登録日:2010/09/29 Wed 05:42:29
更新日:2026/07/23 Thu 13:30:25
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“地球外変異性金属体”…我々は、この異星体を“ELS”と名付けました。
事は重大です。我々人類は、未知なる存在と接触しました。なのにその特性すら把握していない。
もし、他の物体と融合し、繁殖速度が急激であるなら……!
Extraterrestrial Living-metal Shapeshifter
概要
「
エルス」と読み、
日本語に直すと「
地球外変異性金属生命体」となる。
連邦の技術者達によって命名された。
名前から分かる通り「
地球外からやってきた未知なるモノ」であり、(漫画作品『Gの影忍』を除けば)ガンダムシリーズ初の
純粋な地球外生命体。
身体が金属で構成され、決まった形を持っていない為に様々な
擬態が可能。漫画版では
ダブルオーライザーにまで擬態した。
劇中では、10メートル前後の小型、400メートル級の大型共に3種類ずつのタイプで宇宙空間を航行していた。
能力
直接接触した物体を侵食し、情報を取り込んでそれを理解しようとする特性がELS最大の特徴。
この事実を地球人類が知るに当たり、
ミニスカニーソの活発そうな可愛い女子高生こと
アーミア・リーが犠牲者第1号となった。けしからん。
「00N」での記述によると最小サイズというものがあり、単独で自律的な行動をするには概ね人間サイズ以上の個体である必要があり、
それ以下では外部刺激に対する反射的な活動を行うか、他の個体と合流しようとする動物的な本能が優先されるほか、
小さく粉砕されると多くは休眠状態となるとのこと。
彼らは一種の群体性生物(個でありながら全体を形成する生物)で高い知性を持ち、
相互コミュニケーションに「脳量子波」(
イノベイターの項目参照)を使用している。
つまり「
意思を持ち、コミュニケーション可能」な生命体。
しかし思考パターンが人類とは大きく異なっており、特に有機生命体に於ける「
死」の概念が分からない。
ELSのその最大の武器は圧倒的な物量もさる事ながら、先述の通り
「侵食と同化」である。
同化によって取り込まれた物体は瞬く間に吸収され、そのデータはELSの脳量子波によって他の全ELSと共有される。
その為
ミサイルなどの実体弾は同化・吸収されてしまうため、殲滅するにはミサイルを近接信管で起爆させるか
ビームで消し飛ばすしか無い。
また、一度データを獲得・共有したものならば、対象が有機物であれ無機物であれ擬態できる能力を持ち、
MSやMA、戦艦さえも武装も含めてオリジナルと遜色ないレベルで完璧に模倣し、群体生物としての一糸乱れぬ連携によって行動できる。
その高い知性もあってか、コピーした機動兵器群もELSの同化・吸収・学習能力を標準装備しているというおまけつき。
先述の通り各個体を破砕しても再び寄り集まれば活動を再開してしまうので、事実上の再生能力も備える。
ELSとの戦闘では、長引くほど相手は不利に追い込まれていくことになる。
【劇中での活動】
ELSの母星
ELSたちは本来、太陽系ではない何処かの惑星系で暮らしていた生命体であった。
しかし、母星が属する惑星系の恒星(太陽系でいう太陽のようなもの)が死を迎えて白色矮星となり、活動に十分な光を放出しなくなった為、
新たに居住する惑星を求めてワームホール(通れば遠く離れた場所へ
瞬間的に移動出来る
どこでもドアのようなもの)を利用しながら宇宙を旅していた。
因みに、劇中では
槍状かアメーバ状を主とした固体である事が多かったが、基本的には液体金属が核である。
後にも触れるが、不定形の彼らにとっても、あのようなシュッとした形の方が動きやすいらしい。
とある惑星の侵食
たまたま
木星の大赤斑付近にワームホールの出口が作られたことが、ELSの地球来訪のきっかけである。
ワームホールから出現した彼らは、そこで偶然にも約130年前に廃船となった木星探査船エウロパを発見。
エウロパと融合した事で船に残されていたデータから「
地球」という惑星の存在を知り、地球に向かってきたのだった。
しかし、彼らが地球を目指した理由は、一昔前の
SF作品の宇宙人にありがちな
「地球侵略」、あるいは
「地球人類の絶滅」等ではなく、
あくまで地球に住む地球人類たちとの「共存」、あるいは自分たちの境遇・前途に関する「相談」のためであった。
ELS「地球の皆さーん。私達ちょっと事情があって難民なんですけどぉ、ルームシェアするか良い知恵貸してくれませんかぁ?^^」
って事である。登場最初期の
バルタン星人とかが近いか。
見た目金属で話が通じなさそうだが、実のところ最初から彼らに地球人に対する敵意など微塵も無く、
地球人との対話を目的として地球に来訪した友好的な種族だったのだ。
劇中の槍状の姿も、他所の文明の建造物の一種で、飛行し易いから取っている形態に過ぎないのだが、
地球人に「槍のような形状の金属らしきモノが、明らかな意思をもって高速で近付いてくる」という絵面に恐怖を覚えるなという方が無理であり、
本来あの形状の物質がどういった用途の物かは不明だが、相手の心象を考えれば「対話」目的には相応しくない形状と言えるだろう。
ともあれ、ELSは対話をするべく地球に降り立ち、地球人類たちへの接触を試み始めるが、
その中で地球人類も自分たちと同じく脳量子波を持っている(発している)ことに気付く。
そして、地球人類の中でもイノベイターに変革した者や変革しかけている者、
イノベイドや超兵たちが発する強い脳量子波を感知した彼らは、
ELS「ありゃ?地球人の中にも脳量子波使える人いるじゃん。ならあの人たちにならこっちの言ってること伝わるよね^^」
と考え、特に脳量子波の高い人物達に様々な仕方で接触しようとしたのだ。
同化したトラックで突っ込む等、明らかに殺害しかねない接触も試みたりしたのは、人間の「死」が理解できない為である。
彼らに言わせれば、
くらいのつもりだっただろうが、それが地球人類にとっては「どう見ても侵略行為です本当に(ry」だった為、敵として対応されてしまう。
一方のELS側には上述の通りそんなつもりは微塵もなく、コミュニケーションを試みていただけだったが、
地球人類と思うようなコミュニケーションが取れていないこともあり、関係の進展を求めて一層張り切っちゃってしまう。
そして、
ソレスタルビーイングも仲間が襲われ、危機に陥ったこともあってELSの迎撃を始めるが、
イノベイターに変革していた
刹那・F・セイエイが「ELSは何かを叫んでいる」と感じ取り、対話を提案したため、彼をバックアップする方針に転換する。
そして、刹那は
ダブルオーライザーの『
TRANS-AM BURST』を使用し、ELSたちとの対話を試みるのだが、
群体であるELSの持つ圧倒的な情報量を刹那(人間)の脳では処理し切れずに対話に失敗し、脳に損傷を負って昏睡状態に陥ってしまう。
人間同士であってもテンパった相手に感情のままに喚かれれば何を言っているか理解できないのに、
種族すら違うELSが、自分たちが滅亡寸前の状況であることに焦り、必死に叫んでいるので、なおさら人間には理解不能な怪電波と化してしまっていたのだ。
刹那と同じくイノベイターの
デカルト・シャーマンが「
頭に……響くんだよぉ!叫んでばかりでぇ!」と言った理由はそこにある。
しかし、地球側の対応がどちらかといえば剣呑である事に気付かないELSは、
ELS「皆ー!地球は本当に良いところだぞー!早くこーい!」
と母星から離脱した本体を呼び出し、地球に向かって一斉に集結。
しかし未だELSの真意を掴めていない地球側は『本腰を入れて侵略しようとしてきているのでは』と戦々恐々となる。
地球人類側は取り込まれたら皆死んでしまうと考え、地球にある戦力全てを防衛艦隊として集結させビームやミサイルを雨あられと撃ち込み迎え撃つ。
が、そこで、ELSはこう思ってしまったらしい。
ELS「そうか、地球じゃあの光や爆発を撃つのがコミュニケーションの仕方なんだ!ちぃ覚えた!」
ELS「あ!つまり地球の人たちはあの船やロボットを使って僕たちを歓迎しているんだ!やったぁ!」
そして彼らは今までに取り込んだ兵器や人類から学習した情報を使い、モビルスーツや戦艦に擬態を始める。
何故
GN粒子による攻撃を挨拶やコミュニケーションと勘違いしたかと言えば、GN粒子が特有の脳量子波伝播能力を有している為。
それを大量に撃ち出し、バラ撒いた所為で、
ELS「脳量子波が届きやすい光をいっぱい撒いて、私達の話を一生懸命聞こうとしてくれるなんて、地球人ってなんて良い人達なの!」
ELS「よーし!僕たちもあのロボットのマネをしてもっと対話するぞー!!」
と誤解してしまったELSは、その地球人の厚意(勘違い)に報いるべく、同じ方法で、同じ姿で同じ粒子を撒き散らし、対話の場を設けるのに協力しようとしていたのである。
繰り返しになるが決して敵対心を抱いて攻撃してきたわけではないのだ。
つまりあの擬態、そしてビームを放つところまで模倣してきたのは「私たちも貴方たちと分かり合いたい」という彼らなりのアピールなのである。
ちなみに、姿や仕草を真似するのは人間同士のコミュニケーションにおいても親愛・尊敬の情を示すのに有効とされる手法である。
わかりやすい例としてはモノマネやコスプレとかが良い例だろう。
不器用この上ないものだが、彼らも彼らなりの方法で必死に、真摯に地球人に向き合おうとしていたのだ。
巨大ELS
地球防衛艦隊は
ソレスタルビーイング号の超大型砲で全長
3000km(月とほぼ同じ)のELS母艦を撃ち抜くも、
二射目は学習された地球のGNフィールド技術を応用され、防がれてしまう。
ELS「GNフィールドってこうやるんですよね(^-^)」
この戦闘でのELSと防衛艦隊の彼我戦力差は約10000:1。
詳しい内訳は下記参照。
数に圧倒され次々と防衛線が壊滅していく最中、刹那が
やっと復活し
ダブルオークアンタで出撃。
巨大ELSの内部へと到達し、「
クアンタムバースト」での対話を開始した。
ちなみにこの巨大ELSはELSの中枢、つまり人間でいう所の脳に近い部分なだけあって、末端のELSよりも高度な判断が出来ていることが伺える。
例えば刹那が突入した際に浸食行動や脳量子波の押し付けをせず、彼が中枢で対話を始めるまで大人しく待っていた。
刹那の「中枢でGN粒子を放出してELSとしっかりコミュニケーションを取りたい」という意図をちゃんと理解していたと考えられる。
ELSの中枢
同乗した
ティエリア・アーデに余分な情報を捌いて貰った刹那は、遂にELSの「意志」を知り、ELSがずっと人類との共存を望んでいた事を知る。
同時にELSも刹那(人間)を理解し、彼の心の中にあった「花」(平和を想う心)を知り、人類と対話する前に先ず敵意がない事を示す為、宇宙に咲く巨大な「花」となったのだった。
この時点では、まだ互いに敵意が無い事と、それまでの方法が間違っていた事を確認出来ただけであり、種族全体で共存するかどうかまでは決定していない。
その後の相互理解に失敗した場合、共存不能と判断しELSが何処かへ去るとかなら良い方で、
最悪の場合人類を明確に「放置できない、危険な存在」と見做して本格的な全面戦争となる恐れさえあったのだが、この点については作中世界の人類にも伝わりにくかったようで、
「また異星人と出会ってもイノベイターが”対話”すればいいじゃないか!」という
お花畑も甚だしい論理で軍縮を叫ぶ一派が現れたりしている。
「花」
その後彼らがどうなっていったか、半世紀に渡る期間の仔細は定かではない。
『00N』によればELSとの対話が成されてから数年後、イノベイターやELS、ELSと共生体になった人物を
「ELSに汚染された化物」「人とは違う存在」と侮蔑し、両者の排除を目論んだ旧人類軍が結成されるという事態も起きたらしい。
イノベイターとして覚醒する素養がある者を拉致同然の方法で集める、
超兵の技術も導入してイノベイターと同等の戦闘能力を後天的に付加した「疑似イノベイター」として強引に覚醒させる研究を進める、
そうして集めた人間を無理矢理戦わせる等、相当に外道な組織だったようである。
…なんか前作であるC.E.世界観だったり、宇宙世紀世界観の作品だったりで聞いたことあるような話が多い気がする。
やっぱり遺伝子レベルで差異がある層への人種差別や「宇宙には可能性がある」ことを示した存在が根っこだからか?
この戦いにおいて、地球人が行う同種同士での個々の戦いは彼らにとって興味深い現象だったようで、
連邦と反乱軍とで繰り広げられる小競り合いにも、MSに擬態したELSが興味本位で混じる姿が散見されたという。
それはそれで誤解を呼びそうだが。
上記のようなゴタゴタから内戦じみた闘争を経て、最終的にエピローグで登場したELS搭載型MS
サキブレ、
メタル刹那や映画序盤に取り込まれたアーミアが元気にしてる姿を見るに無事相互理解を果たしたようである。
人類初の外宇宙航行艦「スメラギ」が出発前に停泊しているのも、人類とELSが最初に分かり合う切っ掛けになった『
花』である。
やがて人類が外宇宙に旅立つに当たり、彼らの存在が心強い味方になったのかもしれない。
人類を理解したELSの未来を考えると胸熱である……。
【余談】
- ELSのアイデアは、TVシリーズの放映以前、監督の水島精二氏が「宇宙怪獣と戦うガンダムがやりたい」と言い出した時の名残。
それを映画化の話が来た際に相変わらずノリの良い脚本の黒田洋介氏が「やっちゃおうぜ」という事で組み込んだ。
このため、TVシリーズ2期については微調整が入ったらしい。
- 何で「金属」なのかと言うと、「コミュニケーションを取りづらそうだから」。
- ELSのビームが紫色なのは分かりやすくする為の映像的演出であり、粒子の性質が根本的に異なる、等の設定から来る差異ではない。
- 同化しようという性質が「蒼穹のファフナー」に登場するフェストゥムに似ており、「銀色のフェストゥム」とか言われたりもする。
但し、この手の存在のネタ自体はスタートレックなどにもある随分古いものではある。
後述する『スーパーロボット大戦UX』においては当のフェストゥムとの共演が実現している。
- グラハム・エーカーがGN-XⅣに擬態したELSを見て「とはいえ、相手がガンダムタイプとはっ!」と言うが、これは初期段階ではELSは中盤で侵食されたダブルオーライザーに擬態する予定だった頃の名残である。
漫画版では初期案通り、ダブルオーライザー(ついでにガデラーザ)に擬態している。
ただGN-Xをガンダムタイプとしている者(特にソレスタルビーイングからの流出と知っている者)がいる他、GN-XⅣは「CBをなるべく敵視したいという大人の事情」の解決もあってかわざと外見をガンダムっぽくしている為、あながち間違いではない。
更なる余談だが、ELSを迎え撃った際の連邦軍の戦力は次の通り。
劇場版までに調達出来た範囲での、宇宙の総戦力。下記は初期から配置されており、後から出撃した
アドヴァンスドGN-X等の例外も、極々僅かながら存在する。
搭載するだけのMSや運搬する意味もさして無いので、輸送手段ではなく固定砲台扱い。
- バイカル級航宙巡洋艦×8隻
MS最大積載数6機。レーザー主砲・GNミサイル(8.4mサイズ)、迎撃用レーザー数門搭載)
- ヴォルガ級×11隻
バイカル級の改修艦。レーザー主砲2門追加・GNコンデンサ、ブースター、カタパルト等を増設
- ナイル級大型航宙戦艦×2隻
MS最大積載数22機。擬似太陽路4基によるトランザムやGNフィールドを展開可能。
超大型ビーム砲1門、大型ビーム砲2門、GNミサイルコンテナ、小型ビーム砲塔が計14門。
ガデラーザを牽引する役割も担い、最終決戦時には3隻中1隻を失った。
- ウラル級大型輸送艦×3隻
MS最大積載数96機。船体前後に計12基のレーザー主砲やGNミサイル、迎撃用の対空レーザーを搭載
- バージニア級輸送艦武装強化型×11隻
旧ユニオンの多目的輸送艦であるバージニア級輸送艦を改修。元々あった5門のリニアキャノンとミサイルコンテナからレーザー砲とGNミサイル用コンテナへと交換。
- ラオホゥ級輸送艦武装強化型×12隻
MS最大積載数12機の、人革連の多目的輸送艦を改修。元々のミサイルコンテナとリニアキャノンから、レーザー砲とGNミサイル用コンテナへと交換。
- コロニー型外宇宙航行母艦ソレスタルビーイング号×1隻
全長15km以上の超大型航行艦。
かつて表面を覆っていた無数のビーム砲台が撤廃され、1射毎に何基もの擬似太陽炉を消耗する超巨大ビーム砲1門が残る。
連邦軍の攻めの要であり最終防衛ライン。
…これだけである。
これっぽちの戦力でELSを迎え撃つなど、どっからどう見ても無理。絶望的な戦力差である。
旧式機は本来は絶対防衛線を控えた後方戦線での支援用でしかなかったのだが、ものの数分も経たないうちにそんな所まで食い込まれた時点で終わっている。
なお刹那が出るまでの時点で30%の戦力損耗を叩き出している。これをリアル現代の軍事的な算出で当て嵌めればとっくに『全滅』状態である。
ちなみに、ここまで戦力差が開いた理由は主に3つ。
嘗ては1000基以上の太陽炉やそれに見合うだけのMSも多数保有していたが、2314年時点では手放している。
特に、増強した機体の大半や高性能機は悪名高き
アロウズの
それだったので、
世論的な問題でそのまま使い回せなかった上、外装を換装する改修等も時間的な問題で不可能だった。
また、生産数の多い三大国家の主力MSも、一部の機体こそアグレッサーやパトロール用、基地の警備や数合わせとして残されていたが、
多くはGNーXシリーズへの装備更新や軍縮で退役・または民間に払い下げられたりした他、
一部の機体はパイロットごとカタロンやテロリストに合流した等で多数の機体が流出してしまっている(クラウス・グラードがその例)。
ミサイル等武装の生産工場も、一度凍結したラインを再度復帰させて再生産しても、ELS襲来までの猶予期間ではとても間に合わない。
アロウズに多くのエリートを引っ張られた上で、チームプトレマイオスとの壮絶な消耗戦を繰り広げた結果、貴重な人的資源の多くを失ってしまった。
加えて、上記の軍縮に合わせて少なくない人数を退役させて、その元軍人が民間に再就職する等の人材の流出も起こっている。
例えMSの数は確保出来ても、新兵や徴兵した兵士などでは論外である。
後方の支援要員や予備パイロットとしてならともかく、宇宙生物と戦わせられるだけの人材でなければ、
貴重なMSが無駄になるばかりか他の戦闘員の足を引っ張ってしまうので、戦場に出せもしない。
地球連邦となり、
軌道エレベータ公社との連携やヴェーダの一部利用がスムーズに進んだ結果、
軌道エレベータで密かに宇宙へと兵器が運搬されてテロが起こる可能性が一気に低くなった。
そうした事情からテロの大半は地上へと移行しており、そちらに割り振られた戦力が多い。
大赤斑以上の観測から地球圏到達までのXデーは3ヶ月程度で、3本しかない軌道エレベータのみを利用して、
「解体した」MSや艦船、武装から何から打ち上げて運搬してからまた組み立てる…という手間を掛けるしか手が無く、総戦力の結集が不可能だった。
ELSも悪い時期に来てしまったもんだ。
尤も、当初1万倍と言われた上に(戦意0でも)学習と擬態を繰り返すELSに対しては、
例えなりふり構わずアロウズ機なども持ち出そうが、ありとあらゆる手段を駆使して旧式を片っ端から調達して少しでも数合わせしようが、
戦力が上記の100倍あっても時間稼ぎや足止めが関の山であり、どのみち結果は同じ。
連邦軍や仲間たちの決死の時間稼ぎに合わせて、刹那とティエリアの対話重視の選択が功を奏したと言える。
最終的に確認できる連邦軍の損失は70%、グラハムやアンドレイなどエースパイロットの多くが未帰還となった。
ソレスタルビーイング側もクアンタ除いて最も被害軽微なのが本体の右脚が消し飛んだサバーニャで、
ハルートは上半身全損、トレミーやガルムは同化され対話成立直前の地点でそれぞれ5割程度、完全侵食寸前までに追い込まれた。
壊滅すら通り越した損失でよくイノベイター内紛に参加できるくらいまで立ち直ったともいえる。
【外部作品での活動】
ゲーム作品などでは浸食、そして融合しようとすることの驚異を、攻撃の特殊効果で表現させてもらっているケースが多い。
数で攻めてくるだけでなく、ダメージに加えて機体のENやパイロットの気力に影響を与え、危険水域に達するとHPがあっても退場させられてしまう。
また、
スパロボのストーリー上においては滅ぼすべき存在としてではなく、相互理解や外宇宙進出の可能性につながる扱いを受けている。
『
スーパーロボット大戦UX』では、アルティメット・クロスの旗艦であるエルシャンク、マクロス・クォーター、
その他UX所属の一騎当千のスーパーロボット達に、
ELSとの決戦を見越してルーベンス財団が建造したクォーター4隻で構成される決戦艦隊が合流。
直接参戦はしなかったがザフト、オーブ軍、加藤機関の戦力がまだ残っているという原作よりは気持ちマシな状態になっている。
とはいえ、連邦軍としてはヒトマキナとの決戦でかなり消耗したところでELSとの決戦になった上に、
地球連邦側なのに人類軍が作戦に参加せずにさっさと地球見捨ててバジュラ本星へ向かうという暴挙に出る等、ある意味原作以上に酷い状況で決戦に臨む羽目になったとも言える。
挙句の果てに
ザ・ブーム軍がこの決戦に乱入してきた。お前らマジ自重しろ。
本作では原作でELSが乗っ取ったトラックが
アレルヤ・ハプティズムと
マリー・パーファシーに向かってきたのを拡大解釈して、
無人のGN-X IVを乗っ取ってアンノウン・エクストライカーズ(アルティメット・クロスの前身)に襲い掛かるというシナリオがある。
この時、アンノウン・エクストライカーズは
某ハザードの所為で連邦軍からはテロリスト扱いを受けており、
ここでGN-X IVを多数破壊した事で(連邦側は無人で動いていたなんて知らないので)更に立場が悪くなった。全く悪気のなかったELSェ…
いろいろあって和解を果たした後は、アルティメット・クロスがバジュラ本星でクイーンフロンティアに決戦を挑んでいる戦場に遅れて援軍として駆け付ける。
同じように群体としての生態を持ち、地球人とは一度はコミュニケーションのミスによって戦いに陥ったフェストゥムと共に。
ELS、フェストゥム、そして操られたクイーンから離反したバジュラの3者が、種族の垣根を越えてアルティメット・クロスを囲んで庇う様は屈指の名シーンである。
『
第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』では前作『時獄篇』にて存在が示唆されていたが、遂に参戦。
ロージェノムや
御使い曰く「
蠢く金属」。
ELSとの決戦がよりにもよってサイデリアルとの決戦直後、地球側も疲労困憊気味という事もあってこちらもある意味原作以上に酷い状況で挑む羽目になる。
しかも
宇宙怪獣がブラックホール抱えてこの決戦に乱入してきた。お前らマジ自重しろ。
ちなみに、この決戦時には原作同様刹那が回復するまでZ-BLUEが時間稼ぎをするという展開になるのだが、
刹那が間に合わなかった場合に備えて
シモンはグレンラガンでELS母艦をブチ抜く準備をしていた。
…実行されなくてよかったと思ったプレイヤーは数知れず。
最後は「来るべき対話の為の兄弟機」であるダブルオークアンタと
ウイングガンダムゼロカスタムの共同作業でコンタクト成立。
タイタン変動重力源の置き土産を無力化してもらえた。
『
スーパーロボット大戦BX』では人類同士の争いの難所・
ヴェイガンと
決着をつけた後にELSとの決戦に臨む事になるのだが、
なんと
ザ・パワーの影響で初期気力200というとんでもない事になっていた。
太陽系、ひいては地球にやって来たのは、母星を救うための旅路の途中でザ・パワーを手に入れたのはいいが、使い方が分からずその知識を求めていたかららしい。
『覇界王』にてザ・パワーの本性が掘り下げられる前の参戦で良かった
オリジナル要素とのクロスオーバーもあり、彼らの母星には境界の力を繋ぎとめる守護点があったのだが、
星が滅びを迎えた際に守護点の封印は解放されてしまい、境界の力が不安定化する一因となった。
今作では原作再現でティエリア、ひいてはヴェーダのサポートを受け対話成立へとつながってゆく。
『
スーパーロボット大戦V』では西暦世界では登場せず、
何と新正暦世界の大マゼラン銀河にまさかの登場を果たす。
今回の出番はわずか2回(しかもうち1回はルート分岐)と少なく、地球近海どころか天の川銀河系に到達することもない。
…が、我らが地球艦隊・天駆と違い、ガミラス側にELSとコミュニケーションをとれる算段がないこともあり、
当たらないことに定評のあった
デスラー砲がELS側に炸裂、警戒心を大幅に高めてしまい、
ガミラス本星、さらには
イスカンダルがピンチになるという、従来とは違った形で緊迫感が走る展開になった。
地球艦隊・天駆の介入もあって対話に成功した後はELSとヤマトの共同作業で第二バレラス工区落としからバレラスを救い、
この展開はスターシャが地球人を信じるきっかけの一つとなったのであった。
『Gジェネレーション』シリーズでは擬態能力がフィーチャーされており、
いくつかのステージでは対象のHP、EN、移動力、地形適性、武装とアビリティをコピーしてくる。モビルスーツではないので敵専用。
『真ガンダム無双』ではダブルオークアンタがDLCとして実装され、決戦時のELS戦も再現されている…のだが、
代用として『エルメスのビット・バグ・グレミー軍バウ(シルバー)』という本体と擬態MSとをそれっぽい人選で再現されている。
恐らくジンクスやELSを1から作ると販売価格が抑えられないメタ的な都合と思われる。
一応ELSクアンタを別枠で参戦させた作品が無いわけではなく、例えば『ガンダムトライエイジ』ではクアンタ(本編出撃時の状態)やクアンタフルセイバーとは別枠でELSクアンタのカードも存在した。
追記・修正に移行する。様子を見ていても埒が明かない。
本項目の真意…見極めさせて貰う!
- ELSがヤマト世界に来てアンドロメダあたりでもコピーされたら確実に地球終わりそう -- 名無しさん (2020-01-29 20:06:33)
- 劇場版配信見たからこの項目も見に来たけどすごく分かりやすいねここ… -- 名無しさん (2020-08-02 19:07:53)
- ウルトラマンのいる宇宙に来たら、抹殺対象になるよねこいつら。 -- 名無しさん (2020-08-04 10:46:11)
- 仕方ないとはいえ自分たちのやり方を押し付けてるだけだもんなあ、彼らの思慮不足のせいで出てしまった犠牲者の事を思うとやるせない。 -- 名無しさん (2020-08-26 04:34:21)
- 個人的にセルリアン相手にぶつけたらどうなるのかみてみたい。物凄い泥沼の戦争になりそう -- 名無しさん (2020-12-11 01:58:56)
- 自分がELSと一体化しても生きていられるか(イノベイターの素質があるか)気になるところではある -- 名無しさん (2021-02-12 20:54:30)
- 人間同士の戦争を見下すわけでも蔑むわけでもなく自分達に無い物だから興味深いので観察する。人が動物の縄張り争いとか見てる感覚なんだろうか。 -- 名無しさん (2021-03-03 06:17:59)
- BXのザ・パワーELSは覇界王設定入れると「宇宙滅亡させるぜヒャッハー」になる可能性もあったのか -- 名無しさん (2021-03-03 07:56:45)
- ↑×2地球人から見たELSがそうであるように、ELSから見た地球人も「異質な生き物」だ。たぶんそうなんだろう。 -- 名無しさん (2021-03-03 10:10:15)
- ウルトラマンのいる宇宙ならむしろ他の惑星侵略する前にウルトラ警備隊に保護されてよその惑星滅ぼしたりしなさそう -- 名無しさん (2021-05-13 05:09:41)
- ↑28 銀英伝、ヤマトの艦艇、艦載機の戦闘機動速度がELSなんて比較にならない程だから余裕すぎな -- 名無しさん (2021-07-27 16:50:48)
- スパロボやGジェネで腐るほど戦ったけど喋らんから掛け合いも無いし面白くないから出るなら出番さくっと終わらせてほしい -- 名無しさん (2021-09-27 08:42:03)
- 確か小説版だったかな?その後のゴタゴタでアレルヤとライルに加えビリーの子孫がその後のゴタゴタの処理に当たった…というアフターエピソードが書かれていたな。 -- 名無しさん (2021-10-22 12:05:46)
- ゴケミドロと完全生命体IFをごっちゃにしたような存在? -- 名無しさん (2021-12-04 04:26:14)
- ↑3そりゃ喋ったら話はすぐ解決するしそれらゲームの為になんか作ってないからね。 -- 名無しさん (2022-01-04 19:00:28)
- ↑根拠も無くその様な妄想は自分の頭中だけにするんだな、最強議論でもしたければ他所で言うんだな -- 名無しさん (2022-09-20 16:08:57)
- ↑誤信↑4でした -- 名無しさん (2022-09-20 16:10:49)
- ELSと人類にとって幸いだったのは、互いの外観や生態が大きく異なっていたことだ。下手に似ていると、自分たちの常識が相手にも通用すると思い込み、そこから起こる誤解によって大惨事になりかねない(イデオンを見ながら) -- 名無しさん (2022-11-09 22:44:00)
- 一つだけ言えるのは、あの花はとても綺麗だった…。 -- 名無しさん (2023-03-31 19:03:20)
- ゴステロやカギ爪と同化したら…考えただけでも怖いな。 -- 名無しさん (2024-04-30 12:13:00)
- こんなのがアコードと出会ったらどうなるか気になるな -- 名無しさん (2024-05-25 13:04:39)
- ビームやミサイルの代わりにグラビア雑誌やアメコミぶつけてたら美女やガチムチヒーローに擬態してた可能性が? -- 名無しさん (2024-09-19 12:01:28)
- 「グラビア雑誌やアメコミ」に擬態したんじゃないかな・・・ -- 名無しさん (2024-11-19 04:33:05)
- もしも何かがきっかけでパワーアップしたら金ぴかに輝いたりするのかな? -- 名無しさん (2024-12-22 14:03:32)
- 今さらながらELSが友好を求めてる存在で良かったと思ってる。 -- 名無しさん (2025-05-24 18:17:30)
- 00の後日談ってELSと共存してるって言えるのか?ただ単に寄生されるのを受け入れただけだし、しかも適合出来る人間と適合出来ない人間がいて、適合出来ない人間は死ぬしかないんじゃん。これって、地球人類全てをイノベイターへ至らせる為の実質的な「間引き」政策にしかなっていないじゃん。 -- 名無しさん (2025-12-01 19:07:09)
- ↑別に全人類がELSと融合しろなんて話じゃないぞ。新しい移住先としてELS単体でも地球圏で活動してるし、逆に人類側から求められれば協同でワークローダーを動かしたりもしてる -- 名無しさん (2025-12-16 20:39:43)
- コメントのログ化を提案します -- 名無しさん (2026-01-19 13:09:37)
- コメントをログ化しました -- (名無しさん) 2026-01-27 13:02:42
- ELSは地球側の対応を見て攻撃を地球人の対話と勘違いしたけど、現実に異星人がいたとしても、第三者視点で地球を見たら、異なる人種同士での対話は銃を突きつけ合うのが地球人と思われるのだろうか… -- (名無しさん) 2026-05-15 00:50:31
最終更新:2026年07月23日 13:30