登録日:2020/04/20 Mon 10:03:47
更新日:2025/04/13 Sun 15:53:26
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概要
神隼人が制作したネオゲットマシン「ネオイーグル」「ネオジャガー」「ネオベアー」の3機が合体して完成する戦闘ロボット。
パイロットは前から順に
一文字號、橘翔、大道剴の3人。本来は『
ゲッターロボ號』に登場する
ゲッターチームである。
さかのぼること5年前、
恐竜帝国との戦いで
巴武蔵の特攻によりメカザウルス師団を巻き添えにして
初代ゲットマシンは自爆、消滅。
恐竜帝国との最終決戦用に制作された
真ゲッターロボは結局微動だにせず、上記のゲッターロボの自爆でニューヨークが消し飛んだため
ゲッター線を恐れた
日本国政府は研究を禁止し真ゲッターの開発計画は凍結した。
そのため、急遽対恐竜帝国用に開発されたこのネオゲッターロボはプラズマエンジンにより駆動し、まったくゲッター線を使用しない。
ゲッター線を動力にできないため燃料は有限であるが、環境には優しい。
起動方法は滅茶苦茶シンプルで、ただレバーを掴んで喋ればその通り動いてくれる。なんて優秀なAIだろう。
また初代ゲッター同様、本来の操縦者が載っていなくてもゲッターチェンジが可能となっている(號なしでも1に変形、など)。
ただし、他のゲッターに輪を掛けて加速度が半端ではなく、冒頭ではネオイーグル号の
テストパイロットがゲッターチェンジすることすら叶わず撃墜死している。
そのため隼人は(昔の彼ら同様)「まともじゃないくらい頑健な人間」を探し回り、地下格闘界の覇者だった號を発見することとなる。
こうして號が加わったことで三つの心が一つになったネオゲッターロボはかつての初代ゲッターロボに勝るとも劣らない戦闘力を発揮し、
米軍や
自衛隊では歯が立たなかったメカザウルスを次々と撃破。(自衛隊等の殉職者を除き)民間人死傷者を0に抑えるという快挙を成し遂げた。
しかし、
燃料に補給が必要であるという点、そして
人数の不足が戦力に直結するというゲッターロボシリーズのお約束により、
死をも恐れぬ地竜一族が強奪したプロトゲッター軍団に追い詰められ、半壊まで追いやられる。
結局、バット将軍との戦いでネオゲッターチームは起動した真ゲッターに乗り換えてしまい、
修復をする暇もなく恐竜帝国が本拠地である巨大円盤ごと日本に攻めてきたため、そのまま乗り捨てられる結果となった。
ただし損傷が軽微なネオイーグル号は隼人や
竜馬、
早乙女博士らが乗り込み恐竜帝国の「巨大円盤」から逃げ遅れた子供たちを助けるのに使用したほか、
巨大円盤への殴り込み→脱出にも使用し無傷のまま残った。
本エピソードは號たちが巨大円盤を撃滅したところで終わっているが、もし話が続けばきちんと修復を受け、真ゲッターと共に戦う未来があったのかもしれない。
その場合はやはり、隼人と竜馬と
EDで一瞬だけ出ていた弁慶の三人が乗っていたのだろうか。
また、設定を間違えた……わけではない、はずだが、ゲッターロボ號は主役ゲッターロボとしてはひときわ小柄で、アニメ・漫画共に20m級の機体だった。初代ゲッターロボの約半分、
マジンガーZや
ガンダムと背比べしても差は10%程度である。
対してネオゲッターは初代ゲッターと同水準の40m級になっている。恐竜帝国のメカザウルスのサイズ設定に、ネオゲッター側が合わせた形なのだろう。
やっぱり20mでゲッターの変形合体は無理すぎと思ったとかではないはず、多分。
形態
※このーコーナーの文体はパイロット準拠です。
ネオゲッター1
ネオイーグル・
ネオジャガー・
ネオベアーの順でゲッターチェンジした、青い体を持つネオゲッターの基本形態だ。
身長42mってのはちょっと縁起が悪ぃな! 普通のゲッターロボはゲッター1が空中戦に強かったが、こいつァゲッター號同様に陸上戦向きなのが特徴だぜ!
要するにバランスタイプって言いてえのかもしれねーが、そんな「
中途半端」みたいな言い草はまっぴら御免だね。
戦闘力単体で見りゃ他の形態を凌駕するっつってくんな!
おいそこのポケットモンキー、「メカザウルスのビームをドタドタ走ってよけるのが可愛い」とか抜かしてんなよ! オブジェ投げるぞコノヤロー。
主な武器は肩から放つショルダーミサイルだ。普通は3にある武装だがな、こいつァ多段式なんだ。
なんたらサーカスってやつだな!
飛ばす鉄拳はチェーンナックル。ゲッター號のナックルボンバーが元だけど、あっちのが
ロケットパンチっぽかったのに対してこっちはジェット部分に鎖がついてんだ。
放ってもすぐに戻ってくるし、鉄球みたいにぶん回すことだってできるんだぜ。悪を許すな、ゲッターパンチ! やっぱり男は拳で語るもんだぜ! あ?
ボルテスVと同じ名前じゃねーかって? 知らねェなあ。
そして極めつけは両手からプラズマエネルギーを凝縮して稲妻の
槍に変えてぶっ刺すプラズマサンダーだ! 必殺パワー
サンダーブレークぅ? 知らねェっつってんだろ!
ただメカザウルスを貫くだけじゃねーぜ、パイロットの意識に合わせて軌道を変えることもできんだ。
有象無象のザコどもを田楽刺しにして、返す刀でどこに逃げてもズバンだぜ。最強だな!
ま、燃料をぶっこ抜いて火炎ビンに詰め込んで投げてるようなもんだから多用はできねーがな。
携行武器は原作にゃ出てこなかったが、『
スーパーロボット大戦R』では
敷島のクソジジーがガトリングガンを押し付けやがったぜ。
OVAでもジジーがガトリングガンぶっ放して「サイズアップしてネオゲッターに付ける」とかほざいてたしな。
俺のすぐ近くでぶっ放しやがって、天井撃ち抜いて瓦礫が頭に直撃してやがったが!
あれ以上パーになっちまったらどうする気なんだか!
玩具ではマシンガンやナイフも装備できるぞ。こいつはリボルテックネオゲッター1にもついてるぜ!
あと小説版ではゲッタービームキャリアっつー追加装備をつけることで、胸から大気中のゲッター線を収束だかなんだかしてゲッタービームを撃てるようになったぜ。
ネオゲッター2
ネオジャガー・
ネオベアー・
ネオイーグルの順でゲッターチェンジした、赤いネオゲッターだ。よろしく。
ゲッター翔同様に空中戦を最も得意としている、最速のネオゲッターロボだ。全長は45mと一番高い。
飛行速度はマッハ7を軽く超え、ワシントンDCから日本の浅間山までも数時間で走破することができた。
更にゲッターライガー同様に地中戦も可能で、機動力を生かした一撃離脱戦法を得意としている。
あ、ゲッター翔はやや女性的な外見だがこちらはライガーに似たフォルムだ。
おっぱいミサイルはあるのかって? ……斬られたいようだな。
既存のゲッター2とは異なり、右腕がパワーアーム、左腕がドリルアームになっている点も紹介せねばなるまい。
ネオゲッター2はどちらの腕も
ドリルとして使うことが可能だが、右腕にはプラズマを凝縮することで、
一瞬にして物体を焼き切るプラズマソードを生成することができる。
メインパイロットが剣豪ゆえに、猛スピードで飛来するメカザウルスのミサイルを瞬時に切り払うこともできた。……少し手前味噌だな。
先ほどどこかの山猿が近接戦では1が最強などと言っていたが、2も格闘戦では負けてはいないさ。
ドリルアーム内部にはドリルアームガンが内蔵されているから、中遠距離戦も可能だ。
小説版ではやはりゲッタービームキャリアを装備することで、ゲッタービームを放てるようになったぞ。
ネオゲッター3
ネオベアー・
ネオイーグル・
ネオジャガーの順にゲッターチェンジした、真緑色のネオゲッターだ。
身長40m、一番低いけど仕方ないね。ゲッターポセイドン同様、通常時は二足歩行型なのが特徴だな。
足の裏のプラズマジェットは
鉄腕ア○ムみたいに
火炎放射器としても使えるんだぞ。
状況に応じてタンク変形も可能、もちろん
水中戦なら最強だ。まあ水中では模擬戦しかやってないんだけどね。
ゲッター剴と違って地中に潜る力は無いけどね。その辺は翔に任せるよ。機動力は劣るけど、パワーじゃ誰にも負けないぜ。
装甲も頑丈で、遥か上空から着水しても、メカザウルスの火炎攻撃を受けても全然平気さ。
主な武装は首周りのファンから放つゲッタートルネード。
更に背中の電極から放つプラズマブレイクは、一撃でメカザウルスを木端微塵にする威力を持つんだぜ。でも使うと一気に腹減っちゃうんだよなあ……。
ブレストビーム? ……ごめん、それないんだ。
ネオゲッターの本編最後の出番を飾ったけど、それにつけても、どうせならもう少し出番が欲しかったなあ!
余談
上記の通り、本作ではネオゲッターロボと真ゲッターロボが戦うことは
ない。OPで拳をぶつけ合っているがあれはウソである。
例えるなら『
機動戦士ZガンダムVS
ガンダムMk-2』『
聖戦士ダンバイン対
ビルバイン』というタイトルを付けるようなものである。
しかも、上記作品とは異なり、ネオゲッターロボは一切真ゲッターロボと共闘しない。
というか
同じ画面に映っているのがOPとEDしかない。なんだこれもう。
『
スーパーロボット大戦シリーズ』では『
R』で初登場し、
『GC』『XO』でも健在ぶりを披露した。
こちらも竜馬や隼人をゲッターに載せることができないので、改造や
経験値はそのまま真ゲッターロボに引き継がれる。
『GC』ではネオゲッター3がかなり優遇されていたりする。
一応『スーパーロボット大戦CC』では別世界の『
真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』と共演を果たしているが、
いつかはアニメOPのように、本家スパロボでも真ゲッターロボとネオゲッターロボが並び立つ雄姿を見てみたいものである。
追記・修正は叫び惑う人々の中を掻き分けてお願いします。
- スパロボだとあとGC/XOに出てたっけ -- 名無しさん (2020-04-20 12:17:51)
- >OPで拳をぶつけ合っている 「「和解!!」」(固い握手) -- 名無しさん (2020-04-20 13:36:51)
- 純粋な主役ロボのデザインとしては全ゲッターで一番好き。企画の段階ではあったけど本編だと使ってない武器も結構あるんだよな -- 名無しさん (2020-04-20 14:37:51)
- 地球にやさしいゲッターなんてゲッターじゃない(過激派 -- 名無しさん (2020-04-20 14:50:47)
- ↑號「死ねぇ!!」 -- 名無しさん (2020-04-21 23:01:42)
- 俺はパイロット準拠の解説はいいと思うけど、ネオゲッター1の背中のミサイルは「ショルダーミサイル」って名前やで -- 名無しさん (2020-04-22 22:06:23)
- 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2020-04-26 15:24:10)
- 仮にも主役機なのに何故かなかなか立たなかった項目感がない悲しさ -- 名無しさん (2020-05-17 18:08:23)
- 號よりの2とGよりの3 -- 名無しさん (2020-07-10 14:58:15)
- Rで2にお世話になったな。特攻してやばくなったら地中に潜れば落とされないし -- 名無しさん (2021-08-01 00:45:21)
- 地球に優しいゲッター(こいつ) 地球を甘やかさない厳しいゲッター(いつもの) ということか -- 名無しさん (2021-08-09 13:26:23)
- >地球に優しいゲッター(こいつ) あとネオゲの元になった號もな -- 名無しさん (2022-11-14 18:42:31)
- マジンガーの権利が入り組んでるから代わりにゲッターの新作ということで企画されたのが號なら、號の権利が入り組んでネオが生まれたのは中々の皮肉 -- 名無しさん (2022-11-14 20:17:56)
- ↑競合作(ファイバードとライジンオー)にも負けたせいで東映もまともにロボアニメ作らなくなったからねえ…せいぜいガイキングやオリンシスみたいな非玩具系なら不定期に作るくらいで -- 名無しさん (2024-06-13 22:54:45)
- 色変えればほぼゲッターGなんよね。サイズは違うけど。 -- 名無しさん (2024-06-13 23:14:35)
最終更新:2025年04月13日 15:53