魔法少女おりこ☆マギカ

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魔法少女おりこ☆マギカ - (2015/09/21 (月) 22:29:56) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/05/13(金) 23:17:03
更新日:2023/11/11 Sat 05:43:04
所要時間:約 7 分で読めます




それは、彼女たちの存在を試す物語

それは、過ぎ去ったひとつの時間軸



『魔法少女おりこ☆マギカ』とは東方Projectなどの同人サークルトイヘルベッケの作家・ムラ黒江による、
魔法少女まどか☆マギカ」の公式スピンオフ作品であり、外伝にあたる「もうひとつの物語」。全2巻。
世界観及び設定は同一であるが、本編とはまた異なる世界(まぁ理由は本編を見れば分かるだろうが)なので、
メインを担っていた主要キャラの立ち位置や活躍はそれぞれ違うものとなっている。
ほむほむの尽力あってかまどっちとさやかは契約には至っていない模様。だがキュゥべぇは更に黒くなっている。

また今回作画を務めるムラ黒江氏は知る人ぞ知る、グロテスクな描写がだぁい好き☆な御人なので、
本編の和やかな作風に愛着がある方やグロ耐性の無い方にはダークサスペンスと化した本作は非常にオススメしづらい。
一応修正はかかっている。断面とか。
そもそも「魔法少女狩り」をテーマにしている時点で嫌な予感しかしなかった。

かなりアクの強い本作だが、それでも一定の支持と需要があるのか、連載終了後の展開には恵まれている。
『まんがタイムきらら☆マギカ』では、本編と絡まない外伝エピソードが描かれた『別編』シリーズ、本編の補完と思しき『新約』シリーズが掲載されている。
ただしムラ氏は別に連載を持っているため、おりこ☆マギカの新作を描く度に死にそうになっている。


【あらすじ】
孤高の戦いに明け暮れる佐倉杏子、正義を胸に見滝原市を守る巴マミ、静かに鹿目まどかに寄り添う暁美ほむら。
交わることのないはずの三人の魔法少女としての戦いが、「魔法少女狩り」という事件を中心に一本の物語を紡ぎ出す。
それは、彼女たちの運命をかえてしまうような事件――
それは、もうひとつの魔法少女の物語の始まり――


【登場人物】※ネタバレ注意

千歳ゆま(ちとせ-)
魔女に両親を殺され窮地を杏子に助けられた少女。この物語の真の主人公にしてヒロイン。
詳細は項目で。

佐倉杏子
ゆまの危機を颯爽と救い、ツンツンしながらもついつい面倒見ちゃう相変わらずの聖女。おっぱい増量中。
ゆまに死んだ妹を重ねて面倒を見ていたが、大事な妹分に魔法少女契約を囁いた織莉子に憤りを抱くようになり、
彼女を探していく内に「魔法少女狩り」の事件へと巻き込まれていく。
貧困設定に拍車が掛かっており、万引き、無銭銭湯となんでもあり。また彼女の教育の甲斐あって、ゆまは食の守護神スタイルを極めつつある。

巴マミ
跋扈する魔女から見滝原市を守る孤高の戦士。
本編ではシャルロッテ相手に命を落としたが、今回はその宿敵シャルロッテを激闘の末に倒している。
キリカの襲撃に遭うが、ベテラン魔法少女としての意地と本領を発揮し見事返り討ちにした。
つまり本編や他のループの様にまどかと出会う事が彼女の死亡フラグだった模様。

暁美ほむら
まどかの傍を常に離れず頑なに守る。やっぱりおっぱいは増えている。
しかも今回はもっと顕著で病んでました。

鹿目まどか
普通の中学二年生。にぱ~
ラストは……

美樹さやか
2巻で登場。
契約無しでも使い魔の手から仁美を守る為に奮闘する。

キュゥべえ
今回もエネルギー回収に勤しむ。
ゆまを契約させたくない杏子の警告も聞かずにそそくさと契約し、愕然とした杏子をよそに口を抑えながら笑いを堪えているという腹黒さ3割増し。
織莉子討伐のため杏子ら3人の魔法少女を召集(さらに集合地点の学校にほむらがいたため4人に)し、目的を邪魔された織莉子にドヤ顔を披露する。

美国織莉子(みくに おりこ)
白い魔法少女。
タイトルに名を冠するラスボス主人公。
政治家の父親を尊敬しており、彼の「幸せな国(美国はおそらくこれが由来)の実現」を夢見ていたが、自害し帰らぬ人となったため、彼の悲願を達成すべく暗躍する。
汚職議員だった父の汚名が彼女にも降り注ぎ、天涯孤独となったところをQBと出会い契約、その願いは『私が生きる意味を知りたい』。
変身した姿は神官や聖職者を連想させるクローク。武器は浮遊水晶(スフィア)。
魔法の種類は『未来視(予知能力)』で、どこまでの未来までかは不明だが、
ワルプルギスの夜』や『救済の魔女(まどか)』の出現、更にはその攻略法まで視る(知る)ことが出来る。
最期は自分の生きる意味だったキリカの抜け殻を庇い死亡、そして悪足掻きからQBに一矢報いた、が…。
実はQBではなく後ろのまどかを狙っていたので、彼女は狙い通りまどかを絶命させた。

「私達が救世を成し遂げます」

呉キリカ(くれ きりか)
彼女の脳内は全て織莉子で構成され、頭の中は織莉子でいっぱい、織莉子への想いが原動力。
詳しくは別項目。

「愛は無限に有限だよ」

◇早乙女和子
まどかのママを差し置いて登場した本編の大人女性キャラ。そしてまどか達の担任教師。
…それと骨。

◇間宮えりか
『別編』にて存在が語られたキリカの幼馴染。
良くも悪くもキリカの人格形成に、多大な影響を与えてしまっている。

◇優木沙々
同じく『別編』にて登場した魔法少女。
典型的な「利己的魔法少女」であり、縄張り拡大のために織莉子達の命を狙った。
自分より強い者や優れた者を嫌う卑屈な娘で、そうしたものを操ることができる洗脳魔法の使い手。
小物にして卑怯者な性格は、ある意味能力とマッチしていると言える。


【魔女】

◆ROSASGAGN(ローザシャーン)
[玩具の魔女]
ぬいぐるみを投げつけてくる。後片付けが出来ない子。

◆SISEL(シズル) [趣の魔女]
一本多々良みたいな魔女。杏子のお尻を舐め、「っひゃあ!」と言わせた猛者。
中身の顔のある触手が本体であり、溶解性体液を自在に操って杏子を達磨にした。

◆VIRGINIA(バージニア) [鎧の魔女]
名の通り鎧を纏う人型の魔女。織莉子とキリカのティータイムを襲撃し瞬殺された。魔法少女時代はとんでもなく美人の少女。

◆STACEY(ステーシー) [猫の魔女]
化猫の間違いではないかと疑ってしまうグロテスクな魔女。おっぱいがある。魔法少女時代はとんでもなく可愛い幼女。



以下最大のネタバレ注意






契約前のまどかの死によって救済の魔女誕生は防がれるが、ほむらは逃げる様に次の時間軸へと旅立つ。
一方、円環の理を迎えた織莉子とキリカは互いの事を覚えていなかったが、二人は改めて友人となった。


ある意味ハッピーエンドと言えなくもない……かもしれない



私達が追記・修正を成し遂げます。

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