ウルトラマンジャスティス

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ウルトラマンジャスティス - (2020/11/25 (水) 23:41:27) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/02/27(土) 07:25:46
更新日:2024/04/28 Sun 01:44:57
所要時間:約 4 分で読めます





- 宇宙には、光り輝く神がいる。 -


画像出典:ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET(2002年8月3日公開)より
@円谷プロ

ウルトラマンジャスティスは円谷プロの特撮作品『ウルトラマンコスモス』の劇場版のみ登場するウルトラマン。


【プロフィール】

身長:46メートル
体重:4万1千トン
出身:宇宙コスモスペース
人間体:ジュリ
CV:龍谷修武(掛け声)、吹石一恵(会話時)、潘めぐみ(ウルトラギャラクシーファイト)



【概要】

宇宙における絶対正義を貫くことを使命とした、劇中における「もう一人のウルトラマン」。
ギャシー星では「宇宙には光輝く神がいる」と、その存在が伝承に残っている。

地球では「ジュリ」という女性の姿で行動し、「ジャストランサー」と呼ばれる変身アイテムを使用してジャスティスの姿へ戻り、変身後でも人間の言葉を話す際は女性の声である。
これは制作陣から「男でも女でもない性別を超越した中性的な存在」として描かれているためであり、決してジャスティス自身の正体が「ウルトラウーマン」であるという訳ではない。
事実、劇中の登場人物達や『新ウルトラマン列伝』でのウルトラマンギンガには「彼」と男性扱いで呼ばれている。
両性器具的な要素を持つのはウルトラマンエース以来とも言える。

???「(さえぎって)ジャスティスは性別を超越した存在なんですよ。確かにジュリの見た目は女性ですけど、変身後はすごく男性的ですし、
だからと言って男性と言い切ることもない、性別を超越した存在ということで、ひとつよろしくお願いします(となぜか頭を下げる)。」

デザインは久々のセブンタイプである。


【戦闘能力】

モードチェンジ

  • スタンダードモード
ジャスティスの基本形態。初登場時はこの形態名は無く、劇場版第3作でクラッシャーモードが登場した際に区別の為に後付けで設定された。
この形態ですでにスペックはコスモスのエクリプスモードに匹敵している。コスモスと比べるとパワーファイターより。
外見が初代ウルトラマンとウルトラセブンを足した感じで同様のモチーフのウルトラマンティガに似ている。
M字眉毛の警官みたいな額をしている。


  • クラッシャーモード

画像出典:ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE(2003年8月2日公開)より
@円谷プロ

ジャスティスの強化形態。
劇場版3作目のグローカールークとの戦いで初披露。
ルークを倒したが、続くグローカービショップ戦では簡単に劣勢に追い込まれ、コスモスと共闘して辛勝した。

しかしラスボスのギガエンドラ戦では攻撃が全く通用せず、
吹き飛ばされた際に大気圏に突入し体が溶け出すなど、相手が強すぎた(しかも全て機械)ためにピンチの連続であった。
コスモスのフューチャーモード共々、ありがたみの無い最強モードとしてその出番を終えた。


◇使用技

・ビクトリューム光線
ガッツポーズのような溜めポーズをとってから放つ、スタンダードモードの必殺光線。
コスモスのコズミューム光線との同時発射でサンドロスを倒した。

・ライトエフェクター
突き出した両腕から放つ光のエネルギー波動。
スコーピス2体を一撃で粉々に粉砕するほどの威力を持つ。

・ダージリングアロー
敵の急所に向けて放つ光の矢。
サンドロスを攻撃してコスモスを助ける際に使用。

・ジャスティススマッシュ
右手から放つ光弾。
コスモスとの戦いで使用された。

・ダグリューム光線
クラッシャーモードの必殺光線。グローカールークを倒した。
エネルギーの消耗が激しい。

・バトレックショット
掌に気を溜めて放つ熱線。
グローカービショップにダメージを与えた。

・クラッシャーハイキック
飛び蹴り。
グローカールークの鉤爪を一撃でヘシ折った。


【合体技】
・コンビネイト・アタック
コスモス(エクリプスモード)との連携技。
コスモスがジャスティスの両手を掴んで振り回し、敵目掛けて投げつける技。
投げられたジャスティスはそのままブーメランのように回転しながら敵にダメージを与える。

・クロスパーフェクション
コスモス(フューチャーモード)と共に繰り出す合体光線。
グローカービショップを倒したが、ギガエンドラに全く通用しなかった。



【劇中での活躍】

●『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET


画像出典:ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET(2002年8月3日公開)より
@円谷プロ


ほぼ顔見せ程度の初登場。
ギャシー星人の宇宙船をスコーピスから救ったり、終盤でのサンドロスとの戦いではコスモスと共闘するなど、正義の味方としての役割が強かった。

しかし、サンドロスに関してはかつて自分が犯したある過ちを精算するために倒したと次回作でジュリが語っている。


ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE


画像出典:ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE(2003年8月2日公開)より
@円谷プロ


本作の実質的な主人公。
実は作品のタイトル通り「コスモスVSジャスティス」のシーンは序盤での戦闘が最初で最後だったりする。

人類を危険と見なし、地球生命すべてのリセットを決定した「宇宙正義」の側に立って登場。
人類に味方するコスモスと敵対し、一方的に倒してしまう。

地球人に宇宙正義の意思を伝え、グローカーによる破壊活動と地球怪獣による抵抗を静観。
コスモスがいない状況でも奇跡を信じ、リセットを止めようとする人間達を冷ややかな目で見ていた。

しかし、自分より弱い子犬を助けようとする少女との出会いや、
街中に飛び交う悲鳴を耳にしたことがジャスティスの「正義」に迷いをもたらし、自らがコスモスの代わりにグローカーに立ちはだかった。

グローカービショップに追い詰められるが、蘇ったコスモスにピンチを救われて和解。共闘してビショップを撃破する。

その後、惑星破壊兵器「ギガエンドラ」を止めるために宇宙へ。
ギガエンドラの圧倒的な力に成す術なく倒れるが、コスモスとともに伝説の超人ウルトラマンレジェンドとして復活し、ギガエンドラを破壊して地球のリセットを阻止した。
ラストシーンでは笑顔を見せた。



【シリーズでの活躍】

なし。同時上映で踊ってすらいない。

ウルトラシリーズ45周年記念作品の第二弾となる『ウルトラマンサーガ』に再登場させる案があったが、こちらも没となり現在に至る。
『サーガ』に登場していた場合、ジャスティス人間体をAKB48の誰かが演じていた可能性もあったらしい。


【余談】

ジャスティスのキャラクターは、実現に至らなかった『ウルトラマンコスモス』の後番組用のデザインを再利用したものらしい。
映画第2作の客演は先見せの意図があって登場したらしいが、 その企画はなくなったので唐突な登場になった。
なお脚本家の川上英幸はブログ上でテレビシリーズ説を否定しており、オリジナルビデオでの展開が行われる予定だったとのこと。

~龍臣プロとウルトラマンジャスティス~

一番好きなウルトラマンがジャスティスだと公言している濱田龍臣が変身するウルトラマンジードが、
ウルトラシリーズで初めて先行登場した主役ウルトラマンとなっている(ちなみに濱田氏はセブンとジャスティスのフュージョンライズをしてみたいらしい)。
なお、メタ的には先行登場だが、劇中としてはその場面で登場したのは彼自身ではなく彼の父親となる。
同じくウルトラオタクにして濱田氏とジードにて共演した藩めぐみ氏(ペガッサ星人ペガの声役)がジャスティスの声をギャラクシーファイトにて充てると判明した際、濱田氏がいつもの龍臣プロを見せたのはいうまでもない。




wiki篭もり、お前は二次元の嫁などという曖昧なものを、項目の追記・修正より優先するというのか!!


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