないのも私としては疑わしい限りだわ。」
《....。》
「...つまり。」
「そう。龍斗君はシードゥスに操られているかもしれないわね。」
「...へ?」
龍香がポカンとなると山形は続ける。
「ま、どのシードゥスが接触しているかは掴めてないけどね。掴めるまで龍斗君にこの事は内密にした上で接触もできる限り避けてちょうだい。」
「は、はい。」
龍香が納得するのを見ると山形は黒鳥にアイコンタクトを飛ばす。
「じゃあ私は黒鳥君と話があるから。基地内を好きに探検してみてちょうだい。」
「分かりました。」
龍香が出ていくのを確認すると黒鳥は山形に言う。
「...よく誤魔化せましたね。」
「まぁ、可能性の一つとしてはあるだけよ。流石に本人に言えるわけないでしょ。」
山形はどこかやりきれなさそうな顔で溜め息をつく。
「自分の兄を殺すために従兄弟が敵に情報を売ったかもしれないなんて。」










「そっか...龍斗兄さんは操られたんだ...。」
廊下を歩きながら龍香はぶつぶつと呟く。言われてみれば確かに思い当たる節がある。二年前から急に性格や龍香への対応が変わったこともシードゥスに操られていたからと言われれば確かに当てはまる。
《...まぁ。そういうことだ。今度アイツと会うときは俺をポッケに入れて連れてけ。まだアイツはお前が新月と接触しているのは知らないハズだ。今度会うときは何してくるか分からんからな。》
「分かった。」
そう言いながら曲がり角を曲がったその時だった。ポフンと柔らかいものに龍香の顔が包まれる。
「もっ。な、何?」
「きゃっ」
龍香が顔離すとそこには穏やかそうな顔をした糸目の女性が立っていた。多分龍香の顔があったのはあの大きな胸の中だろう。
「わ、わわっ!?ご、ごめんなさい!」
龍香が顔を真っ赤にして慌てて謝ると相手の女性もペコリと頭を下げる。
「こっちこそ不注意でごめんなさいねぇ。それにしても見ない顔ねェ。新入りさん?」
《相変わらずデカイ胸してやがんな火元。》
「?あら?カノープスさん?」
「へ、知り合い?」
龍香の顔をじーっと火元が見てしばらくムムっと眉に皺を寄せていたが、何か分かったようでポンと手をたたく。
「思い出したわ!貴方確か山形さんが話してた龍賢君の妹ちゃんね!目元の辺がそっくりだもの!」
「そ、そうですか?」
「そっくりよ~!あ、自己紹介するわね。私は火元舞でーす。...で。なんで一人でここにいるの?迷子?」
「いや、その。好きに施設を回ってくれって山形さんから。」
龍香がそう答えると火元はふーんと納得した後に何か思い付いたようにポンと手をたたく。
「あ!そうだわ。私が案内してあげよっか!今手が空いてるし。」
「え?良いんですか?」
龍香が聞き返すと火元は龍香の手を握って言う。
「勿論よ~。じゃっ、案内してあげよっか。まずは何処から案内しよっかな~。」
思案する火元をよそに龍香はカノープスにコッソリ話しかける。
「火元さんってもしかして不思議さん?」
《結構ポワポワしてるぞ。マイペースな奴だ。》
「じゃあ近くの私の仕事場から案内してあげるねー。」
「あ、はーい。」
火元に連れられて龍香は歩きだした時だった。
「痛ったー!!なによ殴んなくても良いじゃない!?」
大声が廊下に響く。その声は奥の方から聞こえ、そしてその声に龍香は聞き覚えがあった。
「...雪花ちゃん!?」
「あらー、風見さんのお説教受けてるのかしら?行ってみます?」
「はい!」
龍香は火元と共に先程声が聞こえた部屋の前にたどり着く。そして一瞬の躊躇いの後部屋へと入る。
「失礼しまーす。」
「ゆ、雪花ちゃん!」
中に入るとそこには頭を押さえている雪花と紫色の唇が目を引く化粧をした男性と伏せ目がちな眼鏡をかけた少年がいた。
「え?あ、龍香。ちょっと聞いてよ!風見ったら酷いのよ!ちょっと私が“デイブレイク”を粗く使っただけで滅茶苦茶怒るのよ!」
「う、うん?」
雪花が抗議をする中、男性...恐らく風見はジッと龍香の方をを見つめる。そして口を開く。
「この子がユッキーのお友達?」
「は、はい。...ん?」
今雰囲気の流れでスルーしかけたが何かスゴい似つかわしくないことを言ったような。
「....。」
「な、何ですか?」
風見はさらに龍香に詰め寄り、しばし龍香を眺め、そして突然龍香の頬を揉む。
「わぷっ!?」
「ヤァダ超可愛いじゃない!この子だぁれ?マイマイの連れ子ちゃん?」
「失礼しちゃいますねー。山形さんが言ってた龍賢くんの妹さんですよー。」
「あらそう、ケンちゃんの。はー。成る程ねー。」
ひとしきり揉みもわって満足したのか龍香の頬から手を離す。
「アタシの名前は風見花江。ここで“デイブレイク”を含めた武器や施設の手入れをしてるわ。そしてこっちが助手のハッシー。」
「林張コウッス。」
風見が自己紹介と一緒に紹介した少年、林張が訂正を入れる。龍香も頬を擦りながら自己紹介をする。
「紫水龍香です。」
「リコピンね。分かったわ。」
「り、リコピン!?」
《まー、風見はネーミングセンスがな...》
「あらやだカっちゃんったら失礼しちゃうわ。」
《誰がカっちゃんだ。》
カノープスが冷静に突っ込みを入れる。龍香が風見のキャラの濃さに押されていると雪花が龍香の肩に手を置く。
「...ね?忘れられないでしょ?」
「う、うん...インパクトスゴいね...。」
等と言っていると風見は思い出したように雪花に視線を向ける。
「あ、リコピンの事ですっかり忘れてたわ。ユッキー!貴方ちょと前に出過ぎよ。接近戦は出来る限り避けなさいと言ったでしょう。」
「避けられないんだからしょうがないじゃない。」
「“デイブレイク”は防御特化に仕上がってるんだから接近戦じゃ不利なのは知ってるでしょ?」
「え、そんなに硬いの?」
龍香が尋ねると林張が風見に代わって答えてくれる。
「メチャメチャ硬いんス。並大抵のモンじゃコイツを壊せねぇッスよ。雪花ちゃんのお姉さんが雪花ちゃんの心意気を汲んで造った一級品ス。特別なコーティングをした特殊装甲に柔軟性に優れたスーツ。その防御力は装着者を何がなんでも守る心意気を感じるッスね。」
「へー...。
今雪花が装備している“デイブレイク”は姉である亜美が造ったとは聞いていたが、しかしここでふと疑問に思ったことがあった。
「雪花ちゃんの心意気って?」
「え、それは、ッスね」
「余計なことは言わないで。」
龍香の質問を雪花が遮る。林張も雪花がそう言うなら...と口をつぐみ、ゴメンと苦笑いしながら言う。
《ちょいと踏入り過ぎたかもな。》
「かも...」
「とにかく。“デイブレイク”も硬いと言っても無敵じゃないんだから。気を付けなさい。」
「...はーい。」
風見の言葉に雪花はむくれながらも渋々頷く。そんな雪花を見ながら龍香は姉の復讐以外の“心意気”が気にかかるのであった。









カラスが鳴き、辺りが橙色に染まる夕焼けの中藤正は一人で帰り道についていた。友達と別れた後、早く家に帰ろうとよく使っている細い路地に入る。それはよく藤正が使う近道で特に気にせず入って走っていた瞬間だった。
「もし。そこの人。」
「へ?」
突然の声に藤正は足を止める。見ればいつの間にか自分の横にローブを深々と被り顔を隠した人物がいた。だがそれと同時に藤正はその人物から得体の知れない不気味さを感じた。まるで人じゃないものがそこにいるような...。
「道に迷ってしまってね。ここに行きたいのだが良ければ教えて欲しい。」
「どこですか?」
「この...図書館だ。」
男が取り出した地図はこの辺りにある藤正も知っている図書館だった。
「あぁ。それならこの道を...」
藤正は親切心からその人物に図書館までの道を教える。その度にその人物は相槌を打つ。
「最後にここを右ですね。」
「成る程ありがとう,助かったよ...ところで君。」
その人物は地図をしまいながら藤正にローブで隠れた顔を向ける。
「君は。誰かを自分の思い通りにしたいと思ったことはないか?」
「え?と、突然何ですか?」
突飛な質問に藤正は困惑する。それにその人物の不気味さがさらに増したように感じられ、それは徐々に恐怖へと変わってくる。
「自分の思い通りに、周りを支配出来る力があれば。なんて思ったりすることはないかい?」
「や、ヤバッ...」
身の危険を感じ藤正は逃げようとする。だが逃げようとした瞬間腕をその人物に掴まれる。見ればその手には鱗が生えており、それが恐怖を掻き立てる。
「お礼だ。力をあげるよ。人間には勿体ない力をね。」
フードが外れ、その人物の顔、魚のような装飾をつけ鱗に包まれた異形の顔が露になる。
そして怪物の手が青白く輝いたかと思うとその手を藤正の腹部に当てる。次の瞬間得体の知れない何かが自分に流れ込んで来るのを藤正は感じた。
「う、うわ、うわぁーーっ!?」
悲鳴と共に何かが蠢く。日はとうとう沈もうとしており、辺りは徐々に闇へと包まれていった。













次の日。いつも通り学校に来た龍香はかおりと話ながらふとあることに気づく。
「あれ?今日藤正君来てないね。」
見れば藤正の席には何もなくそしていつもの大きく元気な声が聞こえてこない。
「ホントだ。あの体力バカが休むなんて珍しいわね。」
「風邪引いちゃったのかな?」
なんて話をしているとその話を聞いたのか山瀬が話に参加してくる。
「昨日僕達と遊んだ時は元気だったんですけどねぇ。」
「うーん、どうしちゃったんだろ?」
等と話をしているとチャイムが鳴り、嵩原が入ってくる。
「はーい。皆席についてー。」
出席を取りながら嵩原も藤正がいないことに気づく。
「ん?藤正君は今日お休みか。うーん、山瀬君今日みんなに配るハズだったこのプリントを藤正君に届けて貰っていいかな?」
「え?あ、大丈夫です。」
「うん。ありがとう。」
嵩原はプリントを山瀬に託した後、授業を始める。
こうして授業がいつも通り終わり、放課後龍香が下校している途中だった。
「ん?」
ふと視界の隅に見知った人影が見えた気がしてその方向に振り返る。するとその人影は建物の陰に消えてしまう。その消えた影を龍香は思わず追いかける。そしてその影を追って走りながら探した後、公園に辿り着く。
《どうした?急に走り出して?》
「いや、今友達に似てる人が見えて。」
龍香が公園を見回すとブランコに一人揺られている少年、藤正を見つける。
「やっぱりいた!」
藤正を見つけた龍香が駆け出す。こちらに走ってくる龍香に気づいたのか藤正も龍香の方に振り向く。
「し、紫水!?」
「藤正君!今日お休みしてたんじゃないの?」
「い、いや。そ、それは」
「駄目だよ!まだ安静にしてないと!」
「....へ?」
斜め上の発言に藤正はポカンとなる。だが龍香は藤正の手を取る。その瞬間藤正の心拍数が跳ね上がるが龍香はそれには気づいた様子はない。
「ほら!顔も赤いし!風邪は治りかけが一番危ないんだよ?」
「い、いや。俺はそもそも。」
「早く家に帰ろ?私が着いていってあげるから。」
有無を言わさない龍香に藤正がたじろいでいる時だった。
ゆらりと。龍香の視界の端に黒く蠢く何かが見えた。龍香がその方向に振り向くとそこにはシードゥスがよく仕向ける黒い影がいた。
「アレは!」
「あ、アイツあの炎お化けの時の!」
藤正が叫ぶ。龍香は敵を見てふとなんか今までよりも一回り大きい上に細部が異なるような気がした。
今すぐにでも変身して迎撃したいが藤正の前で変身することは出来ない。なので龍香は藤正の手を引っ張って駆け出す。
「逃げよう!」
「お、おう...!」
藤正も龍香に続くように駆け出す。駆け出して公園の出口を目の前にした次の瞬間出口からまるで壁のように水が吹き上がり行く手を阻む。
「な、何これ!?」
他の出口を見れば同じように水が行く手を塞いでいる。そして黒い影はゆらゆらと龍香達との距離を徐々に詰めてくる。
「ど、どうしよ...」
龍香がいっそ藤正の前で変身するか迷ったその時、藤正が龍香の前に出る。
「紫水...後ろにいろ。」
「む、無茶だよ!」
あの黒い影はそこまで強くないにしてもそれは変身してたらの話。子供で、しかもただの一般人の藤正にはどうしようもない相手だ。だが藤正は前を向いたまま呟く。
「大丈夫...どんなことをしても!」
藤正は構える。そして自分に言い聞かせるように叫んで黒い影に向けて駆け出した。
「お前を守る!」
次の瞬間藤正の体から水が弾けてその姿を異形のものへと変貌させる。あちこちにヒレのようなものが生え、全身に鱗を纏った姿は完全に怪物そのものだ。
「ふ、藤正...君?」
「うおおおおおお!」
怪物と化した藤正は黒い影に掴みかかるとそのまま龍香から遠ざけるように押し倒す。そしてマウントポジションを取ると黒い影を殴打する。
だが次の瞬間うしろからも黒い影が出現する。突然の出来事に固まっていた龍香だが藤正に注意を飛ばす。
「藤正君!後ろ!」
「!」
藤正は後ろに気づくとマウントポジションを取るのをやめて前へと転がることでそれを回避する。
《どうなってやがる...アイツシードゥスだったのか!?》
「わ、分かんない。何がどうなってるの!?」
龍香が困惑する中藤正は黒い影二人を掴むと大きく投げ飛ばす。
「トドメだ!」
藤正はそう叫ぶと腕のヒレを構えて思い切り黒い影に叩きつける。
叩きつけられた黒い影はそのまま砕けるように霧散する。それと同時に入り口の水も飛沫とともに消える。
そして藤正も元の姿に戻ると龍香のところへ歩いてくる。
「怪我ないか?」
「う、うん怪我はないけど...」
龍香の言葉に藤正はハッとなり、複雑そうな表情をする。
「そ、そうだよな。ビックリしたよなあんな格好になっちゃって...」
「その...どうしてあの姿に?」
龍香が尋ねると藤正は頭を掻きながら答える。
「いやー、その。昨日近道を歩いてたら急に変な化け物に力をあげるとか言われて。そこで一回気を失ったんだけどさ。気がついたら...こんな姿になれて。」
藤正の言葉に龍香はコッソリカノープスに尋ねる。
(もしかしてカノープスみたいにシードゥス側を裏切ったシードゥスの仕業?)
《いや、だったらコイツにくっついてるハズだ。自由に動けるのに人間側にわざわざ寄生するなんてシードゥスらしくねぇ。》
(つまり...?)
《分からん。寄生してないのにシードゥスになれるかつオンオフが出来るなんて見たことがない。》
「...?どうかしたか?」
「え、い、いや別になんでもないよ。」
龍香が答えると藤正は残念そうな顔をする。
「いや、そうだよな...こんな化け物になっちまった俺なんて...。」
悲痛な面持ちの藤正に龍香はいたたまれなくなった。誰にも相談出来ない一人で抱え込まなければなりない苦しみ。こんなことになって一番辛いのは藤正自身なのだ。一人は辛い。一人は苦しい。一人は悲しい。
「そんなことない!さっきの藤正君はカッコよかったよ!」
「...え?」
「だって怪物になっても私を守ってくれた!そりゃちょっとビックリしちゃったけど、そんな藤正君を私はカッコ悪いなんて思わないよ!」
「し、紫水...。」
龍香の言葉に励まされたのか藤正の顔が明るくなる。
「ありがとな紫水。お前にそう言われただけでも嬉しいよ。」
藤正は目を瞑るとパンと両頬を叩く。そして元の快活な顔に戻る。
「そうだよな!逆にこの力があればあの子の手助けが出来るかも!」
「あの子?」
龍香が尋ねると藤正は笑って答える。
「あの廃工場で俺を助けてくれた子だよ!紫水も助けて貰ったんだろ?」
「え?うん?....あっ」
恐らくダリムとか言うシードゥスと戦った時に自分が変身した姿のことを言っているのだろう。そう言えば咄嗟にそんな嘘をついたのだと思い出す。
「よーし。俺も怪物を倒して、あの子の助けになるぞ!紫水!この事は俺とお前の秘密だぞ!」
「う、うん。あ、アハハ。」
その件の子は目の前にいるんだけど。そんなことを龍香は思いながら苦笑いした。











「ふふっ。私の力。気に入ってくれたみたいだな。」
遠く離れたビルの屋上から仲良く歩く二人を見下ろす影があった。アルレシャだ。その隣にはアンタレスもいる。アンタレスは嘆息しながらアルレシャにぼやく。
「あんた勝手に私のデブリ達を魔改造したわね。」
「スピカ程じゃない。」
「そーいう問題じゃないっての...。って言うかなんであんな子供に力をあげたの?」
アンタレスが尋ねるとアルレシャは鼻を鳴らして得意げに喋る。
「これも言わば下準備だ。あのカノープスを相手にするんだ。念には念を入れておかないとな。」
「相変わらず回りくどいわねー。」
なんて二人が話している時だった。
「アンタレス!」
振り返るとそこには息を切らせている龍斗がいた。このビルは階段しかない。どうやら走って登ってきたようだ。
「あらお坊ちゃんどうしまして?」
アンタレスが猫なで声で龍斗に尋ねると龍斗はアンタレスに指を指す。
「お、お前!あの女を消せてないじゃないか!」
「あの女?...あー。」
アンタレスはポンと手を叩いて思い出す。そう言えばそんな約束をしたっけな。アルバシャクがしくじってそれからまた他のシードゥス連中を焚き付けたり根回しが面倒だから後回しにしていてすっかり忘れていたのだ。
「昨日アイツが歩いてるのを見たぞ!?あの猫はどうしたんだ!?」
「あー、近い内に新しいの向かわせますんで。ちょいとお待ちを。」
「今度は大丈夫なんだろうな!?」
「大丈夫ですよ。....多分。」
「今多分って言わなかったか!?」
食い下がる龍斗をアンタレスは面倒臭そうに対応しているとアルレシャが割って入る。
「おいおい。女一人に俺達の力が必要なのか?それくらいお前一人で何とか出来るだろう。」
自分より巨大な怪物に上から睨まれて龍斗は怯む。
「うっ。」
怪物は見下ろしながら笑う素振りを見せ、右手に光る球体を出現させる。
「その位自分でやりな。なんだったらそのために力を貸してやろうじゃないか。」
「な、何を。」
次の瞬間アルレシャの右手が龍斗に抉り込まれる。龍斗は呻き声を上げ、そのまま痙攣しながら倒れ込む。
「あらら。あんたうちのお得意様になんてことを。」
「一々機嫌を伺うよりこっちの方が私好みなんでね。」
アルレシャはピクピクと痙攣する龍斗を見下ろしながら嘲るように言う。
「さぁ準備は整ってきた。いよいよだぜカノープス...」






「ど~しよ~。言うべきだよね藤正君のこと。」
《そうだな。どう考えたって俺達には手に余る問題だ。》
龍香とカノープスは頭を悩ませていた。藤正がシードゥスになってしまった事態を“新月”の面々に言うか言わないかだ。
「でも雪花ちゃん藤正君がシードゥスって分かった瞬間攻撃しそうだし...多分皆シードゥスに良い印象ないだろうし...」
《まぁ一人もいないだろうな。》
「紹介した途端藤正君殺されたりしないよね?」
《うーん。いきなりはないと思うがしばらく拘束されそうではあるな。》
「そっかぁ...」
二人が藤正の処遇を決めかねていると。
「どうした紫水?一人でブツブツと。」
「うっひゃあ!?」
藤正に突然話し掛けられカノープスとの話し合いに夢中になってた龍香が驚いて飛び上がる。
「そ、そんなにビックリしなくても」
「ご、ゴメンね!なんでもない!なんでもないの!」
かなり驚かれ、少し凹む藤正に龍香がフォローをいれる。アハハと苦笑いをする龍香を藤正は見つめて、視線を落とす。
「紫水変わったよな。」
「へ?」
藤正は続ける。
「最近スゲー元気って言うか、二年前と比べて随分明るくなったって言うか。」
「そ、そうかな?」
確かに最近カノープスと会ったことでいろんな事が短い間に起こった。変身して、シードゥスと戦って、色んな人達と出会い、両親や兄の足跡、そして何より兄が生きている可能性を見つけた。
龍香にとってこれ程元気づけられることはなかった。
「やっぱあの男の人のおかげか?」
「男?」
どこか恨めしそうな藤正の声音に龍香は気付かず藤正の言う男に心当たりがない龍香は頭に疑問符を浮かべる。
「ほら、前にお前が勝手に公園から出て会いに行った。」
「へ?あぁ。黒鳥さんのこと?だから違うって。あの人とは最近会ったばかりだし。」
「最近合ったばかりなのに俺達をすっぽかして会いに行く仲に...?」
「いや、あの時は諸事情があって...。って言うか私がここまで立ち直れたのはかおりや藤正君達のおかげだよ。」
「俺達...?」
ポカンとなる藤正に龍香はうんと頷く。
「あの時ホント怖かったんだ。お兄ちゃんがいなくなって急に一人ぼっちになったように思えて。ばあやがいたけどそれでも寂しいまんまで、辛いこともあったし、消えちゃいたいとも思ったよ。けど。」
龍香はそこで恥ずかしそうに照れ笑いをしながら藤正に言う。
「かおりや藤正君達が励ましてくれたお陰でここまで立ち直れたんだ。きっと皆がいなかったら私どうなってたか分かんないや。だからスゴく感謝してるんだ。」
「紫水...」
紫水の言葉に藤正は段々自分のさっきの発言に罪悪感を覚える。紫水は自分や友人達をこんなにも思ってくれたのに自分はほんの少しの疑いであんなことを言ってしまった。
「改めて言うとなんか恥ずかしいな...えへへ。」
言っていて段々恥ずかしくなってきたのか龍香は頬を染めて強引に話を終わらせようとした、その時だった。
「紫水ゴメン!」
「へ?」
突然の謝罪に今度は龍香がポカンとなる。
「いや、俺勘違いで、あの人のこと持ち出して、嫌味っぽく言っちゃってさ。」
「あぁ。そんなの全然気にしてないよ。」
「ほ、ホントか?」
「うん。勘違いなら仕方ないし、それに私藤正君は優しいって知ってるから。」
龍香が笑顔で答える。すると藤正は目を伏せ、しばしの沈黙の後意を決したように龍香の手を握る。
「な、なぁ紫水。お、俺、お、お前の」
「どうしたの?」
「お前のこ...!」
藤正がその先の言葉を言おうとした瞬間だった。ゴン!と龍香に着いていたカノープスが藤正の頭に直撃する。
「痛ッたァッ!?」
「か、カノープス!?」
藤正が地面に転がってバタバタと頭を押さえながら痛みに悶える中、龍香は慌ててカノープスを拾い上げる。
「な、なんでこんなこと!?」
《男の勘。》
「な、何それ?藤正君大丈夫?」
龍香がうずくまる藤正に恐る恐る尋ねると藤正は頭を押さえながら立ち上がる。
「ゴメンね。私のヘアピンが。」
「お、おう...結構勢いがあった気がしたんだけど...」
「き、気のせいだよ。あと、私になんて言おうとしたの?お前の...」
「あ、えっーと。お、お前と...一緒に帰りたいって。」
「なーんだ。全然いいよ!そろそろ暗くなってきたしね。」
「お、おう...。」
そう答える藤正の声はどこか寂しそうだった。







どうしようもなく苛立ちが募る中龍斗は近くの壁に寄りかかる。
あのシードゥスに何かされてからこの苛立ちは止まらない。
「なんで俺がこんな目に...!俺のお陰で“新月”を倒せたんだろうがアイツらァ...!」
止まるところを知らない怒りに龍斗が毒づいた瞬間。龍斗の目の前に一人の青年が現れる。
「お前はただ利用されただけだ。」
「ッ!?」
振り返るとそこに自分が殺したハズの桃色の髪の青年がいた。殺したハズの存在がいることに龍斗の全身から汗が噴き上がる。
「お前...龍賢...!なんで...」
「俺はお前に殺されてなどいない。」
龍賢は恐怖の色に染まる龍斗に近づく。
「お前は逃げて、誰かの力を当てにしてるだけだ。」
「黙れ!」
龍斗が龍賢に拳を振るうがその拳は龍賢をすり抜ける。
「自分より弱い奴にしか相手にしない。」
「黙れ!」
言うな。自分にとって都合の悪いことを喋る龍賢を黙らせようと拳を振るうが拳はすり抜け龍賢を黙らせることは出来ない。
「シードゥスに頼って、俺を殺した気分に浸って、優しさにつけこんで反抗しない龍香を痛めつけて。」
「黙れ黙れ黙れ!」
言うな。恐怖と苛立ちが混ざり合うように募り続け龍斗を苛み、狂気の坩堝に嵌まっていく。
「今もただの女の子一人殺そうとするのに怪物を頼る。そうやってお前は自分じゃ何もしようとしない。」
言うな言うな言うな言うな。
「自分を知れ。お前は小物だ。」
「黙れェェェェェェェ!!」
龍斗の苛立ちが頂点に達する。次の瞬間龍斗の身体から水が溢れて弾け、鱗とヒレが生え異形の姿へと変貌させる。
龍斗は苛立つまま、辺りを見回す。すると路地を抜けた通りにあの忌々しい少女を見つける。
自分に恥をかかせた忌々しい子供。見ていろ龍賢。俺が自分じゃ何もしないなんて言わせない。








「そろそろ学校にも慣れたかい?」
「んー?まぁね。」
勤務帰りの嵩原とたまたまその辺をうろついていた雪花は偶然出会ったのでせっかくだから一緒に帰るついでに近況を話し合っていた。
「嬉しいよ。君も友達が出来たみたいだし。」
「友達?」
雪花が怪訝そうな顔をするが、嵩原は続ける。
「紫水君のことだよ。彼女を機に君にも沢山の友人が出来て欲しい。」
「はぁ!?アイツは友達じゃないわ。ただのチームメイトよ。チームメイト。」
「ふふっ。そういうことにしておこうか。」
嵩原と雪花が話をしている時だった。
「嵩原先生?」
嵩原の前にビジネススーツに身を包み、セミロングの長さの栗色の髪をしたビジネススーツに身を包んだ女性がいた。どこか素朴さが垣間見える顔をしている。
「おや、雨宮先生。」
「あ、国語の。」
雪花も見覚えがあり、挨拶をする。
「たまたまお見えしたので。嵩原先生は雪花ちゃんと?」
「えぇ。転校生ですので。上手く馴染めているのか気になって。」
「流石嵩原先生。お優しいのですね。あ、そうだ!この後時間あります?その、良かったら、お食事とか、どうです?」
「え?そうですね...」
「行ってきたら?私はお邪魔っぽいし帰るわ。」
答えを聞く前に雪花は嵩原から離れる。そんな雪花の後ろ姿を見て、嘆息した後雨宮の誘いに乗ろうとした瞬間。
「オオオオオオオオオオオオオオ!!」
「!」
「危ない!」
路地の方から突然大声を上げながら怪物が飛び出してきた。その事にいち早く気づいた嵩原は雪花を抱えると横っ飛びに跳躍して怪物の攻撃をかわしつつ雪花を守る。目標を失った怪物の一撃は二人がいた地面を抉る。
「なんなのコイツ!」
「雪花!早く逃げなさい!早く!」
「!了解!」
雪花は嵩原の意図を理解すると素早く物陰に向けて走り出す。一拍遅れて周囲から悲鳴が上がる。
「嵩原さん!」
「雨宮先生も!逃げて!」
「オアアアアアアア!!」
怪物は叫ぶと嵩原にも目もくれず雪花の元へと行こうとする。
「!させない!」
嵩原は素早く立ち上がると手元の鞄を怪物の顔面に投げつける。怪物の顔に当たると同時に鞄が開いて紙が散らばり怪物を怯ませ、視界を一瞬遮る。
と同時に嵩原は怪物の足の関節を思い切り蹴って体勢を崩す。
「ガアッ!」
怪物は苦し紛れに反撃にと腕を振るうが逆にバランスを崩して倒れる。その隙に嵩原は雨宮の方へと向かう。
「雨宮先生!逃げましょう!」
「は、はい!」
雨宮と逃げようとするが怪物はどうやらさっきのが相当腹に据えかねたらしく標的を嵩原に定めたようで唸りながら嵩原の方を向く。
「ッ!」
嵩原が構えると同時に怪物に銃弾が撃ち込まれる。
「ガッ!?」
「こっちよクソッタレ!!」
“デイブレイク”を装着した雪花が注意をこちらに向けるためにさらに銃弾を撃ち込む。撃ち込まれる度に怪物の身体が震える。
怪物はこれは堪らないと思い切り飛び上がると何処かへと逃げて行く。
「逃げんな!!アンタから仕掛けたんでしょうが!」
怪物が逃げた方に苦し紛れに発砲を続けるが目標を見失ってしまい、雪花は舌打ちすると変身を解除するために何処かへと隠れる。
「逃げた...?」
「みたいですね...ッ!」
突然嵩原は崩れ、口を抑えて咳き込む。
「だ、大丈夫ですか?」
雨宮が駆け寄り嵩原の背を撫でる。嵩原は一頻り咳き込んだ後、掌を見つめ口を拭う。
「大丈夫です。ちょっと緊張が抜けちゃって。カッコ悪いとこ見せちゃいましたね。」
「いえ!身体を張って生徒を守った嵩原さんをカッコ悪いなんて言う人はいませんよ!でも、さっきのはなんだったんでしょう?怪物や銃を撃つ女の子なんて。」
「なんだったでしょうね...」
嵩原は笑顔で答えながら先ほど咳き込んだ手をハンカチで拭う。自分の鮮血で赤くなるハンカチを見ながら嵩原は自分の身体が限界に近くなっていることを嫌が応でも思い知らされる。
(残された時間は少ない...か。)















夜、藤正は自分の部屋から窓の外をぼんやりと見ていた。
(...今日、言えなかったなぁ。)
あれから帰った後紫水のことが頭に浮かんで離れない。今までもそんなことはあったが今日は群を抜いて離れない。
(藤正君優しいし、か。)
紫水は変わってしまった自分を見ても全く驚かなかった。正直嫌われると思った。あんな姿なんだから当然だ。でも紫水は自分を嫌わなかった、それどころか褒めてくれた。
(...やっぱ好きなんだな。俺。)
なんて夜空を見ながら思案に暮れていた時だった。
「やぁ。」
「うわっ!?」
窓の外にあの自分を変貌させた怪物がいた。突然現れた怪物にビックリするが、それよりも言いたいことがあった。窓を開けると怪物に食って掛かる。
「お前!俺に何をしたんだよ!」
「おいおい。いきなりだな。それに俺はお前じゃねぇ、アルレシャって名前がある。」
「お、おう...じゃあアルレシャ!なんで俺にこんな力を与えたんだ!」
「ふふ。何故?道を教えてくれたお礼さ。」
食って掛かる藤正を弄ぶようにおちょくるような口調でアルレシャは囁く。
「お前...」
「その力、暴力が全てじゃない。一般人の小娘一人なら思いのまま、さ。」
「な、何を。」
アルレシャは藤正の耳元で囁く。
「この力があれば意中のあの子はお前にメロメロさ。必ずお前のものになる。」
「....」
「ま、どう使うかはお前次第さ。」
アルレシャはそう言うと、外の闇夜に溶け込むように消える。
残された藤正にアルレシャの言葉が反芻する。この力があれば紫水が自分に振り向いてくれる。自分を見てくれる。
「...紫水が、俺の...。」
一瞬ほの暗い感情が浮かぶが藤正は首を振って頬を叩く。紫水の意思を無視するなんて。そんな最低なことを。
「...どうしよ。」
色々考えた結果藤正はベッドに倒れ込む。すぐに答えを出さなくても良いだろう。もっとじっくり考えてみるとしよう。
そう思い藤正は目を閉じた。
















次の日。龍香に呼び出された藤正は龍香との待ち合わせ場所である河原へと向かっていた。
(紫水に呼び出されるなんて、まるでデートに行くみたいだな...)
実際は自分の身の上を相談出来る相手を龍香が紹介したいと言う話なのだが。デートの妄想なんてしながら藤正が向かっている時だった。
いきなり藤正の進む道の先に前日の黒い影が現れる。黒い影はゆらゆらしながら藤正へと向かってくる。
「またかよ!」
藤正はすぐに怪物へと変身すると黒い影へと向かっていく。そして勢いそのまま黒い影へと飛び蹴りをかます。そして蹴りが炸裂した影は霧散して消える。
「あれ?昨日と比べて弱いな...」
敵のあっさり具合に何か物足りなさを感じながら変身を解除しようとした瞬間だった。
藤正の身体に銃弾が撃ち込まれる。突然の衝撃に藤正はもんどりうって倒れ込む。
「い、痛ッたァッ!?な、何何!?」
衝撃がした方向を振り返ると白い装甲に身を包み銃を構えた少女、雪花がいた。
「龍香の奴に呼ばれたから来てみたらこんなとこでシードゥスと出会うなんてね。」
「ちょ、」
雪花は突然の出来事に狼狽える藤正に容赦無く発砲する。またも衝撃が走って藤正は倒れ込む。
「い、痛ッ!?」
「今日こそ逃さないわよ!」
雪花が銃を構えて突っ込む構えを見せる。それを見て藤正はヤバいと思い、叫ぶ。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!!俺はあの、そのこんな見た目だけど。怪しい奴じゃなくて!」
「....その声、藤正透?」
雪花は聞き覚えのある声に銃口を下げる。
「え、俺の名前を知って」
だが次の瞬間またもや発砲された弾丸が藤正を襲う。
「痛ったァ!?」
「成る程、考えたわね。知り合いの声を出せば私が怯むと思ったのね。あのバカならまだしも私にはそんなの効かないわよ。」
「い、いや!いやいや!俺はホントに藤正透だって!」
「くどい。」
雪花は銃を投げ捨てると両腕にチェーンソー型武器“マタン”を装備する。けたたましい起動音を上げながら刃が高速回転をし始める。そしてジリジリと雪花は歩いて距離を詰める。
迫りくる刃に藤正の顔が青くなる。
「ちょ、ちょちょ。嘘だろ!?」
「ハァッ!!」
気合いの掛け声と共に藤正に刃が振り下ろされた。







To be continued...


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