「終局の続き」(仮題)(新世紀エヴァンゲリオン)

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「終局の続き」(仮題)(新世紀エヴァンゲリオン) - (2022/02/01 (火) 16:52:47) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/12/12(月) 19:49:35
更新日:2023/08/26 Sat 22:05:26
所要時間:約 5 分で読めます




「終局の続き」(仮題)とは、1995年に放映されたアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のTV版最終話のその後を綴ったドラマCDのタイトル。

「NEON GENESIS EVANGELION ADDITION」に収録されている。








自分の存在を再認識したシンジのその後の姿を追跡する。










……………ようなものではなく、シリーズが継続することになり、今後の作風へのテコ入れに悩むキャラ達の苦悩の物語である。*1




~登場人物~

碇シンジ
主人公でありながら開始5分台詞無し。ドラマCDでそれは致命的なのでは?
スーツの色は根暗の青!!筋金入りのヴァカ・人見知りのサードブルー。
「…逃げちゃダメだ…」


綾波レイ
どんな無茶な要求にも応じる仕事人間。
今作ではアスカへの鬱憤が爆発する。
オツム真っ白、無口朴念仁のファースト・ホワイト。
「良い、仕事だから…」


惣流・アスカ・ラングレー
テコ入れ案を出しまくる実質上の進行役だが、ことごとくウケない残念な子。
スーツの色は正義の深紅!!努力根性のセカンド・レエエェェッド!!


鈴原トウジ
基本的にやる気無し。
アスカとガチで喧嘩する。
スーツの色は関西弁の緑色!!熱血お調子者のフォース・グリーン。
「…帰ってもええか?」


渚カヲル
人気回復の鍵として、ケンスケの一言により復活。
薔薇全開。
スーツの色は捻くれモンのカラス色!!ナルシスホモのフィフス・ブラック。
「歌はいいねェ」


相田ケンスケ
人気回復方法を的確に分析する。


葛城ミサト
い~んじゃないの~?わっかいんだからぁ。


赤木リツコ
伊吹マヤ
青葉シゲル
日向マコト
「なるほど」「確かに」「一理ありますね」


冬月コウゾウ
「愚かな地球人共め……我が配下の宇宙使徒を使って皆殺しにしてやる」


碇ゲンドウ
レイの変化に驚愕。


~テコ入れ案~


  • 御色気強化
プラグスーツをプラグギャル仕様に……
パンティーまる見え、胸のポッチもクッキリ…だったのだが、
レイの「ココ」をこうすることによってうっすらと茂った「アレ」が見えてしまい、男性陣が鼻血を出す騒ぎになってしまう。
ミサト曰く「ちょっちモラル厳しいかもねー」
アスカ曰く「テレビだったデジタルもんよコレ」
風紀的な観点から中止に。


  • レイを饒舌に
「あ~~~なによもうあのアスカっての、いつも人気投票ダブルスコアで負けてるからって根に持っちゃってさ。
 だいたい若さと元気だけじゃ何事も限界あるってぇのよ。それを身体に教えてア・ゲ・ルわ………
 ビンタビンタビンタビンタビンタビンタビンタビンタビンタビンタビンタビンタ……
 あんたバカ、あんたバカって、あんたがバカね。あ~~スッキリした。」
「………こんなのは私のレイでは無い……」ということで中止。

  • 戦隊モノ
チルドレン5人で戦隊ヒーロー。
アスカ以外やる気無し。
アスカ以外キャラ説明がひどい。
ちなみに2021年現在、レイと新劇場版のマリ以外の4人の中の人が戦隊に声提供済み(アスカとトウジ、及びミサトの中の人は3次元でも出演)である。

  • 合体ロボ
エヴァが変型合体。
変型するメカは大型タンカー出光丸等。
更に合体は順列変更で複数パターン。
黒部ダムや青函トンネル等にもなる。人型ですら無い素敵仕様。

目的や背景が難解だった使徒に代わり、宇宙使徒で人類滅亡を明言するブラックゴッド。
そして後半の敵は色替え上位存在・円盤使徒を率いるスペースブラックゴッド。

  • ペンペン喋らせよう
「時代は鳥!!鳥!!鳥なんだよ!!俺が喋れば女子高生がキャーカワイープリティーチョベリグーッってワラワラ寄ってきて人気もうなぎ登りなんだよ!!」

このほか、

ミュージカル
大学病院で野望を持った男の栄光と挫折
温泉旅館
耽美がまだ…足りないね……
円盤使徒によるネルフ壊滅
浪花の商人
エヴァ兄弟
司令…交代


又、現状に不足するものとして、
  • アスカの乳
  • アスカのおつむと慎み
  • トウジとカヲル君の人を思いやる心掛け
などが挙がり、当人達で骨肉の争いが発生

など、様々な話題が出される。 
しかし、結局方向性が決まらず収録の時間に……

そこで……

そこで採択されたのが「音だけアニメ」。
放映開始直後から停電し画面真っ暗、更に効果音、BGM全てを声でやり予算を浮かせようという一石三鳥のアイデア(発案:アスカ)。


以下、主な流れ。

ミーンミンミンミンミンミーン
ツクツクボーシツクツクボーシ
パシュウパシュウパシュウ
キャンキャンキャン
ダダダダダダダダダダダ!!
ダーダバダーダバダーダバダー
ウィーーーーーーーーーーーン
グワシッガーッドバシュ!!
グワシッグワシッグワシッ!!
ドビャウ!!
ウォーーーーーーーン
ジャララジャララン!!

凄い……エヴァ初号機が使徒に勝ったわ……

こんな構成がウケルわけもなく、シリーズ続行はお流れになり冬月の
「納品拒否……いや、打ち切りだな………」
で終わる。 

余談

このドラマが収録されているCDだが、
アスカ、レイ、ミサトが歌う残酷な天使のテーゼ
アスカ、レイが歌う「Fly Me to the Moon」
シト新生の予告3パターン
更には弐拾四話で使われた第九の第四楽章が丸々収録されているなど、何気に充実した内容にもなっている。
絶版だが、中古ならワンコイン程度で買えるのでは無いだろうか?


脚本は庵野秀明直 筆である。
CD中には「その他」役で庵野も登場している。


お色気強調→試作型プラグスーツ(破)
レイを饒舌に→ポカ波(破)
戦隊モノ→それっぽい色がそろう(Q)
合体ロボ→ANIMA
耽美→新劇場版全般(特にQ)
円盤使徒によるネルフ壊滅→ほぼそのまんま(Q)

などなど、このCDで冗談とされていたネタは、形を変えて新劇場版に輸入されていたりする。
庵野には当時から新劇場版の構想があったのだろうか。


冬月「項目追記…………いや、編集だな………」
ブツンッ

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