劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-

登録日:2010/09/09(木) 04:35:10
更新日:2021/01/11 Mon 03:26:31
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最終決戦(来るべき対話)の始まり。
それは、人類の目覚め―――――


刹那・F・セイエイらガンダムマイスターを擁するソレスタルビーイングと、リボンズ・アルマーク率いるイノベイド勢力の戦いは、
変革者たる「真のイノベイター」への進化を遂げた刹那の奮戦により、幕を下ろすことになった。

独立治安維持部隊アロウズの解体後、新生した地球連邦政府はソレスタルビーイングの量子演算システム《ヴェーダ》を接収。
「イオリア計画」は正式に連邦政府主導の下に進められることになり、世界は緩やかに、しかし確実に平和への道を歩んでいた。


そして、西暦2314年。
その時は突如訪れる―――――




機動戦士ガンダム00』の完結編。
副題《A wakening of the Trailblazer》は『先駆者の目覚め』を意味する。

ガンダムシリーズの劇場作品としては『機動戦士Ζガンダム A New Translation(新訳Ζ)3部作』以来4年振りの作品であり、
機動戦士ガンダムF91』以来実に19年振りとなる完全新作ストーリー。


劇場版のストーリーが2ndシーズンの中盤辺りで決定した為、TVシリーズは劇場版に合わせて構成が変えられている。
この変更は、元々二つのエンディングを想定していたうちの、主人公やキャラクターの生死等の顛末を劇場版に沿った方を選択したものである。


また、本作はこの作品における初期構想を反映させて生まれた作品である。

水島監督が検討した初期構想は二つあり、「人対人ではないガンダムにおける戦い」と
「争いは自分の故郷になり得る土地への欲求が根底にある。それを踏まえた上で宗教等人々を分けるものや人間を表現する方向性」があった。
後者の「故郷になり得る、もしくは故郷である土地を巡り争う」要素から土地を持たない第三勢力ソレスタル・ビーイングへと発展したのが本編シリーズである。

そして、劇場版製作が現実的になった時点で、この二つの初期構想に立ち戻り、「自分の故郷になり得る土地を求める異星体との戦いと対話」がテーマとなった。



公開日は2010年9月18日。
東北・北陸・中国・九州の各地方では公開はやや遅れて10月30日以降となっていた。


劇場入場者特典として、TVシリーズから劇場版まで各キャラクターが過ごした2年間のエピソードが書かれたストーリーカードが配布。
いずれも脚本を担当する黒田洋介氏の書き下ろしで、全12種が配布された。

また、各ガンダムマイスターの表紙+担当声優のグラビア等が掲載された限定パンフレットや限定プラモデル等も販売された。

TVシリーズでも評価の高かった戦闘シーンが完全新規の劇場版クオリティで作り出されるという事で期待も高まったが、
一方で未知なる敵「ELS」の存在が従来のガンダムシリーズとはあまりにも毛色が違うことによる食わず嫌いで公開前から批判していたファンも多く、
公開後も(そして現在でも稀にだが)ネット上で賛否両論の意見が飛び交い、
更にガンダムシリーズの(いろんな意味で)熱狂的なファンの一人が、監督の水島精二氏や一部のスタッフ・キャストのTwitterに乗り込んで、
映画の内容に異議の申し立てをするという珍事も発生した。



物語は刹那・F・セイエイリボンズ・アルマークの最終決戦から2年後の西暦2314年。

世界が統一に向かう中、130年前に廃船となった筈の生体反応の無い木星探査船が、突如地球圏に接近してくる。

それは、新たな危機。人類の存亡を賭けた戦いの始まりを告げる船だった。

イノベイターへと変革した刹那は、この危機に立ち向かう中で自らの変革の本当の意味と直面する事”になる。

イオリア計画最終段階。“来るべき対話”とは、一体何なのか──―――




本項目は一部ネタバレを含みます





エルス。【地球外変異性金属体】と訳される。
  • 金属で構成された体
  • 自身の姿を自在に変える事が出来る
という点以外は一切不明。




人はなぜ、戦わなければならないのか。
人はいつ、分かり合えるのか。


刹那とダブルオークアンタが、最後の戦いに赴く


人類の滅亡まで、残り7日


最終決戦が、始まる



登場機体

ソレスタルビーイング





地球連邦平和維持軍


GN-XⅢ(連邦、コロニー公社)
ガガ
●ガガキャノン


●バイカル級航宙巡洋艦
●ヴォルガ級航宙巡洋艦
●ナイル級大型戦艦
●ウラル級宇宙輸送艦
●ヴァージニア改級汎用駆逐艦
●ヴァージニア級輸送艦武装強化型
●多目的輸送艦ラオホゥ武装強化型
コロニー型外宇宙航行母艦ソレスタルビーイング


キャラクター

ソレスタルビーイング



地球連邦平和維持軍

グラハム・エーカー
我らが乙女座の漢。
劇場で彼の名言がプリントされた『グラハム名言ノート』なる物が販売された。
ビリー・カタギリ
パトリック・コーラサワー
「不死身のコーラサワー」改め「幸せのコーラサワー」。幸せすぎて不死身でなくなった…と思いきや、案の定しぶとく生き延びた。
カティ・マネキン
アンドレイ・スミルノフ
デカルト・シャーマン
ミーナ・カーマイン


その他

沙慈・クロスロード
ルイス・ハレヴィ
リボンズ・アルマーク
嘗て散った筈のイノベイドだが…?
マリナ・イスマイール
クラウス・グラード
シーリン・バフティヤール
アーミア・リー
劇場公開時は本名が不明だった為、ネット上では「玄関子」または「メタルJK」等と呼ばれていた。
序盤に登場しELSに半身を侵食されるも、辛うじて生存した女子高生。
泣き黒子が印象的な妙に気合の入ったデザインと中盤、終盤、そして劇場版公式外伝での意外な登場から注目されている。


楽曲

●イメージソング

CHANGE/UVERworld
警鐘/THE BACK HORN

●ダブル主題歌

閉ざされた世界/THE BACK HORN
クオリア/UVERworld

●挿入歌


●オリジナルサウンドトラック/川井憲次

2枚組で発売中

◆小説版

デカルトのオ○ニー発言等随所に新規のセリフが追加され、コミカルな心理描写が多い。
更に劇場版では明らかにされなかった設定も書かれているが、
こちらは「本編の小説版以上に独自解釈や設定を作者に委ねたものであり、劇場版と完全に合致するものでもない」という注釈がついている。

◆漫画版

作画担当は介錯氏。
ユニオンフラッグ ソレスタルビーイング仕様が登場しない代わりにダブルオーライザーがマントをつけて登場したり、
刹那が沙慈達を助ける為に銃で威嚇射撃をする前にバイクで某人物に体当たりをしたりとかなり独自のアレンジが施されている。
また、最終決戦には本編の没案だったダブルオーライザーやガデラーザに擬態したELSが登場する。


◆映像ソフト

Blu-rayとDVDが2010年12月25日発売。
Blu-rayは本編のみの通常版と本編の他に特典Blu-rayや絵コンテ集、シナリオ、生フィルム、ブックレット、縮刷版プレスが付属した初回限定BOX仕様のCOMPLETE EDITIONの2種類で発売。
2011年年5月27日よりレンタル開始。
なお、Blu-ray/DVD化に当たって本編は劇場公開版から一部手直しが加えられている。



スーパーロボット大戦UX』にて初参戦。
同じく「対話」をテーマにした『劇場版マクロスF』『蒼穹のファフナー』シリーズとのクロスオーバーは必見。

第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』では原作より前の状態で始まる為か、ダブルオークアンタが未完成であるものの、色々と他作品にクロスしている為、かなりの存在感がある。
そして『天獄篇』にて、シナリオが本格的に再現された。

スーパーロボット大戦BX』では、初参戦となる『機動戦士ガンダムAGE』『SDガンダム外伝』のキャラクター達とのクロスオーバーが展開された。
更に『スーパーロボット大戦V』にも参戦した。

劇場版準拠の設定が色々使い勝手良いせいか、おかげでTVシリーズ準拠での参戦がしばらくご無沙汰に……


◆余談

タグ項目で気付いた方も多いと思われるが、この映画のモチーフとなっているのは、
有名なSF作家、アーサー・C・クラークの傑作SF小説である『 幼年期の終わり 』であり、
映画で描かれた主なストーリーは『幼年期の終わり』の第一部「地球とオーバーロード達と」の部分にあたる。
裏設定の年表によれば、第二部「黄金時代」と第三部「最後の世代」に相当する設定も練られている。

ちらっとソレスタルビーイングに関するドキュメンタリー(と主張している)映画が出てきているが、あまりにも色んな意味で酷い。是非コーラを口に含みながら鑑賞してほしい。
あの開発トライエイジ隊ですら『00』オンリーのキャンペーンカードの半分を使わないと拾えなかったレベルと言えば分かる人には分かるだろうか。全部コーラサワーの所為って事になってるけど、いいのか?

1stシーズンから数年立って一部のキャラが30代に突入したり、40歳手前のキャラも居るのだが、目元にシワが出来る等の表現は一切無い。
GNアンチエンジングでも流行っているのだろうか?




Peace cannot be kept by force.
(平和は力によっては維持できない。)

It can only be achieved by understanding.
(それは相互理解によってのみ達成される。)

Albert Einstein, A.D.1879/3/14─A.D.1955/4/18
アルベルト・アインシュタイン 西暦1879年3月14日生─西暦1955年4月18日没








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最終更新:2021年01月11日 03:26