近藤剣司

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近藤剣司 - (2015/12/26 (土) 19:24:49) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/05/06(日) 02:18:05
更新日:2024/04/14 Sun 05:50:02
所要時間:約 5 分で読めます




「そりゃ、仲間だからな。置いてって欲しけりゃ、そう言えよ。」


蒼穹のファフナー』シリーズの登場人物。






※この項目はネタバレを含みます。



■人物像
自称イケメンのナンパな少年。同い年の要咲良に惚れている。
「父親のように強い男」が趣味の咲良に振り向いてもらうために、真壁一騎に度々決闘を挑んでは撃退されている。
周りから認知されていないが、実は生徒会長である(おそらく、RIGHT OF LEFTの将陵僚の後任)。

ファフナーパイロット候補生に選ばれた際は、恐怖心を押し殺して咲良のそばにいるためにその任をうける。

天才症候群によって「直観的回答力」に優れる。
わかりやすく言うなら、カンが鋭いということ。ニュータイプとは少し違う。
言うなればどんな小難しい数式も「最終的な答え」は一瞬で導き出せるが、「そこに至るまでの途中式」が全く分からないというもの。
劇中で、その才能は遺憾なく発揮される。
直観的に相手の弱点を狙ってしまうなど、劇中においては難敵を打破する切っ掛けとなる。

ファフナー搭乗時は、変性意識により臆病になる。
恐怖を押し殺して戦いに参加しているが故の変性意識なのかもしれない。

??『(殺し屋のプロとしての条件は)10%の才能と20%の努力、そして30%の臆病さ…残る40%は"運"だろうな…』


■本編中の活躍
蒼穹のファフナー
咲良や小楯衛らと共に、パイロット候補生となる。
一騎が島から離れた後、衛…もといゴウバインと咲良と共に初陣を迎える。
三人の親友による絶妙なコンビネーションにより、フェストゥムを圧倒する。

一騎の帰参や、日野道生カノン・メンフィスの帰属を経て竜宮島の戦力が充実してもなお、前線で戦う。
パイロット同士の仲も深まり、咲良との仲も進展する。リア充爆発しろ!

しかしそんな中、漸く想いが通じ合った咲良が同化現象によって倒れてしまう。当然、剣司は取り乱す。
追い打ちをかけるように、親友小楯衛が無残な姿で戦死したのを目の当たりにしてしまう。
剣司は、戦闘を激しく恐れて、戦闘に参加するのを拒んでしまう。まだ中学生(14歳)である。無理はないだろう。
戦闘から逃げ出す剣司に対し、母・近藤彩乃は優しく言葉をかけるのだった。

しかし、剣司の不幸は終わらなかった。
イドゥンの駆るマークニヒトが襲来する。
剣司がおびえて戦闘に出られない中、衛が命と引き換えに仕留めたはずのスカラベR型種の根が竜宮島を襲う。
剣司の母・彩乃はギリギリまで一騎に指示を与えたことと引き換えに根に押しつぶされて死んでしまう。

「自分が戦わなかったからだ」と自己嫌悪に陥いり、追い込まれていく剣司。
しかし、澄美(咲良の母)やカノンとの対話を経て立ち直ろうとする。(このくだりはドラマCD:GONE ARRIVEにて補完されている)
咲良が倒れて以来、久々に一騎に決闘を申し込む。
そして、(ハンデを負っているとはいえ)一騎から初めて一本とることができたのだった。

剣司「一騎…俺も、衛みたいに、強くなれるかな…?
一騎「ああ…なれる

その後、蒼穹作戦に参加する。
作戦中、皆城総士による「消耗戦」によって、一騎たちと分断されてしまう。
分断された先で、剣司はイドゥンの駆るマークニヒトと出会い、戦闘となる。
·····この時突進して来るニヒトを見て「あ、剣司オワタ\(^o^)/」と思った人、先生怒らないから出てきなさい。
そして戦闘の最中、無敵であったマークニヒトに、一撃を与える。これが、竜宮島サイドの勝機となった。
(総士がフェストゥムに教えようとした「存在することの痛み」を、剣司の一撃がイドゥンに理解させたためである。)

見事、蒼穹作戦を完遂、帰島したのだった。



竜宮島のファフナーパイロットの中でも、先輩格として成長した姿が見られる。
総士がいないため、戦闘指揮は彼が担っているようだ。

また、衛や千沙都(衛の母)がTVアニメ本編で死亡したため、小楯家が運営する銭湯「竜宮城」で手伝いをしている。
さらに、同化現象の後遺症で車椅子生活を余儀なくされている咲良の介護もしている。剣司働きすぎである。
咲良との仲もTV版から一層進展しているようだ。

引き続き学校の生徒会長も務めているが上記のように多忙な為、議事は副会長のカノンに一任している模様。

戦闘では自身の変性意識を抑え込み、仲間を失わまいと懸命に戦う。
特に里奈が窮地に陥ってからの彼の姿は非常にカッコいい。

第二次蒼穹作戦では、咲良、西尾姉弟と共に敵の本拠地へと向かう。

HAE内では映像による直接的な描写はないが、EXODUSのPVにて咲良に連れ添っていた事から生存していたことが確定した。


ファフナーパイロットとしては既に引退。同化現象の治療を受ける咲良の近くにいたからか医療の道を志し、今では遠見千鶴の後継者と言うべき存在に。
相変わらず咲良との仲も良好である。

平時は学校の養護教諭を勤め、パイロットのメディカルチェックもこなしている。
また、パイロット時にファフナー部隊を指揮していた経験から、総士の不在時にはジークフリードシステムの第二指揮者としてシステムを駆る。
というのも剣司の天才症候群「直観的回答力」が総士・彗の情報並列処理ほどではないにせよ、残留組の中でシステムに適任であったためというのもある。
彗は唯一の飛行型であるゼクス改アマテラスのパイロットである為、寧ろ剣司しか搭乗出来ないというのもあるかも知れないが。
尤もパイロット(特に彗)にちゃんと指示を聞いてもらえなかったり痛みのフィードバックに気絶してしまったりと、総士ほど上手く扱えていない様であるが。
また肉体的な痛みのフィードバックに関しても、フィードバックに涙目になる・医務室のベッドに氷嚢片手に突っ伏すなどやや打たれ弱い面が見られる。

なお、彗が剣司に反発したのは彗→里奈→剣司⇔咲良という人間関係と、彗自身の変性意識が原因と思われる。
上述の気絶の件に関しても、戦闘開始から気絶までの短時間の間に
1.ボディーブロー 2.片足損壊 3.全身を満遍なく焼かれる
4.左腕切断 5.全身強打 6.ボディーブロー複数回
7.右半身圧潰,複数箇所の内蔵破裂,右足複雑骨折,子宮へのボディーブロー直撃
という壮絶な痛みが雪崩れ込んできたせいもあり、これだけの痛みを味わっても短時間の気絶で済むあたり剣司も十分おかしい。

第三次蒼穹作戦時には、咲良の反対を押し切ってパイロットに復帰。マークアハトにジークフリードシステムとスレイプニールシステムを搭載し、同時起動しつつ戦場を駆けずり回る荒業を行使している。
「電池切れ」と皮肉混じりに嘯いている咲良とは違い、彼は本当に「電池切れ」であり1期時点で搭乗可能時間が20時間を切っているので生命に関わる危険行為である。
発現したSDPは『薬』。対象の痛みや同化を自身に移して肩代わりする。新たな同化現象は『感覚鈍麻』。



■搭乗機
ノートゥングモデルマークアハト
中距離支援型の第8番機。
主武装は、ガルム44(銃)、ルガーランス、メデューサ(大型ビーム砲)。蒼穹作戦では小型イージスを搭載した。



■関連人物

  • 近藤彩乃
剣司の母。フェストゥムによって日本人の受胎能力が奪われた時、海外にいたためその難を逃れた。
そのため、剣司は竜宮島の子供たちの中で唯一自然受胎で生まれている(僚も自然分娩の可能性あり)。
竜宮島を運営する「アーカディアン・プロジェクト」の創始者のひとりであり、生化学の権威。
竜宮島そのものや、ノートゥングモデルを開発したのは彼女である。
言動が軽い剣司を「馬鹿息子」となじるものの、息子を愛する良い母親。
だが、咲良の昏睡・衛の死と続き、一騎にギリギリまで指示を出した事でマークニヒトの襲撃により成長した「根」に潰されて死亡してしまい、立て続けに不幸に見舞われることに…

  • 小楯衛
剣司を本当に理解してくれる親友。
彼の勇敢で、かつ無残な死にざまは、剣司に大きな影響を与える。
剣司にとって最悪だったのは、ワームスフィアでひしゃげたコックピットブロックが身動きの取れない彼の目の前に落ちたことだろう。

  • 要咲良
思い人であり、親友。普段は「姉御」と呼んでつき従っている。
TVアニメ中盤以降、剣司といい感じになる。
21話のラストにて同化現象に倒れるが、ミョルニアのもたらした治療法によって快復。
劇場版では車椅子ながらも元気な姿で剣司とイチャついている

  • 真壁一騎
(一方的な申し込みだが)決闘を度々している。
ただし関係は険悪ではなく、孤立しがちな一騎をむしろ孤独から救っているともいえる。
ファフナーでの戦闘を通して、友情を深める。



スーパーロボット大戦UX
自軍パイロットの中では唯一性格が「弱気」だが、劇場版設定の第三部からは「強気」になる上に、貴重な精神コマンド「激励」を覚える。
ただしマークアハトの武装にルガーランスとレールガンがなくなるのが欠点。
第二部中盤では原作同様、咲良が同化したことにより一旦離脱する。ニヒト強襲時には彩乃を喪い、塞ぎ込むが、
衛の死を聞かされたことをきっかけに自軍に復帰する。


追記・修正は、ババァ声な美人の彼女がいて生徒会長を務めるリア充で、熟練パイロットな人にお願いします。

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