アイスマン

「アイスマンの力、思い知るです!」

【名前】 アイスマン
【読み方】 あいすまん
【分類】 ネットナビ
オペレーター 原作は氷川清次、アニメ版は氷川透
【属性】 水属性
【所属】 WWW
【登場作品】 『1』『トランスミッション』『P.o.N』『4.5』
【基本装備】 フリーズボム
【チップ】 アイスマン(チップ)
【関連チップ】 I.スラッシャーアクアパワー
【アニメ版のCV】 野田順子

【詳細】

水道局に勤める氷川清次が誕生日に家族から貰ったという水属性ネットナビ

水道局のマスコットキャラクターでもあるため見た目は子供だが、見かけからは想像もできないほど強力な力を持ち、広大な水道局のプログラムを一瞬で凍結させる程の冷気を操る。

『1』

息子の氷川透を人質に取られた父親の氷川清次の指示で、水道局のプログラムを凍結させた。
ロックマンとの戦闘後、息子が人質から解放されたことを聞いて自ら電脳空間を復旧させるが、アクアプログラムはすでにDr.ワイリーの手に渡ってしまっていた。

【使用技】

  • フリーズボム
使用作品:『1』『4.5』
アイスマンのメインウェポンで、着弾点から十字に氷柱が発生するボムを投げる。
ボムはロックマンめがけて投げつけられ、食らうと凍結状態にされてしまう。
凍結状態は何もしないと長時間動けなくなるため、十字キー連打などのレバガチャで早期に脱出しよう。
『4.5』では凍結はせず、氷柱の範囲は着弾マスとその上下1マスの3マス分となっている。

  • アイスキューブ
使用作品:『1』『4.5』
口から冷気を吐き出し、アイスキューブを生成させる技。これには2通りのパターンが存在する。
一つは相手エリアの最前列上段へと移動した後、上から順番にロックマンのエリア最前列に生成していくパターンで、これは防御に徹している。
基本的にはこの技で防御を固め、キューブの後ろからフリーズボムを投げつけるという行動を繰り返す。

もう一つはロックマンと同じ列の最前列へと移動した後、吹きかける音と同時にキューブの生成音がした場合で、こちらはアイスキューブを蹴り飛ばして攻撃してくる。
蹴り入れられたアイスキューブが破壊されなかった場合、ロックマンのエリア最後列に滞留したままになるが、ある程度の時間が経過すれば自壊する。

  • アイスマンキック
使用作品:『4.5』
作り出したアイスキューブをキックで滑らせる。
滑らせたアイスキューブは何かに当たらない限り、穴パネルの前か、フィールド左端で止まる。

  • ユキダルマ
使用作品:『4.5』
氷の息を目の前に吹きかけて雪だるまを生成する。
設置された雪だるまは破壊可能だが、破壊せず放置しておくと周囲1マスを巻き込んで水属性の爆発を起こす。

『トランスミッション』

ゼロウイルスの影響で暴走。
再び水道局の電脳世界を凍り付かせてしまう。

今作でアイスマンから入手できるI.スラッシャーは優秀なチップの一つである。

『P.o.N』

キャッシュによりデータが再現され、水道管理サーバーの電脳を凍りつかせるという事件を起こした。

『4.5 リアルオペレーション』

ゴールドトーナメント以上のトーナメントで戦うことがある。
一度トーナメントで倒すと、毎週水曜日にインターネット8でアイスマンV3と戦える。
ナビチップは無いが、代わりに倒すとアクアパワーを入手できる。

また、別売のバトルチップゲートとナビデータチップブースターに収録されたナビデータチップを用いることでオペレートすることが可能になる、隠しナビの1体。

しかめっ面だった『1』の頃から、穏やかな笑顔に変わっている。
『1』の頃は状況が状況だったので、これが本来の彼の顔なのだろう。


1日1回、プラグイン時にこおりのてがみのミニゲームを行うことで最大HPが増加する。
その他、インターネット上のランダムミステリーデータから、こおりのてがみなどを拾って最大HPの強化を行える。

バトルにおいて

最大HPは900で水属性、シールド装備と、基本スペックはアクアマンと同様。
あちらはパネル破壊を主軸とした水属性だが、こちらは氷パネルを生成することに長けている。

溜め撃ちのフリーズボムの範囲が縦3マスに減少した代わりに、着弾後の攻撃範囲内のパネルがアイスパネルに変わるようになった。
相手エリアを簡単にアイスパネルに出来るので、移動を妨害したり、電気属性のチップを常に2倍の威力で運用したり出来る。
アイスキューブの設置は出来ない。

しかし、フリーズボム穴パネルに着弾した場合に氷柱は出ず氷パネルも生成できない。
加えて、アクアマンと同じく最大HPが少ないことに加えて水属性を持っているので、相手に氷パネルを生成されて電気属性の攻撃を受けるとごっそりとHPを削られる。
自身が溜め撃ちで氷パネルを生成できることを利用し、ヒライシンを仕掛けることでカウンターを狙うのも手。
水属性のナビではあるが、氷パネルを生成できるのでマグボルト系スパークマン系などの電気属性で倍ダメージを狙いたい。サンダープラスの採用も十分あり。


【アニメ版】

無印

第6話「零下の熱闘!」にて初登場。
ゲームとほぼ同じ役回りだが、父親の氷川清次と息子の氷川透の立場が逆転しており、透のオペレートによって水道局の電脳を凍結させた。

グライドロックマンも一時凍結させるという原作以上の強さを見せる。
カラードマンに用済みとして始末されそうになるが、熱斗達と救助された清次の尽力により電脳が復旧。
それを受けてロックマンを凍結から解放し、カラードマンを退ける。

当初は二人の共同のナビとして使われていたが、のちに透専用のナビになった様子。
ゲーム版ではモブキャラの一人だった透の準レギュラー化に伴い、大幅に出番が増えた。

AXESS

第22話「バブルマンの友達大作戦」では、ダークロイドのバブルマンがロックマンのソウルユニゾンの力を真似るため、同じ水属性のアイスマンやアクアマンと友達になり、ソウルの共鳴を図ろうとしたが失敗。
しかしこの話を機に、アイスマン・アクアマンバブルマン水属性ナビ同士の関係が生まれた。

最終話「光とどく場所」では、仲間のロールガッツマン、グライドやサーチマン、アクアマン、ナンバーマンと共にリーガルタワーのサイバーワールドへ侵入、さらにシェードマンの敵討ちのため現れたバブルマンとも協力してエネルギーコアの破壊を試みた。

Stream

第14話「バブルGoGoGo!」にて、シェードマンがかつて探し求めた宝を入手したいバブルマンが、宝探しと銘打ってアイスマン・アクアマンと共に行動を開始し、サイバーワールドの下層で宝を見つける。
それを聞きつけたネオWWWマグネットマンと宝の奪い合いとなるが、ロックマンの助太刀もあって撃退に成功。
ちなみに発見した宝の正体はバグのかけらの結晶だったのだが、シェードマンが実際に探し求めていたものは、劇場版『光と闇の遺産』や本作終盤の重要なキーとなる未来型ネットワークシステム「スペクトル」を構成するプログラムの1つ「ワイリープログラム」だった可能性も。

BEAST

第9話「氷の心」にて主役を務める。
こちらの世界で建設されたグレイガ軍の基地を破壊して回るファルザー軍のゾアノフリーズマンが負傷し、傷を癒しているところでアイスマンと出会う。
ゾアノフリーズマンのナビエンブレムを見た時点で彼がゾアノロイドであることを理解した一方、傷ついた彼を放っておけなかったためにアイスマンは彼を匿う決断をする
その中でアイスマンの優しさに触れたゾアノフリーズマンは、戦争兵器でありながらもアイスマンとの友情に芽生えていく。
故郷であるビヨンダードとの通信を試みるため、アイスマンは命がけでゾアノロイドの通信装置を探し出すのだが、自軍の基地を破壊されたため氷タイプのナビを追い続けていたグレイガ軍のゾアノストーンマンと出会ってしまい、ロックマンにより撃退はされるがゾアノフリーズマンはアイスマンを守るためデリートされてしまった。
通信装置はゾアノフリーズマンの形見としてアイスマン・バブルマンアクアマンの秘密基地に保管されていたが、これは物語終盤で非常に重要な役割を担うことになる。


BEAST+

第20話「最強アイスマン」にて再度主役(?)となる。
所謂「ランクマッチ」ネットバトル機能を備えた「バトルチップスタジアム」がヒグレヤに設置され、熱斗達が上位ランクを目指すことに熱中している一方、透はスケートのレッスンで忙しいためにバトルに参加することができずにいた。
しかし、ランク上位には何故かアイスマンが君臨しており、スケートの帰りで偶然ランクマッチに参加した透とアイスマンの前に、なんともう1体のアイスマンが現れた。
謎の状況の中、もう1体のアイスマンをロックマンとアイスマンが連携で追い詰めるのだが、もう1体のアイスマンは属性を変えファイアマンへと姿を変える。
ファイアマンへと姿を変えたこの謎のナビはアクアビーストとなったロックマンに撃退され、このナビが後にキャッシュデータから生成された「ファントムナビ」ということが明らかとなり、事件を引き起こしていく。

ちなみに、ファントムナビのアイスマンを撃破後、彼のランクを引き継いで本物のアイスマンがランクマッチに挑んだのだが、全く勝利できずランクは凄まじい勢いで落ちていった。


アニメ余談

『BEAST』第9話「氷の心」以降では、お尻のアザのネタ要員になっている。
熱斗が知ってる時点で、なぜナビのお尻にアザを入れておいたのか謎だし、後の『BEAST+』では、よりによってロールの目の前でアクアマンにズボンを下ろされている。
(アニメの放送時間の都合でお尻の直接の描写は省かれており、このことから人間風のナビなら少なくとも素肌の設定はあると思われる。)

ロールが女子中学生くらいだとしたら、人間換算で幼稚園児ほどなトリルはともかく、小学1年生くらいと思われるアイスマンくらいからでは、小学1年生以上は混浴禁止みたいな感覚で恥ずかしがったのだろう。


元ネタは本家のロックマン1の同名ボス。

「防寒着をもこもこに着込んだ子供」という、本家と全く変わらないコンセプトのナビ。
細かい点は異なるものの、全体的な雰囲気は同じ。
エアーマンクイックマンなど、本家からのアレンジがほとんどないナビは他にも何人かいるものの、
頭身すら変わっていないのはアイスマンくらい。

【余談】

ロックマンエグゼの世界では『氷の技も水属性』ということで、アイスマンも確かに『水属性のナビ』である。
だが、水道局のマスコットキャラクターとしては、水に直接関係しているのではなく『』というところが少々引っかかる。

というのも、水に関する本家モチーフのキャラクター、というより8ボスならば、それこそ後に『4』に登場したロックマン8出典の『アクアマン』だったり、
あるいは、未登場のまま終えてしまったロックマン5の『ウェーブマン』など、候補はまだ他にもあったはず。

「シナリオボスは、エグゼオリジナルナビ以外は初代ロックマンの6体のボスを全て取り入れたかったからでは?」という納得しそうな答えも、
本家のロックマン1からはカットマンだけが次回作のエグゼ2まで登場せず、代わりにロックマン5のストーンマンが入っていることから、そういった縛りも無かったことがうかがえる。
カットマンの役割を考えれば、メトロラインの封鎖もプログラムの切断などで十分採用できそうにもかかわらず、わざわざストーンマンがいることで疑問がさらに深まる。

そういった点を踏まえると、いくつかの可能性がある。
  • 「初代の6ボスを全員採用するに至り、氷に関するギミックが最初期に出来たため、いの一番にアイスマンがそのまま採用された」
  • 「アイスマンよりも先にカットマンを採用していたが、順番として続くシナリオボスにアイスマンも採用するとなると小柄なボスが連続するため、どちらかを不採用にすることとなり、最終的にカットマンがストーンマンに変更された」
  • 「最初からストーンマン→ウェーブマンorアクアマン、あるいは水属性のオリジナルナビと続く構想で、アイスマンもカットマンと同じく不採用だったが、アクアマンでは本家ナンバリングとしてフライングしすぎ、ウェーブマンでは本家5モチーフが2連続になって贔屓気味になってしまい、水属性のオリジナルナビにはシャークマンが採用されていたため、やはり結果としてアイスマンが採用された」
といったところか。

設定面から考えれば、マスコットキャラクターであることの他にも、『稼働するパイプのオーバーヒートを冷却するため』の役割を果たしているのだろう。
そうでもなければ、水の通るパイプが多く存在する水道局の中で『凍結させる』というアイスマンの能力は、作中のような『プログラムの凍結』という支障をきたす力として、そのまま悪用されてしまうからである。

『水』に直接関係しない『氷』のアイスマンは、今日も水道局で健気に頑張っている。

また、別の余談となるが何気に布をデザインに取り入れるのはNG」という縛りがある中で、(元ネタのデザインもあるとは言え)防寒具という形でしっかりと「布」を身に付けているナビの一人である。*1
彼も別格ナビの一人なのかもしれない。

関連項目
「エグゼ1」シナリオボス
ファイアマンナンバーマンストーンマン→アイスマン→カラードマンエレキマンボンバーマンマジックマン

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  • アイスマン
最終更新:2023年12月03日 15:11

*1 アニメ独自の設定かもしれないが、シャドーマンやコールドマンの物と異なり本物の布に近い性質らしく脱着もできる。