ゲッターチーム

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ゲッターチーム - (2021/07/15 (木) 08:05:39) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/07/04(日) 22:26:45
更新日:2024/03/31 Sun 15:11:25
所要時間:約 5 分で読めます





スーパーロボット「ゲッターロボ」を構成する3機の戦闘機「ゲットマシン」を操縦する3人のお兄さんお姉さん達の総称がゲッターチーム。
恐竜やらに異星人とかマッドさいえんてぃすとに陰陽師etc.
あらゆる人類に仇なす奴らを、イカした笑顔で完膚なきまでに叩きのめす正義の味方。

概要

ゲッターチームは三人一組で一つのチーム。この設定は非常に強力なので後の世にも影響を及ぼしている。
その強力さの例としては

●1号機担当がどうしようもなくバカ→2号機担当がフォロー。
●2号機パイロットがどうしようもなく空気を読めない→3号機パイロットが空気読んで場を和ませる。
●3号機担当がどうしようもなく臆病→1号機担当が無理矢理突撃させる。

こんな感じに三人共に何らかの欠点や短所があっても補い合えるので、戦闘がスムーズに行える。
三つの心が一つになれば倒せない敵など居ないんです。
物語の進行でもこの設定は強力で、例えば隼人はギャグが出来ないが、他の二人はボケる事が出来る……ってな具合でうまく作用する。


ゲッターロボというのは「人を狂わせる悪魔のマシン」とか「究極の殺戮機械」だのと呼ばれている筋金入りのアレなロボット
パイロットへの配慮なんてハの字もないので、普通の人間ではゲッターのパイロットは務まらない。
それどころか初期のゲッターなら意識を失う程度で済んだが、後継機に至ってはパイロットスーツ内でミンチになる始末。
ゲッターの第一人者の神隼人はこう言った。

「ゲッターを乗りこなせるのは優秀な奴か、馬鹿かだ!」

そんな彼ら彼女らは非常に楽しそうに敵を殺す専門家でもある。

「皆殺しにしてやるぜ!」
「ただじゃ殺さんぞ!」
「お前の命は俺が貰う!」
「恐怖感を貴様にも味わわせてやる、ゲッターの恐ろしさをなぁ!」
「一匹残さず狩り尽くしてやる!」
「虫けらを殲滅するにはこれが一番だ」

などなど、どっちが悪者やらわかったモンではない
(ただし、一方で命懸けで人々を守ろうとする熱い正義の心も持ち合わせていることも忘れてはならない。)


基本的にゲッターロボはどれか一つでもオートパイロットにすると著しく性能が下がる仕様なので必ず3人乗らないとならない。
これはゲッター線の意思なので操縦桿を握ってるだけでもいい。犬でも構ワン。
……真面目な話をするとちゃんと操縦できるパイロット3人がとっている方が当然性能を発揮できるのは言うまでもないが。

特徴

各機のパイロットにはそれぞれ傾向がある。

●1号機

1号機には体育会系のスポーツマンを乗せるのが通例、具体的に言うと空手家。
まあいなければそこらへんの腕の立つサッカー部員や陸上部員でも拉致勧誘してくればいい。

1号機乗りの性格は、勇猛果敢でイカした強くて(敵以外には)優しいイイ男でなければならない。
オツムも足りてればなお良いが、「シチューにトンカツ?」とか「寺がいっぱい有るから京都」とかぬかすお馬鹿様でも他のメンバーがどうにでも補うのでどうでもいい。

余談だが、ゲッターを良く知っている者の間では、1号機を操縦する者は概ねワイルドで獣のような男というのが共通認識。
某ゲームでしかゲッターを知らない者は、1号機には品行方正で人格が良くできた人物が乗っている…と思い込みがちかもしれない。
しかし、こちらの方はもう10年も参戦していないため、若い世代では某ゲームでしかゲッターを知らない人でもOVA版のイメージが強いと思われる。

ちなみに品行方正なサッカー部の彼は彼で、町中で日本刀振り回したり、同性能のマシンで勝負したにも関わらず
「おまえが勝ったのはマシンの性能が良いからだ!」とか言うけっこうアレな人。
ゲームでは猫被ってたりするが、そのことをゲーム中でネタにされたこともある。ゲッターのパイロットとしてはその方が適格だが

あと、この機体の操縦者には有利に働く隠しパラメータが設定されているが、それは後述。


主なメンバー


●2号機

この機体に乗る奴は大抵全般的に優秀。女性が乗る場合も多く、機体イメージ同様に概ね皆スレンダー。
男性は頭脳も体力も人類トップクラスで勇気も有りしかもモテる…というそんじょそこらのメアリー・スーも真っ青なスペックの持ち主である事が多い。

ゲッターチームは1号機担当がバカで3号機担当がアホ。という場合があるから2号機乗りは戦術面で重要。
2号機乗りに必要なのは、ゲッターを勝利させる為に必要なクールさと知能
大勢の人質を無視して「いくぜぶっ殺してやる」と非情な手段に訴える事も時には必要なのだ。
ごくたまに、頭に血が上り易くて効率よりも人道を優先する人としては正しいが石川ワールドに不適合と言える性格の持ち主が乗る事があるけど、
そういうチーム編成の場合は逆に1号機乗りがクールなので大丈夫。本当に良くできたシステム。
また、どんなに1号機パイロットと正反対の性格になっても、内心では強く信頼し合っている。
「おまえとおれは根本の所で違うのさ。だから面白い…」

たまにメカニックのボク少女が乗ることもある。

主なメンバー

  • 神隼人(ゲッター2、ゲッターライガー、真ゲッター2、新ゲッター2他)
  • 早乙女ミチル(ゲッターライガー)
  • 橘翔(ゲッター翔、ネオゲッター2、真ゲッター2)
  • 車渓(真ゲッター2、真ライガー)
  • メシア・タイール(真ゲッター2)
  • カムイ・ショウ(ゲッターキリク)
  • コーウェン(チェンゲ設定ではテストパイロット2号)
  • 秋山椿(ゲッター紫電)
  • 天草弾(プロト真ゲッター2)
  • ハヤト(ゲッターⅡ)
  • ライガ様
  • 翔ちゃん
  • キリクさん

●3号機

わりとどうでもいいので適当に豚肉でも乗っけておこう。

…というのは冗談だが、前の二人より扱いが悪かったりする場合がけっこうある。
例を挙げると、どの媒体でもいっつも死ぬお前の事だ武蔵!!
そもそも三号機、というよりゲッター3系列が他の二形態より活躍させにくいのが原因だと思う。(TV版だと大活躍するが)
三号機は前二つと違って、ある特定の人物が乗っていないとダメだ。なんて事がないことも原因の一つ。
ときどき早乙女博士が乗ってたりすることもあるしね。
本来戦闘どころか操縦だけで死にかねないのに。

何故か三号機乗りは肉付きが良い人物が乗っていることが多い。(TVアニメ版の剴は除く)
しかもそれは男だけでなく「女も」という所が嬉しい。ゲッター金剛?あれは忘れろ。
ガタイの良い筋肉質な奴だったり、責任感の強いナイーブな奴の時もある。
性格は優しく力持ちの常識人。という場合が多い。
また、天才肌の他の2人と比較して努力肌である事が多い。
そして、命を懸けて仲間達を救うという点においては他の2人を凌駕していると言える。
え?それ武蔵だろって?ほっとけ。
なお、公式に「お前なんて乗ってても乗ってなくても同じ」なんて言われたヤツもいる。
…うん、その、言われた作品に限って例外だったんだけどな。

とある作品では3号機のパイロットの意義とは、1号機の野生2号機の理性を繋ぐ人間性であると提示された。

主なメンバー

  • 巴武蔵(ゲッター3)
  • 車弁慶(ゲッターポセイドン、真ゲッター3)
  • 大道剴(ゲッター凱、ネオゲッター3、真ゲッター3)
  • 凱(真ゲッター3、真ポセイドン)
  • 武蔵坊弁慶(新ゲッター3)
  • 山岸獏(ゲッターカーン)
  • スティンガー(チェンゲ設定ではテストパイロット3号)
  • 柴咲楓(ゲッター金剛)
  • 鋼轟鬼(プロト真ゲッター3)
  • ムサシちゃん(ゲッターⅢ)
  • ポンちゃん
  • 凱の嬢
  • カーンさん

主なゲッターチームの組み合わせ

以下、1号機、2号機、3号機のパイロットの順に記載、()内は登場作品
  • 流竜馬、神隼人、巴武蔵(漫画版ゲッター、TVアニメ版ゲッター)
  • 流竜馬、神隼人、早乙女博士(漫画版ゲッター)
  • 流竜馬、神隼人、車弁慶(漫画版G,真、TVアニメ版G、OVA真ゲ)
  • 流竜馬、神隼人、武蔵坊弁慶(OVA新ゲ)
  • 一文字號、橘翔、大道剴(漫画版號、TVアニメ版號、OVA真ゲ対ネオゲ)
  • 一文字號、メシア・タイール、流竜馬(漫画版號)
  • ゴウ、渓、凱(OVA真ゲ)
  • 流拓馬、カムイ・ショウ、山岸獏(漫画版アーク、TVアニメ版アーク)


4人目のメンバー

基本的にゲッターパイロットは3人で構成されるが、TVアニメ版『ゲッターロボ號』ではサポートメカであるGアームライザーが登場。
このGアームライザーはゲッター號と強化合体する無人メカではあるものの、回によってはメカニックの武藤由児や開発者の一人である吉井レミが搭乗することもあった。
海底基地であるビッグネイザーの「Ⅳ」と書かれたハッチから発進することからゲッターマシン4号と見ていいであろう。
ただし、最終決戦でレミが搭乗後北極の蛇牙城で非業の戦死を遂げた上、ナルキスとの最終決戦でパージする事態になったため「ゲッター3の不憫属性がそっちに回ってきた」というご無体な声も……。

ちなみに2クール目に登場したゲストキャラであるドイツ空軍パイロットのシュレンドルフも「第四のゲッターパイロット候補」として登場しているが、結局再登場することはなかった。


一人乗りのゲッター

ゲッターロボは3人乗りが原則だが例外はある。なお、敵の攻撃などで「乗れない」場合のとは別とする。
真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日に登場したブラックゲッターは通常のゲッターロボを竜馬が改造した、極めて珍しい一人乗り用ゲッターロボ。
また、その前日談に当たる漫画作品「クレーターバトル」においては竜馬、隼人、武蔵がそれぞれ別々のゲッター1、2、3に搭乗している。


0人目にして真の4人目のメンバー

……さて、ゲッターチームは基本的にめっちゃ強いが、そんな奴らでもどうしようもない事態が発生する事だってある。
しかし、どんなに不利な戦局でもそれを一気に覆す要素が存在する。

そう……それは1号機パイロットの隠しステータス「ゲッター線の愛」

ゲッター線はとっても強いお姉さん的存在。人類、とりわけゲッターリーダーを強く贔屓している。
ゲッターチームを追い込む者がいたら
「よくも私のゲッターチームをいじめたわね!許さないんだから!」
とばかりにサッと駆けつけて無限の力を貸してくれる。

しかもその性格は超ヤンデレなので、身内にはダダ甘だが、敵には一切の容赦も慈悲も無い。
「あはははは!死んじゃえ!死んじゃえ!宇宙には人類以外何もいらない!みんな死に絶えればいい!」
また、入れ込んだ相手には骨の髄まで助力する一方、興味がなければゲッターチームだろうが何だろうがそれほど影響を与えない。


ゲッター線も強いが、一番強い物はゲッターチームの絆である事を忘れてはならない

とゆーか一秒以下の世界でタイミングを寸分の狂い無く合わせる事が必ず可能って異常じゃね?
ゲッター線の力ですか。そうですか。



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