横島忠夫

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横島忠夫 - (2020/03/09 (月) 21:28:11) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/03/09 (金) 03:37:43
更新日:2024/05/03 Fri 23:01:28NEW!
所要時間:約 6 分で読めます






かんにんやーー!!しかたなかったんやーーーーー!!


横島忠夫は、椎名高志の漫画GS美神 極楽大作戦!!の登場人物。
中の人は野菜王子西の高校生探偵でお馴染みの堀川りょう


【概要】

美神令子の色香に迷い、時給250円と言う薄給でこき使われる高校二年生。なお、後に時給255円に上がる。
役目は霊能グッズの荷物持ちで、モノノケの類に好かれやすい性質から囮などもさせられる。美神いわく「丁稚」。
大阪府出身。現在は東京都練馬区在住。

とにかく煩悩に忠実で、初対面の女性に抱きついたり覗き行為などを平然と行うスケベの鑑。ナンパにも勤しむが、例外を除けばほぼ確実に失敗する。
自身の欲求に忠実なのは煩悩に限った話ではなく、生命の危機に陥る度に「死ぬ前に~したかったー!!」と叫んだり、金に釣られてとんでもない事をしでかしたりする。
総じてギャグ色が強く、脇にいてこそ光る小物系キャラと言えるだろう。

ちなみに中の人は野菜王子などのシリアスキャラに疲れた頃に横島役のオファーが来たため、ノリノリで引き受けたと言われている。
特にアドリブの応酬では嬉々として放送禁止用語の連発まで行い豪快なNGを乱発したとか。
そのためか自身が演じた役でも愛着のあるキャラとして挙げる事もあるという。





追記・修正は煩悩まみれのスケベになってからお願いします。

























美神「だったはずなんだけどなあ……」
















実際の所、上で述べた事はGS美神全39巻の内1~9巻ぐらいの話である
アニメはこの辺りで終わっているので上記のイメージも根強いが……

ではこれ以後横島がどうなるのか、順を追って説明していこう。


一般人にもかかわらず様々な危機を乗り越え、横島には素質があると見出した小竜姫により、サポートアイテム『心眼』を与えられGS試験に臨む。
運に助けられる事も多かったが、最終的に霊力を収束させ攻防一体の武器とする技『サイキック・ソーサー』を修得し、試験にも見事合格する。
他にも精神状態に左右されるため非常に不安定であるが、煩悩を霊力に変換できるというトンデモ性能を持っている。
しかも、時間と余裕さえあれば覗きや妄想で霊力を蓄えたり回復できるという自家発電が可能。
ちなみに心眼は美神も欲しがる品だったが、GS試験で横島をかばって失われてしまった。その際心眼から自分を信じろと言われ、


自分を…信じる…!?

きれいごとぬかしてんじゃねーーーっ!!

この世に自分ほど信じられんものがほかにあるかあああっ!!


という名言を残している。
次に香港でのメドーサ一味との戦いの最中、扱いやすく安定した技『栄光の手(ハンズ・オブ・グローリー)』を修得する。
これ以後、いっぱしの戦力として積極的に戦闘に加わることとなる。ちなみにその戦い方は、


蝶のよーに舞い!!ゴキブリのよーに逃げる!!


…と見せかけてハチのよーに刺ーす!!


で、ゴキブリのよーに逃げーる!!


という美神譲りのトリッキーで卑怯な裏技を用いた戦術を主にしている。
それからも過去に跳んだりおキヌちゃんの過去を知ったりと色々な事に巻き込まれるが、何だかんだで活躍している。

その後、魔族との戦いが本格化した為に妙神山で修業を行い、作中最強と名高いチート能力文珠』を修得する。
さらに初登場以来何度も戦ってきたメドーサと決着をつける話では、小竜姫でもなく美神でもなくなんと横島が倒している。

そして来るべきアシュタロス編。
詳しい事はこちらの項目に書かれているので割愛するが、此処でとうとうラスボス的存在であるアシュタロスを倒すと言う空前絶後の快挙(暴挙?)を成し遂げてしまう。
ちなみにこの編で美神と1対1で戦い勝利している(この時横島は美神の事を戦闘用シミュレーターが作り出した幻だと思いこんでいた)。ただし、直前で寸止めしたために本人は引き分けだったと思っている。

その後、物語は終わりを迎えるが、完結後の読者の感想はみな同じだった。






この漫画の主人公って誰だっけ?



A.横島忠夫


【性格】

基本ギャグパート等で描写される性格は上の通り。
しかし、本来は情にほだされ易い優しい心根の持ち主(作中では長所としても短所としても描写されている)。
変態でない紳士な面もあり、女食人鬼(グーラー)が消滅しかけた時は敵を倒すより助ける事を優先するなど、余計なフラグを立ててお仕置きを喰らった。
また何だかんだで見境が無いわけではなく、スケベ行為をする相手は選んでいるので、立ち居振る舞いは女性によって変わる。
頑なに自分の事を「モテない奴」と言っているが思い込みの節が強く、彼の本質を理解している者からは(男女、人間・人外問わず)大なり小なり好意を持たれている。しかも異性の場合はかなり可愛い子や美人のことが多く、意外とリア充である。
子供の面倒見も良く、後述の特技と相まって世話をした子供には大抵なつかれている。
思春期を経る前の小学生時代は多くの同級生から好かれていたらしく、初恋の子とは両思いだった(前述の思い込みで気付かなかったが)。
いざとなれば簡単に手の平を返される非常に薄っぺらい関係か、途中で逃げ出しても心からは失望されないほどの絆を持った仲間の2パターンしかいない。


【才能】

作中ではやたらと無能呼ばわりされている*1が、実際は霊能力以外にも様々な技能を作中で披露している。
上記の通り「人に使われる側」としてはイマイチだが「人を使う側」としてはかなり優秀。
美神が一時的に抜けた際は、知り合いのGSを集めて事務所を黒字経営にしたこともある。
ちなみに、父親は裏工作でナルニアに飛ばされたが、現地で利益をあげ後々日本社の重役に復帰予定のエリートサラリーマン。
母親は『村枝の紅ユリ』と称される程のバリバリのキャリアウーマンだった。彼の商才は両親から受け継いだと思われる。
なお、美神はこの両親のエピソードを聞いて、ある種の危機感を覚える羽目になった。
小学校時代にミニ四駆のジャパンカップを連覇したり、UFOキャッチャーを一人で空にする等、遊戯関係には結構強い。
ちなみに前世は陰陽師で、美神・西条とも浅からぬ因縁があり、かなりの割合で様々な事件の原因の一端となる(悪い意味ではない)。

●霊能力

霊力を安定して発揮できる冥子を除く他メンバーに対し、ムラっけが激しい横島は霊力自体はかなり不安定。
だが欲望が昂れば高い潜在能力を発揮し、更に自前のタフさと根性が合わさった時には凄まじい爆発力を生む。
能力面では「霊力の物質化」に特化しており、大火力をダイレクトに生み出せないが幅広い汎用性の高さが売り。
しかも霊具の調達には高性能・大火力なモノならば数百万~数十億はザラにかかるなど高額な費用が基本なので、
『GS美神』の世界において自分の霊力だけを材料に霊具を自在に生み出せる横島の能力は財政的にも非常に有用である。
特に後述の「文珠」に関しては作中随一のバランスブレイカーと言っても過言ではない。


  • サイキック・ソーサー
記念すべき横島の必殺技第1号。フルネームは「スペシャル・ファイアー・サンダー・ヨコシマ・サイキック・ソーサー」。
掌に霊力を集中させて六角形の盾を作る。
耐久力に優れるが、霊力コントロールを掌の一点に集めすぎているため、そこ以外の肉体は霊的にも物理的にも無防備となる欠点を抱える。
攻撃にも転用可能で、攻撃時にはフリスビーのような形状に変化させて投擲する。エミ曰く「威力ならちょっとしたもん」。

  • 栄光の手(ハンズ・オブ・グローリー)
手に集中させた霊力を籠手のような物質に具現化させる能力。文珠を使う前では横島の代名詞と言ってもいい技。
劇中では主に刀剣のような形状にして扱っているが、元は霊力の塊であるため形状は応用が利き、マジックハンドの様に伸ばしたりサイズを巨大化させることも可能。

  • サイキック猫だまし
「栄光の手」の応用技。
両手に「栄光の手」を作った後霊力を集中させてから相手の眼の前で手を叩き、閃光を発生させる技。
文字通り霊力を使った単なる猫だまし。攻撃力はないが相手の不意を突いて怯ませるのに役立つ。
なお、専ら放つ相手は敵ではなく味方である。

横島がチートとなった最大の能力で、霊力をビー玉程度の大きさに凝縮することで完成する霊具。
能力は「漢字一文字をイメージしてその文字に則した様々な効果を起こす」という非常にシンプルなものだが、
この能力の最も凶悪な点はずば抜けた汎用性と応用力にあり、具現化できればあらゆる事に使えるある種の万能アイテム。
一度作れば文珠は意識下にストックできる他、念を込めて漢字が書かれた後でもその文殊を使用しなければ後から別の文字を上書きする事も可能。
更に一度作り出せば後は横島以外にも使用できる上に、複数の文珠を同時使用することで効果により指向性を与えたうえで性能を強化できる。
ただし、発動する効果は漢字のイマジネーションも関係するため、必ずしも使い手の意図に沿うものではないという欠点を抱える。
詳しくは個別項目を参照。

余談だが文珠以外は横島が命名したものである。



なお、ここまで散々強いことを書いたが、横島自身は過度にシリアスキャラになると著しく霊力が低下し、一転して役立たずに成り下がるというのが実情である。













と美神はアシュタロス編で上述の事を言っているが、ぶっちゃけ作中で横島が活躍する場面はシリアスモードの時もたくさんある。



【余談】

原作28巻で、作中の時間軸から10年後より未来の横島がやって来る。
その未来ではなんと美神と結婚しており、ちゃんと横島の事が好きと断言している。彼自身もGSとして大成している事が明らかになっている。
しかし、本人に言わせれば「それでも今までの苦労の分の元を取れたかは微妙」らしい。さもありなん。
未来の横島は14個の文珠を同時に制御して時間跳躍して来たので、元々コンプレックスの塊である横島は相手が未来の自分だとは信用できなかった。
なお、この未来はあくまで可能性の一つ(パラレルワールド)であり、劇中の彼らがこうなるとは必ずしも決まっていない。
ちなみに、この未来の横島はおキヌちゃんと決して目を合わせようとしない



追記…修正…!?きれいごとぬかしてんじゃねーっ!!この世にアニヲタWiki(仮)ほど信じられんものがほかにあるかあああっ!!

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