デカルト・シャーマン

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デカルト・シャーマン - (2017/02/07 (火) 22:01:51) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/09/26 (日) 10:44:32
更新日:2023/11/18 Sat 19:35:46
所要時間:約 10 分で読めます




行きますよ。

イノベイターの実力、知りたいんじゃないんですか?






CV:勝地涼
性別:男
年齢:?
身長:?
体重:?
血液型:?
所属:独立治安維持部隊アロウズ→地球連邦平和維持軍
階級:大尉

搭乗機



地球連邦平和維持軍に所属する軍人。
西暦2314年の時点で「公に」確認されている唯一のイノベイターである。


アロウズの軍人で、最終決戦ではGN-XⅢを駆り、前線に出て戦っていた。
そこでトランザムライザーのトランザムバーストで放出された高濃度GN粒子の影響を受け、
最終決戦後にイノベイターへと変革を始めた。当人も自覚する程目覚ましい能力の伸びにヴェーダが注目したらしい。

変革した後、彼の変革を確認した軍によって強制的に検査や人体実験が繰り返し行われ、監視も24時間休み無し。
小説版では「オナニーも出来やしない」と愚痴っている等、毎日が地獄だったらしい。
但し、公式Twitterのveda2314にて、
研究員の女性と愛について議論し、その女性に監視カメラの情報を消去させる
という大胆不敵な行動をとっていた事が明らかになった。
それを契機に、彼を監視する職員は全て男のイノベイドに変更された。ざまぁ

ではなくモノとして扱われ、造反・逃亡防止の為に首輪まで付けられていた。
その様な扱いを2年近くも受け続けてきた為、本人曰く「心も腐る」程性格が荒んでしまっている。

イノベイターとしての能力に絶対の自信を持ち、旧来の人類を「劣等種」と見下す事もあるが、決して嫌っているわけではなく、仲間の死を悼む等まともな人間性もある。

製作初期段階では『ジハード・ウィッグ』という名前だった。
それに伴い、名前の由来も有名な哲学者である「デカルト」と、超常的なものと交信する人々「シャーマン」から取られた事が判明した。

なお、デカルトの声を演じた勝地氏の本業は俳優である為、映画公開前はその演技力(アニメに合う演技なのかという点で)が不安視されていたが、
公開後は観客から好評を得た。



【劇中での活躍】

コロニー型外宇宙航行母艦ソレスタルビーイングを視察中のカティ・マネキンパトリック・コーラサワーに、純粋種のイノベイターとして紹介される。
実験器具が取り付けられた椅子に座らされ、首輪まで付けられた姿で登場。
上官であるカティの前でも平気で毒を吐き、「生意気だな…」とまで言われた。
地球圏に接近していた木星探査船「エウロパ」の軌道変更ミッションが失敗した事をモニターを全く見る事もなく言い当て
その場でカティの思考を読み取る等、イノベイターの力を披露。そのままガデラーザに搭乗し、その圧倒的な戦闘力で瞬く間にエウロパを撃破した。
軌道変更ミッション後にカティの進言でデカルトの待遇が改善され、以降は首輪を外され連邦軍の制服と階級相当の自由を与えられる。

ビリー・カタギリミーナ・カーマインの要請で木星電波に混ざっていた脳量子波を解析。
ELSの研究の為に地球からソレスタルビーイング号にやって来た際、観測された脳量子波はELSの「叫び」であると説明した。

木星から大量のELSが出現した際には刹那・F・セイエイルイス・ハレヴィ等、脳量子波の高い人間達と同じようにELS達の脳量子波を感じ、その叫びに悶え苦しむ。

ELSが地球圏に到達する前に一度接触する為、派遣された先遣艦隊にイノベイターとして参列。16日後に火星圏でELSと接触する。
相手の出方を見るべくガデラーザで先行するが、ELSが動きを見せると同時に先制攻撃を仕掛け、それを皮切りに先遣艦隊もELSとの戦闘に入る。
次々とELSを撃破していくデカルトだったが、その物量の前にGN-XⅣや巡洋艦は次々と侵食され、最終的に先遣艦隊はデカルトのガデラーザを残して全滅。
母艦がELSに取り込まれたのを確認するとそこに集まっていたELSを巡洋艦諸共全艦撃破し、それでも生き残る為に孤軍奮闘。
その圧倒的な戦闘力で善戦していたものの、侵食されたGNファングを通じて頭に響く頭痛で集中力が途切れ、最終的に対応出来ず大型ELSに取り付かれてしまう。
火星圏での連邦軍とELSの戦闘を知ったソレスタルビーイングが救助に駆けつけるも間に合わず、
ELSから流れ込んでくる情報量に耐え切れず精神崩壊を起こしながらELSに取り込まれる形で戦死した。鼻から(小説版では両目からも)血を垂れ流しながら侵食される最期は中々ショッキングである。



【台詞集】

デカルト・シャーマン大尉、イノベイターだと言われています
生意気だな…
モルモット扱いされ続ければ、心も腐ります……

失敗ですよ
どうして分かる!?
理屈なんか有りはしません。あるんですよ、そうだという確信がねぇ……

行きますよ
貴官が!?
イノベイターの実力、知りたいんじゃないんですか?
ッ…!
あっ…!
勿論、あなたの希望通り新型で出ます
貴様、私の思考を…!
モルモットですから……

「脳量子波コントロールシステム、問題無い。ガデラーザ、デカルト・シャーマン出撃をする」

「脳量子波同調。GNファング…射出をする!」

「日頃の鬱憤……晴らさせて戴く!」

送っておいた資料は読んで貰えたかしら?ミスター・イノベイター
変質した木星電波の解析。一介の兵士に無茶を頼む…。自分はそれ程万能ではありませんよ
今の僕達には、ELSに対する情報が圧倒的に不足している。少しでも…手掛かりが欲しい
……ならば答えましょう。あれは…“叫び”です
“叫び”…?
誰かを呼んでいるの?
フッ…。それを調べるのは、あなた方の仕事ですよ。それでは失礼します

「劣等種が……」

「な、何だ…この感覚は……!?」

「プラン31に移行する。様子を見ていても埒が明かない。ELSの真意…見極めさせて貰う!」

「動いた…!ならば対応する!」

「この物の怪共がァ!」

「頭に……!響くんだよぉ!!叫んでばかりでぇ!!!」

「ここで死ぬ気は無い……。一網打尽にする!」

「これは味方殺しではない!既に彼らは……!」

「この野郎ぉぉぉッ!!!」



【余談】

予告編やCM、劇中での活躍で圧倒的な存在感と力を見せ付け、演出的にはまるでラスボスになりそうなポジションだったが、蓋を開けてみれば「噛ませ犬」的な扱いのキャラクター。
宣伝用のピンナップではあたかも刹那と出会う、或いは戦うかのように描かれていたがそんな事は無く、刹那がELSに取り込まれつつあるデカルトを助けようと呼び掛けたのが唯一の関わりだった。
(しかも、連邦のパイロット」としか呼ばれず、名前すら呼ばれる事も、言葉を交わす事も無かった。)

これは本作で「イノベイター」という存在として刹那との明確な対比を描く為である。

「刹那が対話を成し遂げたのは、決して彼がイノベイターだからという『だけ』ではない」という事。
重要なのはそれを可能にする能力だけではなく、分かり合おうと努力する心
結果としてあのような最期を迎える事になってしまった非常に不幸なキャラクターとも言える。



【ゲームでの活躍】
『OVER WORLD』で初参戦。声は原作通り勝地氏。ボイス有り参戦には多くのファンが驚いた。
指揮と魅力が劣る以外はリボンズ・アルマークと同等のステータスで歴代のラスボス達にも匹敵する。
固有スキル「イノベイター」のおかげでかなりの火力を発揮でき、マスタースキルの関係上、同様にイノベイターを持つ刹那よりもその効果を活かしやすい。
特殊台詞も余すことなく言ってくれるが、意味深なのは「ゴッドフィンガーさえ出来やしない!」という台詞。性的な意味ではないだろうが…。

UX』で参戦したが、ボイスも戦闘シーンも無い。
出番は僅かで、原作通りELSに取り込まれて死亡する。別に他作品の噛ませにされたりしたわけではないのでマシ……かも知れない。
にしたって、噛ませ過ぎる展開だったが。

更に『第三次Z天獄篇』にも参戦。『UX』の汚名返上なるかと思いきやなんと出番は一言のみ。
しかもその一言はELSに取り込まれて死亡する瞬間の断末魔である。
最早噛ませ以前の問題であった…

という感じで上記2作品があまりに不遇だった為、デカルトの好待遇の命運が『BX』に託される事に。
しかしそこでプレイヤーを待ち受けていたのはインターミッションでガデラーザが撃墜されたと一言報告があっただけ。
とうとう台詞・顔グラどころか名前すら表示されないという悲劇であった…。

そんな中、現在唯一の例外が『CC』。
ELS戦で救援が間に合った為、死亡せずに生き残る。
その後、ELSの決戦にグラハム・エーカーの特攻を止める形で参戦。
もう一人の革新者として対話を成す事は出来ないが手伝いは出来るとして、刹那の援護を行うという良い扱いを受けている。
何故他の作品でもやってくれないのか…。やはり声か?声なのか?



編集しますよ。

貴官が!?

Wiki篭りの実力、知りたいんじゃないんですか?

ッ…!

あっ…!

勿論、あなたの希望通り追記・修正します。

貴様、私の思考を…!

モルモットですから……。


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