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  • セブンスカラー 三十話 命を賭して

創作女児小学生ズ@wiki

セブンスカラー 三十話 命を賭して

最終更新:2022年06月01日 12:54

yuchan

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だれでも歓迎! 編集

ここに作品タイトル等を記入

更新日:2022/06/01 Wed 12:54:33

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セブンスカラー


──決着の時は近い。
私が表に出るのも、もうすぐだ。
賽は投げられた。もう後戻りは出来ない。



研究所から少し離れた森の中に一台のオフロード車が停車していた。
カタカタとキーボードを打つ音が響く車内で山形が林張に尋ねる。
「どう?発射を封じることは出来そうかしら?」
「いえ。残念ながら外部から発射を封じるのは無理です。」
「やっぱりシャトルは直接弄らないと無理ですね。」
パソコンを操作しながらキッパリと林張が言う。
「ただ発射台の方はアクセス出来ましたので、ここからプロテクトを仕掛ければ時間は稼げそうです。」
「相手があの人で無ければ、ここまで急がなくて済むのだけど。」
「そんなに凄い人なんですか、冬崎さんって人。」
火元が尋ねると山形は答える。
「えぇ。龍那や海原さん、果ては雪花亜美の教鞭を務めていた人間……そう言えば彼がどれほど恐ろしい人間か伝わるでしょう?」
その答えに全員がゴクリと生唾を飲み込む。この事件に深く関わった人間に、“新月”リーダー、果てはロストテクノロジーを作り出すような人間に教鞭を取っていた。
「恐ろしい人ね。」
「ええ。けど彼女達が頑張っているのに私達が弱腰になるのは許されないわ。」
だが、だからと言って四人に退却も諦めも許されない。その思いを胸にパソコンの画面に向かい合うと、ふと外から何か物音が聞こえた。
「…風見。」
「ええ。」
二人が目配せをすると、横に置いてあった武器を取る。
「山形さん。」
「火元、林張はここに残ってハッキングを続けて。風見と私達は辺りを警戒する。海原さんとは連絡繋がった?」
「いえ…それが先程から連絡が取れません。」
「…分かったわ。そっちも続けて。連絡が取れたら増援を要請して。」
「了解です。」
それだけ言うと、二人は武器を持って車から降りる。そして奥から覗く黒い人影を見た瞬間山形は叫ぶ。
「林張君!この場から離脱して!」
「は、はいっ!」
山形の指示に従い、運転席にいた林張が車を発進させる。
山形はそれを確認すると、風見に言う。
「悪いけど足止めに付き合ってもらうわよ。」
「ええ。ドーンと任せなさい。」
そう言う風見に山形はフッと笑い、二人は銃を構える。
そして山の中に銃声が響いた。






「おおおお!!」
五つの尾を振り回して攻撃するアンタレスに対し、雪花と黒鳥は銃弾と羽根を浴びせかける。
しかしそれらの攻撃を一本の尻尾が防ぎ、残り四本が唸りを上げて二人に襲い掛かる。
「くっ!」
かわして近づこうにも尻尾の勢いは凄まじく、下手に接近すれば確実にダメージを負うと判断した二人は中々アンタレスに近づけない。
「これじゃ近づけない!」
「あーもうウザったい!なら!」
雪花はアンタレスに向けて“へオースII”を構える。
「真正面から焼き尽くしてやる!!」
雪花がスイッチを押し込むと、エネルギーの奔流がアンタレスへと伸びていく。
「舐めるなガキがァッ!」
しかしアンタレスは大きく跳躍してその一撃をかわす。
「はぁっ!?その巨体で動けんの!?」
図体の大きさに見合わない、機動力に雪花は目を丸くし、しかも驚きのせいで一瞬だが雪花の動きが止まる。
「ふんっ!」
「しまっ」
「危ない!」
その隙を見逃さずアンタレスが尻尾を伸ばすが、いち早く気づいた黒鳥が糸を伸ばして雪花にくっつけ、思い切り引っ張ることで尻尾の攻撃から雪花を避けさせる。
そしてさっきまで雪花がいた場所を尻尾が炸裂し、抉る。
「うぇっ!た、助かったわ。」
「怪我してないようでよかった。」
二人は体勢を立て直すと、アンタレスを見据える。
「無駄よ。今の私にアンタらは勝てない。」
アンタレスは五本の尻尾をうねらせながら、ズンズンとこちらに歩を進める。一本でも厄介だった尻尾が五本に増えているのだ。その姿は巨体も相まってまるで要塞だ。
「さて、どうしたものかしら…!」
「…奴の尻尾。」
焦る雪花にボソッと黒鳥が耳打ちをする。
「多分五本になっているせいでほんのわずかだけど、遅くなってる。奴はまだ変貌した自分の身体に慣れてない。」
「…つまり?」
「私が四本は何とかする。その間に藍は本体を。」
「何とかする、って言ったって。どうや」
「!危ない!」
黒鳥の掛け声で二人は散開して尻尾攻撃を避ける。
「そっちが来ないならこっちからいくわよぉ!!」
アンタレスは無茶苦茶とも思える軌道で尻尾を二人に伸ばす。
「藍!作戦通りに!」
迫り来る尻尾をかわしながら動き出す黒鳥に、雪花は一瞬逡巡するも。
「…分かった!信じるわよ!」
そう言って駆け出す。黒鳥はそれを見てアンタレスの尻尾を注意深く観察する。
(……奴は倒す!例えこの命に変えても!)






ケンタウロスのような姿に変貌したルクバトと赤羽がヘリポート上で睨み合う。
張り詰める空気と緊張の中、先に動いたのはルクバトだった。
「ふっ」
一瞬ルクバトが揺らめいた、と思った瞬間その姿が消える。だが赤羽の“サダルメリクの瞳”はルクバトをしっかりと捉えていた。
「っ!」
一瞬で背後に回ったルクバトが3本の矢を扇状に放つが素早く反応した赤羽はそれを飛び上がってかわす。
「捉えたぞ。」
空中に飛び上がり、身動きが出来ない赤羽にルクバトが矢を射る。しかし赤羽は飛び上がると同時に射出していたワイヤーを巻き取ることで空中で急に右へと移動し、その攻撃を避ける。
「読んでたわよそれくらい!」
素早く着地すると壁を蹴り、回転しながら勢いそのまま猛烈な回し蹴りをルクバトに放つ。
彼は右腕でその蹴りを受け止める。蹴りを受け止められ、着地した彼女は刀を振り抜く。
だがルクバトはまたもや目に止まらぬ速さで移動し、赤羽の斬撃は虚しく空を裂く。
「速いッ」
「こうも速く動けるのは自分でも驚きだ。何分初めてなるものだからな。」
「くっ」
ルクバトは射掛けた矢をかわす赤羽を見ながら言う。
「その装備、機動。貴様がどこまで持つものか。」
「あんたを倒すまでよ!」
全身に走る痛みに歯を食いしばりながら赤羽が強気に言い返す。だがルクバトの言う通り赤羽に残された時間は少ない。
長引けば確実に赤羽の方が先に潰れてしまう。それまでに何とかしてルクバトを倒さなくてはならない。
(とは、言ってもどうするか…)
ルクバトはかなり素早くなっており、並大抵の攻撃は避けられてしまう。しかも奴は高速移動しながら遠巻きにこちらに矢を射掛けるだけでドンドン有利になる。
「クソシードゥスが…ッ!」
赤羽が歯噛みをした瞬間目の前にルクバトが現れる。
「ッ!」
反射的に刀を振るうが、ルクバトはそれを右腕で受け止めると前足で赤羽を蹴りつける。
メキッと音と共に赤羽の身体が軋み、嫌な音が聞こえる。
「いっ……がっ…!?」
蹴り付けられた赤羽は地面を転がり、身体を走る痛みに呻く。激痛のあまり呼吸すらままならない。
「さて。どうする?小娘。」
そんな赤羽にルクバトは挑発するように右腕の刃を突き付けた。







「うおおおおおおお!!」
龍賢の振るう槍とレグルスの振り下ろした剛腕がぶつかり、その衝撃で辺りの空気が震える。
「プロウフ様より賜った力!とくと味わえ!」
レグルスの背から生えた一対の剛腕の手が開く。その掌には牙がビッシリと生えており、しかもその口からおどろおどろしい咆哮が響く。
《うおおおお!?キモい!キモいぞアレは!?》
「齧られたら痛そうだ…!」
「痛そうではない!痛いのだ!」
レグルスがその剛腕を振り下ろす。龍賢は素早く後ろへと下がることでその攻撃をかわす。
「逃すか!」
レグルスの掌の口から咆哮が放たれる。放たれた咆哮は獅子の形をしたエネルギー弾となり、龍賢と月乃助を襲う。
「チッ」
「危ないっ」
龍賢はそれを槍を振るって弾き、月乃助は飛び上がってその攻撃をかわす。レグルスはさらに両腕を地面に叩きつける。
すると叩きつけたその場所から鋭い牙が地面から生えながら高速で龍賢へと向かっていく。
「龍賢君!」
だがすんでのところでまたもやピーコックと月乃助が龍賢を拾い上げ、空中へと避難する。
「逃すものか!」
だがそんな二人にレグルスは腹から先程よりも鋭く尖った牙を射出する。
「くっ。月乃助さん俺を前へ!」
「分かった!」
龍賢は月乃助から離れ、前へと出ると槍を展開させ電磁フィールドを張る。
しかし放たれた牙は最初こそフィールドに弾かれたものの続く数本がフィールドを突破し、龍賢を掠める。
「おおおお!?」
「あのフィールドが突破された!?」
「この力を見誤ったな!それが致命傷だ!」
よろめく龍賢。レグルスが四本の腕を前に突き出すと腹が光を放ち始める。
「喰らえ我が忠義の一撃!獅子蹂躙《ライオ・インティシブ・エルブリット》!」
次の瞬間レグルスが巨大な獅子のエネルギー弾が放たれ、龍賢に飛んでいく。空中にいる龍賢にこれをかわす術はない。
「く!」
「危ない!」
瞬時に月乃助が龍賢を掴み、その一撃を避けようとするが獅子のエネルギーは予想以上に強力だった。
「簡単に逃げられると思うてかぁ!」
獅子の攻撃範囲は広く、逃げきれないと悟った月乃助は獅子に向けて武器を構える。
「ピーコック!」
《あぁ!》
ピーコックは両翼の武装ラックからミサイルや機銃を放ち、月乃助も爆弾を投げつける。
それらが炸裂し、獅子の勢いは一瞬揺らぐがそれでも尚龍賢達に向かってくる。
(避けきれないっ…!)
月乃助が振り切れないと顔を青ざめさせた瞬間。
「危ないッ!」
龍賢はそう叫ぶと月乃助をギュッと抱きしめて攻撃から守るような体勢を取る。
《ピーコック!俺達の体積じゃソイツ一人が限界だ!離れろ!》
《なっ、おいっ》
さらに龍賢はピーコックを引き剥がすと、攻撃範囲から逃すように放り投げる。
その直後凄まじい一撃が龍賢に炸裂する。一瞬にして凄まじい衝撃が辺りに響き、地面へと二人は墜落する。
「うっ……龍賢君…?」
月乃助が龍賢の腕を振り解き、彼の肩を掴むとヌルリという生暖かく粘ついた感触が掌に伝わる。
なんだろう、と思い月乃助が掌を見ると、掌が赤黒い液体で染まっていた。
「龍賢君…!血が…っ!」
サッと青ざめる月乃助に対し、トゥバンが言う。
《…おい、ピーコック。悪いが今は俺達は動けねぇ。ダメージを受け過ぎた。しばらく俺は回復に専念する。だからよ。》
トゥバンは少し忌々しげに、ピーコックに言う。
《時間稼ぎ頼んだわ。》
《トゥバン、君が頼みごとを…》
知り合いの変化にピーコックが少し感慨深いものを感じていると、月乃助はギュッと龍賢の手を握る。
「…君の献身は無駄にしないよ。今は少し、休んでいてくれ。」
月乃助はしっかり握りしめた後、スッと立ち上がり剣を構える。
「…時間稼ぎは勿論。勿論だが。」
月乃助はレグルスは見ながら、ニヤリと笑みを浮かべる。
「君の出番はもう来ないかもしれないぞ?」









氷に包まれ、あちらこちらから氷柱が突き出す一面の銀世界と化した格納庫でプロウフがぼやく。
「おや、おやおや。いけません。威力をセーブしたつもりですが…やり過ぎてしまいましたね。」
辺りを見回しながらプロウフがそう言うと、視界の端にチラッと何かが動くのが見えた。
そして次の瞬間どこからともなく数発の衝撃弾がプロウフに襲い掛かる。
「おっと。」
プロウフはそれを氷の盾を精製することで難なく受け止める。
氷柱の影から赤いドレス、スピノカラーへと変身した龍香が“フォノンシューター”を連射しながら飛び出る。
「生きてましたか!」
「まだ、終わってない!」
《そうだ龍香!俺達はまだ終わってねぇ!》
龍香達が叫ぶと“フォノンシューター”が一際大きな輝きを放ち、巨大な衝撃の弾丸を放つ。
その弾丸はプロウフが作り出した氷の壁にぶつかると、それを粉々に粉砕してしまう。
「私の盾を砕くとは。」
そして破壊された氷をかき分けながら、青い姿トリケラカラーに変身した龍香が掘削機“ホーンパーフォレイター”をプロウフ目がけて突き出す。
「うおおお!」
「む。」
プロウフが即席で曲線的な形をした小さな氷の盾を作り出すと、その形状によって龍香の一撃はプロウフから反れてしまう。
「何のぉ!」
今度は黄緑色の姿、アンキロカラーに変わると同時に振るう棍棒“ヘビィスマッシャー”がプロウフに迫る。
彼はそれを上体を反らして回避するが、龍香はそれでも武器を振るう。
「おっと。」
しかしその一撃をもプロウフは氷を纏った右腕で受け止める。そして返しの一撃で剣状の氷の左義手を精製すると龍香へと突き出す。
「まだまだ!」
龍香は“ヘビィスマッシャー”を手放し、距離を取って回避しながらオレンジの姿プレシオカラーに変身し、“プレシオウィップ”を振るいプロウフを攻撃する。
振るわれた鞭がまるで生き物のように伸び、プロウフの右腕巻きつく。
「ほう。」
「“インパルスインパクト”!」
そしてエネルギーを纏った飛び蹴りをプロウフへと放つ。右腕を拘束されたプロウフに龍香が迫るが、彼が作り出した氷の壁がそれを阻む。
「危ない危ない。」
プロウフがそう言いながら右腕に巻き付いた鞭を凍らせているのを見た龍香は氷の壁を蹴ると今度は黄色の姿プテラカラーに変身すると翼を広げて弓“フェザーバリスタ”を構えるとプロウフに向けて放つ。
放たれた弓矢はまたも精製された氷の壁に防がれるが、最後に放たれた巨大な一撃がその壁を砕く。
氷の破片がパラパラと落ちる中、その氷に紛れて水色の姿ヴェロキカラーに変身した龍香が逆関節の恐竜のような脚に変貌し、鋭い鉤爪を備えた脚で蹴りつける。
「見事な攻撃です。」
だがそれにいち早く反応したプロウフは右腕でその一撃を受け止める。
「私でなければ通用していたでしょう…。危ない危ない。」
「くっ!」
龍香は先程凍りついた鞭を思い出し、プロウフの右腕を蹴って、慌てて距離を取る。
そんな龍香を見ながらプロウフは呟く。
「そろそろ限界なのではないですか?」
「え?」
プロウフの言葉に龍香が真意を図りかねているとガクッと龍香は膝をつく。
「うっ…」
「やはり。私のあの技を受けて平気なハズはない。」
両の掌を地面につけ、立つのも難しいと言った具合の龍香を見てプロウフは構えていた右腕を下げる。
《龍香…!くっ!》
「今の貴方では私に勝てない…もう二年も成熟させれば貴方は母も超えたでしょうが…。」
どこか悲哀な声音をしたプロウフの言葉に龍香が顔を上げる。表情は辛そうだが、その目は死んでいない。絶体絶命の状況に陥って尚勝ちの目を諦めていない。
「…まだ、手は、あるよ。」
《龍香…!お前まさか…!》
カノープスは一瞬静止しようとするが目の前のプロウフ、そして覚悟を決めた龍香を見てそれ以上のことは口にしない。
「おや、カノープス。止めないのですか?」
《…今は俺の判断より龍香の方が正しい。それに龍香は守られる子供じゃねぇ。》
カノープスはプロウフに対して強く言う。
《互いを信じ、一緒に肩を並べて戦う相棒だ。》
「カノープス…!」
カノープスの言葉に龍香が喜色を浮かべる。その言葉を聞いたプロウフの脳裏に一瞬ノイズが走る。
『先生!俺と先生なら、出来ます!だって俺は貴方を信じて──』
『──私達と貴方はどこで道を違えたんですか?』
純粋な混じりっけのない真っ直ぐな瞳で笑みを浮かべながらこちらに話しかける赤茶の青年。
脳裏雨に濡れて泣きながらこちらに剣を突きつける桃色の髪の女性。
一瞬チラついたその映像はプロウフの胸に微かな痛みを呼び起こす。
「──実力の伴わない言葉は虚しいだけですよ。」
その痛みを奥にしまい込むように、プロウフは龍香に右腕を向けた。







「おおお!」
アンタレスに向けて、銃を撃ちまくりながら雪花が突撃する。放たれた銃弾を一本の尻尾で弾くとアンタレスは2本の尻尾の切っ先を雪花に向ける。
「ふんっ、そんなバカの一つ覚えの猪突猛進で私を倒せるとでも…!?」
次の瞬間アンタレスの眼前に巨大なコンクリートの塊が拡がる。
「お、おおおおお!?」
咄嗟に四本の尻尾を放ちその塊を破壊するが、巻き上がった粉塵と破片がアンタレスの視界を奪う。
「ぐっ、こ、これは!?」
「雪花!進んで!」
見れば黒鳥は両腕から射出した糸を柱に括り付け、思い切り引っ張ってそれをもぎ取ると勢いをつけてこちらへと投げつけてくる。
「くっ、面倒な馬鹿力を!」
アンタレスの絶対防御の要たる尻尾。細くしなやかかつ強靭なそれに並大抵の攻撃は通用しない。だがその尻尾は一定以上の質量を伴った攻撃に対しては上手く防御出来ないという欠点があった。細くしなやかで強靭な尻尾だが、それは受け止めるには不向きだった。
そのことを知ってか知らずが黒鳥は次々とコンクリートをぶつけてくる。
しかしアンタレスもすぐに対応し、受け止めるのではなく尻尾を突き出してコンクリートを破砕し、まだ飛んでくる細かい破片を弾くことで防御する。
「チッ、防御に手間を…!」
それでも砕いた破片や粉塵が辺りに立ち込める。そしてふとアンタレスは気づく。
(あの金髪のガキは……!?)
見失ってしまった敵を探るためキョロキョロと辺りを見回した瞬間、気づく。自身の足元に伸びる影を。
「ッ!」
「アンタレスゥゥ!!」
ライフルを腰にしまい、両手で剣を握りしめる雪花は粉塵に紛れてアンタレスの足元まで来ていた。
「こんだけ近ければ尻尾も使えないでしょ!」
雪花の指摘通り図体がデカくなった分尻尾の稼働範囲が若干狭まっており、肉薄された時咄嗟の対処がし辛くなっているのだ。
雪花がアンタレスにむけて武器を振ろうとした瞬間。
「バカなガキがァ…踏み潰してやろうかァッ!?」
アンタレスは脚を上げて思い切り雪花に振り下ろす。
「っ」
尻尾にばかり気を取られていた雪花は一瞬反応が遅れてしまう。そして振り下ろされた脚は何とかかわしたものの拡がった衝撃波が雪花を吹き飛ばす。
「隙だらけよ!」
そして転がる雪花にアンタレスは二本の尻尾を放つ。雪花は咄嗟に身体を捻ってかわそうとするが、それでも完璧には避け切ることは出来ず尻尾の攻撃を浴びてしまう。
「うあああっ!?」
さらに地面を転がる雪花。
「藍!」
「大丈夫…!私はまだ、いける!」
声をかける黒鳥にそう返すと雪花は立ち上がり、アンタレスに向けて走り出す。
黒鳥も雪花を接近させるために目につく柱をもぎ取ってはアンタレスへと投げつける。
(無駄なことを…!私にはもうそれは通用しない。最初はちとビックリしたが…。)
奇をてらう意外な攻撃だったが、それもタネが割れてしまえば何ということもない。砕いて防御。それだけだ。確かに二本を防御に割かれるがそれでもまだ三本、それに脚もある。
(絶対に奴らは私に辿り着けない!)
事実雪花は足元どころかこちらに辿り着く前に尻尾に迎撃され、コンクリートの一撃ももはやこちらへ届くことはない。
だが。
(なのに……何故?)
無駄なこと、完全に見切られているのに。
(何故奴らは真っ直ぐこっちを向く?)
その目に宿る闘志は微塵も衰えない。自暴自棄のヤケクソの突撃でもない、必ず勝つという強い信念を抱いた瞳だ。
「何で諦めない…ッ!」
尻尾の一撃が雪花を捉える。だが頭から血を流し、傷だらけになっても彼女は立ち上がる。
「何故立ち上がる!?復讐心か!?バカの一つ覚えが!」
激昂するアンタレスに向けて黒鳥がコンクリートを投げようとした瞬間、ドスッと鈍い音が彼女から響く。
見れば地面から生えた尻尾が黒鳥の背中を突き刺さっていた。
「お前もいい加減ウザいのよ!」
「黒鳥!」
「がっ、……ッ!!ああああああっ!」
背中に灼けるような痛みが広がる。だが黒鳥は歯を食いしばり、絶叫しながらアンタレスに破片を投げつけた。
「コイツ…ッ!」
アンタレスが黒鳥の気迫に押されて、一瞬気が反れる。コンクリートは迎撃に成功するが、それでも再び雪花の接近を許してしまう。
「おおおおっ!」
「っ!読めてんだよっ!」
だがアンタレスも雪花が接近してきた時のために残しておいた一本を放つ。
雪花が剣の柄頭を引っ張ると、剣か唸るような起動音と共に青白く輝き始める。
そして剣と尻尾がぶつかり、壮絶な火花が飛び散る。
「私達は勝つ!姉さんのために…ッ!」
歯を食いしばり、ぶつかり合いの衝撃に耐えながら雪花はさらに剣に力を込めて叫ぶ。
「今戦っている皆のためにっ!」
「!」
雪花がそう叫ぶと一瞬雪花の手にそっと誰かの手が重なる。それを見た雪花が少し微笑むと同時にその顔を装甲が包み込む。次の瞬間ギィッと鍔迫り合いの音が変化したかと思うとアンタレスの尻尾が切断され、宙を舞う。
「何ですってっ!?」
「おおっ!」
「──ッアタシだって負けてらんないのよお!」
一瞬動揺するが、アンタレスはすぐさま脚を払うように振るい雪花を蹴り飛ばす。
入れ替わるようにコンクリートが投げ飛ばされるがそれもすぐに尻尾が砕く。
「藍!」
黒鳥が糸を伸ばして雪花を引き寄せる。一方のアンタレスは切断された尻尾を見た後。
「やってくれたわね…!けど無駄よ、私の防御を突破することは不可能!」
「なら、その防御を崩す…!」
黒鳥は翼を広げると羽根を射出する。しかしそれはアンタレスの上空を通り過ぎていき、その後黒鳥は膝をつく。
「偉そうなことを言った割に随分と辛そうね。楽にしてあげましょうか?」
「……今の攻撃が無駄かどうかは……自分で確かめてみなさい…」
「はっ、私の毒で攻撃を当てるどころか動くのもやっとのアンタがどうやって…」
憎まれ口を叩く黒鳥にアンタレスが尻尾の切っ先を向けた瞬間、コロッとアンタレスの頭に小石が落ちてくる。
そしてゴゴゴ!という轟音が響き、辺りが揺れる。
「何?……ッ!」
そしてアンタレスはようやく黒鳥達の狙いに気づく。見れば辺りの建物を支える支柱が抜き取られており、建物が不安定になっていたのだ。
「まさかさっきの攻撃も…!」
アンタレスが急いで振り返ると先程避けた攻撃は見事にアンタレスの後ろの支柱を破壊していたのだ。
「藍!こっちへ!」
「分かったわ!」
黒鳥は藍を抱えると彼女を包み込むように翼を閉じる。それと同時に建物が崩落し、瓦礫が降って来る。
「お、おおおお!?こんなっ」
次の瞬間建物は完全に崩壊し、瓦礫の山と化す。轟音と共に辺りに砂塵が巻き上がる。
だがしばらくして小石がコロッと動いたかと思うと瓦礫を押し退け、アンタレスが瓦礫の山から姿を表す。
「ぐっ…!やってくれたわね…!」
彼女が頭を押さえてふらつきながら辺りを見回した瞬間、こちらに向けて全力で走ってくる顔をフルフェイスのアーマーで覆った雪花が見えた。
すぐさま対応しようとするが脚が瓦礫に埋もれて満足に向きを変えることも出来ない。
「ちっ!」
(来るッ!)
雪花に向けて残った四本の尻尾を全て伸ばす。一本目はかわされ、続けて放たれた二本目は剣で弾かれる。
だが続く三本目が雪花を掠め、ツインテールに纏めていた髪の一本を切り裂く。
(まだ…ッ!止まらない!止まったら負ける!進め!進むのよアタシ!)
だが雪花は止まらない。彼女がまたもや柄頭を引っ張ると、剣が青い輝きを放つ。
「チィっ!」
それを見たアンタレスは残りの一本を差し向ける。またもや鍔迫り合いになる中、伸ばした三本を戻し雪花を攻撃しようとして気づく。
「動かない…!?」
見れば尻尾を糸と自分の身体で押さえつけている黒鳥の姿があった。
毒で動けないハズなのに、だ。
「なっ、な!?小賢しい真似を!」
「いっけぇええええええ!!藍!」
「おおおおおお!!」
互いに全力を込めた一撃がさらに激しさを増した次の瞬間パキィンと音を立てて雪花の剣が砕け、アンタレスの尻尾は切断されて宙を舞う。
「!」
「やってくれたわね!」
武器を破壊され、丸腰の雪花にアンタレスは両腕の鋏を振るう。
雪花はすぐさま腰の銃を抜き取り、アンタレスに向けるがそれと同時に鋏が雪花の顔面の装甲を砕く。
が、雪花の目はそれでもアンタレスをしっかりと捉えていた。
「──ッ!!」
さらに振るわれるもう片方の鋏を雪花はかわすと、その腕に腰の武装ラックから取り出した投擲装甲貫通弾“シャハル”を思い切り突き刺し爆発させる。
「ぎゃあああっ!」
吹き飛ぶ片腕にアンタレスが悲鳴をあげて仰反ると同時にその額に銃口が押しつけられる。
「これで終わりよ!!」
「ッ──この、アタシが!」
アンタレスは雪花の腕を掴むとギュッと力を込める。だが雪花は痛みに歯を食いしばって耐えるとその指にかかる引き金に力を込めた。
パァンと乾いた火薬が弾けた音が響き、そして液体が溢れるような音がした後頭を失ったアンタレスの身体から力が抜け、そのまま地面に力なく横たわる。
「はぁっ、はぁっ……」
「やった…?」
荒い息を吐きながら雪花は倒れ伏すアンタレスを見下ろす。それと同時に雪花がヘナヘナと脱力してその場にへたり込む。
そんな雪花を心配して、変身解除した黒鳥がヨタヨタと覚束ない足取りで雪花に歩み寄る。
「藍、大丈夫?」
「……私、やったの?」
「えぇ。貴方は立派にお姉さんの仇を取ったわ。」
どこかまだ現実感が湧かない雪花。だが目の前に倒れる骸が雪花が成した事を物語っている。
「……私が。」
「良くやったわ。これでまずは一体……うっ。」
「黒鳥!」
膝をついて呻く黒鳥の身を雪花は案じるが、黒鳥はフフッと微笑むと。
「…ちょっと休めばこれくらいなんてことないわ。しばらく奥の手の変化は使えないけど。」
そう言って黒鳥は蛇のようなマスクをつけるとそのまま脱力したように座り込む。
「悪いけど私少しここで休むわ。雪花は?」
雪花はチラッと黒鳥を一瞥すると、破損した仮面を剥ぎ取って放り投げて銃を確認して。
「あのバカが心配だから私は行くわ。黒鳥も後からついてきてよね。」
そんな雪花を見て、黒鳥は少し笑みを零すと腕を上げてそれに応える。
「変わったよね。藍。」
「お互い様よ。」
そう言うと雪花は進もうとして、ふと何かに気づくと黒鳥に振り向いて尋ねる。
「……あれ、これどうやって地下行くの?」
「あ。」
二人の前には地下への入り口の上に山のように積もった瓦礫が広がっているのだった。








「はぁっ!」
四本の腕を構えるレグルスに月乃助は手裏剣状の爆弾“流星”を投げつける。
目標に向かって飛んでいくそれに対し、レグルスは身動き一つせずただ口を開け、咆哮をあげる。
だがその咆哮だけで空気がピリッと震え“流星”は途中で爆発してしまう。
しかし爆煙を切り裂いて両翼の機銃を撃ちながらピーコックがレグルスへと突っ込む。
「機械の身体になってまで人間と手を組み反旗を翻すかピーコック!貴様の存在は認める訳にはいかない!」
《お生憎とこっちの身体も気に入ってるんだがね!》
ピーコックはレグルスの直前まで来ると一気に急上昇し、迫り来る振るわれる腕の攻撃をかわす。
そしてピーコックと変わるようにピーコックの背に隠れていた月乃助が剣を振るってレグルスへと突っ込む。
「はぁっ!」
「無駄だ!」
月乃助が振り下ろした剣をレグルスは右腕で受け止める。さらに両肩の一対の腕が襲い掛かるが月乃助はそれを華麗に避けるとレグルスの脚に一閃を当てる。
「なんとっ」
「これくらいで驚いて貰っては困るなぁっ!」
驚いて一瞬動きが固まったレグルスに手を乗せて側転しながら月乃助はレグルスの上を取ると同時にレグルスの背に爆弾を貼っつける。
「貴様っ!」
レグルスが月乃助を捉えようと腕を振るうが、彼女はスルリとその一撃を避けると同時に降下してきたピーコックに掴まり、空へと飛び上がる。
そして一拍おいてレグルスにはっつけられた爆弾が起爆し、思わず地面に膝をつけてしまう。
「まだまだおねんねには早いぞ子猫ちゃん!」
さらに月乃助はライフルを構えて撃つ。だがレグルスもタダではやられるはずもなくその弾を剛腕で防ぐと腹から無数の牙を射出する。
万全でも完全に避けきれなかった一撃。だが月乃助は軽く笑みを浮かべるとピーコックを装着して、その攻撃に突っ込んでいく。
「血迷ったか!?」
まさか突っ込んで来るとは思わなかったレグルスが驚愕の声を上げるが、逆に月乃助は笑いながら言い返す。
「そちらこそ血迷ったか!?この天才に!」
月乃助はクルクルと旋回しながら攻撃をかわし、時には剣でその牙を弾く。
「二度も同じ技が通じると思ったのか!」
月乃助はそう叫び、レグルスの技を捌き切る。驚いたレグルスに月乃助はそのまま踵落としをかます。
後頭部を思い切り蹴られたレグルスがぐぅ、と呻くがお返しとばかりに今度は両腕の口からエネルギー弾を月乃助に向けて放つ。
月乃助はそれを身体を捻ってかわす。しかしさらに畳み掛けるようにレグルスは地面を殴りつけ、地面から生えた牙が月乃助へと襲い掛かる。
「くっ、君意外と芸達者だな!」
月乃助は飛翔してそれも避けるが更にレグルスから放たれた咆哮の衝撃波が彼女を捉え、吹き飛ばす。
「うあっ!」
衝撃波を受け、バランスを崩しながらも即座に体勢を立て直し、地面に脚で線を弾きながら着地する。
月乃助が視線を上げると目の前にレグルスの身体が広がる。
「──ッ」
「はぁっ!」
レグルスが振るう剛腕を月乃助は咄嗟に剣で受け流す。しかし残る三本が次々と彼女に襲い掛かる。
「くっ」
瞬時に避け切るのは無理だと悟った月乃助が防御の姿勢を取るが、レグルスの攻撃はその防御ごと彼女を殴り飛ばす。
「うあっ!!」
《月乃助!》
地面に倒れる月乃助からピーコックは離れると、レグルスに向けて機銃を放ち牽制する。
「無駄だ!貴様らがいくら私に攻撃を加えようと……!この身に漲る忠義の前には無力!」
しかしレグルスは先程爆発を諸に喰らったとは思えない程健在ぶりを見せつける。
空を飛び月乃助が死角から攻めようとすると力を込め、全身から牙のようなエネルギーを放ち、彼女を迎撃する。
「ぐあっ!?」
《うおおおっ!?》
攻撃受けた部分の装甲が剥がれ、血が流れる。それでも尚月乃助とピーコックは踏み留まる。
レグルスと月乃助が激闘を繰り広げる中、血まみれで倒れている龍賢の指がピクリと動く。
《くっ、あのままじゃまずい!俺達も早く戦線復帰するぞ!》
トゥバンの言う通り確かに今は渡り合えているが、徐々に守勢の月乃助をレグルスの攻撃が押していく。
「………」
トゥバンの声がぼんやりと聞こえるが、意識が微睡み身体が動かない。
(…俺は)
思い返せば失ってばかりの人生だった。家族を、友を、恩師を、仲間を失った。必死に掬い取ろうとしたものが、掌から溢れていく。
(だけど……)
それでも自分は立ち上がり戦い続けなければならない。
(だけどッ…!)
龍賢の腕に力が戻る。
『龍賢。父さんがいない間、母さんと妹を頼んだぞ。』
『龍賢。龍香は何があっても守ってげるのよ。』
『龍賢君……皆を、お願い─。』
(俺が、立ち上がるのは──ッ)
龍賢はよろめきながらもしっかりと立ち上がる。
(失いながらも、皆からの思いを託されたからだ!)
次の瞬間ドクンと龍賢の胸の鼓動が大きく高鳴る。
《お、おお?龍賢!力が漲るぞ…!?》
「…行くぞ、トゥバン。」
龍賢はそう言うと全身に力を込める。すると胸の中央から紫のクリスタルが現れ、龍賢の身体が変化していく。
口に当たる部分が避け、鋭い牙がビッシリと生えた口に、背中からは大きく強靭な翼が、腰からは太く、大きくしなる尻尾が生え、全体的にマッシヴな姿へと変貌する。
そして完全に変身を終え──それこそ西洋のドラゴンのような姿になった龍賢が吼える。
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
そして龍賢は翼を翻すと今まさに防御に徹し傷だらけの月乃助と剛腕を振るうレグルスの間に高速で割って入る。
「何ッ」
「カァッ!」
レグルスの一撃を受け止めると、龍賢は口を開け電撃のブレスを放つ。
「うおっ、おおおお!?」
堪らず後退するレグルス。龍賢は後ろいる月乃助の方を振り向く。
一方の月乃助はポカンとした様子で。
「龍…賢君…?」
「えぇ。随分と見てくれは変わりましたが俺です。」
龍賢はそう言うとグルル、と喉を鳴らしながらレグルスの方へと振り向く。
《大丈夫か月乃助?》
「何とか、ね。」
再びピーコックと合体して月乃助も体勢を立て直す。
レグルスは変貌した龍賢を見て尋ねる。
「貴様……人を捨ててまで戦おうと言うのか。何故そうまでして戦う?何がそこまで貴様を奮い立てる?」
「貴様がプロウフへの忠義で戦うように俺は仲間から託された物に報いるために戦っている。」
龍賢は落ちていた槍を拾い上げて構え、レグルスにそのきっ先を向ける。
「この想いの力、受け止められるものなら受け止めてみろ!」
そう言うと龍賢は高速で飛翔し、レグルスへと向かう。レグルスは龍賢の言葉にニヤリと笑うとその攻撃を受け止める。
「成る程…伊達に2年前から我らの前に立ちはだかってきた訳ではないようだ。」
レグルスは剛腕を振るい、龍賢の槍と打ち合う。
「貴様の想いと私の忠義!!どちらが勝るか試してみようではないか!!」
《俺達が負けるかよ!!なぁ龍賢!》
「あぁ!必ず勝つ!」
龍賢とレグルスが戦う中、月乃助も戦線復帰しようとして、ガクリと膝をつく。
《大丈夫か?》
「…問題ない、ちょっとフラついただけ。…まだ戦える。奴も私達の攻撃が効いていない訳じゃない。」
傷だらけの身体で、息も荒くなるが月乃助はジッと激戦を繰り広げる二人を見つめる。そして決意すると月乃助はピーコックに言う。
「……とっておき、出すわ。」
《良いのか?これはシャトル破壊用の…》
「辿り着けなければ意味がないわ。だから、お願い。」
《…分かった。》
そう言うとピーコックは最後のコンテナからガチャリと黒い弾頭を取り出す。月乃助はそれを受け取るとライフルの銃口にそれを押し当て、装着する。
「行くわよ!」
一方最早怪物同士の争いとなった二人は最初の内はお互いに打ち合い、防御も入れていたが徐々にある事に気づく。
(……コイツに勝つには…!)
(此奴に勝つには…!)
( (防御を捨てるしかない!!) )
互いの実力は拮抗し、一向に決着がつかない。シャトルを何とかしなければならないという時間制限のある龍賢にとってこの状況はよろしくない。
一方のレグルスはその分有利だが、彼女の本能が語りかける。
そんな卑怯な勝ち方は許されない。そんな勝ち方では自分の忠義が上回ったとは到底言えない。
「おおおおっ!トゥバン!」
《いいねぇ!そう言うの好きだぜ俺は!》
次の瞬間防御を放棄した龍賢の横っ面をレグルスが殴り飛ばすが、歯を食いしばりながらトゥバンは槍でレグルスを薙ぐ。
鮮血が飛び散り、レグルスは呻くが攻撃の手を緩める気配は一切しない。さらに続けて振るわれた剛腕が龍賢の身体に抉り込まれるが、龍賢も負けじと槍をレグルスに突き刺す。
「ぐっ……!!」
「がぁっ…!!」
二人は呻くがそれでも互いを睨みつけ、互いに得物を振るう。その度に鈍い音と鮮血が撒き散る。
「くっ、はぁっ、はっはっはっ!!昂る!昂るぞ!貴様のような男と戦えることが喜ばしく、同時に口惜しくもある!」
「何故、貴様はプロウフに忠義を尽くす!?自分を封印した男に!?」
「封印されたのは私の忠義が足りなかったからだ!それに私を甘く見るな!一度忠義を誓った者から望んだ返事が得られぬから唾を吐くことなどせん!」
レグルスは吼えると拳を振るい、龍賢も拳を振るい返す。互いに振るった拳が互いの顔面を捉え、互いに吹き飛ぶ。
「ぐぅぅぅ!」
《あの野郎、イカれてるとは常々思ってたがここまでとはな!こうなるといっそ清々しくて逆に好きになってきたわ!》
互いに血まみれで息は荒い。ゼェゼェと荒い呼吸音が辺りに響く中、どちらからともなく言う。
「決着を、つけよう。」
龍賢は飛び上がると上空で槍を構え、レグルスは全身から腹の口にエネルギーを集中させる。
「激龍雷砕槍!!」
「獅子蹂躙!!」
龍賢は翼を折りたたみ、雷撃を纏いながら全身を一本の槍のようにしてレグルスへと突っ込み、レグルスは巨大な獅子状のエネルギーの塊を龍賢へ向けて放つ。
二つはぶつかり合い、激しいその衝撃で地面にクレーターが出来る。
「オオオオオオオオオオ!!」
「ぐお、おおおおおおお!!」
信念のぶつかり合い。互いに拮抗していたが、徐々に龍賢がレグルスの技に押される。
「ぐ、うぅ!」
《ヤッベェ…!!まだ、傷が…!!》
先程受けた傷が大技のぶつかり合いで開き、龍賢の勢いが弱まる。レグルスはこれを勝機と見て更に力を込める。
「さらばだ紫水龍賢!貴様の名は誇り高き戦士として永遠に私の脳裏に刻まれるだろう!」
レグルスの勢いが増し、龍賢が完全に押し込まれる、そう思った瞬間。
「誰か忘れてはいないかな!?」
レグルスの後ろにライフルを構えた月乃助が飛び込んで来る。
「なっ!?だが貴様の攻撃など…!」
龍賢とぶつかり合っている今、レグルスは月乃助を迎撃する余裕はない。しかし彼女は月乃助の攻撃程度耐えられると言い放つ。
月乃助はレグルスに狙いをつけ。
「だったら試してみようか!」
その引き金を引く。放たれた弾頭はレグルスに着弾すると先程とは比べものにならない程の大爆発を引き起こす。
「ぐおおおおおおお!?」
「コイツはシャトル破壊用の特別製だからね!一発限りの大技さ!けどそれに見合う隙は作れたようだね!」
堪らずよろめくレグルス。必殺技の勢いも弱まり、龍賢もここが勝機だと力を込め直す。
《やるじゃねぇかあのガキ!》
「巻き返すぞ!トゥバン!」
龍賢が力を入れるとさらに電撃が迸り、槍が悲鳴をあげ、スパークしながらも強く輝き始める。
そしてとうとう槍がバラバラに砕けて壊れると同時にレグルスの必殺技も粉砕される。
「な、んだと…ッ!?」
「今だ!」
龍賢は素早く剣を生成するとレグルスに向かって投げつける。投擲された剣はレグルスに当たると赤黒い雷撃を放ち、その身体を拘束する。
「お、おおおっ!?」
「龍爪貫通脚!」
龍賢が蹴りを放つ。トドメの一撃。これで勝負は着いた…かに見えた。
「負けるものか!我が忠義が!これしきのことでぇ!」
雷撃の拘束を振り解き、四つの剛腕が龍賢の一撃を受け止める。それどころか徐々に押し返してくる。
「なんだと!?」
《しぶとい野郎だな!?》
龍賢が力を込めるが、レグルスの押し返しは止まらない。
「言ったはずだ!私の忠義は誰にも負けん、と!」
押し返すレグルス。龍賢は少し目を閉じ、レグルスに向けて言う。
「確かに、お前は強い。きっと俺とトゥバンだけではお前に勝てないだろう。だが。」
「そこにこの天才が加われば話は変わる!」
いつの間にか龍賢の後ろにいた月乃助が蹴りを繰り出し、一緒に剣を蹴って押し込む。
「何ッ!」
「「《《これで終わりだ!!》》」」
龍賢、月乃助、トゥバン、ピーコックの声が重なる。四人の魂を乗せた一撃がレグルスの防御を破り、その身体貫く。
「ぐっ……プロウフ様…私は、貴方の……」
レグルスは天へと手を向けたまま膝から崩れ落ち、爆発する。
立ち昇る煙を背に二人はガッと互いに腕を当てる。
「…やったな龍賢君。」
「あぁ。だがゆっくりはしていられない。早く龍香の元へ…ぐっ。」
よろめく龍賢に月乃助が肩を貸すように支える。
「ダメージを受け過ぎだ。少し休んだ方がいい。」
《そうだ。さっきもその傷のせいで負けかけたろう?》
「しかし…」
《ピーコックとガキの言う通りだ。今は休めよ。》
トゥバンにも言われ、少し不服そうにする龍賢に月乃助がやれやれと肩をすくめ。
「ならばしょうがない。ピーコックで君を運ぼう。それなら良いだろう?」
「…頼みます。」
ペコリと頭を下げる龍賢に、月乃助はフフッと微笑むとピーコックに龍賢を載せる。
「相変わらず頑固なんだから君は。」
そして二人は先へと進むのであった。






「速い!」
「どうした?まだまだ俺は余力を残しているぞ?」
四本の脚で縦横無尽に動き回るルクバトに赤羽は翻弄される。
(さっきの一撃で肋骨を大分持ってかれたかな…!)
蹴られて痛む脇腹を押さえながら赤羽は歯噛みをしながら必死にルクバトを視界に捉え続ける。
ルクバトは赤羽に対して四方八方から矢を射掛ける。負傷と装備の反動によって先ほどよりも動きが鈍くなった赤羽はルクバトの攻撃を必要最低限の動きでかわすことを強いられる。
「どうした?そろそろ限界か?」
「余計なお世話よ!」
放たれる矢をかわし、時に弾きながら赤羽は叫ぶ。その様子を見ながらルクバトは矢を放つのをやめ、赤羽に接近すると右腕の刃を繰り出す。
「くっ…!?」
鋭い突きが赤羽の頬を掠める。さらにルクバトが繰り出した蹴りを赤羽は咄嗟に刀を盾にして防ぐが、あまりの威力に赤羽の身体を宙を舞い、地面を転がる。
「はぁっ、はぁっ…!」
肩で息をしながら立ち上がる赤羽を見ると、スッとルクバトは目を細めて。
「その諦めの悪さ。父親によく似ている。」
「…………!」
「お前の父親を見たからこそ分かる。お前たち人間は手負いの瞬間が一番油断ならない。瀕死の状態からあの男はフィクスを倒し、俺に一泡噴かせた。今俺達がこうなっているがあの男を仕留めきれなかった俺に一因がある。」
ルクバトは赤羽をギラリと睨むと、また距離をとって縦横無尽に動き回る。
「今度こそ油断しない。だが貴様らとの戦いは高揚する。最初は期待外れだと思ったが」
「ベラベラ喋ってるところ悪いけど、私はアンタとお話する気はないのよ!!」
赤羽はルクバトに向けて“椿”を放つがルクバトは瞬時にそれかわし、虚しく空を切る。
「そうだった。お前は俺のことを嫌っていたのだったな。」
ルクバトは軽口を叩きながら再び走り回る。そして矢をつがえると赤羽に向けて放つ。
「“五月雨”!!」
放たれた拡散した矢が赤羽を襲う。その攻撃を避けようとした時赤羽の足がガクンと脱力する。
「しまっ」
慌てて刀で防御しようとするが放たれた矢が赤羽に襲い掛かる。矢が当たった箇所から激しく出血する。
「うああああっ!?」
「最早避けることもままならんか!?」
ルクバトが赤羽に追い討ちをかけるべく接近してくる。痛みに耐えながらも赤羽は向かってくるルクバトを睨みつける。
「舐め…んなぁっ!!」
次の瞬間“サダルメリクの瞳”が輝き、大量の分身の赤羽を生み出す。
「何ッ」
この量の分身は流石に予想外だったようで、ルクバトは一瞬動きが止まる。だがすぐに殺気で本体の位置を探ろうと集中する。
既に分身が目前まで迫るが、ルクバトはそれを無視し、右後ろに矢をつがえて放つ。
「“五月雨”!!」
拡散されて放たれた矢がルクバトの視界にいる赤羽を全て射抜くが、それらはグニャリと歪んで霧散してしまう。
「何?」
ルクバトが驚愕の声を上げる。放たれた矢は確実に全ての赤羽を射抜いた。事実他の方向から襲い掛かる赤羽は全て幻で、ルクバトの身体をすり抜ける。
だが確かに殺意はまだ感じる。これは──
「!!」
次の瞬間何かが煌めいたかと思うと何もない所から振るわれた刀がルクバトの身体を切り裂いた。
だが、攻撃の直前に何かを察したルクバトはそれを身を捻っていたことで致命傷は免れる。
「ぐぅっ、まさか透明化しているとは」
透明化を解除した赤羽は負傷したルクバトに向けて蹴りを繰り出す。予想外の一撃を受け、よろめくルクバトだったが右腕で弾いて蹴りの矛先を変える。
その直後に放たれた踵に仕込んだパイルバンカー“蛍火”は明後日の方に飛んでいく。
「ふっ!!」
「おごっ」
ルクバトが繰り出した左拳が赤羽の腹に抉り込まれ、赤羽は思わずえづく。
さらにルクバトは思い切り床を蹴りつけ、赤羽の顔に粉塵を浴びせて視界を奪う。
「うっ」
慌てて距離を離そうとするが、跳びのこうとした赤羽の足をルクバトが踏みつけてその場に固定させる。
「しまっ」
「貰った!」
ルクバトはそのまま赤羽に渾身の突きを繰り出す。一瞬の隙をついた一撃に防御も回避もままならない。
(こんなっ、ごめんお父さ──)
迫り来る一撃に赤羽が諦めかけたその時。
『前を向きなさい。』
どこからか声が聞こえる。懐かしさと暖かさを感じる声。その声の主の姿は見えない。だがその声を聞くだけで赤羽の身体に自然と力が湧いてくる。
『まだ、終わってないよ。赤羽。』
「お…父さ…」
『真っ直ぐ行きなさい。自分を信じて。』
次の瞬間“サダルメリクの瞳”がこれ以上ない程輝き始める。
「何をしようが今更──ッ!!」
だがルクバトはそれに怯まず、繰り出した右腕は確実に赤羽を貫いた。“そのはずだった。”
「何?」
赤羽の身体を貫いたと言うのに手応えがない。それどころかその身体はルクバトをすり抜けると刀を思い切り振りかぶる。
(幻!?いや、確かにさっきまで本体を押さえていた。その感触はあった。殺気目の前の女からだ。なら一体何故俺の攻撃が──いや、まさか。)
「その技、一時的に自分自身を幻にするとでも言うのか!?」
「はァァァァァァァ!!」
気合いと共に赤羽は真正面から刀を振り下ろした。
「正面!舐められたものだ!」
気合いが入っているとは言え真正面からの攻撃の軌道を読むことなどルクバトにとっては児戯に等しい。
ルクバトはすぐさま右腕の刃で赤羽の刀を受け止める。そしてパキンッと音がしたかと思うと赤羽の刀が折れる。
(!奴の武器を奪った!さぁどうする?一旦引くか、それとも他の武器で、だがその行動を取っている間に俺の一撃をかわすことなど──)
「ああああああああああああ!!」
「なっ」
赤羽は絶叫すると、折れた刀をそのまま振り抜いた。刀を折られたのだから引くか他の武器を抜くだろうと予想していたルクバトの反応が一瞬遅れる。
その一瞬が勝敗を分けた。
振り抜かれた刀はルクバトの頭にザックリと斬り込む。
「がっ──」
「うわぁああああああああああああ!!」
さらに赤羽は腰に帯刀していた小刀を抜くと、思い切り全体重を乗せてルクバトの腹にそれを突き立てた。
「ぐっ、お、おおぉぉぉっ……!?」
突き立てられた小刀と血まみれになりながらも自分の懐で唸る赤羽をルクバトは一瞬信じられないような眼で見るが、ゴフッと吐血すると彼女の肩に手を置く。
「がふっ……見事だ。女……見事に、父の仇を取ったな……」
「はぁーっ!はぁーっ…!」
震える身体で息も絶え絶えになりながら赤羽を睨みつける。だが、そこで赤羽は気づく。
ルクバトの目に最早敵意はなかった。あったのは勝者への敬意と、ほんの少しの悔しさだ。
「…最期に、名を聞かせてほしい。」
「…嵩原、赤羽…。」
「ふふっ……赤羽、赤羽か…。いい名前だ。」
ルクバトはそう言うとドンっと赤羽を引き剥がすように突き飛ばす。
「地獄の底でもその名は忘れないだろう。」
その呟きが聞こえたと同時にルクバトは大爆発の中に消える。
赤羽は地面に倒れながら顔を上げ、もうもうと煙を上げるさっきまで憎っくき宿敵がいた場所を見ると、脱力したように身体を大の字に広げて再び倒れる。
そして天を見上げて空に手を伸ばす。
「勝った……勝ったよ。お父さん。見てくれた…?」
赤羽がそう呟いた時、誰かが赤羽の頭を撫でたような感覚がした。それを感じた赤羽の胸に言葉に出来ない熱い何かが込み上げ、その眼から涙を零れる。
寂寥と達成感で感情がごちゃ混ぜになった赤羽から漏れる嗚咽が曇天の空に響いた。






To be continued…


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(続編や派生作品が有れば、なければ項目ごと削除でもおk)

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