集うは御子の旗の下 プレイログ:インターミッション3 その3
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その1
- 「嵐の後の人々」 GM主導 全員参加
その2
- 「天と地の狭間で」 GM主導 レギーナ・クーロン・ノーラ・ゼフ
- タンタロスの道 その1 沙華・キャメラ
- 生々流転、生死流転 沙華・カナタ・ロバート
- ノルン:CSLv1 ノルン・カナタ
その3
- 「伸ばした手は、まだ遠く」 GM主導 レギーナ・クーロン・デクス
- 失われたもの、取り戻すもの クーロン・キャメラ・カナタ
- 澪の者たち 沙華・クーロン
- タンタロスの道 その2 キャメラ・クロシドライト
- 戦場の後始末・クーロン クーロン・ロバート
- 戦場の後始末・カナタ カナタ・アレクセイ
文字色説明
GM PC発言、描写など PL発言・雑談など
ノルン PC発言 PL発言・雑談など
クーロン PC発言 PL発言・雑談など
沙華 PC発言 PL発言・雑談など
キャメラ PC発言 PL発言・雑談など
ロバート PC発言 PL発言・雑談など
カナタ PC発言 PL発言・雑談など
「伸ばした手は、まだ遠く」
GM主導 レギーナ・クーロン
[雑談] そういえば ワシの一存でレギーナさんを離脱させてしまいました
[雑談] すんませんでした!!! (超今更)
[雑談] ええんやで
[雑談] まあ、しゃーなしでさ。やりたいようにやるといいのです
[雑談] ええんや
[雑談] レギーナの離脱については、そこまで深刻に考えなくても大丈夫 そのうちわかるはず
停戦から2か月。大鐘堂と共和国の間では本格的な講和へと向かう動きはまだないとはいえ、
ここまでは両勢力とも約束を違えることもなく、平穏が続いていた。
ラクシャクで結成されたという反共和国勢力「パスタリア解放運動」も、
いまだ水面下での活動に留まっているようだ。
エナにおいては、人々の生活はこの2か月の間に大きく変化した。
上下水道が復旧して町の衛生は改善され、給水を並んで待つ必要もなくなった。
レーレの水卸駅を“国境”としてスフレ軌道の運行が再開され、
制限付きとはいえ人や物の往来が可能になり、食料や物資の面での生活水準も向上。
パスタリアからのテレモ放送――現状では露骨な大鐘堂批判は鳴りを潜めている――を
見る人も増えたが、これはやや気掛かりな面ともいえる。
長い戦いで疲弊していた住民は概ね停戦を歓迎し、平和を謳歌していた。
しかし、エレミア人に対する憎しみを抱く者もけして少数ではなく、
いずれまた戦争になるという見方も根強く存在した。
ちょうどそのような頃。レギーナの腕が完治して全ての準備と残務処理が終わり、
パスタリアへ出発する朝を迎えることになった。
[雑談] 意外と期間たってた
[雑談] エリックパパンが実際どんくらい毒なのか気になりますねえ
BGM:九龍
from サガ フロンティア(スクウェア, 1997)
Composed by 伊藤賢治
早朝。クーロンは、一人パスタリアの頂を見つめていた。
今日、そこにいる兄の元へと向かうのである。
簡易ではあるが父親にも連絡を取り、罵倒混じりながらも許可をもらってきた。
クーロン:「……しかし、まさかウツロが兄貴の護だとは思わなかったよ」
ウツロ:『ふん、どうとでも言え』
クーロン:「一つだけ聞きたいんだけど、どうして兄貴のこと黙ってたんだ?」
ウツロ:『……奴の事については、我も知らなかったのだ。
シーロンの所に行け、と言われたのが奴の最後の指示だ。それ以降は、我でも探すことはままならなかった。
我が生きている、ということは奴も生きているだろう、そう思っていたが……まさかこうなるとはな』
クーロン:「そっか。それならいいや」 突堤の方に向き直って
「……待ってろよ、親父」
[雑談] ウツロの設定ろくに決めてなかったけどこの立ち位置に落ち着きました
レギーナとデクスと合流し、三人は木箱に乗って出発した。
一直線に飛行してパスタリア最下部の水耕栽培区画の隅に着陸し、
昇降機を乗り継いでパスタリア市街までやってきた。
BGM:天上の街
from アルトネリコ2(バンプレスト/ガスト, 2007)
Composed by 中河健
イリューシャと同様、レギーナにとっても5年ぶりの故郷である。
パスタリア陥落からは既に4年が経過していて当時の戦いの傷跡は目立たなくなっているが、
建て替えられてしまっている建物があちこちにあるのが彼女には分かる。
町を行き交う人々はメタ・ファルス人が多いが、貧しさを感じる身なりの者が多い。
エレミア人専用の店舗なども見られ、全体的に昔に比べて活気も感じられなくなっている。
市電スパイラル――ここにもエレミア人専用席が設定されている――に乗ってさらに上層へ。
まず最初に訪れたのは、レギーナの家があった場所だ。
[雑談] ああ~~~人種差別~~~~
[雑談] レイシズムの音~~~
レギーナ:「やっぱり、自分が住んでた家じゃなくなってる。焼けちゃったって聞いてたけど、本当だったんだね……
両親がこの新しい家に住んでいるのかどうかは、見ただけじゃちょっと分からない」
クーロン:「前の家って、どんな感じだったんだ?」
レギーナ:「これよりもう一回り大きくて、古臭い感じの家」
クーロン:「あー、やっぱでかい家だったんだな…… 俺の家はもっと古い感じだな。柱とか真っ黒だぜ」
レギーナ:「こっちはさすがに真っ黒ってことはなかったかな」
デクス:「で、どうする?」
クーロン:「……行くしかないんじゃないか、あそこに」 パスタリアのさらに上の方を指して
レギーナ:「うん、宮殿に行ってみよう。議会と議員の事務所があるし、場所も分かってる」
デクス:「そんなところに僕が行って大丈夫なのかな? というか、そもそも入れるの?」
レギーナ:「なんとかなるでしょ。もしだめならその時は別の手を考える」
クーロン:「だな。もとよりダメ元なんだ、さっさと行こうぜ」
+ | 秘話 |
パスタリア宮殿は一部を除きやはり一般人の立ち入りが禁止されていた。
受付も秘書も最初はエリックとの面会要求を取りつく島もなく拒否していたが、
レギーナが名乗ると両者とも困惑した様子を見せ、最終的には三人を通した。
宮殿の中層の一角に、下院議長エリックのオフィスがあった。
几帳面に整頓された部屋はそれほど大きなものではないが、机が秘書用を含め3つ、
来客用のソファ、資料を収めた本棚が備え付けられている。
いちばん奥の重厚な机に陣取るこの部屋の主は、来客を見ても立ち上がることなく手を振って
秘書を退室させた。自分だけ着席したままで話し始めた彼の表情は硬く、
少なくとも数年ぶりに再会した娘を迎えた父親の雰囲気ではない。
BGM:没落貴族
from ラストストーリー(任天堂/ミストウォーカー, 2010)
Composed by 植松伸夫
エリック:「……本当にレギーナだったか。停戦の時にはイリューシャに随行していなかったから
いったいどうしたのかと思っていたが」
レギーナ:「御子様を呼び捨て? ずいぶんとまあ偉くなったようで」
開口一番で皮肉を垂れるレギーナに対し、エリックは全く動じることなく答える。
エリック:「私の今の立場上はそうなるだろう。どうして今になって? 御子の訪問があるとは聞いていないぞ」
レギーナ:「前のときは骨折の治療中だったから。あの戦いの時に怪我して」
エリック:「怪我だと? 戦いで? どうしてお前が戦闘に?」
レギーナ:「あの時は御子様も一部隊を率いて戦ってたし、私も御子様のそばに居た。
統率を失った敵が突っ込んできて、御子様に襲い掛かったところを庇ったら骨が折れた」
エリック:「御子の盾になるのはお前の仕事ではないだろう。
くれぐれも気を付けてくれ、お前が無事でないと家の存続に関わる」
ほらね、と言いたげな表情でレギーナはクーロンに顔を向ける。
エリック:「そちらの二人は?」
レギーナ:「こっちはクーロン。ファーロン・カムイノミ内務副大臣の弟さん。もう一人は付き添いのデクス」
クーロン:軽く頭を下げます
デクス:「デクス・リートフェルトです」 同じく頭を下げる
エリック:「カムイノミ君の? 驚いた、彼にも家族がいたのか」
[雑談] かむいのみくん いいねぇ
レギーナ:「そりゃ当然いるでしょ。それで、彼はお兄さんに重要な用事があって、すぐに面会をしたいの。
だから、なんとかして取り次いでもらえないかな?」
エリック:「……まあいいだろう」
少し考えてから了承したエリックは、相手先に連絡を入れる。
[雑談] いよいよオニーチャンの登場か……
エリック:「……先方の秘書は、カムイノミ君には弟はいないと言っているぞ?
ただ、それでも一応来てほしいとも言っていた。どうも妙だな」
クーロン:「何言ってんだ、おっさん」 若干キレ気味に
「まぁ、言われるまでもなく行くけどよ」
エリック:「…… ずいぶんよくできた者を連れているものだな」 レギーナに皮肉を込めて
[雑談] おっちゃんとおっさんの差
[雑談] クーロンくんの初期設定(キレやすい)が有効活用された
[雑談] 中々活かせない設定が活かされた瞬間である
[雑談] そんな設定だったの!?
[雑談] wikiにのってるよ!!
[雑談] いんたみ第一回でも言ってる気がする 「うまくキレられない」みたいなことを
[雑談] なんか……ファーストコンタクトがアレクセイさんとキャメラだったせいか、だいぶ丸い面が出てる感
[雑談] ようやくキャラが固まってきたからこれからはうまくキレることができる
レギーナ:「とにかく、アポは取れたんでしょ? クーロン、行ってきたら?」
クーロン:「おう、じゃ、またあとでな」 部屋を後にします
デクス:「えーと、僕はどうしたらいいかな?」
レギーナ:「ちょっとこっちもこれからあれだし……町でも見てきたらいいよ。
待ち合わせはさっきも言った通り、駅でね」
デクス:「わかった」
レギーナたちと別れ、クーロンは同じ階にあるファーロンの事務所にやってきた。
秘書によって通された部屋の様子は、先ほどまでいたものと大差ない。
大きく違う点は、壁に太刀が一振り飾られているところだ。
立ち上がって来客を迎える副大臣。クーロンと同じ銀髪の頭は、しかし彼よりも頭一つぶんは上にある。
やはりクーロンと同じ褐色の肌だが、右手のみに白い手袋をはめているのでよけいに目立つ。
ファーロン:「彼が、『私の弟』か?」
ザラ:「そう仰っています」
クーロン:「……えーと」 言葉に迷ってから 「久しぶりだな……兄貴」
ファーロン:「……?」 答えずに相手の顔をじっと見ている
[雑談] クーロンさんへ:澪の民が敵についてると知ったらこの女お兄さんを殺しにかかりますごめんなさい
[雑談] ええんやで
[雑談] まぁ沙華さんのスタンスだとそうなるのか……
[雑談] 秘密の守り人であることを自分に課してますからね
[雑談] あー オニイチャン……
クーロン:「あー、十年も経ってるもんな、わかんないよな。俺だよ、クーロンだよ、クーロン。
ほら、ウツロも一緒なんだ。入れなかったから外に止まらせてるけど」
ウツロ:窓の外でじっと見つめてます
ファーロン:クーロンの顔と窓の外を交互に見つめてから、 「クーロン? おまえはクーロンというのか」
[雑談] これ脳みそいじいじされちゃってるよね
[雑談] 一回くらい死んでませんかねこのお兄さん
[雑談] いじいじされてそうううううう
クーロン:「……そうだよ、クーロンだよ。当たり前だろ、同じ髪に同じ肌、どっからどう見たって兄弟じゃねぇか。
というか、どうしたんだよ、兄貴。なんかよそよそしいし、まるで俺の事知らないみたいに言いやがって。
新手のドッキリかなんか? そういうのはアルカにでもやらせておいてくれよ」
ファーロン:「似ている?」 秘書に確認するように
ザラ:「はい、よく似ていらっしゃいますよ」
ファーロン:「……」 また考え込む様子
クーロン:「……えーと、ま、まぁ、十年前って言ったら俺もまだ物心ついたぐらいだろ? 見た目と合わないとこあるけどさ。
多少は身長も伸びたんだぜ? 親父とか兄貴に比べたらまだまだだけどさ。だからさ……」
ファーロン:「……お前は、誰だ」 眉がわずかにつり上がる
クーロン:「……!? だ、誰だはないだろ……、俺ら、兄弟だろ……?」
ファーロン:「お前は、誰だ!」
[雑談] まってましたああああ
[雑談] 来てますねえ!
[雑談] ああ~
[雑談] つらいん
[雑談] 来てる! おいしい! 沙華も身内一人くらい残しておくべきだった!
[雑談] 故郷がどこか言えるのかな今のオニーチャン
[雑談] やばい言えなさそう。でもそれで安堵するのが多分沙華だから本当にこいつは。
クーロン:「誰だじゃないって! クーロンだよ、クーロン・レー・カムイノミだ!
苗字も一緒だろ!? こんなわかりやすいことないだろ!?」
ファーロン:「騙るな! 私に、兄弟などいない!」
クーロン:「ま、待ってくれよ。えーと、えーと……
そうだ、ウツロ! 俺はまだしも、ウツロとは長い付き合いしてるだろ!? そっちはどうなんだよ!」
[雑談] 声聞きに絡んでます 聞こえるか聞こえないかは勝手にどうぞ
ファーロン:「ウツロなど知らん! 帰れ! 私は忙しいんだ!」
ウツロ:『……まだまだだな、クーロンよ。のう、お前もそう思わぬか?』
ファーロン:「これ以上私の邪魔をするようなら……」
ザラ:「ま、まずい?」
[雑談] まずいとかいってらっしゃる
[雑談] 不穏
[雑談] クラスタニア式クレンジングみたいなのされてんのかな
[雑談] されてそう……
[雑談] あるいはH波の高周波数をカットされてるとか いわゆる魔大陸状態
クーロン:「知らないわけない!! 俺は兄貴の事……」
ザラ:「クーロン様、下がってください! 危ない!」
クーロン:「……えっ」
ファーロン:壁の刀に手を掛ける
ザラ:「早く!」
[雑談] どうすっかなぁ~~~
[雑談] 退場しようかなぁ~~~切られちゃおうかなぁ~~~~~~
[雑談] どちらでもどうぞ
[雑談] どっちでも展開が山のように出てくる
[雑談] choice[逃げる,受ける,受ける,受ける] → 受ける
[雑談] よし
[雑談] 草
[雑談] 逃げるの確率の低さw
[雑談] クーロン、往くのか。それがお前の選択か。
[雑談] 帯刀許可はでてます?
[雑談] ない、といいたいところだけど どちらでもいいですよ
[雑談] やったーーーー!!!!!! ありがとう!!!!!!!!
[雑談] あーでも鉄扇も使いたいなぁ~~~
[雑談] こっちなら大丈夫だよな!!!
[雑談] 格好いいなあ!
[雑談] こんな時のために作ってもらったんだ
[雑談] 使わなきゃ
[雑談] かっこいい
[雑談] 撒いておいた種が芽を出しまくってる
クーロン:鉄扇で受けます
太刀をその大きさを感じさせない速さで抜き、そのまま神速の突きを繰り出す!
[雑談] さあ受けられるかな
[雑談] 突きかぁ~~~ やっぱ兄貴はすげぇなぁ~~~~~
[雑談] 【器用】か【耐久】でロールとか……なさらないんですか?
[雑談] ロールorチョイスで
[雑談] ロールでしょ
[雑談] 判定したいということですね OK
[雑談] フレーバーで振った器用も使ってく
[雑談] 兄貴の強さを難易度で表せるのだ すばらしい
[雑談] 身長高いんだから太刀が刀に見えるように扱っていく
[雑談] 刀の突きって全く見えないんよな!(模造刀で寸止め喰らった
[雑談] 馬鹿でかい得物を通常サイズのように扱う体格のデカい男性キャラクター いいとおもいます
[雑談] マサムネ(セフィロス)ぐらいあるのかなぁ
[雑談] わたしもだいすき。リアルに一人そんな人を知っている。
[雑談] リアルすげぇ……
[雑談] 現実はじまってんな
【敏捷】+【器用】 標準難易度24
クーロン:4+2D 敏捷 → 4+11[5,6] → 15
クーロン:4+2D 器用 → 4+6[4,2] → 10
[雑談] これはうまいこと受け流せましたね
[雑談] やったぜ。
[雑談] やるう!
[雑談] ああ~~クーロンも強くなってるぅ
[雑談] クーロンさんつよーい
[雑談] やりますねえ!
[雑談] すこすこすこ
[雑談] 1たりたい
クーロン:ギリギリで軌道を逸らしにかかる! 腹の横が少し切れる
ザラ:「!?」
クーロン:「……つぅ」 兄貴を睨んで 「きゅ、急にそんなことするなよ……?」
ファーロン:「ほう、多少は使えるようだな」 なぜか笑みを見せる
[雑談] この笑顔は一体……
[雑談] 「クーロンさんの知っている顔」をちょっとだけ出したかった
[雑談] おいしい
[雑談] あーーーー
[雑談] いい
[雑談] 完全に自我が壊されてるわけではない……
[雑談] ああーたまんねえ!
[雑談] ここらへんの完全な設定はクーロンさんにもまだ伏せてあります
[雑談] おっ期待
クーロン:「…………へへ、やっぱ兄貴はすげぇや」
ファーロン:「だが、やはり私には兄弟はいない」 太刀をしまいながら
「すまないが、帰ってくれ。話はザラから聞け」
ザラ:「……承りました」
クーロン:「そうかよ。後で親父に言いつけてやるからな、覚えとけっ」
ザラ:「クーロン様、こちらへ」
ファーロン:「……」
クーロン:退場します
[雑談] これワンチャン「自分のおとおとだとバレるとやばいからすっとぼけるよ」の案件では
[雑談] その線ありますよね
[雑談] どうだろうなぁ~~~~~~ 秘匿部分わかんないからなぁ~~~~~
[雑談] よきよきのよき
[雑談] 本命:オニイチャンは洗脳されてて、家族のこととか何もわからなくなってるよ
[雑談] 対抗:オニイチャンの自我は無事だけど、澪とのつながりを秘匿するべくクーロンのことをすっとぼけたよ
[雑談] 大穴:見た目がオニイチャンなだけで全くの別人だよ
[雑談] 言われた
[雑談] ファーロン「ジェネリックβ」説
[雑談] その場合ファーロンくんがTSFしてしまう
クーロンとデクスの退室を見届けたエリックは、ここでようやく顔を僅かにほころばせる。
彼は机からソファに移動し、レギーナにも着席を勧めた。
エリック:「何にせよ、無事で安心した。これで家も安泰だ。
私は名誉エレミア人の地位を得た。お前は御子付き女官の地位により良い婿を得る。
これで情勢がどちらに流れようと問題ない。まあ、おそらくはこちらが優勢だろうがな」
レギーナ:「やっぱりそういうこと。知ってたけど」
エリック:「いくら交流が始まったとはいえ、エナからラクシャクを回ってここまで来るのは大変だったろう?
急ぎでなければ泊まっていくといい、あの二人も歓迎する。
今日くらいは立場を忘れて、誉れ高いマウィ家の将来を祝おうではないか」
そう言いながら、エリックは上機嫌で棚から酒のボトルを取り出してグラスに注ぐ。
[雑談] 自分で言うのか…… >名誉エレミア人
[雑談] いい(キャラしてる)父親だなぁ(現実にこんな親がいたらつらすぐる)
[雑談] 「誉れ高い名誉エレミア人!」とか言いそう「
[雑談] つらい!!!!!
[雑談] いい!!!!!!!!
レギーナ:「あ、私はいい」
エリック:「お前ももう二十歳だろう? 酒も飲めるし、結婚するにもよい年頃だ」
レギーナ:「その前に言わなきゃならないことがある」
エリック:「なんだ?」
エリックは訝しげに娘の顔を見つめる。
レギーナ:「辞めてきた。大鐘堂を。御子付き女官を」
数秒、動きが止まる。ようやく相手の言ったことが理解できたように、表情が変わり、
エリック:「――どういうことだ!!」
声を荒げて怒りを露わにする。テーブルについた手に力がこもり、グラスの酒の水面が揺れる。
しかしレギーナには怖れるような様子はない。
[雑談] ああーつらいー
[雑談] ああああ
レギーナ:「どういうことって、言った通りだけど」
エリック:「私がどれだけ苦労してお前を御子付きにしてやったか、分かっているのか!?」
レギーナ:「じゃあなんでいけしゃあしゃあと共和国の政権に入ってるの! 何が“名誉エレミア人”よ、ふざけないで!
そのせいで私がどんな思いをしながら御子様のそばにいたか、分かってるの?」
エリック:「お前も私がどんな思いをしているか分かっていないだろう!
屋敷と財産を失い、一時はエレミア人の下働きまで落ちぶれ、それでもようやくここまで盛り返した!
それもこれも全ては家のため。お前の将来を思いやってのことだというのに!」
レギーナ:「それが迷惑だっての! 思うのは結構だけど、勝手に人の人生まで決定しないで!」
[雑談] エリックのクソ親父っぷりもまた レギーナチャンまけないで
[雑談] 糞おやじですねえ! いいですねえ!
[雑談] それが愛情だと思い込んでいるあたり笑える
[雑談] 過干渉は究極の無関心よな……
[雑談] 人としてじゃなくて物としてなら価値があるよーっていう事でしょう
エリック:「お前も、私の人生を、再興の計画を、滅茶苦茶にしてしまった!
もしこれで共和国が倒されるような事態になったら、私もお前も路頭に迷うことになるんだぞ!」
レギーナ:「あいにく、私は共和国に味方するつもりはないよ。大鐘堂を辞めたとはいっても。
一人で路頭に迷ったらどう? エレミア人に尻尾を振ったつけくらいは自分一人で払って」
エリック:「こうなった以上は、すぐにでもお前をどこかに嫁がせて……」
レギーナ:「そうやって家の存続を全てに優先させるのが嫌なの! 私は家のための道具じゃない!」
エリック:「由緒ある名家に生まれた者は、その信望を維持するため、さらに高めるために行動するのは当然だ。
それこそ私たちの原理であり目標であり幸福でもある。お前にはちょっと教育が足りなかったな」
最後の言葉を聞いて、ちっ、とあえてめいっぱい行儀悪く舌打ちをするレギーナ。
[雑談] あー、沙華もある意味「由緒ある家柄」だなと今ふと。歴史と本の守り人で実権なさそうだけど
[雑談] 沙華さんは一致してるから大丈夫じゃないですか?
[雑談] 家を守るという考え方、すごくわかる でもねーこれ押し付けるとねぇ歪むんだよねぇ楽しいなぁ
[雑談] トリートマン家は優秀な騎士を輩出する家系だったよ 実質断絶だけど
[雑談] 人を個として捉えず、群の一要素として捉えるからガバがでるねん
レギーナ:「もういい。私たちは絶対に分かりあえない。
クーロンは『話を聞くこと』って言ってたけど、やっぱり無駄になった。
私は私のやりたいようにやる。もう、お父さんの思うようにはならない」
エリック:「従わないというなら、もうお前など、マウィ家には……」
レギーナ:「親子の縁を切る? どうぞご自由に。
家を存続させるんでしょ? 今から養子になってくれる人、見つかればいいね」
エリック:「……」
[雑談] レギーナ格好いいぞお
[雑談] どっちもかっこいい
啖呵を切ろうとしたエリックだったが、しかしレギーナの返事を受けて言葉に詰まった。
苛立ちを隠せない様子のまま押し黙り、やがて口を開く。
エリック:「……何を望んでの行動だ?」
レギーナ:「何も。私はただ、お父さんの指示した通りでなければ、何でもよかった。
実際、今でも御子様の力になりたいとは思ってる」
エリック:「それなら、今からでも元の職に」
レギーナ:「それじゃ変わってないでしょ」
エリック:「お前はこれからどうするつもりだ? 共和国に与さないとしても」
レギーナ:「だから、今までとは別のやり方を探すつもり。エナに戻るのもちょっと恥ずかしい気がするし、
とりあえずラクシャクに行こうかな、と」
エリック:「……そうか」
レギーナ:「話は終わり? ならもう帰るよ。お母さんに会って同じ話をしたところでお父さん以上に意味がないし」
エリック:「いや、それでも一晩くらいは泊まっていけ。もうこれ以上この話はしない、約束する」
[雑談] 一晩泊っていけに不穏ななにがしかを感じる
レギーナ:「そう? それならいいけど。顔くらいは出そうかなとは思ってたから。
どっちにしろ、クーロンとデクスと落ち合うことになっているから、
いったん駅まで戻るよ。家の場所を教えてくれたら後で行く」
エリック:「場所は変わっていない」
レギーナ:「あ、やっぱりあれなんだ。前の建物に比べて古臭さがなくなったね」
ふっ、と息をこぼすエリック。
エリック:「なんだ、もう見てきたのか」
レギーナ:「来る時にね。じゃあ、また後で」
エリック:「ああ」
レギーナ:「……いろいろ言ったけど、お父さんにも二つだけ感謝してることはある。
一つは、いくら怒っても、暴力を振るうことだけはしなかったこと」
エリック:「大切な娘を傷物にしたら価値が下がるからな」
レギーナ:「って、そういうところが嫌だって言ったでしょ。まだ喧嘩したいの?
いいや、もう一つのほうは言う気がなくなった。それじゃ」
身に染みついた所作で静かに扉を開閉し、レギーナは部屋を後にした。
一人残されたエリックは、ソファに座ったまま自分と娘のために注いだ酒を立て続けに呷る。
エリック:「私はもう後には引けない、エレミア人に魂を売ってしまった以上は。
もし共和国が打倒されたなら、裏切り者として処刑されても文句は言えない。
だけど、レギーナ、お前だけは……」
[雑談] とうさーーーんん!!!!!!
[雑談] 不器用説~~~
[雑談] こういう不器用なお父さん好き
部屋を出たところで、ザラ・ホーファーと名乗った秘書の女性がクーロンに謝った。
ザラ:「ごめんなさい、せっかく御足労いただいたのに」
クーロン:「いや、いいよ。それより、ガーゼと包帯だけもらえないか?」
ザラ:「はい」 棚から出してきて応急手当をしながら話し始める
[雑談] ここで開示されるんだろうなぁ~~
BGM:辿れない記憶
from ソーマブリンガー(任天堂/モノリスソフト, 2008)
Composed by 光田康典
ザラ:「あまり公にはしていない話なのですが、実は、副大臣は、8年前より以前の記憶がないのです」
[雑談] ほう
クーロン:「……だよな。でなきゃ、あんな」
ザラ:「パスタリアでの戦いが始まって間もない頃、彼は
おそらくは戦闘に巻き込まれて、倒れているところを救出されました。
右腕を失い、他にも身体中に傷を受け、二月ほど意識が戻らなかったそうです」
[雑談] 開示タイムだぁー!! 六か月あっためた成果だ
[雑談] 腕
クーロン:「右腕……、でもさ、兄貴普通に右で剣振ってなかったか?」
[雑談] 右利きにしとけ あんまかんがえてなかったけど
ザラ:「あの義手は自由に動かせますからね。それで、
お名前だけは、残されていた数少ない持ち物……あの刀もその一つですが、それからなんとか判明しました。
もしかしたら兵士だったのかもしれませんが、少なくともこちら側の記録にはありませんでした。
とはいえ、見た目はメタ・ファルス人とは明らかに違いますし……
あの、もし差し障りがなければお聞きしたいのですが、クーロン様はどちらのご出身でしょうか?」
クーロン:「……」 しばらく考えて 「隠れ家みたいなところに住んでる、ってとこだ」
ザラ:「そうですか……」 やや悲し気な顔で
[雑談] 突堤の話うかつにできないのすごいむずかしい
[雑談] 言わなかったかw
[雑談] 言ったら殺すところだったよかったよかった
[雑談] 突堤は秘匿事項だからね仕方ないね
ザラ:「お話を元に戻しますと、怪我から回復し義手を付けた彼は、軍に志願なされました。
やはり武術の才能にはよく恵まれていらっしゃったようで、たちまち頭角を現して、
戦争が終わったときには彼は隻腕の武人として有名になられていました。
その功績と知名度により、昨年の選挙で出馬を要請され、当選し、今の役職を得られた。
……私が存じ上げているのはこのくらいです」
クーロン:「……いろいろ忘れててもそれかよ。どんだけなんだか」 力なく笑う
ザラ:「もしかしたら記憶が戻る助けになれるかもしれないと思ったのですが……
このような結果になってしまって申し訳ありません」
クーロン:「まぁ、えーと……しょうがないさ。
弟と名乗るやつが唐突に乗り込んできたってことだろ? 誰でもああなるって」
ザラ:「でも……」 言いかけた言葉はやはり言わずに
「いえ、ありがとうございます。私には、クーロン様はちゃんと弟に見えますから」
クーロン:「……そっか。ありがとな、ザラさん」
[雑談] しかしどうしよかなぁ~~
[雑談] ザラさんとコネ作っときたいなぁ~~~~ ウツロ使うかぁ
[雑談] コネはこっちも考えてたので大丈夫
[雑談] おお
[雑談] だってそうしないとクーロンさんが自然に帰れないw
[雑談] ここに居つくと言われたらそれはそれでなかなか困る
[雑談] いつくとはこっちだって言いにくいですよwww
ザラ:「何か、もう少しやり方が工夫できればいいかもしれません。
もしいい方法が思いつきましたら……そうですね」 と名刺を差し出す
「私のほうに、個人的に連絡を頂ければ」
クーロン:「おっ、助かるぜ。俺の方は……名刺とかないんだよなぁ。……あぁ、そっか。ザラさん、窓の外見てくれ」
ザラ:「はい?」 見ます
クーロン:「フクロウいるだろ? あれ、俺のペットなんだ。あいつに手紙括りつけて送るから、それで頼む」
ウツロ:クーロンを睨んでいます
ザラ:「……? はい」
[雑談] 護を有効活用していけ
[雑談] フクロウではなくミミズクであることとペット呼ばわりされたことに怒ってる様子
[雑談] w
クーロン:「ごめんな、俺テレモ持ってないからさ」
ザラ:「そうですか」 今のでちょっと何かを察した模様
クーロン:「それじゃ、兄貴のこと頼んだ。レギーナたちを待たせるのもよくないからさ」
ザラ:「はい。きっとうまくいくことを願っています」
[雑談] 突堤の連絡手段は護か暗士ぐらいしかないだろうなっていつも思うんです
[雑談] テレモなんてナイナイ
[雑談] わたしいいアイデアをおもいつきました 波動力学アマチュア無線部門
[雑談] テレモが!!! つかいたい!!!
[雑談] おおう
[雑談] 携帯がないというのは不便ですほんと
[雑談] 海賊電波?w
[雑談] はい 大鐘堂側も通信部門で同じ舞台に立つにはこれしかない
[雑談] なるほどw
[雑談] 通信は戦争の根幹ですからね
[雑談] 情報戦だ!
[雑談] ちょうど面子は完璧に揃ってるし、やれないことはない
[雑談] カナタさん、あれへの反応があればどうぞ
[雑談] お、あれへの反応も了解です
[雑談] アレ
カナタ:「『その後はラクシャクに移動して、パスタリア解放運動に身を寄せようかな、と考えています』……か」
空に手紙を透かしながら、そうぽつりとつぶやいて、そのまま丁寧に風をして懐にしまい込みます。
カナタ:「ラクシャクね。 今は大変だろうからいけねーけど……」
カナタ:大きく息を吸って 「ちゃんと話せてよかったなーっ! 再会できるように、迎えに行くからなー!
それまで、またなーっ!!」 と、遠いラクシャクに届くことを願いながら叫びます。
声は風に乗って、空へと消えていきました……。
[雑談] イリューシャ様はどうするか知ってるのかなあ
[雑談] そりゃ伝えてますよ
[雑談] というわけで、裏でカナタさんに手紙を渡していました 協力ありがとうございます
[雑談] ほ~~~~~ん
[雑談] 見てめちゃくちゃびっくりしましたが嬉しかったです
+ | ... |
[雑談] よいしょ
[雑談] めっっっっっっちゃ凝ってて草
[雑談] すごい
[雑談] !?!?!?!????!?!?!?!
[雑談] おんなのこおんなのこしてる
[雑談] これもらったとき感動しましたよ いやマジで
[雑談] あーーーあああああ
[雑談] いい
[雑談] という仕掛けでした
[雑談] レギーナ離脱の場合、いちばん申し訳ないのがカナタさんなので
[雑談] こうやって演出に使うとともに次に繋げながら希望を持たせる
[雑談] いえいえ、カナタも想いを伝えられずにバラバラになるのが一番心配だったので
[雑談] ちゃんと話し合ったときいてとても安心してます
[雑談] ありがとうございます
[雑談] さいっこう
[雑談] すげえ……すげえ
[雑談] というわけでご安心ください レギーナはもう登場しないわけではありません
[雑談] わーい、また会える日が楽しみ!
宮殿を出て、クーロンは待ち合わせの駅まで引き返してきた。
レギーナはもう戻っているが、デクスはまだのようだ。
BGM:エミリアのテーマ
レギーナ:「あ、お帰り。どうだった?」
クーロン:「……よくはないけど、悪くもなかったよ」
レギーナ:「どういうこと?」
クーロン:「あー、俺のこと覚えてないらしいんだ。いろいろあったみたいでさ。
でも、連絡は取れるようになったから。そこら辺は進展アリってところだな」
レギーナ:「そう。『話が通じなかった』というのは私と同じか、ある意味で」
クーロン:「そっちも結果はよくなかったのか……」
レギーナ:「予想通りだから別にどうってことはないけどね。
こっちも、良くはなかったけど悪くもなかった、ってとこかな?」
クーロン:「ならよかった。それじゃかえ……あぁ、帰らないんだったな」
レギーナ:「うん。それもそうなんだけど、なんか、今日は家に泊まっていくことになっちゃった。
クーロンはどうするの? ここにいる? エナに戻る?」
クーロン:「そっか。俺は帰るよ、親父に話しなくちゃいけないし、レギーナみたいに辞めたわけでもないからな」
レギーナ:「わかった。じゃあ、ここでお別れだね」
クーロン:「あぁ。御子様に手紙ぐらいは送ってあげるんだぞ?」
レギーナ:「ちゃんと届けばいいけどね」 笑顔を見せる
クーロン:「ウツロに持たせれば完璧さ」
レギーナ:クーロンの両肩に手を乗せて
「私はもう御子様を守れない。だから、クーロン、お願い。御子様のこと、守ってあげて。
あのとき……エナの宮殿に敵が攻めてきたとき、クーロン、大活躍だったよね。
クーロンの強さは私も知ってる……だから……」 ほとんど他の人には見せたことがない弱気な表情
[雑談] ああ~~ひろってくれてる~~
[雑談] 必殺技でHP1残してしまったクーロンさんとは違うんです
[雑談] 語り継がれるHP1
[雑談] あの事故はわすれて()
[雑談] ふだんみせないかお~~~ いい
クーロン:「まかせとけ!」 満面の笑みで
レギーナ:「……ありがとう」
レギーナ:「それにしても、デクス、遅いね……あ」
ちょうどそこへデクスが必死の形相で走ってくる。
デクス:「まずいまずいまずいまずい! 早く帰ろう!」
レギーナ:「どうしたの?」
デクス:「いや、レストランで食事してたんだけど、間違えてエレミア人専用席に座っちまった!
まずいよ、ぜったい目を付けられた!」
[雑談] くさ
[雑談] 差別は面倒だなぁ
レギーナ:「えっ!? ……特に誰も追っかけてきてはないけど」
クーロン:「何しでかしてんだよお前……」
デクス:「早く帰ろう! もうやだ! こんなところに居たくない!」
レギーナ:「……」
クーロン:「あー、わかった、わかった。落ち着けって。
というわけらしい。ろくに話も出来なくてごめんな」
レギーナ:「……しょうがないね」 笑って
「元気でね。私はラクシャクに行くと思うから、よかったら遊びに来てね」
クーロン:「あぁ。それじゃ、またな」
[雑談] またな、ですよ 会いに行けるフラグを残しておく
[雑談] いいぞお
[雑談] うむす
デクス:「ほら、早く!」 クーロンの手を引っ張る
クーロン:「ちょ、わかったから引っ張るなって……」 連れられて退場
[雑談] やはりデクスさんには同じ匂いを感じる……!
[雑談] はあ~~えもえもターンようやく終わった
[雑談] おつかれさまでしたー 最高だった
[雑談] クーロンさん、その後の何かあればどうぞ「
[雑談] ちょっとまってねぇ……やれることはある
パスタリアからの帰路の途中。デクスの後ろにしがみついているクーロンの横を、ウツロが飛んでいる。
ウツロ:『……のう、クーロン』
クーロン:「ん、どした?」
ウツロ:『……忘れられるとは、かくも辛きものなのだな』
クーロン:「……そういうこと、言うなよ」
たったそれだけ言葉を交わして、木箱はエナへと向かっていく……
[雑談] よーーーし これでOK
[雑談] では「伸ばした手は、まだ遠く」終了です ありがとうございました!
[雑談] おつかれさまです……!
[雑談] おつかれさまですー
[雑談] GMとしてはこれで一つ大きなのが片付いた
[雑談] おつらい
[雑談] そして離脱パターンなので次への伏線も張れた よかったよかった
[雑談] 離脱してもしなくてもおいしいのだ
[雑談] よし、カナタ君はそれでも!だ!
[雑談] とても良い物語でした
失われたもの、取り戻すもの
クーロン・キャメラ・カナタ
[雑談] ロバートさんキャメラさんからの殴られ待ち カナタくんと殴られ待ち 沙華さん待ち です
[雑談] 殴られるのを並んで待つ人々
[雑談] クーロン、正座待機
[雑談] カナタくんとお話し待ち もあった
[雑談] なぐらないよ!! というかオニイチャン後ならキャメラは怒んないです
[雑談] 後でも前でもいいよー 宴から時間が経ってるからね
[雑談] 時間軸はどこがいいですか
[雑談] 今の私としては、クーロンくんを正論で殴るよりは、兄貴のことを聞いてなんやかんやしたい感じ
[雑談] じゃあ キャメラさんと一緒に殴られましょう
[雑談] 草ぁ
[雑談] クーロンの心情的に落ち着いてから
[雑談] ついでにカナタくん、待ちに待ったお話しタイムもついでに
[雑談] あいよー
[雑談] とりあえず停戦入ってある程度落ち着いてからお話したいかなぁ?
[雑談] ほうほう じゃあロバートさんは後殴りということでお二人でやりましょう
[雑談] 後殴り笑う 路線バスの方式かw
[雑談] 草ァ
[雑談] とりあえずロバートさんとクーロンくん・キャメラとクーロンくんは別々に考えましょう 一緒くたにするからややこしい
[雑談] 時間軸はクーロンが帰ってきてからって感じで
[雑談] じゃあ一番槍しまーす 適当に状況設定するね
[雑談] おっ お願いしますー
[雑談] キャメラさんがアンガスくんの詳細を知ってるかどうかはお任せしよう
[雑談] アンガスくんはA組の捕虜ですよね
とある日。クーロンとカナタは、キャメラから直々の呼び出しを受けた。
一兵士が一兵士を呼び出すのはそう珍しいことではない。
しかし、「覚悟するように」との内容が記された文から、よくない感触がうかがえる。
戦々恐々としながら、二人はキャメラの待つ医務室の一角へと足を運ぶのだった……
[雑談] 呼び出ししてた
[雑談] そうですね
[雑談] お覚悟
[雑談] って感じで行きましょう
[雑談] ちょっとまってね~~~~
[雑談] えーっとね 予想してた方向性じゃなかったからかなり悩んでる 待ってね
[雑談] あーすんません 聴いとけばよかった
[雑談] んっとね まず、キャメラは不殺を叱ることはありません なので良い感じの理由探してる まってね
[雑談] あーそっか 失礼しました
[雑談] 普通に作戦ガバにツッコミ入れる形でいきます
[雑談] はーい
[雑談] スンマセンッ!
キャメラ:「お二人とも。ここに呼ばれた理由に、心当たりは有りますでしょうか。
敵兵を生かして捕虜としたこと? ……いいえ、それに怒る程、私は過激ではありませんよ。
そういう噂が立っていることは知っていますが。
ええ、ええ、エレミア人に情けをかけることは腹立たしゅうございますが、それはそれ、これはこれ、です。
……私が怒っているのは、魔法兵へのカバーリングを怠ったことです」
滔々と、静かな声音で、諭すように言います
[雑談] あー クロシドライトサン
[雑談] 多分クロシドライトさんから愚痴くらい聞いたかもですし
[雑談] まちがいないな……あの人なら言いかねない
クーロン:「……」 正座してしゅんとしてる
カナタ:「すみませんでした……全面的に、オレが悪いです……」 正座中
[雑談] PLがもっとも反省しております
[雑談] 一理ある
キャメラ:「彼女自身からも釘は刺されているでしょうから、あまり強くは言いませんけれども……
詠唱中のレーヴァテイルは本当に無防備です。訓練しなければ、話すことも周りを見ることも叶わないくらいに。
前衛であれば難なくいなせる攻撃でも、私たちにとっては致命傷となりえます。……くれぐれも、留意してくださいな」
クーロン:「……はーい」
カナタ:「はい。猛省してます……」
キャメラ:張り詰めた声音で言った後、 「それから、無事に帰ってきてくれて、ありがとう。
お二人は見知った顔ですから……生きて帰ってくれて、本当に良かったです。
本当はもっと早くに言えてれば良かったのですが、クーロンくんってば、やっと落ち着いたかと思えば
パスタリアに行ってしまいますし……心配したんですよ、本当に」
[雑談] 聖人君子ぃ
[雑談] これは好感度爆上げですよ
クーロン:「ハイ、キュウニキマッタノデ」
カナタ:(なんで急に棒読みなんだ……!?)
キャメラ:「……兄君には、会えましたか?」
クーロン:「……あー、そっか。わかるよな、急にパスタリアに行くなんて話になったら」
[雑談] 噂くらいの話は聞いてるってことで
クーロン:「会えたのは会えた。でも……」 一度切ってから
「記憶がないみたいだ。色々あったらしくてさ」
キャメラ:「……そう、でしたか。無念なことです……」 我が事のように肩を落とし
カナタ:「あー……これ、聞いていい話だったか……?」 気まずそう
クーロン:「別にいいさ。カナタにも話しとこうと思ってたし。
……なぁ、キャメラの姉ちゃん。医者だから聞くけど、そういうの治す薬ってあるのか?」
キャメラ:「記憶喪失を治す薬、というのは聞きません。
患者がレーヴァテイルであれば、ダイブによる措置で記憶が復活することもありますが……
記憶の欠落に対する明確な治療法は、ただ一つ。根気強く、付き合うことだけです。
……それでも、生きていてよかったですね、ファーロンさん。生きていれば、いくらでもどうとでも出来ますから」
クーロン:「あぁ、そこはよかったよ」
カナタ:「聞いていいってんなら。キャメラさんの言う通り、会えてよかったな」
クーロン:「なぁ、カナタ。お前も記憶喪失なんだろ? そこらへん、どう思うよ」
[雑談] これがやりたかった
[雑談] やっぱり計画的犯行か いいつなぎだった
[雑談] 計画的犯行です
[雑談] www
[雑談] ちょうどここにいい検体の方がいたのを思い出して
[雑談] ここに良い必殺技があるんですが……(怪しげ)
[雑談] 絶対ろくでもないやつだ
[雑談] いれかわりハンマー的なやつかな??
[雑談] ハンマーから離れましょ?
カナタ:「えっとな……」 んー、と数秒考えてから
「まあ、同意見だ。本人はわけわかんねーって感じだろうし、実際わけわかんねーからな。
根気良く付き合うってのが一番だとは思う。オレの場合は記憶の中の単語とか、言葉で思い出すことが多かったけど。
きっと人によるだろうしな。根気よく付き合うことだと思う。直接じゃなくてもいい、手紙とか、そういうのでもなんでも
思い出すきっかけになるものをとにかく、試してみるといいんじゃねーかな」
数秒置いて 「思い出したいかどうか、は本人次第だけどな……」 と少し声のトーンを落とします
クーロン:「カナタもそう思うかー。はぁ、近くにいれば長く向き合うのも難しくないんだけどなぁ」 うんうん唸っています
カナタ:「その辺難しいよなあ。手紙とか、メールとか遅れりゃいいんだけど」
キャメラ:「近くに居られるようにしてしまえば良いではありませんか。共和国をこう……」
片手でひねるようなジェスチャー 「こうして」
カナタ:「ワオ、ぶっそう! せっかく和平が結ばれたのに!」 とすこしも物騒に考えてない顔で言っています
クーロン:「それはちょっと……」 キャメラの言動に震えながら
「まぁ、そこら辺のコネは何とかなったんだ。兄貴のお付きの人の名刺もらったんだよ、ほら」見せる
キャメラ:「……そうですか」 やや声音に狂気が滲みかけるが隠す
[雑談] ザラさん重役の秘書だもんね、そらそうなるか
[雑談] やべぇなザラさん
[雑談] 見た目は普通の30代女性ですよー
[雑談] キャメラさんはうちの兄貴をどうしてくれるのかなぁ そこら辺も楽しみ
カナタ:「はー、なるほど。じゃあ連絡してみるといいと思うぜ。根気よく、な!」
キャメラ:「ええ、根気よく連絡をして、話をして…… いつか必ず、取り返しましょうね」 ニコォ
カナタ:「……?」 一瞬寒気を感じて首をひねる
クーロン:「そうだな。そのためにも、まずはいろいろと思い出してもらわないと……」
カナタ:「クー、お兄さんの記憶取り戻せるといいな。やれることあれば言ってくれよ?」
キャメラ:「故郷の近況とかを伝えるのは如何です? 検閲されるかもしれないので、当たり障りのない範囲で、ですが」
クーロン:「故郷かぁ……どのぐらいまで明かしていいんだか……」
カナタ:「故郷の話ってそんなに難しいんだなー、実はいいとこの出身だったりするのか?」
クーロン:「ま、そんなとこだよ。表だって言えないんだけどな」
キャメラ:「秘密がある、というのは、大変ですねえ……」
クーロン:「だよなぁ。人様にいうのにも気を遣うよ……もう慣れたけど」
カナタ:「その点記憶喪失は楽だぞ、なんたって故郷が思い出せないからな!」 はっはっは、とから笑いをします。
クーロン:「……兄貴もそうなんだろうなぁ。早くなんとかしないとな……」
カナタ:「だろーな。でも、お前が焦っても仕方ないからな?」
キャメラ:「……ええ。全てが良く収まるよう、微力ながらお力添えしますよ」
澪の者たち
沙華・クーロン
[雑談] 一回ウツロと会ったり澪トークしたかった。というわけでこちらの部屋に来ていただければ
[雑談] 見張りにはこっちの護をつければよさそう
[雑談] 部屋に行きますね
[雑談] 呼ばれた体でいいか べんりだし
[雑談] まずウツロをもふる
[雑談] あー じゃあ一緒に向かわせましょう
[雑談] もふられる
[雑談] モフリヌス
沙華:「……急に呼んで悪かったわね。でも、聞いておきたいことがあって。そこに座って頂戴、お茶くらい淹れるわ」
クーロン:「おう、それじゃ失礼するぜ」
沙華:こそこそと招き入れると、背の高い女がドアを閉めて消えました
クーロン:「……それで、話ってなんだ?」
沙華:「……ahih、見張っておいてね」 と護に声をかけてから、 「別に大したことじゃないけど」 と言って切り出します
「カムイノミの家の状況は詳しくないから。そっちの家は何を知ってるのか……ちゃんと秘密を守れるのか。確認よ」
クーロン:「秘密かー。沙華ねえちゃんも知ってるし、いいか。多少長くなるぜ?」
沙華:「いいわよ」
クーロン:「それじゃ……。まず、俺たちの家の源流からだな。
まぁ、澪の民だから科学者一族なんだけど、俺たちの先祖はインフェル・ピラにかかわってる。
みくりの森なんかはひいじいちゃんがやったって話だ。だから、そこら辺の技術を継承してるんだけど……
俺はそんなに頭よくないから、ほんとのところの部分はまだ勉強してないんだ」
[雑談] 長くなる(短い)
沙華:「……そっか。じゃあ、多分何度か顔を合わせてるわね。前の私が」 と言って、お茶を口に含みます
クーロン:「プラルラだもんな、ねえちゃん。おじいちゃんなら知ってたかもしれないけど、もう死んでるしなぁ」
[雑談] おじいちゃんは急逝してる設定
沙華:「前の私はリタ・セイランと呼ばれている女の子だった。
才能を見出されて、みくりの森を造るために謳った最初期のI.P.D.よ。
インフェル様ともお会いしたことはあるかな。とてもかっこよくて、りりしくて、頭もいいから、憧れのお姉さまだったなぁ……
それでね、あたしはね、インフェル様とパパとママと一緒に、メタファリカのために謳って……
インフェル様の激情に、飲み込まれちゃった。
覚えてる最期の光景は、自分に向かってくるガーディアン。それと、動かない身体。それだけ。だから技術の方はさっぱり」
クーロン:「あー、当事者なのか……ごめんな、こんな話しちまって」
沙華:「平気よ。だって私の話だけど、沙華の話ではないわ。
……私が気にしてるのは、今の封鎖のゆるい状況で、誰かに何かあってカナカナの秘密が漏れることよ」
クーロン:「本命はそっちか。大丈夫だ、誰にもそのことは話してないよ」
沙華:「家族は? カナカナにいるの?」
クーロン:「そうだな。何故か兄貴はパスタリアにいるけど……まぁ、記憶喪失だし」
沙華:「……パスタリアに?」 声が一段低くなります
クーロン:「あぁ。十年前に行ったっきり帰ってこなかったんだけど、会ってきたんだ。
そしたら全部忘れてるってさ。俺のことも自分の護のこともさっぱりだったよ。
だから、俺たちのことを話す話さない以前の問題って思うんだ」
沙華:「……そう。じゃあ、今はそう思っておくわ。でも悪いけど、もしそれが嘘で、裏切ってたなら……
秘密を洩らしたそのお兄さんも、秘密を知ってる人も、皆殺しにするから」
[雑談] ひええ、こわいいい
クーロン:「……」 ひとたび黙って
「あれが演技だったらこんなになってないよ……」 腹の傷を見せる
沙華:「わあばっさり。……そうだといいけどね。ニノじゃあ死んでも帰ってこれないだろうし、殺すのは最後よ」
クーロン:「助かる」 小声で
「そんなことしてないって、信じてるからな」 ひとりごちる
沙華:「でも漏らしてたら殺すからね。だってインフェル様に頼まれたんだもの。
悪い子のあたしは、ちゃんといい子にならなきゃいけないのよ」 と後半は幼い口調で
「……だって、リタが悪い子じゃなかったら、どうして盾にされたかわからないじゃない……」 と小さく
クーロン:「……わかった」
[雑談] おおお どう答えたらいいかわからない
[雑談] これがクーロンの精一杯ってことにしておこう
沙華:「でも世の中の大半は人生が一回きりで助かったわ。探して殺し直す手間が省けるし」
と空気を払しょくするように言います
[雑談] あああぶっそうだああ
[雑談] がんばえー(放棄)
クーロン:「なぁ、一つだけ。やっぱ何度も生まれ変わるってきついのか?」
沙華:「……知ってる人はみんないなくなっていく。いずれはいたことも忘れていく。
あと、何度死んでも死ぬのってやっぱり痛いわ。……でも。
色々あったから。誰かとかかわるのをやめて、閉じこもることだけはしないって決めたの」
クーロン:「……強いんだな、ねえちゃんは」
沙華:「……まあね。人生何周もしてるし。大先輩なのよ」
[雑談] やべえしめるあたまがおもいつかない
[雑談] ウツロくんがおるやろ 好きにしてくれい
沙華:ではそう言ってウツロをもふりだします
ウツロ:『……むっ? お、おい、お前、急にどうしたのだ!』
『あ、やめろ! そこは……あーっ、やめてくれ!!』
[雑談] w
[雑談] ウツロw
ウツロ:『く、くそぅ、こんな小娘などに……クーロン、我を助けよ!!』
クーロン:黙って見ています
ウツロ:『あああっっっ!!!!!』
タンタロスの道 その2
キャメラ・クロシドライト
[雑談] あっせっかくならおやつのBGM流したいんですけどいいですか?
[雑談] おっと了解ですw
[雑談] やったぜ
人は死んだらどこへ行く?
かつて人々が地表に住んでいた頃、死んだ人は土の下に向かっていた。亡骸はそのまま地面の下に埋められたのだ。
今、大地を失い鋼鉄の振り子で暮らす人は、死んだら雲になる。ある者は燃やされ、ある者は雲海に溶けて。
ならば詩によって死んだ人は、レーヴァテイルの腹を満たすのか。
[雑談] いいねえこの出だし
[雑談] そういえば3話本編でクロシドライトが敵を殺した場合はその死体を雲海に投げ捨てるとか考えてたなあ
[雑談] いいですねえ~~~
[雑談] 結局設定的な面で使えなかったけど(要塞は雲海から離れてる)
BGM:murder, regret, adoration.
作曲:わたしです
[雑談] わたしですw
[雑談] わーい
[雑談] 宿会話曲(シリアス)って気持ちの曲
キャメラ:では、祝賀会の後にクロシドライトさんと予定を擦り合わせて、キャメラの部屋に来てもらったという体で。
キャメラ:「今日はわざわざ時間を作っていただいて、ありがとうございますね、クロシドライトさん」
クロシドライト:「あー、……いい部屋じゃない」 社交辞令的に
[雑談] さっき殺風景だと出てたので
[雑談] はい 相変わらず殺風景です 整理整頓されすぎている
キャメラ:「あはは、どうもご丁寧に。えーっと、お茶出しますね」 もたもたと、けれども片腕で器用にお茶の準備をする
クロシドライト:「あ、手伝うから」 と適当にフォローしにいく
キャメラ:「助かります」 で、お茶の準備を終えましたとさ
クロシドライト:「ふう」 お茶を飲んで落ち着く
キャメラ:「あー、えーっと……」 言葉に迷うように首を巡らせて、 「……どこから話したものでしょうか」
クロシドライト:「まあ、普通はそうなるわねえ。ゆっくりでいいから」 と次の言葉を待つ
キャメラ:「……私は、結局、人を殺しました。此度の戦役で、まずは1人、その後は……何人か」
辿々しい言葉選びで、訥々と語ります
クロシドライト:「そうね」 相槌を打ちながら聞いていく
キャメラ:「……覚悟はしていました。私の魔法は、手加減が効きませんから。全力で撃てば、死傷者を出すだろう、って。
でも、最初のうちは制御出来ていたんです。両腕と両足だけを潰して、戦闘不能にさせることが。
……けど、あの時、1人目を……本当に私の意志で、手にかけた時。
私はただ、勝つための詩ではなく、殺すための詩を謳っていた……」
クロシドライト:「殺すための詩ねえ」
キャメラ:段々口調から平常さを失いながら、 「一回ぶつければ、十分だったんです。それで十分無力化出来た。
でも、止まらなくなってしまったんです。……兄さんが、背中を押しているような気がして。
いえ、私はあいつの死を認識した後も、嬉々として謳っていたわ」
クロシドライト:「そういえば『家族を失った』と言っていたわね。『復讐と弔いを夢見て』とも言っていた。
ちょっとは夢が叶ったんじゃないの?」
キャメラ:「……ふ、ふふ。ええ、そうなんですよ。
まだまだ爪の先ほどでしかありませんが、私は届かなければならない場所に届いたのです。
ふふふ、ええ、ええ! 私はあの時──いえ、今も! ……殺人に悦びを覚えている!」
[雑談] この顔の出番が再び来るとはな
[雑談] w
[雑談] でもクロシドライトはこのくらいじゃ普通に流しますよ
[雑談] そっかあ
クロシドライト:「そりゃそうでしょ。復讐というのは究極の自己満足。違う?」
キャメラ:「いいえ、いいえ。復讐が目的ならば殺害は必須ではありません。
むしろ苦しめ返すのが目的ならば、死なせてしまうのは失敗となりましょう。
私は……純粋に、殺害を手段から目的に変えていました。それは最悪です。最低の極悪です──
死んでしまった人は、それ以上どうにもならないのですから」
クロシドライト:「あ、だから両腕と両足を潰すのね。なかなかえぐいところを突くじゃない」
キャメラ:「……この話を聞いて笑顔を返してくれるのは、クロシドライトさんくらいでしょうね」 少し微笑み
「私は……あの時、深い安堵を感じていました。もうこいつは二度と口を開かない、二度と下劣な行為をしない、と……
例えるなら、そうですね。クロシドライトさんは、お腹が空いて空いてどうしようもなく空いて、
苦しい思いをしたことがありますか?」
クロシドライト:「残念ながら、ないわね。私たちはそういうものだから」
キャメラ:「そうでしたか。……じゃあ、出来るだけ想像してみてください。私はずっと、そんな餓えを心に抱えていました。
でもね、クロシドライトさん。私の詩があのエレミア人を喰らう度、餓えが癒える気がしたのです。
底なしの心の穴に、僅かばかりの慰めがもたらされたのです。……復讐の大義をまとった殺人行為によって」
[雑談] GMのことを全面的に信頼してクソデカ感情吐露してる自覚はある
[雑談] ちょっとロジックを読み直しているので確認のために
クロシドライト:「だから言ったじゃない、自己満足だって。当然慰められる。それのどこが悪いの?」
キャメラ:「私は、どんな理由があれ、盗みと騙しと殺しはやってはいけないことだと、
正しい人はそんなことはしないのだと、そう信じて生きていました。
正しい人であれば、みんなに信用される。正しい人だけが、大団円に加われる。
正しい人は、いつかメタファリカ──理想郷に招待される、って。
……人殺しは邪悪です。それに悦びを覚えるのは、もっと邪悪です。私は、邪悪になってしまいました。
お父さんもお母さんも兄さんも、みんな正しい人でした。みんな、善良なまま死にました。
……私はもう、みんなと同じところにいけない……」
クロシドライト:「メタファリカ? って、なにか、信仰みたいなもの?」
キャメラ:「ああ──メタ・ファルスではみんなが信じている、『理想郷』の名前です。
曰く、そこには尽きることのない水と枯れることのない土地があるとか。
……要するに、天国とか極楽みたいなものですね」
[雑談] この点はクロシドライトとの違いがでて面白いですねー
[雑談] キャメラは本当、秩序秩序した育ちだったから……
クロシドライト:「そこには『正しい人』しか行けない?」
キャメラ:「ええ。メタファリカを語る民話はいくつもありますが、たいていの場合、邪悪な人間はそれを破綻させるのです」
クロシドライト:「その『正しさ』は誰が保証するの? 寛容は不寛容に対しては不寛容になる。
社会のルールそのものが悪なら、それに対して暴力で抵抗するのは許されるでしょ。
強者の強者による強者のための『正しさ』なんてまっぴら御免よ」
[雑談] 抵抗権のことですね、クロシドライトはこれなので だからここは確かに違う
[雑談] ふもむ
[雑談] クロシドライトはそういう社会で生まれ育った
[雑談] キャメラさんはそうではないし、復讐の動機も戦争がきっかけ
キャメラ:「それでも! ……誇りある反抗であるならば、私は最後まで誇りを貫かなければならなかったのです。
殺人という邪悪に悦びを覚え、それを顧みることもしなければ……
私は奴らと同類の、いえ、それ以上に醜い怪物となってしまう!」
クロシドライト:「ねえ、聞いてて思ったんだけど。
あなたは正義のために戦っているの? 復讐のためではなくて?」
[雑談] ここははっきりさせておきたい 正義は自分の行動を後から正当化するための道具ではない
キャメラ:「復讐のためです。いえ、あるいは……後悔のために」
クロシドライト:「……後悔?」
キャメラ:「ええ。……母は、私が人の死というものを知る前に亡くなりました。父も、帰ってきた時には手遅れでした。
兄も……私が、兄の死のために何かを成す決意を抱く前に、結論を出してしまいました。
何も出来ないまま、私の関わる余地のないまま、事が終わってしまうのが嫌で……私は、戦いに身を投じたのです」
クロシドライト:「キャメラの身の上の話はちゃんと聞いたことはなかったわねえ。
なるほど。それで?」 続きを促す
キャメラ:「私は、幾らかの後悔を避けることが出来ました。
イリューシャさまとアレクセイ将軍を助けられた、ロバートさんたちを生きて帰す事が出来た。
……でも結局、こうして己の邪悪を悔いているのですから、世話ないですけど」
クロシドライト:「後悔をしないために戦っている、ってこと?」
キャメラ:「ええ、そういうことです。ただ見送ることはもう、したくないのです」
クロシドライト:「なるほどね、それじゃ、殺人を犯すことと齟齬がでるわけだ」
キャメラ:「はい。……殺人は、私の義ではありません」
クロシドライト:「私の目的はエレミア人を根絶やしにすること。一人一人、地道に、泥臭く、根気よく、殺していく。
私にとって復讐と殺人は等しく目的であり、少なくとも手段ではない。そこは私とは違うかもしれないわねえ」
[雑談] ここまでの内容で、やっぱりキャメラさんの本質は殺人者ではないなあという見方が強まっている
[雑談] 両手両足を潰すのも本意ではないんじゃないかなと
[雑談] 現実世界に表出する表層人格の言い分ですからねこれ
[雑談] はいw
[雑談] CS話また書くんで深層人格の言い分はそっちで
キャメラ:「……奴らを殺したいと、願うことはあります。いえ、実際それがあったからこそ、私はあの時止まれなかった。
ですがそれは、私にとって、唾棄すべき願いなのです。
……私は殺人を欲する自分が、愉悦を願う己が、殺したいほど大嫌いです……」
クロシドライト:「殺すのは楽しかった? 今でもそう思う?」
キャメラ:「そんなわけがない! あんなのは最低最悪の所業!
……なーんてのは、大嘘です。
世の中にあんなに楽しい、心満たされる行為が有るなんて、知らなかった。忘れられないくらい、心地よかったのですよ」
[雑談] なにを言い出すのかと思ったw
[雑談] うふふ
[雑談] とはいえ最初の言葉も表層(リーズンちゃんとか)の本心なんすなあ(そういうことにしたいというアレ)
[雑談] はいはいw
クロシドライト:「そこは分かるわよ。私も昔はそうだったから」
キャメラ:「今はどうなんですか?」
クロシドライト:「今は、まあ、あれね。あなたたちが普段の食事を食べるときに、いつもいつも、
『わあこれは美味しいなあ』とか『これでまた一日生きられる』とか思う?
それと一緒。特に何も思わなくなってきている。それが最近の悩みどころでもあるんだけど」
キャメラ:「……私にはわからない境地ですね」
クロシドライト:「憎悪を維持するのはなかなか大変よ?」
[雑談] それを悩みどころにするクロシドライトさん~~~すき!
[雑談] ここがこっちで用意していた話題
[雑談] ほむほむ
[雑談] 実際憎しみを維持するのは大変よな 精神衛生ガリガリ削られるし
キャメラ:「そうなんですか? ……忘れたくても忘れられないくらいなのに?」
クロシドライト:「まあ、これは私だけの問題かもしれないけどね。私が暮らしていた場所は、もうないから。多分」
キャメラ:「単に『帰れない』という意味ではなく?」
クロシドライト:「雲海に落ちた。ちゃんと確認したわけじゃないけど」
[雑談] クロシドライトはあのあとホルス左翼も落ちちゃったという認識
[雑談] というかこっちに来ているシエール人は基本同じ考え
[雑談] なるほどですね
[雑談] この話の流れ、キャメラさんの中の人には覚えがあると思う
[雑談] あーー
[雑談] トーラD組Lv1です
[雑談] ですねえ
[雑談] というかクロシドライトをCからLに振るとほぼトーラになるんですよね
[雑談] なるほどですね
[雑談] キャメラは秩序・中庸~悪、アレットは中立・善だから、こっちは似通ってないアレ
キャメラ:「……クロシドライトさんは、そこに郷愁の念とか、ってあるんですか? その、答え辛かったらごめんなさい」
クロシドライト:「なくはないわね。だから私はときどき一人で外に出て、昔のことを思いだす。
いままで会った、無残に命を散らしたレーヴァテイルたちのことを。復讐の念を再び充填するのを兼ねて、ね」
キャメラ:「土地というよりは、そこにいた仲間たちに思いが有る感じかしら」
クロシドライト:「私の原動力はそこだから」
キャメラ:「……少し、わかる気がします。私も、よく兄さんのことを考えていますから」
クロシドライト:「そうね、それがいいと思う。迷った時は原点に戻らないと」
キャメラ:「……きっと、兄さんなら、今回のことを話したら、
『よくやってくれた、偉いぞキャメラ』って、褒めてくれると思うんです。
きっと……きっと。ああ、でも、私がやったことを知ったら、嫌いになるかもな……」
[雑談] おっと ここは突っ込まざるを得ない
[雑談] うむ
クロシドライト:「……」 聞いて少し思案してから 「褒められたかった?」
キャメラ:「……よく、わからないですね。兄さんに向けている感情は、ぐちゃぐちゃですから。
褒められたい。好かれたい。嫌われていたい。殺したかった。また会いたい。一緒に居たい。独り占めしたい……
どれも本当で、どれも本質ではないのだと思います」
[雑談] ちょっと待ってね 突っ込みどころ多すぎて追いつかない
[雑談] キャメラの兄貴に向けてる感情は解けない結び目案件だから……
[雑談] 互いに健康だった時期は「仲のいい兄妹」だったけど、色々アレしてからは複雑骨折した感じ
クロシドライト:(『兄さんが、背中を押しているような気がして』)
(『お父さんもお母さんも兄さんも、みんな正しい人でした』)
(『「よくやってくれた、偉いぞキャメラ」って、褒めてくれると思うんです』)
(『私がやったことを知ったら、嫌いになるかも』)
(『褒められたい。好かれたい。嫌われていたい。殺したかった。また会いたい。一緒に居たい。独り占めしたい』)
(……死んだ人は時として“神”になる。危ういわね。
まだ解決できない問題ではないと思うけど、残念なことに、彼女はそれをきっと望まない。私にできることは……)
[雑談] 価値観が“兄”に乗っ取られているんじゃないか、という疑念をだしたところで
クロシドライト:「そう。まあ、いいんじゃない?
別に肯定も否定もするつもりはないし、あなたをどうこうする気もない。ただ、一つ言えるのは……
話をもっと聞かせて? 私の憎悪を維持するために」
キャメラ:「あら、良いんですか? じゃあ、次は何の話が良いかしら……」
クロシドライト:(共犯者になることくらいかな。いざという時は裏切れる程度の)
[雑談] 最高 ありがとうございます
[雑談] むりやり締めムードに入ったけど、話残しがあったら普通にぶっこんでね
[雑談] んーと もう大丈夫です いっぱい話しました
[雑談] ずっとやりたかったクロシドライトさんとのサシ
[雑談] うん やりたかった 話題はまだまだあるしいくらでも話せる
[雑談] 今日も書いたけど使わなかった台詞がいくつも出た
[雑談] また次の機会にやろう
[雑談] とりあえずクーロンさんの件で延長戦は確定になってしまったので、こっちもいずれ機会があれば
戦場の後始末・クーロン
クーロン・ロバート
[雑談] さーてー
[雑談] なぐれよぉ!
[雑談] 分裂は出来る
[雑談] 殴れば分裂する? ポケットの中のビスケット的な
[雑談] w
[雑談] よーし お話しようか(殴るほど思いっきりは多分いかない)
[雑談] えーっと時系列は兄貴とのお話もやってある程度時間がたって落ち着いたころ?
[雑談] 好きにどうぞ
[雑談] じゃあそれぐらいで ゆっくりしっかり話せる精神状態の時で
[雑談] 出だしは……まかせていいっすか 合わせます
[雑談] ……よし カナタ経由で呼び出そう
[雑談] おk
終戦からの騒動も落ち着き各々落ち着きを取り戻した頃。
ロバートはカナタに、クーロンにロバートの部屋に来てくれと伝えてくれと言伝を残した。
カナタ:「というわけでロバさんが呼んでた、早めに向かっておけよ!」
クーロン:「……あぁ」
クーロン:また呼び出しか、と思いつつも向かうことに
クーロン:「……し、しつれいしまーす」 ドアオープン
ロバート:「来たか、クーロン。……とりあえず座ってゆっくり話をしようか」
クーロン:「はい」 粛々と座る
クーロン:「……それで、話とはなんでしょう」
ロバート:「そろそろ精神的にも落ち着いた頃だろうからな……
なぁクーロン。盾、というか鉄扇か、それの扱いについての話を聞きに来た時、俺は何て言った?
無茶はするな。危ない事はするな。見捨てる事も前提に考えろ。そう言ったよな?」
クーロン:「……はい、そうです。でも、兄貴の件は仕方なくて」 いいわけめいたかんじで
[雑談] くそつよ兄貴に対して逃げずに対峙したからねぇ
ロバート:「まぁ肉親が向こうにいたのは想定外だし仕方ない、というかアレは見捨てられないだろう……
そこは本当にどうしようもないから一先ず置いておいて良い。対策というかは考えないといけないけどな……」
クーロン:「ですね、あのままにはできないですから……」
ロバート:「まぁそれよりも、だ。水門を抑える戦闘の時、お前は何をした……?
まぁ躊躇うのは分かるが、敵を助けたんだ、背中を刺される覚悟はできてたか?」
クーロン:「うっ…… あの時は、その……ええと」 しどろもどろ
ロバート:「帰らなきゃいけない場所が、待っている人達がいるんだよな?
そしてクーロン、お前も全部終わらせて最後には帰るんだろ? 帰りたいと思ってるんだろ?」
クーロン:「そりゃそうですよ、親父だって、メイランだって…… みんなだって待ってるんですから」
ロバート:「だったら敵を助けるなんて危険な真似は二度とするな。
あと味方がやられそうな場面であっても、自分がやられる可能性が高い場合は見捨てろ。
躊躇うしとても辛い事だが、帰る場所の事を強く思って情に流されるな」
クーロン:「敵を助けたのは、確かにやっちゃだめなことでした……ごめんなさい。でも、
でも、なるべく助けたいですよ、やっぱり。味方ですし……味方だって大事で……」
[雑談] うまくえみゅれーとできない
[雑談] いや……うまく殴られにいけない……というべきか
ロバート:「……助けたいのならなおの事だ。
盾役っていうのは、たとえ倒れても持ち直せる状態でなければ絶対にやられるわけにはいかない」
[雑談] はあああすごいわかるう 盾が死ぬとPTは崩壊するんだ
[雑談] 盾が死ぬ→DPSが死ぬ→ヒーラーが過労死する→ぜ ん め つ
クーロン:「じゃあ……じゃあ、仲間がヤバイって時に、兄貴ならそうできるっていうんですか!!」
ロバート:「俺は……全滅するぐらいなら一を切捨てて他の大半を助けるさ。
生き残らなければ懺悔も後悔もできねぇ 自分が死んで 巻き添えで死んでった人にどうやって謝る?
ただ……そこで俺が倒れたとしても全員を生還させられるなら俺は躊躇わないぞ。
半ば家出みたいに飛び出してもう何年もたってんだ、今更帰れる場所なんて無ぇしな……」
[雑談] ロバートさんの戦闘について知ってるかどうか 前回死にかけてましたもん
[雑談] 知っててもいいんじゃないかな
[雑談] よし、じゃあ知ってる体にしよう
クーロン:「兄貴……」 前回のロバートさんの戦闘を思い出す
「……そういや、ボロボロになったんですよね、前回の戦闘で」
ロバート:「まぁあれはな…… 倒れても即座に起き上がれるようにリカバリー策がちゃんとあったが、
あれでも本当に肝冷えるぞ」
クーロン:「……」
クーロン:「ごめんなさい……俺、そんなことも忘れてあんなこと言っちゃって」 一度深く考え込んでから
「兄貴……俺を、殴ってください」
[雑談] これがこたえだ
ロバート:「……物分かりが良い場合は殴らなくてもいいと思ってたが、本当に良いのか?」
クーロン:「いや、俺……自分を許せなくて。兄貴のやってることをちゃんと見てればわかったことなのに、
全然わかってなかったから。だから……けじめ、みたいなもんです、お願いします」 立ち上がってその時を待つ
ロバート:「わかった…… 口内噛んで傷付けないようにちゃんと歯ぁ食いしばっておけよ?」
クーロン:「は、はい」 噛みしめる
[雑談] 3+4D待機
[雑談] 攻撃力振るの!?
[雑談] 言っただけですww 振ってほしいとは言ってない
[雑談] 振ってもいいけどこっち耐久7+2Dあるんで……
[雑談] そうね……
ロバート:「んじゃ行くぞ!」 拳を握りしめて手加減せず振り抜く
クーロン:「……っ!!」 ぶっとばされて倒れます
クーロン:「……ありがとうございます、兄貴」
ロバート:「盾役ってのは信念重要だが何より状況の把握と打算だ! 次は選択を間違えないようにな!」
クーロン:「押忍っ!!」
[雑談] ああ^~ いいっすねぇ
[雑談] なぐってもらいたいなら なぐれっていえばいいんだね
戦場の後始末・カナタ
カナタ・アレクセイ
[雑談] 空いていたら師匠と話したい
[雑談] じゃあいつでもタイミングがいいときにどうぞ
[雑談] 師匠ってどこにいるんだろ
[雑談] まあどこでも大丈夫 昼間なら外か宮殿内の練兵場あたりが
[雑談] 夜にしましょうか。飲み物とか、簡単なものをもって会いに行こうかと
[雑談] はーい
[雑談] 夜はお部屋です?
[雑談] ちょっと思ったけど、宮殿内の食堂あたりにしておくのが無難かな?
カナタは心のもやもやをアレクセイに質問すべく、歩を進める。
戦争という慣れない単語、そして、生き死にのやりとり。
慣れないその気持ちを、考え方を心にとめて、アレクセイの下へと向かう。
カナタ:「この辺に……いた。ししょ――アレクセイ隊長!」 手をぶんぶん降り、近づいてきます。
アレクセイ:「あまりうるさくするな。どうした」
カナタ:「ちょっと、相談事があって。時間が良ければ、聞いてもらってもいいですか?」
アレクセイ:「構わんが」
カナタ:「感謝っ! 正面失礼します! これ土産の飲みもんです!」 飲み物を渡します。一応お酒じゃない。
アレクセイ:「あ、ああ」 受け取る
[雑談] どういう系かな? 酒じゃないにしても
[雑談] 一応スパークリング系の飲み物ですねー 口当たりのいいやつ
カナタ:「いやー、よかったよかった。見つかって」 やたら明るいです。不安を笑い飛ばそうとしているようにも見えます。
アレクセイ:「どうした、いったい。珍しくこんなところまで来たと思ったら空元気か」
カナタ:「あはは……バレちゃいましたか。ちょっと、いろいろ考えてて」
アレクセイ:「ふむ。話してみろ」
カナタ:「はい」 :居住まいを正す
カナタ:「オレは、正直今まで戦ってきた相手が、モンスターばかりだったから。
なんというか、人間相手と戦って、いろいろ考えてたんです」
アレクセイ:「……」 黙って聞いている
カナタ:「師匠、オレ達が敵兵を救助したのは知っていますか」
アレクセイ:「いや、具体的に誰がどうしたという細かいところまでは聞いていない」
カナタ:「じゃあ。放っておけば死にそうな敵兵を、オレは死なせたくないという気持ちだけで助けました。
……敵なのに。でも、死んでほしくなくて。でも倒さなきゃいけなくて。
そう考えてたら、わけわかんなくなっちゃって。甘ちゃんって呼ばれても仕方ないけど、でも……」
言葉が出てこなくなってます
アレクセイ:「そうだな…… まず、敵とはいえ助けるのは間違ってはいない。相手が無力化され、あるいは投降したなら」
カナタ:「はい」
アレクセイ:「そして、戦争は敵をたくさん殺すのが目的でもない。戦争はあくまで政治的な道具だ。
よって、戦争の成果は、その政治的な目的をどれだけ達成できたかによる。殺したり殺されたりした数は関係ない」
カナタ:「……はい」
アレクセイ:「それでも、お前は、自分が『甘かった』と思うか?」
カナタ:「……オレは。……オレは……っ」 色々な人の言葉が頭をぐるぐるしていて、目を伏せて考え込みます。
アレクセイ:「戦いに身を投じる動機は人それぞれだ。もちろん、強い憎しみを抱いている者もいる。
でも、お前はそうではないだろう? そういう奴も必要だ。……特に、戦争が終わった後には」
カナタ:「……師匠。オレは、誰かを殺さなくていいんですか。
殺すことで誰かの家族を、悲しませたり、苦しませたりしなくていいんですか」 絞り出すように、声を出します
アレクセイ:「本来は、戦争は避けるべきだ。そのための努力は行われ、そしてうまくいかなかった。少なくとも今までは。
そうして一度戦いが始まれば、多くの禍根を残す。それは誰にとっても本意ではない。だから」 一度言葉を切って
「お前は、助けてやれ。他の誰かなら殺してしまうような者も。それでいい」
[雑談] 師匠ほんとすき……まじむり……なんなの……
アレクセイ:「それで、だ。正直に言おう。停戦が成立した今でも、我々とエレミア人の間にはまだわだかまりがある。
何らかの理由でエレミア人と交渉を持つ必要があるときも、それを嫌がるものは軍の中には多い。
そういう役割を、お前に持ってもらうことはできるか?」
[雑談] 半分忘れてたけど、これをカナタさんに伝えておきたかった
[雑談] 戦いの後をどう収めるかという点でカナタさんの役割は大きいかなとちょっと思ったので
[雑談] あとこの後への伏線にもなるので
[雑談] 役割がもらえる嬉しさよ……
カナタ:「……はい、任せてください。オレは……オレは、誰かと誰かの手を繋ぎたい」
すっとアレクセイの目を見据えて、カナタは言葉を紡ぎます。
「オレは……“カナタ”は、今持てる全力を持って、出来ることをやっていきます。
間違えることも、躓くことも、苦しむこともあると思いますが…… でも、絶対に。絶対に挫けません」
[雑談] もうここ10分ぐらい師匠すきしか言ってない
アレクセイ:「よし。……迷いは晴れたか?」
カナタ:「はい。ありがとうございます!」 先ほどまでの笑みとは少し違う、自然な笑い方をします。
「レジィのこともあるし。オレも、しっかりやらないと!」 ふんす、と気合を入れます。目が燃えている。
アレクセイ:「ああ。活躍を楽しみにしている」
カナタ:「はいっ! それじゃ、修行してきますっ!」
だん!と立ち上がってだっと駆けだします。目指すは秘密の特訓場!
アレクセイ:(せめて、お前くらいは憎しみに囚われずにいてほしい。
仲間の死を見過ぎた私には、おそらく無理であろうから)
[雑談] ああおつらいよおおお
[雑談] おつかれさまでした!
[雑談] ありがとうございましたー!
[雑談] 師匠、マジ師匠 ホント好き
[雑談] とりあえずこれで一通り止まったけど、あとはないかな? 自分はまだ付き合えますよ
[雑談] 必殺技部とかNPCで絡んでみたいw
[雑談] 本当はデクスさんと話したい気持ちもある 完全ギャグシーン
[雑談] 同じことを考えていましたね
[雑談] ひゃっはーーーー
[雑談] デクスは必殺技部に興味示していたので(なおあのテンションで話せるかどうかは不明)
[雑談] いろんな人を勧誘しています
[雑談] いまだにデクスさんがつかみきれてない
[雑談] 必殺技に興味はありませんかッ!
[雑談] ありませんか!!!
[雑談] ノーラはまちがいなく興味あるだろうなあw
[雑談] w
[雑談] ノーラさんもっとまともなものに興味持とうよ……
[雑談] レギーナもどっちかというと興味ある側だけど残念ながら今はいない
[雑談] あったんだ
[雑談] (結構呆れて見られてるかと思ってた)
[雑談] クロシドライトは間違いなくツッコミ役になる
[雑談] クロさんはなあ……
[雑談] やったねツッコミ役ゲットだぜ
[雑談] わーい
[雑談] ツッコんでくれるってことは引き込める
[雑談] ひきこめひきこめ!
[雑談] そのくらいかな 呼んだら来そうなのは