シーザー・A・ツェペリ(ジョジョの奇妙な冒険)

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シーザー・A・ツェペリ(ジョジョの奇妙な冒険) - (2018/11/17 (土) 01:40:38) の編集履歴(バックアップ)


登録日: 2011/11/18(金) 17:21:55
更新日:2024/04/13 Sat 12:49:06
所要時間:約 10 分で読めます




「喰らってイナカへ帰りな!ジョースターッ!」








CV.佐藤拓也(TVアニメ)





第一部の主人公ジョナサン・ジョースターの師匠、ウィル・A・ツェペリの実の孫。
そのためスピードワゴンとは旧知。
年齢は作中20歳。

性格はキザでジョセフ曰くスケコマシ。ガールフレンドがいっぱいいるらしい。
また、いい加減な性格の人間を嫌い、ジョセフとは祖父の件もあって仲は険悪だった。
一方、メッシーナ曰く「一度惚れ込むと女以上」という友人想いの一面もある。
策謀を得意とするジョセフに比べるとやや直情的で激情家。
師匠はストレイツォの後を継いだ波紋の継承者リサリサ
リサリサに対しては「師匠」としての尊敬の気持ちを強く持っており、他の女性のように絡みはせず、弟子として真面目な口調で接する。

口癖は「マンマミヤ〜」らしいがあんまり言ってない。
初登場時に持ってた、スピードワゴンから譲り受けたと思われる祖父の帽子は何故か以後登場してない。
あと、学歴は現在学生・前科無し。前科無しです。


ナチス軍人のマルクとは親友で、父・マリオがローマでナチスに先んじて「柱の男達」を発見していたこともあってか、
そのツテからかシュトロハイムとも接点があった模様。

サンタナ戦後、シュトロハイムの遺言によりローマに向かったジョセフ・スピードワゴンと接触。
ジョセフの波紋能力を「ガッカリしたよ!」と評し、更に祖父が死んだ原因はジョナサンだと誤解していた為、喧嘩に発展。
必殺技「シャボン・ランチャー」と波紋で女性を操りジョセフを翻弄するが、彼の機転で鳩をぶち込まれその場は引き分けに終わる。


その後、共にローマの地下遺跡に向かうが「柱の男」が既に覚醒しており、その際にマルクが半分こ軍人化。
波紋で苦痛の無いように心臓を止め、最期を看取る。







「マルクは…ただの若者だった…普通の人々と同じに…家族を愛し、恋人を愛し、国を愛する、仕事に一生懸命のただの青年だった…」
「ただの若者だったッ!ジョジョォォォォ!お前は引っ込んでろォー!俺が片をつけるッ!!」





こうしてワムウと対戦し、シャボンランチャーで小指一本にダメージを与える。
しかし、「戦闘の天才」であり2000年前から波紋使いとの戦いを熟知していたワムウに全てシャボン玉を打ち消され、
更にその際に発生した真空波で負傷してしまう。




「友人が殺されたのだッ!目の一つくらいでへこたれるかッ!!」





この台詞を笑われた挙句(2000年前の波紋使い達も似たような台詞を良く吐いていた為)、弱点の喉を突かれ、一方的に再戦の口約を突きつけられる。

しかし、同じくマルクの死に激昂していたジョセフがワムウを翻弄し、ワムウにまともなダメージを初めて与える。

これによってプライドが傷ついたワムウはシーザー・スピードワゴンを殺害しようとするが、
瀕死のジョセフが卑怯者を装うことによって九死に一生を得る。

こうしてシーザーはジョセフの「彼なりに運命に立ち向かう性格」を認め、無二の親友となる切欠となる。



その後、ヴェネチアのリサリサの元で再度修行。
かつての修行では一度も挑んだことがないという「地獄昇柱」に挑戦させられる。

ジョセフのミスによって油のメスが柱から放たれるが、二種類の波紋を利用して登頂成功。
ジョセフは油のメスを滑ることによって登頂に成功するが、最後の最後で落ちそうになった彼に手を貸している。

その後更に荒っぽい修行を重ね続け、最終試練では師範代メッシーナを撃破。文句なしの合格を得る。

最も、本人にとっては最終試練は過程に過ぎなかった様で、ロギンスとの最終試練を行うジョセフの方を気にしていた。
まぁロギンスどころかエシディシと遭遇してたのでそれどころじゃなかったが。

また、「地獄昇柱」で行った2種の波紋コントロールをジョセフと共に利用することによって、スージーQに取り付いたエシディシを撃破した。

その後、エシディシによってサンモリッツに送られたエイジャの赤石をジョセフ・リサリサ・メッシーナと共に追走。


カーズ様・ワムウの根城となっている廃ホテルの強行突入を提案するが、ジョセフと意見が分かれ激突。
この時互いの祖父の話を引き合いに出したがジョセフは「じじいがどうしたっていうんだ!くだらねーぜ!」と言われ、
激怒して単身で向かってしまう。



ここで初めてシーザーの過去がリサリサによって明かされる。
実は父マリオは「石仮面」と「柱の男」の謎を追って彼が幼少の頃に何も告げずに蒸発しており、
生活の蓄えも母方の親族に騙し取られてしまう。

この事から父が「いい女でも作っていい気に暮らしてるんだろ!」と誤解してしまい、
弟たちとも離れ離れになり、福利厚生がまだ未熟だった孤児院に入れられたこともあって性格が大いに荒れてしまう。

孤児院脱走後、ローマの貧民街で大人のチンピラヤクザが恐れる程の「ヤケっぱちの獰猛さで命知らずのワル」と化した。
この頃には盗み・強盗・喧嘩に明け暮れ、やってない犯罪は殺人のみだったとか。

そして父を発見して後を追い、殺害するつもりだったが「柱の男」の遺跡に踏み込み、
罠にかかりかけたところを息子とは気付かなかったがマリオが身を挺して救い、自分の恨みが全て誤解だったことに気付く。
以後はマリオの遺言に従いリサリサに接触。師事を受ける。

そして廃ホテルでワムウと再戦。(ちなみに止めに入るはずだったメッシーナは瞬殺されました)
シャボンカッター・シャボンレンズをフルに駆使して後一歩の所まで押すが、一瞬の隙を突かれ「神砂嵐」が直撃してしまう。
なお、この戦いはワムウですら「風の使えぬカーズ様なら自分以上のダメージを負っていた」と言うほどの激戦だった。
これにより致命傷を負うが、最期の意地でジョセフの解毒剤となるピアスを奪い、







「父さんはこの俺を自分の息子と知らなくても自分の命を犠牲にして救ってくれた…」
「爺さんもJOJOの祖父ジョナサンの為に波紋の力を与えて死んでいったというぜ…」
「こ、こんなこと人間でねえ貴様なんかに喋ってもわからねーだろうがなァ」
「だから、オレだってなんかしなくっちゃあな…カッコ悪くてあの世に行けねーぜ……」

俺が最期に見せるのは代々受け継いだ未来に託すツェペリ魂だ!

人間の魂だ!




そして、自らのバンダナにワムウのピアスを巻き付けた後、「神砂嵐」によって崩壊した十字架状の瓦礫が降り─―




JOJOー!俺の最期の波紋だぜー!受け取ってくれーッ!!




─―シーザーは下敷きとなる。
(なお、瓦礫の下敷きになる直前に絶命している)

彼が最期の力を振り絞って波紋で作った「鮮赤のシャボン」はワムウから敬意を表されてジョセフ達に譲られる。

そのシャボン玉を受け取ったジョセフはシーザーの死を察し、リサリサも冷徹を装うが動揺を隠し切れず、
ついに瓦礫の下敷きになったシーザーを発見。

ジョセフは絶叫し、リサリサさえも泣き崩れた。




『その身尽きてもその魂は死なず…シーザー・ツェペリ二十歳、ここに眠る』




そして、彼の死はジョセフに新たな決意を与え、ワムウとの戦いで勝利を手にすることになる。



なお、シーザーには弟が何人かいる為、ツェペリ家の血統は途絶えていない。
(あと、ガールフレンドの一人が…なんて事もあるかも)

ツェペリ家自体は「ジョジョ」の物語上からはフェードアウトしてしまったが、
その誇り高き血統は、ジョースター家同様永遠に受け継がれていくことだろう…。


●能力・技
波紋の強さ・資質自体はジョセフとほぼ同等。
しかし彼の方が、コントロール能力に長ける。祖父同様座ったままジャンプも可能。
なお、いつでもシャボン玉を作れるように、彼の衣服には石鹸水が仕込まれているとのこと。

  • シャボンランチャー
シャボン玉に波紋を込めて放つ。
着弾時に相手を包み込んで身動きできなくする巨大なシャボン玉を生成出来る。
かつて似たような技を使う波紋使いが居たらしく、ワムウ戦であっさり破られた。

  • シャボンカッター
祖父の波紋カッターを応用したシャボンランチャーの発展技。シャボン玉を円盤状に放ち、高速回転カッターとして使用する。
ワムウ再戦時には風のプロテクターを逆手にとって大ダメージを与えた。

  • シャボンレンズ
シャボンカッターを滞空させ、レンズとする技。
これによって太陽光の軌道を自由に制御でき、太陽光が差し込む場所ならば直接浴びせることが可能。







●その他
  • 単行本4巻
有名な逸話だが単行本4巻の後書きは彼が原因。
本誌掲載時に祖父が「妻子は居なかった」と明言していたが後にシーザーが登場したため、矛盾が生じた。
(一応、隠し子がいたという事でもつじつまは合うが…)
単行本以降では「若い頃結婚していたが石仮面の為に妻子を捨てた」と修正されている。

  • 格ゲージョジョ
若ジョセフの超必殺技「忘れぬ想い」は彼との思い出が画面一杯に表示される。
発動時の台詞「シーザーッ!!」と決め台詞「今も我が心に…」は画面効果も相まって感慨深い演出。

ジャイロ・ツェペリの本名「ユリウス・カエサル・ツェペリ」のカエサルは英語読みでシーザー。つまり彼の名前になる。









「おいジョジョ…なんだ?これは、ちゃんと追記・修正しないか」

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