リサリサ(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日:2012/09/21(金) 13:08:48
更新日:2022/03/21 Mon 23:29:18
所要時間:約 11 分で読めます




リサリサとはジョジョの奇妙な冒険第2部『戦闘潮流』の登場人物。
名前の由来はポップユニット『リサリサ&カルト・ジャム』のヴォーカリスト、リサリサから。



【人物】

イタリアはヴェネツィアの離れ小島『エア・サプレイーナ島』に暮らす謎の女性。
超一流の波紋戦士であり、シーザー・A・ツェペリの波紋の師にあたる。

古代ローマ時代より受け継がれし、奇跡の完全結晶『スーパー・エイジャ』の所有者でもあり、
(ただし、赤石が受け継がれた真の意味については勘付いていなかった模様)
現代に目覚めた『柱の男』達の正体=闇の一族についての知識を有する数少ない人物。

ローマ・コロッセオ地下遺跡でのワムウとの戦いで、波紋使いとしての未熟さから遅れをとり惨敗。
彼とエシディシ『死の結婚指輪』を埋め込まれたことで余命1ヵ月となってしまったジョセフを期限内に一人前の波紋戦士に鍛え上げる為、
さらなる高みを目指すシーザー共々『波紋の先生』として厳しい試練を課す。

外見は20代後半くらいの妙齢の美女で、身長175cmと背が高くスタイルも抜群。
長い黒髪をかき上げるクセがあり、外出時はサングラスを愛用する。因みに喫煙者。


優雅な佇まいの中に先進的自立の気風を感じさせる魅力的な女性だが、波紋戦士の師としては非常にクールでシビアな思考の持ち主。

ジョセフの修行に協力する際にも、柱の男と戦う戦士が必要だから手を貸すのであって彼本人の命運については知らないと釘を刺し、
自分の下に来るなりいきなり死の危険がある試練を課し、「これは脅しで本気ではなく、後から助けてくれるのだろう」と発言したジョセフに対して、
無言のまま凍えた『養豚場のブタでも見るような目』を向け、恐れさせている。

ただ、完全に面白みの無い堅物というわけでもなく、
初登場時にはヴェネツィア名産の舞踏仮面を被った船頭に変装してカタコトで喋りながらジョジョをオールで殴り倒したり
赤石の効果を見せる為にジョジョのいる方に向かって太陽にかざした赤石のビームを発射したりと、
けっこうお茶目(天然かもしれないが)な一面もある。メイドのスージーQにもそのぽややんぶりに呆れつつも割りとフランクに接しているようだ。
イジワル好きなところは息子に、笑いのツボが完全にドSなのはひ孫にバッチリ受け継がれている。

また、どんな時でも小細工やハッタリを忘れないジョセフのやり方に「なんて抜け目のない…」と目を丸くしたり、
シーザーが誇り高い戦死を遂げた時には冷静さを失うまいとしながらも抑えきれず、彼の最期の遺志に触れて涙を流したりと、
冷静沈着な振る舞いの中にも温かみや情を感じさせるものがあり、ただ厳しいだけの女性ではないことが伺える。


【技】

マフラーを相手に巻きつけて波紋を流す(シルク)の舞』
逆に波紋を流して硬質化したマフラーを直立させ足場にする蛇首立帯(スネック・マフラー)等、
柔と剛を兼ね備えた波紋の伝導率の高い素材のマフラーを武器に戦う。

なお、このマフラーはストレイツォの装備していたものと同じ、サティポロジァ・ビートル由来の品らしい。

その戦法は身体の柔軟性を活かし、相手の攻撃を流れるように受け流しつつ、気付く暇も与えず波紋を流し込み破壊するという華麗なもの。
また、技量を別にしても純粋な波紋パワーは軽くジョジョの3倍。石仮面の吸血鬼やゾンビ程度ではまるで相手にならない。

原作では、幾多の波紋戦士と闘い生き残ってきたワムウをして「波紋戦士として超一流と見た」と言わしめているし、
ゲーム:アイズオブヘブンでは、ジョナサンを始めとした波紋戦士からその技量に余さず感嘆の声をもらい、柱の男達からは手放しで“間違いなく最強の波紋戦士”という、惜しみのない賞賛を得ている。


【背景】

本名エリザベス・ジョースター

第1部ラストにてジョナサンの手で爆破された客船から彼の妻エリナによって救助された赤ん坊であり、
ジョセフ・ジョースターの実の母である

その後、チベット波紋法の総帥となったストレイツォを親代わりに育ち、彼から波紋を学んだ。
青春時代にジョナサンとエリナの息子ジョージⅡ世と出会い恋に落ちる。2人は程なく結婚しジョセフを授かった。
しかし英国空軍の軍人だったジョージは、指令官の不審な動向を秘密裏に探るも勘付かれ、事故に見せかけて殺されてしまう。
ジョージは腕の良いパイロットであり、かつ波紋の素質は充分あったのだが、修行をしていなかったために人智を超えた力に抵抗する術が無かった。

実は司令官の正体は、ディオ・ブランドーが作ったゾンビの生き残りであり、一切の痕跡を消して社会に溶け込み悪事を重ねていたのだ。
ゾンビになると大抵知恵も理性も低下するものだが、この司令官ゾンビは恐ろしく狡猾な、稀に見る個体であったらしい。
  • 仲間を増やさない(「犯罪は人間関係からアシがつく」 by空条承太郎)
  • 人間を喰う時は、証拠が残らない様に骨や髪の毛まで全て喰う
  • 「(ゾンビ特有の傷や顔、臭いを誤魔化すため)戦争による(名誉の)負傷」と偽って普段は車椅子に座り、太陽の下に決して出なかった
これらのことを数十年に渡って実行していたようで、なるほど確かに、ゾンビ離れした頭の良さを持っていたことが伺える。

この真相を知ったリサリサは復讐鬼と化し、苦も無く仇を討ち取るが、
冷静さを欠いていた故に現場を第三者に目撃され、大罪人として英国を追われることに。

そしてスピードワゴン財団の手引きで国外に脱出した彼女は、イタリアに渡り過去を捨てて生きていくのだった。

この真実を知るのはスピードワゴンほかごくわずかな人間のみ。
シーザーは知らずに逝き、ジョジョもリサリサ本人から打ち明けられたのは戦いが終わった後のことだった。

なお、実の息子であるジョセフに対しても上述の「養豚場の豚でも見るような」冷たい目を向けたり、
波紋戦士の師として容赦のない指導をしたりと厳しく接していたが、母親としての愛情はあるようで、
カーズに敗北して意識を失う直前に息子へ思いを馳せたり、彼が奇跡の生還を果たした際には涙を流したりしている。


※ここまでの話で気付いたとは思うが、第2部開始時点での彼女の実年齢はなんと50歳
年増ネタは鉄板で、本編でもジョセフにガッツリBBA呼ばわりされているのでファンも不快には思わないだろう。
今やすっかりベタになった感のある、『おめーいったい歳いくつなんだぁー!?』系ネタのはしりとなっている。


【劇中の活躍】

ジョジョの中でも屈指の主役偏重構成の2部の登場人物には大抵いえることだが、実力の評価とは裏腹に戦闘では不遇な扱いが目立つ。

ジョセフには初対面の時点から呼吸法矯正マスクを装着しての地獄昇柱を課し、大いに恨まれる。
しかし、試練達成後目覚しい効果を目の当たりにしたジョセフが速攻で手のひらを返したことで改めて師弟関係に。

最終試練の日、島内にエシディシの侵入を許しロギンズの生命と赤石を奪われてしまうが、
波紋の催眠術でエシディシに操られていたスージーQの記憶から赤石はスイスに郵送されたと突き止め、
ジョセフ・シーザー・メッシーナと共に『必要とあらば法すら破り、仲間や自分の死を背負う』覚悟を決めて追跡に旅立つ。

途中ナチスのシュトロハイム隊の思わぬ協力もあり赤石の奪回には成功したが、
敵の根城を前に逸ったシーザーの独走を止めきれず、迎撃に現れたワムウとの戦闘で先行したメッシーナが再起不能。
シーザー自身も命を落とすという痛手を負う。

シーザーがワムウを後一歩まで追い詰めたことを知り、回復される前に追い討ちをかけようと非情なふるまいを見せたが、
愛弟子の死のもたらした悲しみはあまりにも深く、ついに耐え切れずに落涙する。
リサリサのくわえた煙草の向きから、彼女のドライさがポーズであることをジョジョが見抜くシーンはファンの語り草。

侵入者抹殺の為に差し向けられた吸血鬼『鋼線(ワイアード)のベック』を瞬殺し、廃ホテル最奥部のカーズの目前にまで迫るが、
既にカーズは駒として100体の吸血鬼を手配済みだった。

しかし、置いてきた赤石に時限爆弾が仕掛けられているというハッタリで逆境を切り抜けたばかりか、
ジョジョVSワムウ、リサリサVSカーズの赤石をかけた決闘という形式にまで持ち込む。

戦車戦でジョセフが辛くも勝利した後、ピッツベルリナ山神殿遺跡にてカーズとの決闘に臨む。

しかし、相手をしていたのはカーズに変装した影武者であり、卑劣な騙まし討ちで瀕死の重傷を負わされたうえに、
残るジョセフを安全・確実に始末する為の駒としてカーズにウィンウィンと利用されてしまう。

しかし、策と波紋を振り絞ったジョセフの奮闘でカーズの手から救出された。

戦いが終わった後、死亡したと思われたジョセフの墓前で、奇跡の生還を果たした息子と再会する。
後にジョセフに自分の正体を語り、渡米してハリウッド脚本家と再婚。第3の人生を歩むことに。


【余談】

☆ジョセフにジョースター家の星のアザについて教えたのは彼女である。

3部格ゲーにおいてはジョセフの超必殺技「師の教え」の演出で1カットだけ登場する他、
チャレンジモードでは終了後のスコアをジョセフに評価される際「修行が足らん、リサリサの元で修行してきたらどうじゃ」と言われるパターンが有る。
上述の星のアザの話から3部時点でも生きてることは確かだが弟子を取れるほどに健在なのだろうか。
仮に2部の強さ・見た目のままでも「リサリサ先生だし」で納得する人も多いだろう。

☆ストリートファイターシリーズのローズの元ネタでもある。ガイルといい、カプコン社員ジョジョ好き多すぎ。
ストⅣでのローズのウルトラコンボの「イリュージョンスパーク」の演出は鋼線のベックを倒したシーンほぼそのままである他、
カプコンファイティングジャムではローズにミッドナイトブリスを仕掛けられるのだが、
その時の格好はリサリサが初登場の時の仮面のゴンドラ船頭(仮面は手に持ってオールも持っている)になる。

☆いくら波紋使いとはいえ、ツェペリさんダイアーさんが年齢相応の外見だったことを考慮すると、やはり彼女の若々しさは特別な気も。
赤ん坊の時期にエリナと共に丸2日海上を漂流して無事救助され、
カーズ戦でも急所はあえて外したとはいえ重傷を負ったまま夜明け近くまで(ワムウとの決闘が始まったのが午前0時)手当てもされずに放置されて生存した等、
『波紋を抜きにしても元々並外れて強靭な生命力の持ち主だった』可能性は充分にある。

3部以降際立ってきたジョースター一族の異常なまでのタフネス&回復力のルーツは、案外リサリサの遺伝だったりして……
というかジョセフ以降に見られるプッツン癖は間違いなくリサリサからの遺d

☆リサリサを演じた田中敦子女史は放送当時の年齢はリサリサと同じ50歳という年齢だった。
……果たして演技とはいえ「ばばぁ」という言葉を言ってしまった杉田氏の心境は……。
ちなみに田中女史、何の因果か「カプジャム」では上述したローズの声優を担当していた。パクリ先からパクリ元を演じる事になったというのも凄い話である。



項目変更で文章を追記・修正するくらいはできるのか……
しかし、1ヶ月でアニヲタWiki(仮)を使いこなせるようになるには死の覚悟が必要なり!

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最終更新:2022年03月21日 23:29