登録日:2009/05/29(金) 00:52:33
更新日:2025/03/05 Wed 22:44:34
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やられるかぁッ!
死んでも…帰るんだよぉッ!大佐の元にぃッ!!
【プロフィール】
搭乗機
【概要】
AEUのフランス軍に所属するMSパイロットで、スペシャルで2000回で模擬戦なAEUの
エース。
世界中のマスコミを招き入れての公開演習のパイロットに抜擢されるAEU随一の操縦技術を持つものの、
「
AEUのエース」と称して憚らない自信過剰かつ喧嘩っ早い性格で、軍上層部も手を焼く問題児扱いされている。
第1話でいきなり上司に「
馬鹿」、「
腕は確かだが性格に少々問題あり」と言われ、言動や振る舞いは当時28歳のそれとはとても思えない。
00セカンドシーズン終盤まではガンダム史上稀に見る
噛ませ犬、
ネタキャラであり、出撃の度に機体は破壊される。
シリアスな戦闘であるにも拘らず
ロケット団ばりにポーズ決めて飛んでいったりした。機体の頭だけがよく吹っ飛んだのは彼の
GN-Xだけである。
とは言え作中の描写を細かく見ていくと「スペシャルで2000回なAEUのエース」は大言壮語ではないことが分かる。相手や状況が悪いだけで彼もまたトップ級のパイロットなのだ。
オフの時は女の子たちにモテモテなシーンが確認されており、大佐をデートに誘ったおかげで
GN-Xをゲットする等、何か本能的な部分で世渡りが上手なのかもしれない。
特に、後の顛末を考えれば
非常に女性を見る目があると言える。
軍から配布される重要書類は一切読まず(劇場版では本人曰く「報告書とか、読むの苦手で……」)、
勤務時間と思しき真昼間から女とデートし、挙句ガンダム掃討作戦等の極めて重要な会議にすら堂々と遅刻する始末。
そもそも普通の士官なら28歳までには中尉〜大尉に(しかも基本自動的に)なるものだが、余程問題アリな人物として認識されている様子。
寧ろこんな人材が士官になれた辺り、パイロットとしての腕は際立っている証左でもあるのだろう。
昇格する以上は部下の状態把握・指揮指導能力が必要になっていくので、AEU軍人事部の判断は妥当かもしれない。
実戦においては、センスの高さから小隊長程度ならばそこそこ良く勤め上げるが、逆に言えばそれ以上はとても任せられない。
小説では「過去にこだわらない男」「過去の失敗にはこだわらないが、過去の栄光にはこだわる男」「立ち直りも切り替えも早い男」と表現されている。
…が、その一方で「自分が他人に自慢できるのはパイロットとしての技量だけ」と振り返る場面もあるため、上記の評価も当人が一番よく理解していた模様。
視聴者からのあだ名はその独特な苗字から「炭酸」。
【1stでの活躍】
最新鋭機である
AEUイナクトのデモンストレーションパイロットに選抜され、第1話で機体の公開演習を行っていたが、
突如飛来した
ガンダムエクシアにフルボッコされ、「
世界で最初にガンダムに介入され、ボコボコにされたパイロット」という形で他国でも悪い意味で有名に。
ただしこのシーンでも、相手の武装と周りの被害を考慮してブレード使用・近接不利と見て射撃に変更・GNソードを防御するために腕でガードするも切断される・コックピットを守るために頭部でガード…と、性能差で圧倒こそされたものの攻撃への対応そのものはバッチリ出来ていたりもする。
これ以降、ガンダムに強い対抗心を抱くが、出撃の度に出オチやギャグとしか思えないようなやられ方を繰り返し連戦連敗。
とはいえ、初見の
ガンダムヴァーチェが放つGNキャノンで僚機が数機まとめて消し飛ぶ場面でも、彼だけは直撃を逃れている様に、非凡ではある(でも余波で墜落)。
初期は
ライバル心でガンダムを狙っていたが、合同軍事演習直前、
女遊びが原因で遅刻した際上司の
カティ・マネキンから
2度の鉄拳制裁を受けた際に一目惚れ。
それからは度々アプローチを掛けており、「
大佐の為に戦果を上げる」という意識が強くなった。
当の大佐も満更ではない様子で戦闘序盤に出撃命令が出ず燻ぶっていたコーラサワーに「信用しろ。私が
お前を男にしてやる」と作戦の主役を任せるセリフを口にしている。
人革連・ユニオンとの合同作戦時では4機の捕獲型ヘリオンを率いて離脱中のヴァーチェを襲撃し、自分を囮にして部下のリニアシールドでヴァーチェを拘束・移送し、鹵獲にまで追い込んでいた。
途中
スローネアインの横槍で逃がしたものの、
イナクトのコックピット真下に砲撃(毒性のGN粒子ビーム)を食らって撃墜されたが生きていた。
スローネドライのフィールドジャマーで連絡も取れず砂漠のド真ん中に放置されていたが、なんやかんや帰還した模様。
その後マネキンに「世界が変わっていく中で何か考えることはないのか?」と聞かれた際に「
はい、ないです!」と即答したシーンは有名。あまりの潔さに1周回って失笑した視聴者も多かった。
しかしながらノベライズ版の描写によると、この回答はマネキンにとって
100点満点のものであり、呆れながらも
GN-Xのパイロットに任命している。
詳細は余談の項『馬鹿は自覚している』を参照。
その後、GN-Xのパイロットに選ばれてからは、弾幕を回避しつつ
ガンダムデュナメスのコックピットを半壊に追い込んで戦闘不能にしたり、最終決戦では偶然が重なれど僚機と共に
ガンダムナドレを相討ちで大破に追い込むなど輝く姿も見られた。
しかしこのナドレ戦で自機も半身を吹き飛ばされ、死亡したと思われる(公式サイトにも死亡と書かれていた)。
…が、EDの4年後の場面では
大佐の後ろで敬礼する元気な姿がサラッと映されていた。
実は隣で撃破された僚機と異なり、相討ちの際に吹き飛んだのは上半身だけ。そして
GN-Xのコックピットは下半身(腰部)にある。
また生還の経緯として外伝漫画の『00F』にて、太陽系外へと漂流している
GN-Xの下半身をマイスターの
フォン・スパークが「邪魔だ」と言い
ガンダムアストレアTYPE-Fで足蹴りしている。
その中にいたのが他でもないコーラサワーであり、地球の軌道に入って無事に生還したのだった。
無防備で地球に落とされたら、大気圏内の摩擦熱で蒸し焼きにならないものだろうか?どのみちこの男なら生き残りそうだが…
この様に、悪運を吸い寄せる力と卓越した操縦技量を兼ね備える事で、化け物染みた驚異的な生存能力を発揮している。
揶揄の意味も込められているが、当人はポジティブに受け入れ、
地球連邦平和維持軍に於いて随一のパイロットとして活躍していく。
【2ndでの活躍】
2ndシーズンでは中盤の第8話から登場。
カティ個人を守る為だけに
アロウズに入隊。カティの台詞から察するに五月蠅いくらいににアロウズには関わるなと言われていたが
「大佐を守りたい」一心で自分から志願。「アロウズに入ればガンダムと戦うことになる。
死ぬことになるぞ」と言われるも
「お言葉ですが、自分は七度のガンダム戦を行い生き抜いてきました。仲間から付いたあだ名は、不死身のコーラサワーです」と答えた。言うまでもないが
「不死身のコーラサワー」はここが初出。
なお肝心の初出撃任務は大気圏外へと離脱するトレミーを追撃するがGNミサイルを運悪く食らい
「またかよおおおおっ!?」と叫びながら煙を噴き落ちていった。
宇宙に上がった後は
自分自身を囮に2機の僚機との連携で
ケルディムガンダムを撃破手前まで追い詰めるが、駆け付けたダブルオーライザーによって僚機2機が瞬殺。自身もケルディムにぶん殴られ戦線離脱した。皮肉にも囮を務めたコーラサワーが生き残っておりここでも彼の不死身が発揮されている。
再び戦場が地球に移った際はカティにも不死身の力を試されMSパイロットではなくただの輸送機の同乗を任されたりもした。こちらでも水面スレスレの飛行をして狙撃を回避したりと各所で実力の高さを見せている。
数々のガンダム掃討作戦に参加するが、
ブレイク・ピラー後はカティと共に一時期行方不明に。
その後、
ソレスタルビーイングとアロウズの総力戦に反乱軍として加勢、連邦正規軍カラーの
GN-XⅢを駆り、次々と
アヘッドとアロウズ艦を落としていった。
この時に
アヘッドのほぼ零距離のバズーカ射撃を紙一重で回避しながらランスで弾いて
ビームを叩き込むという何気に凄いことをやってのけている。
GN-XⅢとアヘッドではアヘッドの方が高性能であるにも関わらず瞬殺である。やっぱり何だかんだ言ってもこの男はエースなのだ。
ガガの大群がカティの艦に攻撃を開始した為、
トランザムで突っ込んでいくガガの真正面にピンポイントで割り込み、
GNランスをぶち込んでこれを迎撃する芸当を披露したが、その多さに対応し切れず、最後は自らの機体を盾に
自爆してカティを守り抜いた。
俺の大佐に…! 手を出すなあああああ!!
大好きです…カティ…!
遂に死亡したと思われていたが、やはりお約束、つか当然、まぁ結局無傷で生きていた。機体が爆散したシーンをよく見ると爆煙の中に色が違うものが一筋紛れており、脱出装置の噴射煙だと言う事がわかる。
最終話のEDにて准将へ昇格したカティと見事結婚。
いやあ~、はははっ! 『不死身のコーラサワー』改め『幸せのコーラサワー』になりましたぁ~っ! あっはははは…!
しかし、婿入りなので名字はマネキン。
嘘バレでキュリオスリペアに乗る等色々期待されたが、結局最後まで専用機は貰えず仕舞い。最終決戦に専用の
GN-Xを貰う案はあったが無くなったらしい。
【劇場版での活躍】
戦闘時以外は常にカティの傍にいる様子で、准将となったカティの事を相変わらず大佐と呼んでは叱られている。もっともわざと呼んでいる節もあるが。
結婚と前後して大尉へと昇格していたのだが、「幸せ過ぎた」という理由で職務怠慢をして准尉まで降格した。
天然ぶりも相変わらずだが、
「あんな偶然もうありませんよ。もしあったら、地球は完全に狙われています。悪い宇宙人によってね」と冗談半分で
ELSの存在について言い当てたりもしている。
最終決戦では両肩にGNシールドを
装備した
指揮官仕様GN-XⅣで出撃。
次々とELSを撃破していくが多勢に無勢で次第に追い詰められ、尚も最前線で奮闘していたが、終盤で遂にELSに機体の大部分を侵食され脱出も出来ない状態に。
最後には
死を覚悟し、最愛のカティに最期の通信を送り、ELSを道連れに
自爆を試みる。
カティ「パトリック!」
いやあ、ドジりましたァ。幸せすぎてェ、不死身じゃなくなっちゃったみたいです
カティ「いますぐ脱出しろ!」
それが、無理なんです…でも、タダじゃ死にませんよ! コイツだけでも道連れにして…
カティ「くっ...!」
うおおおおおおおおおっ!
バシューン!ドォーン!
おっ………おわあああああああっ!?
が、タイミング良く駆けつけた
ダブルオークアンタによって機体から放り出され、またしても命拾いした。
しかもパイロットシートが
盾になって爆発に巻き込まれずという相変わらずの幸運ぶり。
その後激戦の最中悠々と宇宙遊泳をしており、観客の予想通り何事も無かったかのように無傷である。その後は幸せのマネキン夫婦であったに違いない。
末永く爆発しろ。
因みに、予告編で神回避をしていた
GN-XⅣは彼の機体である。
ELSの襲来により
デカルト・シャーマンと
グラハム・エーカーが戦死した為、現連邦軍最強のパイロットは彼という説がある。
(ガンダムマイスターは非公開の存在なので、彼が現連邦最強パイロットなら事実上世界最強パイロットとなる)
なおその後グラハムがELS戦後も生存していることが確定した。しかし彼は軍を抜けてソレスタルビーイングに加入したので炭酸連邦軍最強説はかろうじて堅持されている。
【OP・ED】
「出番をください!た、大佐ぁ~~~!」
一話から登場し、その後なんだかんだ生き残り人気キャラとなったのに、OPとEDに縁がない。
二期前半の
儚くも永久のカナシでは登場!顔出しもあるよ!
……なのだが
「セラヴィー対アルケーの戦闘中にセラヴィーの砲撃にジンクスⅢが巻き込まれて情けない顔で画面を覆う」というものであり、インパクトは大きいが活躍としては微妙なところ。
【その他】
専用のイナクト(デモカラー)とはシナジーがあるものの、イナクト(指揮官機)や専用
GN-X(回収効果)とは何故かシナジーが全く無い。
寧ろアンチシナジー。
【ゲーム作品において】
スーパーロボット大戦シリーズでは『
第2次Z破界篇』より初登場。
なお、敵としてならともかく、味方としては『00』のパイロットとしてはブッチギリで能力が最下位。
作品次第で
技量と命中以外はカツといい勝負するくらいの能力である。
ある意味ギャグキャラ枠とはいえ、いくらなんでもコーラへの評価低すぎだろう…
とはいえ、ガンダムマイスターやグラハムには及ばないとはいえ高めの能力であることもあり、高レベルの底力を持っているのも魅力なので、彼自身は2軍というほどではない。ただし、乗り換え不可なので、所詮
量産機では厳しいところがある。
Zシリーズ
『破界篇』序盤は1stシーズン初期のイメージもあってかやたらと粗暴な態度が目立ったが、『再世篇』以降はトゲがなくなって良い意味でアホらしくなっていた。
だが『再世篇』ブレイクミラー事件では軍人として〆る所は〆、カッコイイ言動をしてプレイヤーを良い意味で驚かせた。
しかし、ここでは他の味方NPCは撃墜されても何度でも復活するのに、コーラサワーだけは普通に撃墜されるというオチが付いた。
また、ZシリーズではOZがAEU所属である設定から
ゼクス・マーキスと、ならびに原作でほぼ接点のないグラハムとは三人揃って戦友関係となっている。
傍から見ればアホの子にしか見えないコーラサワーだが、ゼクスやグラハムは迷いとは無縁でカティのために命を懸けるコーラサワーは信念を以て戦う男だと敬意を表しており、
第2次Z再世篇で迷走の果てにゼクスやグラハムがミリアルドや
ブシドーとして敵として何度か出てきた後、第3次Z時獄篇では彼らが味方として参戦すると過去に敵として振舞ったが故に若干の気まずさを覚えている2名に対し
「名乗ってくれないなんて水臭い」「過去を償うために戦っているのなら、俺から言うべきことは何もない」「俺含めてまたエースがそろい踏みだな!」などと気さくに声をかけて気を遣い、
ゼクスとグラハムからは
「器が違う」とさらに株が爆上げされた。
また、
ラスボス戦では「俺を呼ぶ時は、不死身のコーラサワーか、幸せのコーラサワーにするんだな!」と発言し、律儀にも相手がそれに応えたため、「お前は俺を不死身で幸運だと認めた!つまり、お前に勝ちはない!」と返す頭脳派なところを見せた。
その他単発作品
『
UX』では
フラグを建てている場合、自身の不死身を
アンドレイに移すことでアンドレイを生存させる。フラグを立てていなくても普通に生き残るが、自軍で使うことはできない。
また、黒騎士ことバーン・バニングスに一度撃墜されており、自軍入りした際にダリルとの会話をリフレインしていた。
『
BX』でも、やはり
フラグを建てているとアンドレイを救出する。
『
V』では、グラハムと共に自軍に加入。
「幸せなコーラサワーことパトリック・マネキン」と名乗り、ロックオンから
「どこにコーラサワーがあるんだよ?」とツッコまれていた。
『X-Ω』
とあるイベントシナリオでは
エウレカセブンや
ダイターンの話に紛れ込んだのだが
ここでもコーラサワーの
「アホっぽく見えるけど市民を守ろうとする気概を他の版権キャラに内心評価される」
「子供の面倒見が意外と良い」
という普段の「アホ」「大佐バカ」以外の面も見せ、コーラサワーのファンが増えたとひそかに囁かれている。
このようにアニメ本編では悪運の良さやしぶとさ、大佐好きの面が目立つ彼だが、
スパロボだと意外な一面が描写される事も多いため、+方面で良い補正がかかってると言える。
一応、1stシーズン序盤状態だと思ったことそのまま言うので、周りから失言扱いされることもある他、
後述する彼のスタンスである「信頼できる人の意見に従う」が若干裏目に出ることもある。
その一方で、そのスタンスを曲げてまでカティに意見した(逆に言えば、コーラサワーが意見してしまうほどヤバい状況だった)事もある。
また、自身の異名の「不死身のコーラサワー」についても、「本当に不死身の存在がいるとは思っていないが、運だけでなく生きたいと思ったから生き延びてきた」と語ったり、
「不死身故に、仲間達の死を多く見送らなければならない」という哀しみを垣間見せた事も。
VS.シリーズではエクストラ機体、もしくは有料DL機体として
GN-XⅢが登場し、彼もパイロットとして参戦。
目立つ声で大佐への愛とガンダムへの対抗心を叫びまくる他、
「俺も二度ぶたれたことあるんだぜぇ」(アムロに対して)など、きっちり原作のネタも拾っている。
残念ながら
別の大佐に執心な彼との特殊台詞は無かった。
覚醒技は敵機を掴んでの自爆だがヅダやザク3とは違い自機の耐久値が必ず1残るという仕様なので、言うまでもなく彼の不死身っぷりを再現した技となっている。
【余談】
- ・模擬戦2000回…ではない!
- 「スペシャルで、2000回で、模擬戦」の意味は、「2000回ものスペシャル・スクランブル(領空侵犯に対する緊急発進)を熟し」「模擬戦でも負け知らずの技量を持つ」という意味。
断じて模擬戦ばっかり2000回繰り返していたわけではなく、パイロットとしてはかなりの修羅場を潜ってきた方である。
ただし、PS2で発売されたゲーム(「ガンダムマイスターズ」)のストーリーでは「今欲しいのは、2000回の模擬戦勝利じゃねぇ」と言い切ってしまっているのだが…
- ・馬鹿は自覚している
- また、馬鹿ではあるが「自分が馬鹿である」という自覚はあり、
その上で「馬鹿な自分があれこれ考えても時間の無駄なので、難しい事を考えるのは信頼出来る学のある人物に丸投げして任せて、自分はその実現に努める」という信念を持っている。
兵士であれば理想的な思想であっても部下を持つ士官としては問題ではあるのだが
作中でその「信頼出来る人物」に選ばれたのがカティであり、先述の女を見る目だけではなく、人を見る目も確かなようである。
また、そのせいでスパロボUXに客演した際に前述の通りカティに戦術、戦略的な意見をした際には、
これらの設定を把握しているプレイヤーには「コーラサワーがカティに意見しなければならない程ヤバい事態である」と言う認識された程。
前述の「はい、ないです!」発言についても、いわば「情勢は理解しましたけど自分は軍人なんで野心も思想もないです!上官(マネキン)の命令に従います!」という宣言である。
ちなみにマネキンはこの時彼をGN-Xのパイロットに任命するか悩んでおり、彼が妙な思想や後ろめたさを持っていないか確認するために「何か考えることはないのか?」と問うているので「はい、ないです!」以外の回答はアウトだった模様。
それはそれとしてあまりにあっけらかんと言い切ったのでさすがにポカンとした
- ・実はあんまり呼ばれていない異名
- 「不死身のコーラサワー」という異名は外伝の『00V』で判明した設定。
アドヴァンスドGN-Xに乗るエイミー・ジンバリストはこの噂を聞いて「強いヤツに違いない」とライバル視していた。
もちろん自称ではなく揶揄に近い渾名だが、2ndシーズンでからは自らそう名乗って(マネキンに呆れられて)いる。
- ・コーラに始まりコーラに終わる
- 作中刹那・F・セイエイが最初に撃墜した人物であり、最後に撃墜した人物でもある。
- ・デスクワークもしてた…と思いきや
- 外伝の『00N』では、ジョシュア・エドワーズ
という名のエリンギが乗り活躍したというエアロフラッグについて、彼が書いたレポートが登場した。
- が、実際は最後の数行以外は他人に丸投げしたものだった。
-
しかし!パトリック・コーラサワーよりは劣るのは間違いない。(略)イナクトが完成すれば(略)そのために日々模擬戦を繰り返し、備えているんだ!
- ・ビルドダイバーズへの出演
- 2018年放送の『ガンダムビルドダイバーズ』及び続編の『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』及では、モブ(アバター)に歴代シリーズの服装をした人達が出てくるが、
何故かコーラサワーだけは本編そのままの姿で毎回どこかに映り込んでいることが判明。視聴者がコーラサワー探しを始め、SNSでは「今週のコーラサワー」なるタグが出来るほど盛り上がっている。
- 10年経っても衰えないコーラサワー人気恐るべし…
- そして、モブ出演を経て第11話でついに台詞が与えられ(その回に本人の姿の出演は無かったが)、最終話ではソレスタルビーイングのパイロットスーツを着用して登場。
- 11話では本編と同じくGN-X、最終話ではGNドライブ搭載型イナクトを駆っており、EDクレジットのキャスト欄には…
- 「パトリック・コーラサワー:浜田賢二」
-
- 本名の上にオリキャス。どこまで愛されているんだこの男は…
- また、続編も含め精鋭ばかりが集められた戦いに招集されているなどなんだかんだ実力は高い模様。
- ・活躍は想定外だった
- 00の初期の構想では「序盤に出てくる賑やかしキャラでそのまま退場」という立場であったらしいが、強烈な個性がスタッフでも話題になった結果、退場の機会を失って死ななくなったとのこと。
周囲に愛されて生き残った、まさに不死身のコーラサワーである。
一方でいつか死ぬぞほら死ぬぞと言わんばかりにストーリーが展開されていたので結局1話のデモ機イナクトを除くと最後まで専用機が与えられなかった。
劇場版のダブルシールド仕様GN-XⅣは一応専用装備ではあるが、指揮官機は自由に武装を調達できる権限があるので他にダブルシールド仕様がいても不思議ではない。
- ・バルサム・アーレンド
- 『機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY』にはハイペリオンガンダム2号機のパイロットとして『アルテミスの荒鷲』と自称するバルサム・アーレンドというキャラが居るが、シミュレーションでしかMS戦を経験しないままにカナードが操るハイペリオンガンダム1号機に撃墜されてしまった。
- 2000回ものスペシャル・スクランブルをもこなし戦果もキッチリ上げていたコーラサワーとも対比されて笑われていたが、「Gジェネレーション クロスレイズ」においてはなんとバルサムがCV.浜田賢ニとなった。マジでコーラサワーだコレ…(大幅に劣化してるが)。
- ・令和のコーラサワー
- 2022年、コーラサワー自身は特になんもしてないのにこの言葉がトレンド入りした。
- というのも「機動戦士ガンダム 水星の魔女」にてグエル・ジェタークが、彼のように第一話で登場かつ主人公の初陣で対峙し、挙句機体をバラバラにされた事。
- そしてその失態の後に見せた誠実さや謎の求婚を始めとした面白言動が「コーラサワーに似ている」ということで、もれなく「令和のコーラサワー」の異名を得る事となった。
- と同時にグエルとの違いとして「大人」「なんやかんやで軍人として優秀」と言ったネタ以外の部分が再評価される事態も発生している。
- この事は公式にも認識され、水星の魔女の特番でも同じく「令和の〇〇」としてトレンド入りしたカミーユ・ビダンと共に言及された。
ただし向こうはコーラサワーと違ってエキセントリックさがネタになっていたが。
- またコーラサワーの演者である浜田賢二は色々あってバイトに励むグエルのバイト先の船の艦長役として『水星の魔女』に出演している。
追記・修正の手解きなら……この俺様に任せな!…って、
無視かよッ?!
- 実質的にティエリア殺しているキャラだけど、全然そんな気がしない…まあ刹那達もパトリックを殺すつもりで撃墜している訳だしお互い様か… -- 名無しさん (2020-08-05 18:54:20)
- 事務仕事も多く、政治家相手もする佐官や将官に向かず、一パイロットに向いてる点はアムロと被る。言ってみれば、物凄いポジティブ思考なアムロ・レイってところか。そう聞けば最強っぽいんだけどね。 -- 名無しさん (2020-12-18 10:16:32)
- ↑戦果の差がね…。生存能力はアムロ以上だけど、戦果はアムロが圧倒的過ぎる。 -- 名無しさん (2021-01-19 11:59:48)
- 人格に問題があるというが性格そのものはむしろ良いよね -- 名無しさん (2021-03-04 17:25:50)
- ↑軍人向きじゃないってだけだな。必要なら割り切れるとこもあるんで完全に向いてないわけでもないが、才能があるので大目に見てもらってるところがあるのも事実。実際危ないのわかってて好きな女守るためにアロウズ来ちゃうのは魅力であり、カティさんからすると困っただろう。 -- 名無しさん (2021-05-23 08:01:14)
- そういえばかなり前に見た00の関連書籍で、コーラサワーは張り詰めすぎる嫌いがあるカティの緊張を解す存在と断言されていた。ついでにお熱いキスシーンまで披露していた。 -- 名無しさん (2021-06-04 11:36:31)
- 某撃墜王の生存能力と良識派な軍人要素を煮詰めた感 -- 名無しさん (2021-08-26 07:48:12)
- 何度見てもおいしそうな名前 -- 名無しさん (2021-09-09 12:49:22)
- この人に専用機持たせるなら太陽炉搭載のイナクトがいいな。グラハムにとってのブレイヴみたいに -- 名無しさん (2021-09-09 12:58:59)
- 良いネタキャラの手本の一人ってイメージ。わりと早めの段階からカティも彼に好意?があったっぽいのかな。 -- 名無しさん (2021-09-09 15:25:42)
- ↑↑GNフラッグみたいな欠陥機になるからやめとけ -- 名無しさん (2021-12-22 20:30:06)
- スパロボでは不死身をアンドレイにも分け与えて生存させたな(原作では1回しか絡みないのに良いコンビになってた) -- 名無しさん (2021-12-22 20:55:43)
- 劇場版ノベライズ、最愛の妻に死に顔を見せるわけにはいかないからと自爆前に自分から通信切るシーンが普通にイケメンすぎる。……まあそれでも死なんのだが(いつものコーラ) -- 名無しさん (2022-04-03 01:34:28)
- 普通に視聴してるだけではまごう事なきギャグキャラ噛ませ犬なのに、冷静に見返すとめちゃくちゃエースパイロットの人格者だったという奇跡のバランス -- 名無しさん (2022-04-26 18:51:39)
- 一期の序盤でヴァーチェのGNキャノンに虚を突かれて敗北、からの砂漠での再戦では射線を完全に見切って一時的とはいえ無力化に成功するくだりとかな。馬鹿っぽく見えてエースパイロットらしい細かい活躍が劇中の随所にみられる。 -- 名無しさん (2022-05-11 18:15:01)
- 1回目の敗北を次で必ず糧にする、何より恐ろしいのがこの男には絶対に2回目以降のチャンスが来るということなんだよねと。 -- 名無しさん (2022-05-31 20:47:36)
- スパロボ第3次Zでは本名:パトリック・マネキン、愛称:コーラサワーとなっている。間違ってはいないのだが…。ちなみにDDでは図鑑ではパトリックなのに、シナリオ中ではコーラサワーになっている -- 名無しさん (2022-06-26 20:17:20)
- なんやかんや1話でのエクシアとの初戦から結果だけ見ればボロ負けではあるがエクシア遭遇直後からの状況に対する戦運び一つ一つの適切さが「命令に従うべき軍人」「とっさの判断力が求められるパイロット」として高く評価され続ける男。……何故か15年近くも経って再びエクシアとの初戦への好評価の声が上がる愉快な事態も引き起こす伝説な男 -- 名無しさん (2022-10-09 17:52:21)
- 水星の魔女1話の影響で再評価されている こっちはエース級で結構な歳の大人だからね、中々そうは見えんが(特に後者) -- 名無しさん (2022-10-09 18:13:05)
- トレンド入りおめでとう -- 名無しさん (2022-11-13 19:46:01)
- グエルのバイト先の艦長のCVがコーラサワーと同じ人だったのは偶然か意図したものか… -- 名無しさん (2022-12-14 21:15:06)
- コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2023-04-01 13:25:35)
- ログ化しました -- (名無しさん) 2023-04-19 15:04:06
- 腕は確かで指揮も出来、部下や僚友には気さく、自分の得意不得意を明確に把握して苦手な事は得意な人に委ねる、人(女)を見る目が確か。勤務態度を除いて無茶苦茶優秀なんだよなぁ、まぁカティ以外の上司の言う事は結構逆らってそうだけど -- (名無しさん) 2023-05-29 22:47:47
- ビルドメタバースにも出るかな? -- (名無しさん) 2023-09-07 14:57:21
- たまに言われてるけどなんであんたこうもあっさりとジンクスでアヘッドを落とせるんだ… -- (名無しさん) 2023-10-17 21:19:40
- 名字以外は変わらなかった男 -- (名無しさん) 2024-08-28 17:37:29
- 奇跡的なバランスのネタキャラ -- (名無しさん) 2024-09-03 19:58:22
- ↑3 つまり毎度相手が悪いだけで、非凡なエースパイロットであることの証左だわな -- (名無しさん) 2024-09-27 18:50:25
- 原作も好きだけどスパロボZで気まずそうにしてたゼクスとグラハムをたった一度のやり取りで「器が違う」って思わせたのも好きなんだよなぁ。 -- (名無しさん) 2025-01-02 20:56:10
最終更新:2025年03月05日 22:44