主人公(MOTHER2)

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主人公(MOTHER2) - (2020/07/20 (月) 23:25:53) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/03/03(木) 21:39:50
更新日:2024/04/24 Wed 18:04:03
所要時間:約 6 分で読めます




◆よくきた。
◆ここは ★ばんめの
 「おまえのばしょ」だ。
◆しかし いまは
 わたしのばしょだ。
◆うばいかえせばよい。



◆…できるものなら。




任天堂のRPG、MOTHER2の主人公。
無印MOTHERの主人公とそっくりだがよく見ると細部のデザインが異なる。ちなみに無印主人公はアメリカ人で2主人公はイーグルランド人なので生まれた国は違う。
公式サイトでの名前は『ぼく』だが、デフォルトネームは『ネス』で統一されている。

赤い帽子を被り、常にリュックを背負っている。
武器はバットヨーヨースリングショット(ブラジル水着ではない。いわゆるパチンコ)を使用。

単身赴任でなかなか家に帰ってこれないパパ、おしゃべりで賑やかなママ、しっかり者で後に配達屋でバイトを始める妹(トレーシー)がいる。
ママと妹は金髪なのに対し、彼の髪の色はなぜか黒。(確認はできないが)たぶん父親似なのだろう。
それぞれのゲーム中での役割としては、パパは主人公の成長に合わせて*1口座にお金を振り込んでくれたり、セーブをしたりしてくれる。
ママは主人公帰宅時に主人公の好きな食べ物を用意してくれたり、電話の話し相手になってくれたり、学校の先生が家庭訪問に来ても適当に誤魔化してくれたりする。
妹は荷物の管理*2をしてくれる。預けることのできない荷物もあるので注意。
物語上一度だけ仲間になる*3ペットのチビ(名前に反して大型犬で老犬)もいる。



裏山に隕石が落ちた日の夜中、主人公宅の玄関をしきりに叩く最悪の隣人ご近所さんのノックで起こされ、ともに隣人の弟を探しに出かけることになる、これが物語の始まり。


戦闘面では、オフェンスとバイタリティ(最大HP)が高い他作品でいえば戦士系に近い能力。
とにかくHPが高く打たれ強いが、素のディフェンスは意外にもおともだち1よりも低い。
ガッツの値もパーティ内で最高の伸びを見せるため、大ダメージを受けてもHPが1残る(「致命的なダメージ」にならない)ことが比較的多い。
スマッシュヒットの破壊力も凄まじい。
スピードはパーティ内で最も遅く、攻撃も回復も後手後手になりがち。
特に回復においては、HPが少ない序盤だとドラム式(※後述)の恩恵を受けにくいため、スピードの遅さがダイレクトに響いてくる。
最大PPも低めで、PSIの使いどころをよく考えて運用しないとあっという間にPPが尽きてしまう。
ゲーム後半になると、おともだち2が加入することもあり、PPのやりくりが多少ラクになるが、それでも乱発はできない。
スピードの遅さと最大PPの少なさが欠点だが、そのほかの部分に関しては主人公らしくバランスの取れた戦闘能力を持つ。
これらの欠点も終盤のとあるイベントで解消される。

PSIは回復PSI(&異常状態回復)をメインに覚えていくが、いかんせんスピードが低い。
回復役でスピードが低いのは致命的…というのが普通だが、作品の仕様により心配の必要はあまりない。むしろ楽。
MOTHER2の戦闘システムにはドラム式*4なるものが採用されているため、ダメージを受けると少しずつHPメーターが下がっていく。
なのでダメージを喰らっても次のターンでゆっくり回復、ということが可能である。
ちなみにターン1で25、ターン2で15くらっても50回復すればHPメーターは上昇に転じる。
回復中に8のダメージを受けても、50-(25+15+8)=2 なので、きっちり2ポイント分のHPが回復する。いや便利。

他のPSIは異常状態を引き起こさせるものや、物理ダメージを軽減するシールド等がある。
どれも使い方が大事。効かない敵にはとことん効かない。
また、主人公専用PSIとして『PK★★』がある。彼の持つ唯一のダメージ効果のあるPSIでもある。
物語を始める際に、プレイヤーがカッコイイと思うものを入力すると★★の部分にその名前が入る(デフォルトはキアイ、ネタではSMAP等)。
スピードが高い敵に対してはダメージが与えられない(効かなかった表示の0ダメージ)事があるうえ、消費PPが多く燃費が悪いので、乱用はせずいざというときの回復やアシストのために彼のPPを温存するプレイヤーが多い。
ちなみに他の攻撃PSIと違って、当たりさえすれば耐性によって軽減されないという特性がある。
ラスボス第一形態時の特殊な反射*5や、攻撃対象にサイコシールドがかかっているという2ケースを除き、命中時にダメージが0になる事は無い。

補足だが、彼はゲーム開始時点ではPSIを一つも覚えていない。
……とはいえ、赤ん坊の頃からちょっとしたPSIは使えたようで、哺乳瓶を動かしたり動物と意思疎通を行ったり等の能力は行使できた。
彼の超能力の才能は旅を通じて本格的に開花していく。


主人公ゆえに彼が不在だと進行しないイベントがけっこうある。
お前の場所関連を筆頭に、おんなのこ救出後の一連のイベントのほか、トポロ劇場の楽屋(最初のみ)にも彼がいないと入れない。
……とはいえ、もともと打たれ強く気絶しにくいキャラなので、実際に彼の不在でゲームが詰まることは少ない。むしろレアな状況といえる。
彼がいないと戦力ダウンが著しいためすぐに復帰させたくなるが、町中など比較的安全な場所では、治療する前にNPCのセリフの変化を見て回るのも一つの楽しみ方。

+ 【ホームシックについて】
旅立ってからしばらくすると「ホームシック」という状態異常にかかることがある。
この状態になると戦闘中1/8の確率でコマンドが無効になる。(表示されるメッセージはランダム)

実装としては、レベル帯によって固有の発生確率が設定されており、戦闘勝利時に付加判定が行われる仕組み。(ただしマップ上での勝利時は除く)

発生確率の詳細は、
 Lv1~15: 0/256,
 Lv16~30: 3/256,
 Lv31~75: 2/256,
 Lv76~99: 0/256
……となっている。

レベル16というと、通常プレイではおそらくハッピーハッピー村に到達する前後だと思われる。
このあたりで彼の異変に気付いたというプレイヤーも多いことだろう。
オネットを一人でうろついている間は「ホームシック」にかからないというのもあながち嘘ではない。
ちょうど一人旅が終わる頃合いでもある。

この状態の治療は、PSIやグッズ、医者*6やヒーラーの力を借りても治すことはできず、ママに電話して声を聞く*7ことで克服できる。
他には、パワースポットを訪れたときや全回復の際にも解除されるが、プレイヤーの任意で解除できる手段としてはほぼ電話のみといえる。
気絶すると気絶以外の状態異常がすべて解除されることを利用して、わざと気絶させて叩き起こすという荒療治も一応は可能。

発生確率自体はレアドロップ品の入手確率(1/128)よりも少し高い程度だが、戦闘に勝つ度に毎回判定される都合上、それなりの頻度で発生する。
発生の仕様は前述の通りで、(定期的に)ママに電話しても「ホームシック」を予防する効果はない。
つまり電話した直後の戦闘でも発生する可能性がある。
運が悪いとダンジョンと電話を何度も往復するハメになることも。


これは余談だが、彼はモテる。


ネタバレ入り。↓












どのくらいかと言うと、まずキスシーンがある。



キスシーンがある。


大事なことなので二回言ったし行われました。ほっぺに。
ここで注目してほしいのが主人公がされた相手。






ヒロインではなく、物語上会うモブキャラ。
それも三人*8*9に一回ずつ。






補足として上げるなら、進行上なら一回だけなのだが、物語冒頭に訪れる場所の人から道具をもらい、その時の言葉をしっかりと覚えておけば二回目もいただける。



またネタバレ。













こんな主人公だが、始めのほっぺキスをもらう前にポーラという名のヒロインを仲間にしている。
しかもこの主人公、物語の終盤…てか終わりにポーラのパパから『(君が望むなら)これからも交際してくれたまえ』と言われるくらいには半ば公認の仲のようである。流石ノリノリのリア充





大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

初代からずっと、参戦し続けている。
詳細は「ネス(スマブラ)」の記事にて。


◆ここは 12,851ばんめの
 「ついきのばしょ」だ。
◆しかし いまは
 わたしのばしょだ。

◆ついきしかえせばよい。



◆…できるものなら。

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